楽描人カエルンへの10の質問 - グラフィックレコーディングの探求
ビジュアルコミュニケーションは、組織内のコラボレーションとイノベーションを推進する強力なツールです。楽描人カエルン氏のグラフィックレコーディング（グラレコ）は、この手法を駆使しています。会議やワークショップでの議論をリアルタイムで視覚化し、参加者の理解を深め、記憶に残りやすくするアプローチです。本記事では、カエルン氏によるビジュアルファシリテーションの実践方法、教育への応用、そしてビジネスシーンでの活用例について、10の質問を通じて探求します。子供たちがゲームを通じて学ぶ「グラレコ道場」から、経営層が直面する複雑な課題解決まで、カエルン氏のビジョンがどのように現代のコミュニケーションを変革しているのかをご紹介します。この対話は、人材開発の担当者や経営者がビジュアルコミュニケーションの可能性を再発見するきっかけとなるでしょう。
楽描人カエルンへの10の質問
Q1: グラレコとは具体的にどのようなものですか？
A: グラレコは、その時・その場所でかくライブドローイングです。言葉やアイデアを視覚的な形で表現し、情報を整理して伝えます。会議やワークショップでの議論をリアルタイムで視覚化することで、参加者の理解を深め、記憶に残りやすくします。
Q2: 楽描人カエルンさんがこの分野に興味を持ったきっかけは何ですか？
A: 子供の頃から絵を描くことが好きでした。しかし小学校一年の時に担任の先生になにか言われたらしくしばらく絵をかくのが苦手になってしまいました。小学校高学年の時「機動戦士ガンダム」が放送開始。そのイラストをかくようになって絵がかけるようになりました。
Q3: ビジュアルファシリテーションはどのようにして会議を改善するのですか？
A: ビジュアルファシリテーションで大切なのは「外在化」です。複雑な情報を簡潔に視覚化する。これにより客観的に対象を見ることができます。これにより参加者が共通の理解を持ちやすくなります。これにより、より効果的なコミュニケーションと協働が可能になります。
Q4: 子どもがWebアプリによるゲームでグラレコが学べる「グラレコ道場」はどのようなコンセプトで開発されましたか？
A:「グラレコ道場」は、子供たちが楽しみながらビジュアルスキルを学べるように開発されました。グラレコの能力が高めるためには基本動作の習得が必要です。そのために必要なのは繰り返し。ゲーム感覚で楽しんで何度も繰り返すことができます。ビジュアルコミュニケーションの基本を身につけることで、彼らの表現力と創造力を育てることが目的です。
Q5: グラレコはどのようなシーンでとくに有効ですか？
A: 問題解決で役に立ちます。問題解決は時間制約が厳しいです。時間がない中で成果を出す。このためにライブドローイングが役に断つのです。また、複雑なプロジェクトの計画や、多様な意見が交わされるブレインストーミングの場でとくに有効です。視覚化することで、アイデアが明確になり、チーム全体の理解が深まります。
Q6: 楽描人カエルンさんの作品でもっとも印象に残っているものは何ですか？
A: 神宮前のスタートアップの本社で行われた某イベントでのグラレコです。当時は壁一面がホワイトボードになっており、そこに広々とかくことができました。今はオンラインも増えました。模造紙よりも広いスペースにどんどんかいていくのがやっぱり楽しいですね。
Q7: ビジュアルファシリテーションの技術を学ぶにはどうすればいいですか？
A: 私がデザインしデリバリーしている「ビジュアル・ファシリテーション入門」講座に参加してください。定期的に無料体験を行っています。ワークショップやオンラインコースで基本から学ぶことができます。私がこれまで得たコツを惜しみなく公開しています。習慣化することによる実力アップをお手伝いします。
Q8: ビジネスでのグラレコの活用例を教えてください
A: 会議室にほぼ備え付けられているもの。ホワイトボードへのライブドローイングをオススメしています。打合せや会議の内容をひたすらかいていく。議事録の作成を助けることにもなり喜ばれます。もちろん、プロジェクトのアイデアを視覚化し、チーム間のコミュニケーションを促進するために使用されます。また、プレゼンテーションや報告書での情報の整理と伝達にも役立ちます。
Q9: グラレコを始める初心者にアドバイスはありますか？
A: 自分は絵が苦手であるというのは思い込みです。ほとんどの人のスタートラインは一緒です。また、グラレコにはたくさんのコツがあります。一から全部を自分で編み出すのは大変です。毎日ブログで発信しています。その中ではグラレコのコツもあります。ぜひ参考にしてください。なお、「練習はしない」というのがスローガンです。
Q10: 楽描人カエルンさんの今後の目標や展望を教えてください
A: すべてのひとがライブドローイングする世界。それが実現するように活動しています。グラレコを通じて、より多くの人々にビジュアルコミュニケーションの価値を伝え、それを活用する人を増やしていきたいです。また、教育分野でのビジュアルスキルの普及にも力を入れていきます。
この記事は、楽描人カエルンの専門性と彼の活動についての理解を深めることを目的としています。ビジュアルコミュニケーションの力を活用し、より豊かなコミュニケーションを目指しましょう。
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配信予定日: 2024年5月1日
推定読了時間: 7分
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