ソードワールド2.5リプレイ《大地の見張り》キャンペーン 第三話「潜入! 地下魔動機研究所」前編

画像7

絵:とらこさん

はじめに

この記事はこの記事は2021/1/17に行われた「ソードワールド2.5(グループSNEのTRPG)」のセッションログを再編集したリプレイです。
読みやすくするため、実際のセッションログを少しだけ脚色したり、発言順序を整理したりしています。

本作は、「グループSNE」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『ソード・ワールド2.0/2.5』の、二次創作です。

0. これまでのあらすじ

ドーデン地方、《キングスレイ鉄鋼共和国》の第二都市《ヒスダリア》に拠点を構える冒険者ギルド支部《大地の見張り》亭。
PC達はそこに所属する冒険者であり、前回は地下で発見された遺跡を探索、劇場に取り残されていたアンデッド達と死闘を繰り広げた。

それから一ヶ月、冒険者稼業を続けるPC達に新たな依頼が入る。

1. 導入

GM:◆描写◆
ドーデン地方中央部からやや北にある、《キングスレイ鉄鋼共和国》第二都市《ヒスダリア》。
《ヒスドゥール浮遊連峰》を臨む山岳地帯の麓に位置する都市であり、周辺には魔動列車の路線が多く走っている。
鉄鉱石やマナタイト鉱石をはじめとする豊富な鉱物資源に恵まれた土地であり、その関係か魔動機文明時代の遺跡も数多く発見されている。

冒険者ギルド《大地の見張り》亭に所属するPC達は、今日も仕事を求めてギルドホールに集まってきていた。

ノア:「……ふーむ」*依頼板を見ながら

ノア

絵:とらこさん

PC:ノア・ロードバーグ/男性/37歳
PL:おもち
種族:人間
技能:ファイターLv4/スカウトLv2/セージLv1/エンハンサーLv2

戦闘特技:全力攻撃、なぎ払い
装備:グレートソード(両手剣)、スプリントアーマー(金属鎧)

概要
娘の独り立ちを機に剣を取ったセカンドライフ冒険者。
元鍛冶師であり、長年の仕事で鍛え上げた肉体で大剣を振るう豪快な戦士。
性格は年長者らしく落ち着いており、読書が趣味という知的な一面もある。

モニカ:「魔動バイクの契約スフィアに手を出しちゃったから、結構財布が厳しいでありますなぁ……」*うむむ

画像2

絵:とらこさん

PC:モニカ・フェルトマン/女性/24歳
PL:とらこ
種族:人間
技能:プリーストLv5/セージLv3/ライダーLv1

戦闘特技:魔法拡大/数、ワードブレイク、MP軽減/プリースト
装備:聖印(神聖魔法発動体)、スプリントアーマー(金属鎧)

概要
“鉄道神王”ストラスフォードに仕える神官。
魔動機技術者の家系に生まれるも、不器用さ故に夢を諦めた過去を持つ。
最近は整備士としてではなく魔動機を乗りこなす騎手としての鍛錬を積み、小型の魔動バイクを駆るようになった。

エンデ:「たのもーっ!」*依頼板の前に飛び出す

画像4

絵:シロクニさん

PC:エンデ/女性/14歳
PL:シロクニ
種族:人間
技能:シューターLv4/スカウトLv2/フェアリーテイマーLv3

戦闘特技:ターゲッティング、鷹の目
装備:ロングボウ(弓)、ハードレザー(革鎧)

概要
森育ちの天真爛漫な元気少女。妖精達はだいたい友達。
弓の扱いに長け、遮蔽の先を見抜ける目と優れた斥候の技術を持つ。
戦闘時は妖精魔法と弓による射撃を使い分け、様々な状況に対応できる万能タイプのスナイパーとして活躍する。

ノーレ:「んーー……ちょうどいいお仕事はありますかね」

画像3

絵:シロクニさん

PC:ノーレ/男性/6歳
PL:カンリ
種族:タビット
技能:ソーサラーLv4/コンジャラーLv2/セージLv1/アルケミストLv1/レンジャーLv1

戦闘特技:ターゲッティング、バイオレントキャスト
装備:メイジスタッフ(杖)、クロースアーマー(布服)

概要
真語・操霊魔法を得意とするタビットの魔術師。
【ライトニング】で大量の敵をなぎ払う、パーティの主砲めいた存在。
薬草やポーションの扱いにも詳しく、それらを使った治療をこなすことも。
最近習得した賦術によって味方の防護点をサポートできるようになった。

ヴァルト:「(騒がしいな……)」*窓際で食事している

画像5

絵:滑郎さん

PC:ヴァルトルーデ・レーリヒ/男性/19歳
PL:滑郎
種族:リカント(オオカミ)
技能:フェンサーLv5/エンハンサーLv2/アルケミストLv2/スカウトLv2

戦闘特技:両手利き、武器習熟A/ソード、二刀流
装備:フリッサ(片手剣)*2、ソフトレザー(革鎧)

概要
ツンデレ男の娘。
軽量級の剣を両手にひと振りずつ持ち、二刀流で戦う剣士。
賦術や練技によって剣の威力を高め、一気に手数で押し切る戦い方を得意とする。
修行の結果、二刀流でも安定して対象に命中させられる技量を身につけた。

