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2023年に読んで2024年を飛躍させたい人が読むべき本5選 

2023年もあと1ヶ月と少し、2024年に向けて良いインスパイアーを受けた書籍を5つご紹介します。
2025年卒の就職活動をしている学生さん、若手ビジネスパーソンにとくにおすすめの本です

1と2はぜひ自宅や外の雑音のない自分の世界で読むことをおすすめします

1_戦略質問 短時間だからこそ優れた打ち手が   ひらめく

この半年間で一番良かった本かもしれません
読みやすいです 何度も読み返す本 立ち読みでなく自宅で読むべき本

これは?

アーネスト・シャクルトン卿が、南極探検隊の隊員を募集したときの広告だそうです。
世界でもっとも古い求人広告であり、最も成功した求人広告。

読者の皆さまが会社の経営者で、リクルーティング担当の社員から「これが当社の今年の新卒採用のメッセージです」といわれたらどうだろう。間違いなくボツにすると思う。で、この南極探検のリクルーティングの結果はどうだったのか。実に、求人数の何十倍もの応募があったという。「若い人たちは、挑戦や自己実現を求めているんですよ。あなたにもそんな時期があったでしょ?」と小笹氏から問われて「なるほど」と思った。別に奇を衒っているわけでなく、真剣かつ正直なメッセージであり、これをおもしろいと思う人こそが、シャクルトン卿の求める人材だったのかと思った

金巻 龍一. 戦略質問短時間だからこそ優れた打ち手がひらめく (Japanese Edition) (p.97). Kindle 版.

この求人広告を見せられらあと、次の質問がこれ

自分の新しい南極も重要だが、今は、自分の会社に入社した若い人たちにとっての「南極」を考えなければならない

・・・・・続き、読みたくなると思います

続きはぜひ本を購入するか立ち読みするかで確認してみてください



【目次】
第1章 戦略立案には本当に3カ月かかるのか
第2章 ウォールーム--少人数、短期間で実施
第3章 ビジョンの意外な戦略性を知る
第4章 人材獲得戦略を「南極探検」「建築家の素養」に学ぶ
第5章 ジャイキリへの挑戦
第6章 経営戦略としての人材を語ろう
第7章 DXはIT化の名称変更か、それとも戦略か?
第8章 戦略に「実行力」を注入する


2_チームX

東証プライム市場に上場している「北の達人コーポレーション」の創業者であり代表取締役である木下勝寿氏が直面した組織が崩れていく様子などを生々しく伝えてくれて、現場感覚が掴める良書。

退職者続出していく様子に、web広告の基本の情報を折込ながら展開していくの組織構築とweb広告の仕組みがわかるようになってます。

よくここまで書いたなと思う内容です

ハラハラドキドキの実話ストーリー&
一瞬にして破滅へ導く5つの「企業組織病」と
どん底からV字回復へ導く5つの「X(変革)ポイント」を凝縮!
実話ストーリーを楽しみながら、
現場で使えるチーム変革ノウハウが
同時に学べる画期的な一冊!

人が次々辞めていく、上司と部下の会話がない、
メンバーのモチベーションが上がらない――
◎チーム内コミュニケーションに悩んでいる人
◎若い世代とベテランの育成に悩んでいる人
◎頑張っているのに業績が上がらない人
に最適な一冊!


番外編_組織崩壊と再構築に関するnote

書籍ではないですが、組織崩壊と再構築を生々しく書いたnoteがあります
東証上場のGoodpatchの社長さんのnote

エージェントやWantedly、ビズリーチなどのスカウトメディアを通じて色んな人材に会いました。その時に気をつけていたのは、会社の状況を必ず正直に話すという事でした。本当に最悪な状況だったので、この状況をしっかりと理解してもらって覚悟を持って入社してもらわないといけないと思い、弊社に興味を持ってもらった全ての人に「今うちの会社は本当にヤバい状況です。この状況で入るならしっかりと当事者意識を持ち、自分の手で組織を改善していく覚悟がないと厳しいと思います。」と伝えていました。これは幹部候補だけでなく、全ての求職者に取り繕う事なく正直に伝えていました。

