[[祝]] niji・journey / AIイラストコンテストで1位になりました。
このnoteの概略と結論
このnoteには、Midjourney / niji・journeyという「AIによるイラスト生成サービス」と「第1回 niji・journey / AIイラストコンテスト」についてのあれこれが書いてあります。(前・中・後の三部構成)
全体的に文章が長いので、目次をご活用ください。
まずは結論から
「!!参加者が少ないうちにどんどん参加しましょう!!」
コンテストの告知はX(Twitter)やDiscordで行われます。公式アカウントをフォローし、通知をONにして気長に待ちましょう。発表までがかなり遅く、次のコンテストがいつあるのかも分かりません。開催されたらとりあえず参加!!あとは待つのみです。
はじめに
私はこれまでの人生で1位になったことがまったくありませんでした。
10位以内ですら一度もない。それが、いま世界的に有名なAI画像生成サービスで1位になってしまったのですから大変です!!
この先、こんな驚くようなことはもう二度とないと思いますので、noteのひとつぐらい書いてもバチはあたらんでしょう・・・他に書いてる人もいないっぽいし。
ということでまとめることにしました。
ていうかniji・journeyって何?
まず最初に、niji・journey(にじジャーニー)をご存じない方のためにMidjourney(ミッドジャーニー)についてご紹介いたします。
"Midjourney"は「言葉を送信すると、その言葉に基づいてAIが画像を生成して返送する」というサービスで、世界的に有名なAI画像生成サービスのうちの一つです。
2022年はAIによる画像生成"元年"だったそうですが、「AIによる画像生成サービスで有名なものは?」と聞くと、だいたいStable DiffusionやDALL·E 2 / 3とともにMidjourney / niji・journeyが出てまいります。
"Midjourney"のサービス開始は2022年。途中で月額サブスクのみになったりもしましたが、現在は無料生成枠が復活したようなので興味のある方はぜひ試してみてください。
ちなみに、そのMidjourneyでの画像生成はDiscordという無料ソフト(アプリ)を使うのですが、そのMidjourneyのDiscordアカウントの登録者数は2023年10月現在でなんと1500万人を超えているのです!!
しかも常時120万人くらいがオンライン状態なので、今かなり勢いがあるサービスだと言えるでしょう。
複雑な言葉(プロンプト)が必要なく、単語をひとつ送信するだけでもスゴイ絵が返送されるので、有料サービスですが人気があるのも分かります。
ちなみに私は月額30$のプランに入っています。つまりだいたい1日1$。缶ジュース1本ちょいの値段で生成し放題だと考えれば、高すぎるということは無いような気がいたします。
・・・と、ここまでが前フリです(長い)
そのMidjourneyの二次元イラスト特化型という感じで登場したサービスが"niji・journey"です。(ちなみに「niji」というのは二次元の「ニジ」で、日本語由来だったりもします)
コンテストの概要
!!参加者が少なかった!!
では少しずつコンテストのお話をいたしましょう。実は、私が受賞した部門の参加者はたったの67人(!)だったのです。おそらく今回のコンテスト全体の参加者は100人いないのではないかと思います。
これは「コンテストの告知が日本語だったから?」と一瞬考えましたが、X(Twitter)には翻訳機能が標準で備わっていますので知らなかったということはないと思うんですよね・・・。ただ見てなかっただけなのかも。
公式の案内
次に、公式の案内をご覧ください。このようなルールが定められたコンテストでした。
そうです、なんと賞金が出たのです!!PayPalの口座に50米ドルをいただきました。円安最高!!(でもまったく使っていない・・・)
あと副賞でDiscordのNITROというものもGETしたのですが、私はDiscordに友達がいませんし誰ともしゃべりませんので使いどころがまったくないまま消えてなくなりました・・・。
普段はこんな感じの画像を生成しています。
ではここで、今回の受賞作との落差を感じていただくために「普段私がどのようなものを生成しているか」をご覧いただきましょう。
基本的にInstagramに掲載することを想定しているので、真四角の画像を生成することが多いです。
今回は画像編集アプリ"Pixlr"を使って、9種類の画像を1枚に配置してみました。
まぁだいたいこんな感じです。Instagramのアカウントはコチラ。
https://www.instagram.com/voxeloops2/
!! 受賞作はコレ !!
