体験的かつ体系的に学ぶ① ― 理解、分解、再構築:指導者のみなさんへ ― グラレコ道場
指導者の皆様、楽描人カエルンと申します。この文書は、子どもたちが「グラレコ道場」を通じて、安心安全に、そして楽しく絵を描く能力を身につけるための支援をすることを目的としています。中学2年生レベルの認知や知識を持つ多様な指導者の方々に向けて、わかりやすく、かつ実践的な内容を心がけております。
理解:再現性のある学び
子どもたちが自らの言葉で表現できるようになることが、学びの第一歩です。理解とは、ただ知識を得ることではなく、その知識を使って何かを生み出す力を身につけることです。
再現性:子どもたちが一度学んだことを、異なる状況でも同じようにできるようになることを目指します。
言語化:子どもたちが学んだことを自分の言葉で説明できるように促します。
分解:単純な行為への分割
学びの過程で、複雑な内容や手順を単純な部分に分けることが重要です。これにより、子どもたちは原理を発見し、理解を深めることができます。
内容や手順の分割:複雑な作業を小さなステップに分けて、子どもたちがひとつひとつをクリアできるようにします。
原理の発見:子どもたちが自ら考え、ヒントから原理を見つけ出せるように導きます。
再構築:学びの整理と実践
理解した内容を、子どもたちが自分のものとして再構築する過程です。ここでは、ポイントを絞り込み、優先順位をつけ、日常の行動に組み込むことが大切です。
ポイントの絞り込み:学んだことの中から、とくに重要なポイントを選び出します。
優先順位の決定:何から手をつけるべきかを決め、効率的な学びを促します。
日常行動への組み込み:学んだことを日々の行動にするためのトリガーを設定します。
この文書が、指導者の皆様が子どもたちを支援する際の一助となれば幸いです。ご不明な点やご質問がございましたら、お気軽にお問い合わせください。一緒に子どもたちの成長を支えていきましょう。どうぞよろしくお願いいたします。
楽描きが世に浸透するための研究のための原資として大切に使います。皆様からの応援をお待ち申し上げます。