Gleeful | Vintage Clothing & Antique 店舗の強みを活かしたオンラインストア実現に向けて vol.2 Online Store統括 齋藤氏
Gleefulは2008年に柏にオープンして以降、多店舗展開を進め、現在は千葉県の柏・松戸、東京都の下北沢(2店舗)、原宿、愛知県の名古屋と6店舗を展開。全国の古着屋に卸売も提供しているアパレル企業である。
Gleefulといえばアンティーク家具・什器が飾られた空間で、メンズもレディース共にバランスよくヴィンテージからレギュラーアイテムまで揃える総合力が売り。柏店ではカフェも併設され、大学生から子供連れまで楽しむ姿が印象的だ
前編ではGleefulを率いる三輪社長にGleeful Online Storeの展望と、古着屋歴25年の三輪社長が見据える古着業界の今後とGleefulの未来について伺った。(前編はこちらから)
後編となる今回はOnline Storeの統括として日々方針を考え、Webサイトの運営からSNS運用まで実施している齋藤氏にOnline Storeの課題や今後との取り組み、そして運営するメンバーの特徴まで伺った。
- 柏店から徒歩10分ほどの民家のような物件がOnline Storeの拠点となっているのですね。
そうですね。仕入れた古着の倉庫は別にありますが、Online Storeはこちらで撮影から投稿まで全て行っています。
主にメンバー2名で作業をしていて、私が全体の方向性を決めるのと、週2回の着用画像撮影を担当し、大鹿がSNSの運用を担当しています。またバイヤーの責任者である奥野も帰国しているタイミングではOnline Storeの運営を手伝ってくれています。
- 運営メンバーの方々の自己紹介をお願いします。
オンラインストアを統括してます齋藤 匠真(さいとう たくま)です。
奥野 佑樹(おくの ゆうき)です。Gleeful全体のバイイングを統括しており海外にいることが多いですが、帰国時はオンラインストアの運営を手伝っています。
大鹿 良輔(おおしか りょうすけ)です。オンラインストアのSNS運用をメインで担当しています。
- ありがとうございます!三輪社長はOnline Storeのことは任せると仰っていましたが、今後考えている企画等はありますか?
今月(24年7月)は夏祭り企画をやろうと週毎にイベントを用意していて、盛り上げたいなと思っています。
また7月5日から原宿、下北沢店で取り扱っているアクセサリーブランドのNL(ニール)をOnline Storeでも取り扱うようになりまして、1週間で既に何点か購入いただけました。アクセサリーと古着を一緒に購入いただけるように工夫していきたいですね。
- 取り扱いの幅も拡大されているんですね。Online Storeやインスタグラムの投稿の画像もこちらで撮影されているとのことですが、工夫していることがあれば教えてください。
Online Storeで購入する場合にサイズ感を着用画像で確認しないと決断できないと考えているので、ジャケットやパンツの丈や幅などは画像でもわかるように細かく撮影していますね。
- Online Store向けのアイテムもこちらにかなりの量が畳まれていますね。
こちらにはTシャツを中心に三百点ほどあり、別の部屋にもこれから撮影する在庫もあります。実店舗がピックしたアイテムの残りものではなく、Online Storeも同じ条件でお客様の層や季節・トレンド感を踏まえてピックしているのでアイテムのラインナップには自信があります。
- 具体的にどういった基準でOnline Store向けのアイテムをピックアップしているのですか?
様々な人に当てはまるようにジャンルレスで様々な年代のアイテムをピックするようにしています。Online Storeはサイズ感や状態を気にする方が多いので、ダメージが少ないことや、必ず運営側で着用してサイズ感を確かめてからアップするように工夫していますね。
- 最近用意したアイテムの中でオススメはありますか?
Gapなんですが、リネン混のコットンで開襟ボックスシルエットでカラーも淡くて着やすいかなと思いますね。
- やはりブランド名が知られているアイテムの方が動きが早いですか?
そうなんですが、ブランドや年代にこだわり過ぎず、自分たちがいいなと思ったものを着画でカッコよく見せてご提案していきたいと思っています。
- Online Storeのお客様は20代後半の男性がボリュームゾーンだったと以前お聞きしましたが、それを意識したピックをしていますか?
それもありますが、店舗からの流入も考えると大学生などもう少し若い世代も意識して商品を構成していますね。
今までは週1の入荷で15点、トップス・ボトムス様々なアイテムをピックアップしていたのですが、最近新たな試みとして例えばバンドTシャツ15点などテーマを設定するようにした結果、反応がよくなってきている実感がありますね。
- 定期的にテーマを設定して打ち出すことって個人店ではなかなかできないことですよね。これをハンドピックでやられているのがまた凄いですよね。
我々Online Storeを運営しているメンバーも定期的に北米でのバイイングに行っています。その経験も活かしたピックもできているかなと思います。
- それがあるのと無いとでは説得力が違いますよね。また行きたいと思いますか?
私はまた行きたいですね。夏場のアメリカは本当に暑くて扇風機もないような環境でピックするので過酷は過酷ですが(笑)
- SNSの運用は今後どのようにしていく想定ですか?
以前にOnline Storeを担当していた方も含め、様々なコンセプトでGleeful Onlineのインスタグラムアカウントを運用してきた結果、過去にフォローいただいた方と今のコンセプトが合わずに、インスタグラムのアルゴリズム上、フォロワー数ほど投稿が届いていないということが最近になってわかってきました。
投稿に関しては運用メンバーの色も出すように変更するなど工夫を重ねていますが、投稿自体が届いてなければどうしようもないので、アカウントを作り直すことも視野に抜本的に見直していこうと考えています。
前向きにより良いものをお伝えできるようにしていきたいですね。
- 我々も一緒に考えさせてください。Online StoreメンバーによるPOP-UPなども楽しみですね。
是非やっていきたいなと思いますね。POP-UPからOnlineまでコミュニケーションできる仕組みを作っていければと考えています。
- こちらの拠点でインスタライブを配信するなどもありかなと思います。
まずは見られない状況を解消しないといけないですが、やっていきたいですね。
- 様々な工夫を重ねた結果、お客様の反応はいかがですか?
以前よりリピーターが増えてきました。そういった方々に還元できるイベントなどは企画していきたいですね。
店舗側にも協力してもらってOnline Storeのインスタグラムを更新したタイミングでメンションしてもらったり、ストーリーを載せてもらうことで少しづつ流入は増えてきていますね。
- 本当に試行錯誤を重ねている状況で、お客様に一番伝えたいことはありますか?
商品の状態やクオリティや魅力を伝える着用画像などは他店のオンラインストアに負けていないと自負しているので、来ていただければ良いものに出会えると思います。
Gleeful Online
Instagram:https://www.instagram.com/gleeful_online_mens/
Webサイト:https://www.gleefulstore.com/
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