ノーレ:(ボードの前に人が来たため前が見えずぴょこぴょこしてる)
モニカ:「見えますか?」*いつかのように抱え上げ
ノーレ:「わわっ。モニカお姉さん、ありがとう!」*もっふり
モニカ:「(ほわぁ~~っ……流石に頬ずりはまずいまずい……)」
モニカ:「(気を確かに……確かに持つであります!)」
ノーレ:「モニカお姉さん、熱でもあるの?大丈夫?」*おでこにおててを
モニカ:「(うわぁぁぁぁぁぁ~っ!)」

ノア:「エンデは今日も元気だね」
エンデ:「へへ、宝石も新調しちゃったし嬉しくってサ」

GM:それでは、依頼板の前にPC達が集まってガヤガヤしていると……

シタン:「やぁ君たち、今日も元気そうだね」

200504 シタン1 切り抜き

◆NPC解説◆
《指踊りの杖》シタン=ケランジィ(メリア長命種/男性/140歳程)
冒険者ギルド《大地の見張り》亭の支部長。ヘラヘラとした胡散臭い男。
若者をおどかす悪癖があり、常に飄々とした態度を崩さない。
ギルドの運営自体は真面目に取り組んでいるようだ。

シタン:「そっちの仕事もいいんだけど、今急ぎの仕事が入っててね。元気ついでに引き受けてくれないか?」
シタン:*カウンターにPCたちを手招きする

ノア:「やあシタン、おかげさまで元気だよ」 と言いながらカウンターへ
モニカ:「おっと」*ノーレくんを抱えたまま方向転換
ノーレ:「ひとりで歩けるよー!」*じたばた
モニカ:「あやや、これは失礼……」*そっ置き
エンデ:「急ぎって?」*みんなについていく

シタン:「この街から東に馬車で3時間進むと山があるでしょ。“ヒスドゥール連峰”って呼ばれてる辺りね」

※大破局の際に剥がれて浮遊連峰になった部分以外の山を指すエリア

シタン:「あの山の麓、地下からたまに魔動機文明時代の遺跡が見つかるんだけど……先日既知の遺跡の奥に、未発見区画があったのがわかったんだ」
モニカ:「ほほう!」*ちょっと目を輝かせ

シタン:「で、マギテック協会の研究者が何人か調査に向かったんだけど……そこに運悪く蛮族が現れたらしい」
ノーレ:「大変じゃないですか!助けないと!」

シタン:「ちょうど昨晩頃かな。蛮族達に遺跡に閉じ込められちゃって人質状態。まぁ蛮族は何も要求してないけどね」
エンデ:「ありゃま……そりゃ大変」
ノア:「要求無し? ふむ」

シタン:「というわけで、マギテック協会から救助依頼の要請が来てる」
モニカ:「げ、元気ついでって感じの内容じゃなくないですか??」

シタン:「依頼の詳細はコレね」*羊皮紙を取り出す

◆依頼概要◆
・依頼主は《ヒスダリア魔動機術協会》
・依頼内容は《ヒスドゥール地下遺跡郡/C区画》に閉じ込められたマギテック協会の研究者達の救出
・報酬は総額11000G(一人あたり2200G) ただし研究者達が五体満足且つ精神的に問題のない状態で助けられた場合に限る
 研究者達に大きな傷害が認められた場合はこの限りではない
・制限時間は特になし ただし蛮族達が研究者を生かす理由が特にないので急ぐこと

◆補足事項◆
・本依頼は《ヒスダリア》近郊に拠点を置く複数の冒険者ギルド支部に依頼を出している
 場合によっては別の支部の冒険者と遺跡内で遭遇する可能性があるが、協力して依頼を遂行してほしい

エンデ:「思ってたより大規模な依頼なのね」*他の冒険者にあう可能性、のところを指さし

ヴァルト:「んなビビる内容でもないだろ」さっきまでいなかった奴
シタン:「おやヴァルト。キミがやる気とは珍しいねぇ」

ヴァルト:「まぁな。修行の成果がどんなものか、そろそろ確かめたかったところなんでね」
ノーレ:「ヴァルトお姉さん!」
ヴァルト:「よっ」

ノア:「修業か……。今回私はちょっと忙しかったからね、君の成長には大いに期待させてもらうよ」
モニカ:「ふふ、いつかの面子が揃いましたね」
エンデ:「このみんなでそろうのはしばらくぶりだね!」
ノア:「研究者の精神状態も心配だ、急いだほうがいいだろう」

シタン:「ちょうどいいね。君たち5人揃えば何でもできそうだ。バランスの良いパーティだからね」
ヴァルト:「まかせろ。おっさんの出番なんてないくらい暴れてやる」
ノア:「そりゃ頼もしいね」

エンデ:「シタンさんまかせてよ!みんなでザクザクドカーンして華麗に助けてくるからサ」
シタン:「それは良かった。 あと10分くらいしたらマギテック協会の馬車が来ると思うから、準備して待ってるといいよ」
ノーレ:「はい!僕も頑張りますよ!」*ふんすふんす
ノア:「10分? それはまた、本当に緊急だったようだね」

GM:それではPC達は馬車に乗って遺跡へと出発します……
モニカ:フレーバーでバイク並走してもいいですかっ……!
GM:いいですよ~!

