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アンチMパンドラ/Moecona

本日ご紹介の音源はこちら。
メタルバンド、Rose'n'CielのVo.RUZE氏とGt.SADiY氏によるユニット、Moeconaによる2作目の配信限定音源。本作ではウェンズデーの殺女黒十字まこ氏を迎え、2006年発表の楽曲をセルフカバー。ツインボーカルバージョンと、それぞれのソロボーカルバージョン、計3トラックをパッケージ。
ユニット名だけで東北ヴィジュアル系シーンに明るい人はワクワクしてしまうはず。

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1.「アンチMパンドラ RUZE 殺女黒十字 Ver」
殺女黒十字まこ氏とRUZE氏2人によるデュエットバージョンは、二人のボーカルスタイルの対比が非常に面白い。荒々しく艶かしく歌うまこ氏と、男よりも漢らしさを感じてしまいそうなRUZE氏。どちらもツーバスにメタルライクなギターで突き進む激しいバックには合っていて、こんな歌声のタッグはそう聴けるもんじゃない、と思わせてくれる。

2.「アンチMパンドラ RUZE Ver」
Rose'n'Cielのボーカルも務めるRUZE氏のソロバージョンは、彼女の男性ボーカル顔負けの野太く力強い歌声が堪能できる一曲。
メタルサウンドなアレンジされた楽曲はRose'n'Cielでの活動が礎となっているようで、Rose'n'Cielのようでそうでない新感覚。
強烈な歌詞にもドラマティックささえ感じてしまう。

3.「アンチMパンドラ 殺女黒十字 Ver」
ウェンズデーのVo.殺女黒十字まこ氏のソロバージョンは、演奏こそメタルサウンドなものの、彼の絡み付くようなV系然とした歌声が乗ると一気に彼の色に。ダークさとアングラさも見せてくれる上に、やはり何と言ってもウェンズデーの曲がこうして初のリリースから数年の時を経て2021年に新録で聴けることの嬉しさ。東北シーンを牽引する男の底力は伊達じゃない。


特にGt.SADiY氏と殺女黒十字まこ氏はかつて活動を共ににしていたこともあり、それぞれ活動する3人の今の音がこういった形でまた聴けるというのは、東北版バンギャルや歴の長いヴィジュアル系ファンには面白い話なんじゃないでしょうか。パッケージリリースながら3曲1000円という価格も良心的なので、気になる方は是非。
http://moeconamusic.theshop.jp/items/43414271

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