ソードワールド2.5リプレイ 《海峡の巡礼者》 「地下船渠の冒険」後編

210620 海底洞窟0

はじめに

この記事は2021/7/10に行われた「ソードワールド2.5(グループSNEのTRPG)」のセッションログを再編集したリプレイです。
読みやすくするため、実際のセッションログを少しだけ脚色したり、発言順序を整理したりしています。

本作は、「グループSNE」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『ソード・ワールド2.0/2.5』の、二次創作です。

前編はこちら。

0. これまでのあらすじ

アルフレイム大陸北西部、ドーデン地方。
《キングスレイ鉄鋼共和国》の第三都市《グランティン》にある冒険者ギルド《海峡の巡礼者》亭に集まった駆け出し冒険者であるPC達は、海近くの遺跡に住み着いた蛮族退治の依頼を受ける。

準備を整えて遺跡に向かったPC達だったが、水中をホームグラウンドとする蛮族・サハギン達に地の利を活かされ遺跡の奥深くへと引きずり込まれてしまう。

管制室に流れ着いたPC達は、遺跡内の海水を排出する仕掛けを作動させることを思いつく。仕掛けの鍵となる部品を求めて資材管理庫に向かったPC達は屯していたサハギン達を倒し、探索を開始するのであった。

1. 資材管理庫

GM:それでは探索を再開しましょう。
    資材管理庫は石造りで二階建て(中央が吹き抜けで部屋の両サイドに中二階があるような造り)になっています。
    工場とかにあるパーツ管理庫みたいなイメージですね。

GM:風化が進んでいるのでレンジャー技能使用可能とします。
    目標値10で探索判定をどうぞ。
    1回成功するごとにアイテム入手です。最大3個まで。

カルミア:2d6+1+2  //レンジャー観察判定パッケージ
<BCDice:カルミア>:SwordWorld2.5 : (2D6+1+2) → 11[5,6]+1+2 → 14
成功!

ミィナ:2d6+1+2  //スカウト観察判定パッケージ
<BCDice:ミィナ>:SwordWorld2.5 : (2D6+1+2) → 9[3,6]+1+2 → 12
成功!

リガード:2d6+1+2  //スカウト観察判定パッケージ
<BCDice:リガード>:SwordWorld2.5 : (2D6+1+2) → 5[2,3]+1+2 → 8
失敗……

セリーヌ:2d6+1+2  //レンジャー観察判定パッケージ
<BCDice:セリーヌ>:SwordWorld2.5 : (2D6+1+2) → 7[2,5]+1+2 → 10
成功!

ジェレミール:2d6 私は50点(ry
<BCDice:ジェレミール>:SwordWorld2.5 : (2D6) → 5[1,4] → 5
失敗……

ミィナ:リガードさんおしい
リガード:ちょっとそれどころじゃない逸材(ジェレミール)を見つけたからしょうがないね

GM:ふむふむ ちょうど3個ですね
    獲得したアイテムは以下の通りです。

・クランクハンドル
・魔晶石(4点)
・バトルアックス

カルミア:「いいもの見ーっけ!」*魔晶石を拾い上げる

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絵:ゆたさん

PC:カルミア/女性/15歳
PL:ゆた
種族:メリア(長命種)
技能:プリーストLv3/レンジャーLv1/セージLv1

戦闘特技:魔法拡大/数、魔法拡大/すべて
装備:聖印、クロースアーマー(布服)

概要
妖精神・アステリアに仕える長命種のメリア。頭から咲いているのはカルミア(セイヨウシャクナゲ)の花。
マイペースな性格をしており、常にふわふわとした雰囲気を漂わせている。その一方で神官としての神への接し方は真摯であり、神聖魔法や薬草を駆使した仲間への治療の腕は本物である。

戦闘時は神官として仲間の治療や援護に徹し、前線をサポートする。

ミィナ:「こっちも見つけたよ」*棚からハンドル状のものを引っ張り出し
      「たぶん、これが鍵。鍵って言うより、ハンドルだけど」

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絵:あざらしさん

PC:ミィナ/女性/17歳
PL:あざらし
種族:グラスランナー
技能:フェンサーLv3/アルケミストLv1/スカウトLv1

戦闘特技:必殺攻撃、回避行動
装備:アルケミーキット、クロースアーマー(布服)

