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グラレコやビジファシの力を高める「遡及的に推理する」という予測方法

こんにちは。グラフィックレコーダーとビジュアル・ファシリテーターの楽描人らくがきじんカエルンです。今回は、グラフィックレーディング(以下、グラレコ)やビジュアル・ファシリテーション(以下、ビジファシ)の力を高めるために役立つ「遡及的に推理する」という予測方法についてお話ししたいと思います。


予測とは何か?

予測とは、未来の出来事や状況をあらかじめ推測することです。予測は、グラレコやビジファシにおいて重要なスキルです。なぜなら、グラレコやビジファシは、リアルタイムで情報を聴き取り、整理/視覚化するという高い負荷のかかる作業だからです。先が読めると、書くべき内容や形式が明確になり、スムーズに描くことができます。

「遡及的に推理する」とは何か?

遡及的に推理する

「遡及的に推理する」とは、ある出来事からその原因や前段を推測することです。この方法は、「うまく説明できないもの」を手がかりにして、真実に近づくことができます。「遡及的に推理する」の名手として有名なのは、シャーロック・ホームズです¹。彼は、現場に残された微かな痕跡から、犯人の動機や手口を見抜くことができました。

「遡及的に推理する」のメリット

「遡及的に推理する」には、以下のようなメリットがあります。

  • 論理的思考力が鍛えられる

    • 「遡及的に推理する」では、因果関係や仮説検証を行う必要があります。これは、論理的思考力を高めるのに効果的です。

  • 観察力が向上する

    • 「遡及的に推理する」では、「うまく説明できないもの」を見つけることが重要です。これは、観察力を鋭くするのに役立ちます。

  • 想像力が豊かになる

    • 「遡及的に推理する」では、現実と異なる可能性を想像することが求められます。これは、想像力を広げるのに有効です。

「遡及的に推理する」の方法

「遡及的に推理する」を実践するためには、以下のような方法があります。

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