グラレコのレイアウトは時間で決める
グラフィックレコーディング(グラレコ)をやっている人が共通に悩むのがこれです。「どうやって1枚におさめるの?」という問いは「象を食べるなら一口ずつ」が答えです。
かける分量と時間を把握する
グラレコのレイアウト。それは単純な算数の問題です。
短い時間でどれぐらいの面積をかけるか。これをこれまでの経験でわかっているもの。現在かいているものがそれよりも大きいのか小さいのか。それをかきながら計算しアップデートしていきます。
時間と面積がわかれば残り時間で何ページ必要か。この1ページの残りの面積にはどのぐらいの時間分がおさめられるか。だいたいの予測ができます。
講義・講演・対話の時間もだいたい決まっている
研修の時間配分は「90分/20分/8分」などと言われています。
集中力をキープできるのは90分
記憶を保持しながら話を聞くことが出来るのが20分
受け身な状態が続き、脳が興味を失い始めるのが10分
上記から考えられているものだそうです。この場合、20分がおおまかな目安です。話しなれている人は、だいたいこの法則にそって話を進めていきます。8分おきに参加者にインタラクションを入れる。20分おきに話題を変えていく。会全体は2時間を超えないように設定する。などなど。
時間にも制約がある。すなわちかく面積も自動的に決まってきます。
かく速度の計算も無意識に行う
絵をかくのは無意識で行う。これは私が自身の講座やこのnoteで何度かお伝えしているテーマです。
内容により時間と面積の関係は変わります。そのときの時間と面積を把握することが大事です。最初の30分ぐらいで見極めることができると思います。
ある条件になったらあることをする。コンピュータの世界では「ルールベース」などといいます。このように単純化されると人間は無意識でこれを行うことができます。
皆さんはすっかり忘れていると思います。自転車で転ばないのは「自転車が右に倒れそうになったら」(条件)、「ハンドルを右にきる」(行動)というルールを実行しているからです。
無意識に任せればクリエイティブな解決方法も
このような解決策。学ばないといけないのでしょうか。そんなことはありません。問題意識を持って無意識に任せれば自分でも解くことが可能です。
エフィカシーを高めることで無意識が勝手にクリエイティブ、マルチタスクで問題を解決する。これはセルフコーチングの世界では常識になっています。
この記事のように知識として覚えるだけでなく、自ら無意識で解決する。後者を選択することが成長を加速させます。
楽描きが世に浸透するための研究のための原資として大切に使います。皆様からの応援をお待ち申し上げます。