2. 入口

GM:◆描写◆
速駆けの馬車に揺られること約3時間。
《ヒスダリア》の街から東、《ヒスドゥール連峰》の麓にある遺跡の入口へとPC達は到着していた。
遺跡の入口には何とか逃げ延びた数名の研究者が避難している。

彼らの脇には、地下へと伸びる石造りの階段が口を開けていた。
これが遺跡の入口だ。

GM:PC達が遺跡の入口に到着すると、マギテック協会の職員が数名出迎えてくれる

職員:「君たちが《大地の見張り》亭の冒険者か。仲間をどうか頼むよ」
職員:「《荒野の足音》亭って支部から来た冒険者達は、別の入口から中に入っていったよ」

ノア:「もう先客がいるか。我々も気張らなくてはね」
モニカ:「絶対に救い出してみせますから……!」*神官プライド
エンデ:「そうね、がんばろー!」
ノーレ:「頑張りましょう!」
エンデ:「ところで職員さん、一つだけ聞きたいんだけど《荒野の足音》亭から来た冒険者さんは何人?」

職員:「3人だな。 一人はデカい剣を担いだ男で、あとの二人は女の子だったよ」
エンデ:「了解、教えてくれてありがと!」
ノア:「見かけたら挨拶しておこうか」

GM:◆描写◆
石造りの階段をしばらく降りると、狭苦しい通路が姿を現した。
壁面には魔動灯が一定間隔で取り付けられており、微かな光を放っている。
PC達は薄暗い通路を静かに進む。
途中、見張りと思しきゴブリンやフッドなどの妖魔が立っていたが、エンデが的確に喉元を射抜くことで仲間を呼ばれることなく進むことができた。

GM:10分ほど通路を進んでいくと、高さ1.8m程の扉が通路の奥に現れる。
扉の隙間からは光が漏れていた。どうやらこの先が依頼のあった遺跡郡の一角らしい。

エンデ:「化けてもなかったしここまではなんともなかったね」*小声で
モニカ:「毎度ながら目がいいですね、こんなに薄暗いのに……」
エンデ:「このくらいは当然!」*モニカさんに褒められてドヤ顔
ノア:「まだ目が慣れてこないなぁ」
モニカ:「(キメ顔が眩しい……と)」*モニメモッ……!

◆GMのメモ◆
前回から引き続き登場した「モニメモ」。
モニカが仲間の言動や行動にキュンと来た時につけているメモである。

真面目な話をするとこれは一種の冒険活動記録なのだが、記述内容が断片的且つ主観的なので公的な記録になるかどうかは微妙なラインだと思われる。

しかし、モニカの所属するストラスフォード神殿が運営する孤児院の子供たちにとってはこの記録は臨場感溢れる魅力的な冒険譚であり、彼女もそれで良いと思っているようだ。

エンデ:このまま扉開けるのは怖いな……
ヴァルト:罠でも仕掛けられているかも……?
GM:あいや、罠はないよ
GM:ふむ、そうだな…… スカウト or レンジャー技能を持ってる人に限り難易度11で聞き耳判定をどうぞ

ヴァルト:2d6+4
<BCDice:ヴァルト>:SwordWorld2.5 : (2D6+4) → 11[5,6]+4 → 15
成功!

ノア:2d6+2+2 //スカウト観察判定パッケージ
<BCDice:ノア>:SwordWorld2.5 : (2D6+2+2) → 8[5,3]+2+2 → 12
成功!

エンデ:2d6+2+3 //スカウト観察判定パッケージ
<BCDice:エンデ>:SwordWorld2.5 : (2D6+2+3) → 5[3,2]+2+3 → 10
成功!

ノーレ:2d+1+(30/6)
<BCDice:ノーレ>:SwordWorld2.5 : (2D6+1+5) → 10[4,6]+1+5 → 16
成功!

GM:すばらしい
GM:それでは、注意深く耳を澄ませていたPC達は分厚い石造りの扉の奥から何やら声が聞こえてくることに気づきますね

ノア:「……声か、蛮族かな?」
モニカ:「え、声聞こえます……?」
ヴァルト:「何語かわかんなかったら・・」
ヴァルト:「とりあえず、敵だ」*獣変貌!
エンデ:*頷いて弓を構える

GM:対応言語がないので断定はできないが…… 耳障りにキィキィとがなりたてるような声ですね
GM:内容まではわからないけど、おそらく汎用蛮族語か妖魔語といったところです

ノア:「よし、なら行くとするか」

GM:それじゃあPC達が扉を開くと……

3. VS.広間の蛮族達

GM:◆描写2◆
『何だ、お前たちは!?』
PC達が扉を開けた途端、耳障りな汎用蛮族語の叫び声が上がった。
扉の先は10m四方程度の大きさの部屋になっており、部屋の中では魔動機文明の研究者達が何らかの作業に従事させられていた。
皆、部屋の中に散らばっている資料を整理させられているようだ。