正直に現状を相手に伝えることが入社前後のギャップをなくし、入社する人材の意思と覚悟を持たせることができるとはいえ、なかなか容易ではない。

3_コンテクストマネジメント


サイバーエージェントの人事Topの曽山さんがおすすめしていた本

上司やその上の上司がどんな視点でどんなことを考えているかを推し量るのは難しいですが、この本はそれを説明してくれています
マネジメント以外のレイヤーの人にもおすすめの本

4_2030年の広告ビジネス デジタル化の次に来るビジネスモデルの大転換

広告関連の業務に携わる人には有名なブロガーの方が書いた書籍

広告・SNSに興味のない人にはあまり面白くない本かもしれません

①「マーケティング支援」から「事業支援」へ
②「日本ローカルのデジタル化」対「グローバルデジタル」
③広告クリエイティブのAI化が本格始動
④エージェンシーとSIerの連携協業が始動
⑤SNS起点のコミュニケーションプランニングはCMクリエイティブにまで到達
⑥マーケティングコンサル対ITコンサルの攻防激化
⑦ユーチューバービジネスの終焉とコンテンツの見直し~テレビ番組の凋落も続く~
横山 隆治,榮枝 洋文. 2030年の広告ビジネス デジタル化の次に来るビジネスモデルの大転換 (p.19). Kindle 版.

【目次】
Introduction 2030年まで続くトレンド
第1章 この10年の変化とコロナ禍による前倒し現象
第2章 広告とマーケティングの「変化」は経済の「先行指標」
第3章 データ利活用の常識が逆転して非常識に
第4章 マーケティングはどう変わるか?
第5章 「広告(会社)」「マーケティング」という呼称定義が常に拡張している
第6章 メディアはコネクテッドTVの時代に
第7章 激変する業界地図
第8章 広告代理店のビジネスモデルの激変
第9章 次世代広告人に求められる機能とスキル

5_A.T. カーニー 業界別 経営アジェンダ 2024


これからどんな業界に行くべきかを判断する時に役に立つ本かもしれません
世の中の流れを大まかに掴み、今後の自分の判断の材料にするには最適な書籍。

アパレル・ラグジュアリー業界

なお、新品が売れない一方、中古衣料品市場は好調です。グローバルの中古衣料品市場は、2022年から2027年にかけ年間17%の成長が見込まれており、2次流通市場に参入するアパレル企業が後を絶ちません。中古衣料品の購入は、サステナブルな消費行動として欧米を中心に根付いてきており今後も拡大するでしょう。新品を買わずに中古品を購入することに代表されるように、コロナ禍やインフレを経て、生活者のアパレルに対する消費行動は大きく変わり始めています。他方、資産が拡大した富裕層を主な顧客層としているラグジュアリーは好調です。LVMHモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン、ケリング、エルメスの3社は、インフレで多くのアパレル・消費財メーカーが苦しんだ2022年度に、売上高、当期純利益双方で2桁成長を達成しました。2022年は中国でまだゼロコロナ政策の影響がありましたので、中国の回復が期待される2023年以降はさらなる成長が予想されます。
A.T.カーニー. A.T. カーニー 業界別 経営アジェンダ 2024 (日本経済新聞出版) (pp.190-191). Kindle 版.

こう書いてありますが、ラグジュアリーブランドの中国での回復は不動産企業の破綻が相次いでいるので期待できないでしょう

リユース市場が拡大するのは間違いですが、既存事業の延長線上に乗っても拡大は見込めなく、これまでの中古ブランドビジネスのあり方を変える企業にチャンスが出てくると思います

無人古着店舗などはその一例



2024年に読むのではなく2023年12月までに読んで2024年に備えてください

以上

新規事業立案時のやくに立てるようなノートを作成していきます!