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リユース業界の構造と今後の展開まとめ #25卒就活 #日経業界地図にはない vol_1

2023年もあとわずかになりました。
例年この時期になると「日経業界地図」などを見て2024年以降の各業界の動向を確認しています。


リユース業界はどう記載されているのかと思って見たら、最後の方のページの「その他非製造業」でP263のページのわずか1/5程度しか触れられていなかったので、改めてこの業界がスッキリわかるように図にしました。

この業界を目指して就職活動される学生さんや、転職活動される方向けにわかりやすく説明できればと思います。

出典


図にするにあたって参考にしたのは以下のメディアです

リサイクル通信(今回の記事全般の参考にしました)
https://www.recycle-tsushin.com/

ウリドキ(オークション開催企業のピックアップに参考にしました)


リユース業界の今

リユース企業と業界内での役割を記載しました、事業構造別に分けてます
日経業界地図2025にはリユース業界Mapを載せて欲しいです

2022年のリユース市場規模は2.9兆円と今後も拡大基調


筆者作成

事業構造別の説明

C2C

ご存じメルカリが大きなシェアを握っていますが、リユース業界ではメルカリが購買代行会社と組んでくれたおかげで、メルカリに出品した商品は海外のユーザーでも購入できるようになりました。
購買代行会社で有名なサービス・会社を以下に紹介しておきます。

Buyee(東証に上場しているBeenosのサービス)
https://buyee.jp/

FromJapan(購買代行では最も老舗だと思います)
https://www.fromjapan.co.jp/jp/

ジグザグ

メルカリはメルペイやメルコインなど金融事業に領域を拡大しているので、さらに安定的な収益基盤を構築しそうです。

C2B2BとC2B2C

Cは一般ユーザー、Bは企業です


C2B2Bとは一般ユーザーから商品を買取、企業(業者)さんへ販売(卸)をする、もしくは他社のオークションへ出品し販売するビジネスモデル


C2B2Cとは一般ユーザーから商品を買取、ECや実店舗などで販売するビジネスモデル

コメ兵(インバウンド客を掴み絶好調です)

コメ兵のECshop

コメ兵さんは2023年11月中旬、渋谷に大きなお店をオープンしました
以前ZARA系のブランドが入っていたビルです でかいです

筆者撮影

バイセルテクノロジーズ(出張買取)

東証に上場後、積極的なM&Aで時価総額を着実に向上させています

オークション市場

日本国内の買取市場が拡大しているので、必然的にオークション市場も拡大しています。自社の店舗やECで販売できない分などは他社開催のオークション市場に出品しています

アプレオークション

真贋鑑定のアカデミー事業を行い、偽物流通を低減させる取り組みをおこなっています
2023年には業界初のLCA取得(ISO14040/14044)

スターバイヤーズオークション
買取店舗なんぼやを展開しているバリュエンスホールディングスが運営

ものバンクオークション

社長さんが先進的な取り組みをする会社です


B2B2B

貴瞬

この業界でNo1の成長を誇っている会社です

人材育成に大きく投資をされている会社です
社長さんのX(twitter)は必見です、ビジネスパーソンとしてのあるべき姿を指し示してくれるリーダーに見えます



B2B2Bとはいえ、しっかりEC事業も運営されています


長くなったので、次はvol_2で

以上


新規事業立案時のやくに立てるようなノートを作成していきます!