部屋の反対側には翼と長い尻尾を持つ蛮族、フーグルが数体見張りのように身構えている。
フーグル達は扉を開けて入ってきたPC達に気づき、臨戦態勢だ。

200225 フーグル

モニカ:「ぴゃーっ!!!出たーッ!!!!」
ヴァルト:『さがってろ、モニカ!』*リカント語
モニカ:「は、はいっ!」

フーグルマンサー:『ヒト共、来やがった! ブッ殺せ!』

エンデ:「ここまで運よく来てたんだけどな……!ノアさん、ヴァルトさん任せた!」*後衛に下がり矢を番える

GM:それでは探索しょっぱなからですが戦闘開始です~!
GM:まずは戦闘準備からだ!

ヴァルト:両手にフリッサ×2を装備するぞ
エンデ:ロングボウ構え!
ノア:グレートソードを抜く!
ノーレ:杖を構えます!
モニカ:手ぶらですが聖印を握り締めておきます!

GM:それでは続いて魔物知識判定だ!

◆GMのメモ◆
例によって魔物知識判定の詳細は割愛する。

広間に居たフーグルは二種類。
魔法を得意とする司祭である「フーグルマンサー」と、両手に短刀を持ち手数で攻める「フーグルリッパー」である。
前列にリッパーが3体で陣を組み、後衛としてマンサーが構えている。

判定の結果、ノアがフーグルマンサーの弱点を見抜くことに成功した。

GM:それでは続いて先制判定! 難易度13で先制判定をどうぞ

エンデ:2d6+2+3 //先制判定
<BCDice:エンデ>:SwordWorld2.5 : (2D6+2+3) → 5[2,3]+2+3 → 10
失敗……

ノア:2d6+2+2 //先制判定
<BCDice:ノア>:SwordWorld2.5 : (2D6+2+2) → 6[5,1]+2+2 → 10
失敗……

ヴァルト:2d6+5 俺がやらねば誰がやる
<BCDice:ヴァルト>:SwordWorld2.5 : (2D6+5) → 8[2,6]+5 → 13 
成功!

エンデ:グエッ
ノア:(´・ω・`)
ノーレ:ヴァルトさんナイス!
エンデ:さすが~!!!
ヴァルト:B技能主体で伸ばしてるからな!

GM:おみごと! それではPC達が気を制しました。
    基本戦闘ルールですが、配置はどうします?

ノーレ:先制取れたので【ライトニング】撃ちます
ヴァルト:PC陣営エリアだ
ノア:同じく
エンデ:後衛です!
モニカ:私も後ろスタートで!

GM:で、でたッ! 開幕バイオレントライトニングの構え!

GM:それでは第一ラウンド開始!

ノーレ:はい! それでは【バイオレントキャスト】を宣言!ダメージ系魔法の達成値にプラス修正して……
ノーレ:前線にいるフーグルリッパーの1体を対象に【ライトニング】を発動!「形状:貫通」で射程内の他の対象も50%で巻き込みます!

ノーレ:2d+4+(30/6)+2 【真語魔法行使判定】
<BCDice:ノーレ>:SwordWorld2.5 : (2D6+4+5+0) → 11[5,6]+4+5+2 → 22

GM:つ、つよい……! これは固定値処理のザコ敵じゃ耐えられないな
GM:それでは前線エリアに居る他2体のフーグルリッパーと、その後ろのエリアにいるフーグルマンサー2体の巻き込みチェックだね

GM:choice[A,B]  //リッパー×2 マンサー×2 Aで巻き込み
<BCDice:GM>:
DiceBot : (CHOICE[A,B]) → A
DiceBot : (CHOICE[A,B]) →
DiceBot : (CHOICE[A,B]) → A 
DiceBot : (CHOICE[A,B]) → A 

GM:うむ…… 全員巻き込んだな……
エンデ:こりゃひでぇ
モニカ:様式美すぎるッ!
ノーレ:ありがとうございます!!!

GM:前々回のセッションでもそうだったけど、ノーレさんのライトニング本当にマップ兵器過ぎるぜ……!

GM:5体分のダメージをどうぞ

ノーレ:5 k20+4+(30/6)+0 【真語魔法威力20】
<BCDice:ノーレ>:SwordWorld2.5 : KeyNo.20c[10]+9 → 2D:[1,1]=2 → **
自動的失敗 ……
SwordWorld2.5 : KeyNo.20c[10]+9 → 2D:[1,6]=7 → 5+9 → 14 
SwordWorld2.5 : KeyNo.20c[10]+9 → 2D:[2,6]=8 → 6+9 → 15 
SwordWorld2.5 : KeyNo.20c[10]+9 → 2D:[1,2]=3 → 1+9 → 10 
SwordWorld2.5 : KeyNo.20c[10]+9 → 2D:[3,5]=8 → 6+9 → 15 

GM:1体目はピンゾロにつきノーダメージ! お、おどかしやがって……
ノーレ:あっあー!!
ノア:これだけ相手が多けりゃピンゾロが出ても仕方ないさ!
モニカ:然り然りですっ!