概要
ドーデン地方から遠く離れた南方にあるスラム、《魔動死骸区》で育ったグラスランナーの少女。現在はほどほどに治っているものの、育った環境故に「初対面の相手から何かを盗んでみる」という悪癖がある。
普段は無口で表情も乏しいため理知的な人物に見えるが、実態はそれ以上に好奇心と刺激欲求を抱えるアドレナリン中毒者。また表情に乏しいだけで喜怒哀楽自体は激しい性質らしい。

戦闘では錬金術を駆使して武器を作り、器用さと素早い動きを活かしたヒットアンドアウェイ戦法を展開する。

セリーヌ:「こちらは武器を見つけました。私には重くて使えませんが」
     「緊急時用の工具……でしょうか?」*斧を持ってくる

画像3

絵:黒凛さん

PC:セリーヌ・ヤクロヴァー/女性/23歳
PL:黒凛
種族:ドワーフ
技能:マギテックLv2/シューターLv2/レンジャーLv1

戦闘特技:ターゲッティング
装備:トラドール(両手銃)、ハードレザー(革鎧)

概要
魔動機技師の家系出身のドワーフ。
何かと几帳面な性格であり、普段は冷静沈着だが緊張気味なことも多い。
幼馴染の少女とはぐれ、不本意ながら借金を押し付けられた過去を持つ。負債の回収を口実に幼馴染を探しているが、本心では彼女が何らかの事件に巻き込まれたのではないかと心配しているようだ。

戦闘においては魔動機術を駆使し、《ガン》による射撃で敵を撃つ。

リガード:「どれ、運搬は俺に任せてもらおうか。いざとなったら使うのもアリだしな」*セリーヌからバトルアックスを受け取り

0710ソドワ用

絵:七三ゆき さん
七三ゆきのアトリエ https://nanamiyuki.com/

PC:リガード/男性/50歳くらい(自称)
PL:ダリウス
種族:ナイトメア
技能:ファイターLv3/スカウトLv1/レンジャーLv1

戦闘特技:全力攻撃、武器習熟A/ソード
装備:バスタードソード(片手両手剣)、チェインメイル(金属鎧)

概要
太陽神ティダンの神殿に所属していた過去を持つ、神殿騎士崩れ。
神殿育ちの孤児であり、太陽神に仕える神官戦士となることを目標としていたが修行を続けてもティダンの声を聴くことができず、神殿を出奔した。

現在は自分も神となり、直接ティダンに真意を問うという大きな目標を胸に冒険者として日々を暮らしている。
修行で培われた剣の腕は確かで、一撃の威力に長けた技を扱う。

ジェレミール:「おお……皆よく見つけられるものだ」*手に持っていたガラクタを捨て置き

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絵:影山とらこさん

PC:ジェレミール・ド・セルジュ/男性/28歳
PL:影山とらこ
種族:人間
技能:ファイターLv3/セージLv1/エンハンサーLv1

戦闘特技:かばう、なぎ払い
装備:ロングスピア(長槍)、スプリントアーマー

概要
《マグノア草原国》出身の農民。本名はジョン。
ある日、自分の畑で深手を負っていた「騎士を名乗る男」を看取り、その際「騎士としての名を継いでくれ」と頼まれて「騎士になる」ことを誓い、冒険者として旅に出た。そのため戦闘の経験は少ない。
実はその男は騎士を騙る畑泥棒だったのだが、ジョンは気付くことなく自分の「騎士観」に従って騎士道に邁進している。

長槍で周囲の敵をなぎ払ったり、近くにいる仲間の盾となるなど、対多数戦や護衛などに有用な技術を修得している。
◆GMのメモ◆
【魔晶石】
マナが込められた鉱物の総称。砕くことでマナが放出される。マナの豊かな土地から算出される天然物もあるが、魔動機文明の遺跡から大量に発見されるため、かつては人工的に生成する技術があったと推測される。
ゲーム的にはPCの消費するMPを肩代わりするアイテム。

