合併症に次ぐ合併症

再手術は術中・術後の合併症に見舞われました。この一連の出来事は私にとって身体的な負担・苦痛に留まらず心のトラウマにもなっています。思い返したくない・・ましてその詳細を言葉にすることには抵抗があります。しかし記憶が曖昧になる前に記録を残さなければなりません。辛いですが要点だけを記します。
1)そもそも今回の再手術は初回手術の術後合併症(食道再建部狭窄)の治療のために行なったものでした。再手術が決まるまでに5日間の緊急入院が2回ありました。
2)狭窄した食道再建部(回腸・結腸使用)を摘出する際に腕頭静脈を損傷したため大出血を生じました。循環器外科の先生が助っ人に入り何とか止血できましたが、輸血量は5Lを超えました。術後は6日間の挿管となり、ICUとHCUに合計10日間入りました。
3)大出血のため、手術は再建部の摘出だけとなり、再再建は次の手術でおこなうことになりました。3回目の手術が必要ということです。
4)術後19日目に中心静脈カテーテル感染を起こしました。敗血症による血圧低下のため2日間HCUに入りました。今は一般病棟ですが抗菌剤点滴の継続のため入院が長期化しています。

初回手術直後の経過が大変良かっただけに、その後の暗転に当惑しています。アンラッキーなことが重なったのだから一つずつ向き合って行くしかない・・都合3回の手術を受けることになった現実をまだ受け止めきれていませんが、少しずつ気持ちを立て直します。


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