GM:ふーむ、後列のフーグルマンサーが1体、残りHP2点に追い込まれてますね。他は8点か7点残ってる……。

ノーレ:「えーい!」*魔法撃ってバトンターッチ!
GM:ノーレの杖から巨大な稲妻が迸る! 前列にいたフーグルリッパー1体は運良く巻き込まれずに済んだが、それ以外のフーグル達は稲妻に撃たれてボロボロだ!

エンデ:「相変わらず、すごい威力の魔法だねっ」
ノア:「良い魔法だ、後は任せてくれ」*前にでます
モニカ:「さすが! 畳みかけましょう!」
ヴァルト:『ガウ、ガァガァウ』*ノア、あわせるぞ
モニカ:「ノアさん!ヴァルトルーデさんが『合わせる』って!」
ノア:「任せてくれ!」

ノア:では続いて私が。補助動作で練技【マッスルベアー】と【キャッツアイ】を使用。30秒の間、筋力ボーナスと命中にプラス修正を得る。
ノア:続いて主動作、【なぎ払い】を宣言して前線にいるフーグル3体に近接攻撃だ!

ノア:2d6+4+2+1-0 //命中力判定
<BCDice:ノア>:SwordWorld2.5 : (2D6+4+2+1-0) → 4[3,1]+4+2+1-0 → 11

フーグルリッパー:C(5+7+0-0) //回避力判定
<BCDice:フーグルリッパー>:SwordWorld2.5 : 計算結果 → 12
成功!

GM:ケケーッ! フーグルリッパーの回避固定値は12だァ~ッ! 残念だったグルねぇ!
モニカ:語尾の部位、そこなんだ……
ノア:こんな雑魚戦で運命変転は使うの惜しいか……
ヴァルト:その分避けてやればいいのさ

ノア:「ぬうおおお!」*大ぶり!
GM:間一髪! フーグル達は飛び上がってノアの剣を躱す!

ノア:「むっ!?」
ヴァルト:「」(¬_¬) じとー
ノア:「……ははは、後は任せたよ」*笑ってごまかす

ヴァルト:じゃあ次は俺が!
ヴァルト:残りHP8点のやつに二刀流で攻撃!確実に1体落とすぞ

ヴァルト:2d6+8 よっ
<BCDice:ヴァルト>:SwordWorld2.5 : (2D6+8) → 3[2,1]+8 → 11
MISS!

ヴァルト:は?
GM:何やってんだヴァルトォ!
モニカ:先にバニッシュしときゃよかったな……

ヴァルト:2d6+8 2回目 おいおい二刀流だぜ?
<BCDice:ヴァルト>:SwordWorld2.5 : (2D6+8) → 9[4,5]+8 → 17
HIT!

ヴァルト:K13+9+2@9 ちれえ!
<BCDice:ヴァルト>:SwordWorld2.5 : KeyNo.13c[9]+11 → 2D:[4,6 5,5 2,3]=10,10,5 → 6,6,3+11 → 2回転 → 26

GM:ななななぁ!?
モニカ:ぐるぐるダー!
エンデ:すごーい!!
ノーレ:さすが!
GM:こりゃ文句なしにノックアウトですね!

ヴァルト:『フェイントだよ、バーカ』*もう片方の手で斬撃!
GM:フリッサが閃いた瞬間、フーグルの首に2筋の斬撃が走る!

ノア:「いやー本当に私の出番がなさそうだ」
モニカ:「弱気にならないでくださいよぅ!」

エンデ:次は私が!
エンデ:魔法使われると厄介なので……後列でHP2になってるフーグルマンサーを狙います!

エンデ:2d6+4+3+0-0 //命中力判定
<BCDice:エンデ>:SwordWorld2.5 : (2D6+4+3+0-0) → 7[1,6]+4+3+0-0 → 14
HIT!

エンデ:k22@10+4+2+0-0 //ロングボウ ダメージロール
<BCDice:エンデ>:SwordWorld2.5 : KeyNo.22c[10]+6 → 2D:[5,2]=7 → 6+6 → 12

GM:ナイスショット!文句なしにフーグルマンサーは倒れる!
モニカ:ナイスゥ!
ノーレ:かっこよき!

エンデ:「動きが鈍いのが後ろにいるね……そこっ!」*乱戦の間を縫うように一矢!
GM:フーグルやヴァルト達の間を矢がすり抜ける! 後ろで瀕死だったフーグルマンサーの喉元に突き刺さった!

ノア:「相変わらず良い目をしているね」

モニカ:では最後に私が! といってもやることが特にないな……
モニカ:契約スフィアから魔動ミニバイクを出しておきましょう!

GM:OK! それでは敵のターンだぞ!
GM:まずはフーグルマンサー、ノアに【パラライズ】だ!

フーグルマンサー:C(4+7) //魔法行使判定
<BCDice:フーグルマンサー>:SwordWorld2.5 : 計算結果 → 11

ノア:2d6+4+2 //精神抵抗判定
<BCDice:ノア>:SwordWorld2.5 : (2D6+4+2) → 4[1,3]+4+2 → 10
失敗……

ノア:ぐあああ
モニカ:おしい!!!
ノーレ:おしい!!
ノア:うぅ、また1,3でごじゃる

GM:ケケーッ! 3分の間回避に-2の修正を受けてもらうグルーッ!

