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かいて考える、かいて集中する ― 手でかくがビジネスに役立つ訳 ― グラレコ楽描術

 グラフィックレコーディング、グラレコ。ビジネス・ピープルは学ぶと良いと考えています。それはなぜか。

いきなりコンピュータに向かうのは非効率

 プレゼンテーション用のスライドの作成。レポート作成。いきなりコンピュータに向かうのは非効率です。
 プログラミングをするとき。統合開発環境というものがあります。コードの入力、実行、デバッグ。プログラミングに必要なことがひとつにまとまっています。
 いきなりコードを入力しはじめる。ちょっと入力しては、コンパイル。実行すると止まる。デバッグする。コード修正する。統合開発環境は、これらの作業がカンタンにできます。しかし、これが非常に効率が悪い。
 私の経験で効率が良かったやりかと。それはコードを打ち込む前に紙にかく。そして紙にかいたものを見ながら机上デバッグする。ひたすらそれを行う。頭の中でうまくいってからコードを打ち込む。
 実はこのやり方の方が時間効率も良くできました。

パワポ芸人のトヨマネ氏もまず紙に書く

 こちらの記事の「ストーリーの極意【まず紙とペン!】」をお読みください。「Microsoft PowerPointは考えるための道具ではない」激しく同意です。

手でかくがビジネスで役立つ訳

 考える。思考とは頭の中だけで行うものではありません。
 あるきながら考える。しゃべりながら考える。かいて考える。良いアイデアが出る時は身体性を伴っていることが多いのではないでしょうか。

かいて考える

かいて考える

 その中でも「かく」がイチバン良いと思います。それは紙にかいたものが外部記憶になるからです。たくさんの情報を同時に見ながら考えられます。

かいて集中する

かいて集中する

 「かく」と良いこと。それは集中できることです。集中することで対象の臨場感が上がります。
 セリフコーチングで有名な機能脳科学者の苫米地英人氏。IQや記憶力アップの方法を著作でも紹介しています。そこで出てくるキーワードのひとつが臨場感
 対象に没頭することでIQや記憶力が向上するのです。かくという運動は集中力を増します。これにより臨場感も上がっていくと考えています。

もっと手がきしよう

 みなさんがもっと手書きすると良いと思っています。グラレコ、ライブドローイングはその手助けになると考えています。一緒に学んでいきましょう!

楽描きが世に浸透するための研究のための原資として大切に使います。皆様からの応援をお待ち申し上げます。