「え?!なんかあっさりした絵柄だな」
「たいしたことないぞ?!」
等々、感想が色々あろうことは分かります。
!!そもそも受賞した私がいちばん驚いているのですからね!!
この絵柄、先ほどご紹介した「私が普段生成している絵」とかなり違いますが、絵柄を自由自在に変えられるのもAIアートの楽しいところ。
この時はまだniji・journeyのバージョンが4だったということも絵柄に影響しています。
ちなみに今回受賞したお題は「理想のデートスポット」。そのお題を聞いた瞬間にひらめいた「おうちデート」をそのまんま生成しました。
さて、この絵は自分で見ても「人物の表情は良い」と思うのですが、残念なことに よくAIアートで指摘される「手や指の崩れ」が出ています。
いつもの私だったらこれを投稿することはなかったのですが、コンテストの参加条件に「編集や加工は一切不可」という項目があったのでそのままにしました。雰囲気だけで勝負です。
あとは、今回は"niji・journey"のコンテストなので出来るだけ二次元的な絵を選択。小難しいことはやっていません。毎回好きかどうかを直感で選んでいます。
担当者さんに選考基準を聞いてみました
なぜ私の生成した絵が1位なのかその「選考基準」が気になったので、担当者さんに直接質問してみました。
すると「4つの基準」を教えてくださいましたのでご紹介いたしましょう。次のコンテストのヒントになるかもしれません。
これだそうです。あとは応募基準を満たしていれば、ということですね。
コンテストはこの先も行われる予定なので、「我こそは!!」というみなさまはぜひ次のコンテストに参加してみてください。
・・・という記事を書いていたら、新しいコンテストが2つ開催されましたので合わせてご紹介いたします。
ひとつ目のお題はゴールデンウィークにまつわる絵でした。
さらに5月の下旬に"#niji-journal-submission・「メイドと執事」"というお題がDiscord上で公募されました。
・・・だがしかし。(追記あり)
実はこの追記記事は2023年12月26日に書いているのですが、「メイドと執事」のコンテストの結果はまだ発表されていません!!!すでに何回か中の人に問い合わせてみたのですがお返事がありませんでした・・・。
第1回のコンテストの時も発表が遅かったので、たぶん忘れてるんじゃないかと思いますね・・・。😅
[おまけ] これが受賞作のプロンプトです(応用も簡単)
/imagine prompt
ちなみに、受賞作はこんな感じのプロンプトでした。
このプロンプトを基本として、たとえば時間を朝・昼・夜、季節を春・夏・秋・冬~とお好きなものに変更するだけで様々な絵を生成することが出来ます。
さらにバージョン5になって、アートスタイルが5種類("Default Style", "Expressive Style", "Cute style", "Scenic Style", "Original Style")の中から選べるようになりましたので、これだけでもう「何パターン出来るの?!」っていうぐらい楽しいことになるのです。
それに加えてDescribeという機能を使えば、画像そのものから"新しい言い回し"を抽出(?)して、似たような画像を生成することも可能です。
以上のことを踏まえてアレンジすると、たとえばこんな感じになります。
コンテストが開催されていた時はまだ"niji・journey / version4"でしたが、ご覧のようにバージョン4から5で描画力がかなり変わりました。
そして待望のVersion6(alpha)がMidjournyに登場!!ちょこっと触った感じでは、リアル系にかなり強くなっているような気がいたします。
niji・journeyに本格登場するのが待ち遠しいですね。
「プロンプト」について
現在、他のnoteに「Midjourneyにおける具体的なプロンプトの組み方」を書いているところなのですが ・・・(もちろん無料で全文公開)
「アップデートの度に編み出した文法が使えなくなったり、言葉そのものを言葉狩りされることがある」というのがこのサービスなので、のんびり楽しむのが最適だと思っています。
現在はむずかしいことは何もしていません。(「じゃどうやってるの?」という質問にお答えするような記事になる予定です)
分からないことがあったら、まず公式サイトをご参照ください。記事の検索も出来ます。(でも最近ではAIチャットに質問した方が早いかも)
以上「[祝] niji・journey / AIイラストコンテストで1位になりました。」というお話でした。
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