GM:そしてフーグルリッパーの手番!

GM:choice[A,B]  //二者ランダム選択 Aがヴァルト
<BCDice:GM>:DiceBot : (CHOICE[A,B]) → B

GM:フーグルリッパーの二回攻撃を宣言してノアに近接攻撃だ!

◆GMのメモ◆
二回攻撃:同じ対象に対して2回近接攻撃を行うことができる

シンプルに2度ヒットすれば大ダメージを狙えるというのもあるが、「二回目の攻撃」は処理上【かばう】で防げない。地味に嬉しい側面である。

フーグルリッパー:『キシャーッ!』*両腕の短刀でノアに斬りかかる!

フーグルリッパー:C(5+7+0-0) //命中力判定
<BCDice:フーグルリッパー>:SwordWorld2.5 : 計算結果 → 12

ノア:2d6+4+2+0-2 //回避力判定
<BCDice:ノア>:SwordWorld2.5 : (2D6+4+2+0-2) → 6[3,3]+4+2+0-2 → 10
→失敗……

ノア:(´・ω・`)
モニカ:デバフくんさあ
GM:はっはっは! デバフさえ無ければ避けられたのになぁ!

フーグルリッパー:2d6+5+0-0 //近接攻撃ダメージ
<BCDice:フーグルリッパー>:SwordWorld2.5 : (2D6+5+0-0) → 8[3,5]+5+0-0 → 13

ノア:鎧で軽減して8点ダメージ……中々手痛いな
GM:では二撃目いくぜ! ノアさんはもう一度難易度12で回避を

ノア:2d6+4+2+0-2 //回避力判定
<BCDice:ノア>:SwordWorld2.5 : (2D6+4+2+0-2) → 8[4,4]+4+2+0-2 → 12
成功!

GM:なぁにぃーッ!?
ノーレ:すごい!
モニカ:やりおった!

GM:安心するのはまだ早いぜ!!

GM:2回目の攻撃は避けられましたが、1回目の攻撃は命中している……。
GM:「翼での追撃」を宣言する!

◆GMのメモ◆
フーグル族の持つ能力、「翼での追撃」は近接攻撃が命中したとき、追加で翼による攻撃を行うことができる能力だ。ただし、「機動飛行」の能力と同時に使用することはできない。

1撃目が命中しているため、発動させてもらうことにした。

モニカ:殺意しかねえ……
ヴァルト:つばさでうつ
GM:命中達成値は近接攻撃と同じ12です

GM:フーグルは両手の短刀による連撃の後、翼を大きく広げてノアを打ち据えようとする! 凄まじい猛攻だ!

ノア:「やれやれ、休ませてくれそうにないな」
モニカ:「あああノアさーんッ!!」

ノア:2d6+4+2+0-2 //回避力判定
<BCDice:ノア>:SwordWorld2.5 : (2D6+4+2+0-2) → 7[6,1]+4+2+0-2 → 11 

エンデ:殺意が高い! イチタリナイ!
GM:これでもギリギリ避けそうなの怖いよ

フーグルリッパー:2d6+5+0-0 //近接攻撃ダメージ
<BCDice:フーグルリッパー>:SwordWorld2.5 : (2D6+5+0-0) → 9[6,3]+5+0-0 → 14

GM:おらおらー!喰らいやがれー!
ノア:残りHP17点……かなり痛いな……
エンデ:次ラウンドはエンデも治療に回るから持ちこたえて!

GM:そしてもう一体のリッパーはヴァルトを狙うぞ!

ヴァルト:2d6+8 何のバフもねえ
<BCDice:ヴァルト>:SwordWorld2.5 : (2D6+8) → 7[3,4]+8 → 15
回避!

GM:迅(はや)過ぎるッ! ええいもう一撃だ!

ヴァルト:2d6+8 同じだ!!
<BCDice:ヴァルト>:SwordWorld2.5 : (2D6+8) → 8[5,3]+8 → 16
回避!

エンデ:がんばえーっ!
モニカ:つええよ!
ノーレ:かっこいい!
ノア:安定の回避
GM:掠りもしない……だと!?

GM:フーグルリッパーは両手の短刀でヴァルトに切りつける! しかし!
ヴァルト:『遅い遅い!』*余裕ある様子でひらひらとかわす
ノア:「私もあれぐらい、動きたいものだ」*腰を抑えながら

GM:それでは第二ラウンド!

モニカ:初手もらっていいですかッ
モニカ:回復しても今のノアさんの回避じゃジリ貧……!
モニカ:ノアさんにかけられた魔法を【ワードブレイク】で解除にしにいきます!

GM:【ワードブレイク】は射程:接触! 前線に出てくるのかな!?
モニカ:バイクで突っ込んでいきますッ!

モニカ:魔動ミニバイクに騎乗!そのまま前線乱戦エリアに移動!

モニカ:2d6+8 魔力による判定
<BCDice:モニカ>:SwordWorld2.5 : (2D6+8) → 5[4,1]+8 → 13
解除!

GM:フーグルマンサーの魔法の達成値を上回ったので、【パラライズ】の効果を解除できます!

モニカ:「ノアさんッ! 手を!」*バイクから片手を!
ノア:「おや、中々大胆な運転だね……!」

GM:バイクで走ってきたモニカの手がノアの手と触れ合った瞬間、モニカはノアにかけられた魔法を解除!見事な手際!

モニカ:そして騎獣の行動!ミニバイクでフーグルに突っ込みます!

魔動ミニバイク:2d6+4 ミニバイク
<BCDice:モニカ>:SwordWorld2.5 : (2D6+4) → 8[5,3]+4 → 12
MISS!

GM:ひき逃げ失敗!
モニカ:くう!

モニカ:「ノアさんにかけられた魔法を解きました!少しは楽になるはずです!」
ノア:「あぁ、腰の痛みが引いた気がするよ。ありがとう」

ノア:それじゃそのまま近接攻撃! 【なぎ払い】宣言だ!

ノア:2d6+4+2+1-0 //命中力判定
<BCDice:ノア>:SwordWorld2.5 : (2D6+4+2+1-0) → 6[3,3]+4+2+1-0 → 13
一体命中、一体MISS!

ノア:む、片方避けられたかな?
GM:飛んでる方はなんとか避けましたね。HP全快の方にはあたってます

ノア:k34@10+4+4+2-0-3 //グレートソード用ダメージロール
<BCDice:ノア>:SwordWorld2.5 : KeyNo.34c[10]+7 → 2D:[5,6 4,2]=11,6 → 11,6+7 → 1回転 → 24

ノーレ:うおおおおお
モニカ:まわった!
GM:なんとぉ!?

GM:フーグルリッパーのHPは残り1点……!ギリ耐えた!

ノア:「ぬんわあ!」 * やや野太い声
GM:フーグルは深々と切りつけられるが、なんとかまだ生きている!

ノア:「むっ! しぶといな! 掃討を頼む!」
ヴァルト:「ん」頷き
エンデ:「まかせて!」

ヴァルト:「(プライドってもんがあるだろうし、おっさんにできないほうをやるか)」
ヴァルト:飛んでる方に近接攻撃!

ヴァルト:2d6+8 あたる
<BCDice:ヴァルト>:SwordWorld2.5 : (2D6+8) → 8[5,3]+8 → 16
HIT!

ヴァルト:K13+9+2@9
<BCDice:ヴァルト>:SwordWorld2.5 : KeyNo.13c[9]+11 → 2D:[5,2]=7 → 4+11 → 15

GM:フーグルリッパーのHPは-5!撃墜!

ヴァルト:『それで飛んでるつもりかよ!!』*ズバッシュ
ノア:「ナイスだ」

エンデ:ロングボウでフーグルリッパーを狙います!

エンデ:2d6+4+3+0-0 //命中力判定
<BCDice:エンデ>:SwordWorld2.5 : (2D6+4+3+0-0) → 6[5,1]+4+3+0-0 → 13
HIT!

エンデ:k22@10+4+2+0-0 //ロングボウ ダメージロール
<BCDice:エンデ>:SwordWorld2.5 : KeyNo.22c[10]+6 → 2D:[1,5]=6 → 5+6 → 11

GM:残りHP-7点! 仕留めたね!

エンデ:「もういっちょ!」
ノア:「よし、残るはあいつだけだ!」
ノーレ:「僕に任せて!」

ノーレ:【バイオレントキャスト】宣言からの【エネルギー・ボルト】で落とします!

ノーレ:2d+4+(30/6)+2 【真語魔法行使判定】
<BCDice:ノーレ>:SwordWorld2.5 : (2D6+4+5+2) → 5[2,3]+4+5+2 → 16

GM:抵抗できるわけないだろッ! ダメージをどうぞ

ノーレ:k10+4+(30/6)+0 【真語魔法威力10】
<BCDice:ノーレ>:SwordWorld2.5 : KeyNo.10c[10]+9 → 2D:[3,4]=7 → 3+9 → 12

GM:フーグルマンサーのHPは-5! 無事撃破です!

ノーレ:「えいっ!」*杖を一振り!
GM:ノーレが振った杖の先から、マナの矢が生じてフーグルの急所を貫く! フーグルは床に転がり、動かなくなった!

ノア:「お見事だ」*剣を収めながら
ヴァルト:「おつかれさん」*変貌解除しつつ

GM:それでは戦闘終了~!

4. 蛮族達の目的

GM:素早く蛮族たちを倒したPC達 部屋の隅にはマギテック協会の学者が震えています

学者:「あわわわわわわ……」*ガタガタ
学者:「ま、魔法に巻き込まれるかと思った……」

ノア:「はっはっは、無事で何より」
ノーレ:「もう大丈夫ですよ!怪我はありませんか!」*元凶
エンデ:「ガクシャさんたちだいじょうぶ?」*一緒に様子を見に近づき
ノア:「立てるかい?」 手を差し出す

学者:「な、なんとか……」*ふらふら
学者:「もしかして私達を助けに来た冒険者なのか?」

モニカ:「ええ、《大地の見張り》から派遣されてきました」
学者:「そうだったのか……良かった……!」
エンデ:「そう!マギテックのギルドから依頼があってきたよ」

学者:「いきなり施設の中に蛮族が現れたんだ……。私は新人だから、ここで資料整理してろって言われて……無理やり徹夜で働かされてたんだ」
学者:「《ガン》が使えれば良かったんだけど……アレが扱える者は限られてるしな」

モニカ:とりあえず話聞きつつ学者さんやノアさんの治療に移りましょうか
エンデ:回復なら手伝うよ!
ノーレ:救命草を煎じ始めます!

ノア:「連中、要求が無いということはこの施設自体に目的があるのか。資料整理を命じたのは、人語を喋る蛮族かい?」
学者:「うん。 奴らの頭は人間みたいな姿だった。 喋ってたのは流暢な魔動機文明語だよ」
ヴァルト:「ルーンフォークか……?」
学者:「いや、ルーンフォークには見えなかったな……でも怖かったよ」

ノア:「魔動機文明語を使うか、ますます不穏だ。急いだほうがいいかもしれないな」
学者:「私たちはここで資料整理させられてたけど、主任が下の方にいるんだ」

学者:「あの蛮族、妙な奴だった。眼帯を付けてて、妙な装飾の杖を携えてたよ」
学者:「オーガとかトロールとか、そういうのとは違って人間みたいな見た目をしてたけど……なんて言えばいいのか」
ヴァルト:「人間みたいで……魔動機文明語……心当たりがない」

ノーレ:「あ、そうだ!ノアさん怪我してるんだから座ってくださいー!」*傷口に届かない
エンデ:「うーん、種族はわからないけど、気を付けた方がよさそう……?」

学者:「君たち、もしかして出口の通路を見張ってたゴブリン達も倒してくれたのか?」
エンデ:「倒してきたよ!そのままにしてきちゃったけど、見つけた蛮族だけなら」
学者:「それなら、私はフロアの皆を連れて脱出するよ。君たちは遺跡の下を目指してくれ。主任を助けて欲しいんだ」

学者:「この遺跡はちょっと珍しい造りをしているんだ。下のフロアに移動するためには昇降機の操作が必要になる」
学者:「魔動機式の昇降機が各フロアをつないでいるんだ。 この広間を出て廊下を進むと、鉄製の籠がある。それが昇降機だ」
学者:「ただ、最下層に向かうには幾つかの昇降機を乗り継がなきゃいけない。 途中の通路には蛮族が屯してるだろうから、十分気をつけてくれ」

学者:「あとは……そうだな」
学者:「錬金術の心得のある者はいるか?」

ヴァルト:「ああ、少しだけできる」
ノーレ:「僕もできますよ!」*草いじりながら

学者:「あぁ、ならこれを持って行ってくれ。個人的なお礼だ」*赤Aのカードを1枚 緑Aのカードを2枚差し出す
学者:「多少の役には立つはずだ」

ヴァルト:「助かる、ちょうどカードがなかったんだ」
エンデ:「魔動機文明はさっぱり……」*と言いつつふてくされぎみにノアさんの治療へ向かい

◆GMのメモ◆
この間にノーレの救命草とエンデの【プライマリィ・ヒーリング】を合わせてノアは12点のHPを回復。全快には2点足りないが、かなり持ち直した。

ノア:「ありがとうノーレ、エンデ。大分よくなったよ。腰も」
エンデ:「無理しないでね、ノアさん!」
ヴァルト:「……老いって辛いんだな」
ノア:「あーいや、昨日まで雑草むしりの仕事してたから腰が痛くてね」

GM:それではPC達は学者達が広間を出ていくのを確認し、廊下を通って昇降機へと向かいます……。

GM:蛮族たちとの戦闘&学者たちから話を聞くことで……
GM:時間カウンタ+3とします
ノーレ:はぁいー
エンデ:はーい
モニカ:やはり悠長にはしてられないか……

GM:◆描写◆
広間を出て廊下を進むと、深い縦穴の上に金属製の大きな籠のようなものが鎖で吊るされた設備が目に入った。
籠の傍と内側には金属でできた板が貼り付けられており、その表面には魔動機文明語と思われる文字や各種の記号が彫られている。
何らかの移動用設備のようだ。

GM:先ほど学者から概要を聞いているPCたちは、この金属板が昇降機の操作盤であることがすぐにわかります
GM:PCたちが籠に入った状態で操作盤に触れると……

GM:◆描写2◆
金属板の記号に所定の順序で触れると、微かな震動のあと鎖を巻いた滑車が稼働して籠がゆっくりと降下し始める。

GM:遺跡の地下深くに向けて動き始めた昇降機……。
    遺跡を襲撃した蛮族の意図が読めない中、PC達は更なる深部を目指し、踏み込んでゆく。
    冒険の結末は如何に。

←第二話「地下劇場の剣」後編

第三話「潜入! 地下魔動機研究所」後編→

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?