【バトルアックス】
全長1.0mほどの柄にそれなりの重さの刃がついた戦斧。
片手でも両手でも扱うことができ、取り回しの良さが長所とされる。
重心が先端部に位置していることから同重量の剣と比べて高い威力を発揮し、安定したダメージを叩き出すことができる。

カルミア:「いいものあったけど、ほしい人いる?」*魔晶石見せながら
ミィナ:「マナが込められた石か……」
リガード:「神官殿が持っておいた方がいい。いざって時にマナが足りなくて回復し損ねる……ってのは避けたいからな」
カルミア:「そっか。じゃ貰っとくね」*ポケットに入れとく

リガード:「一時はどうなることかと思ったが、中々順調だな」
ミィナ:「あとは管制室に戻って仕掛けを作動させればいいんだね」
ジェレミール:「あの装置の使い方が分かればいいんだが……」

GM:OK。管制室に戻ったら排水オペレーションを行えるかどうかの判定を行いましょう。
    セージによる見識判定 or マギテック技能と知力を使いましょうか。

カルミア:2d6+1+2 //セージ知識判定判定パッケージ
<BCDice:カルミア>:SwordWorld2.5 : (2D6+1+2) → 8[2,6]+1+2 → 11
成功!

ジェレミール:2d6+1+3  //セージ知識判定パッケージ
<BCDice:ジェレミール>:SwordWorld2.5 : (2D6+1+3) → 7[4,3]+1+3 → 11
成功!

ミィナ:2d6
<BCDice:ミィナ>:SwordWorld2.5 : (2D6) → 4[3,1] → 4
失敗……

セリーヌ:2d6+2+2  //魔法行使判定
<BCDice:セリーヌ>:SwordWorld2.5 : (2D6+2+2) → 5[4,1]+2+2 → 9
成功!

リガード:2d6  
<BCDice:リガード>:SwordWorld2.5 : (2D6) → 4[1,3]→ 4
失敗……

GM:ふむふむ。達成値を2段階に分けるつもりでしたが、結果は非常に良好なようですね。

カルミアさんとジェレミールさんが主に装置を動かし、セリーヌさんがサポート。ミィナさんはマニュアルを読んで随所でサポート……ってところか。

GM:PCたちは解読した手順書を参考に、ごちゃごちゃしたコンソールや壁の計器類と格闘します
GM:そのうち、カルミアさんとジェレミールさんが正しい手順を見つけることに成功しました。

カルミア:「あっ、ここにクランクハンドルを取り付けるのかな?」
ジェレミール:「多分そうだ。排水量は最大にしよう」*カチカチ
セリーヌ:「ボタンを押すのです!」*ポチッ
ミィナ:「ポンプを作動させたあと……排水開始のボタンを押す」*ポチッ

ゴゴ…… ゴ ゴ ゴ ……

GM:遺跡の奥から、大きな物音が聞こえます。排水が始まったようです。

リガード:「お、始まったようだな」
カルミア:「出来たー!」
セリーヌ:「無事に仕掛けが動いたようなのです」
ジェレミール:「これで厄介な海水ともお別れというわけだ……!」
リガード:「魚どもにも痛手だろうしな!進むとしよう!」

ジェレミール:「うむ……! あとはここから奴らを追い払うのみ!」*まだ調子に乗ってる
リガード:「(いいぞ……今のお前に必要なのは自信だ。その槍で勝つ感覚を覚えるんだ……!)」
リガード:「(お前なら成れる。俺が成れなかった、本当の騎士に……)」

GM:一応確認なんですが、さっき拾ったバトルアックスはリガードさんが持ち物に入れてる認識で良いのかな?
セリーヌ:リガードさんにお渡しした認識だったのです
リガード:ですね 持ってます

GM:OK~。なら戦闘中使う機会もあるかもですね。
GM:《ソード》の特徴として、「補助動作での納刀が可能」という機能があるんですね。他武器は基本的に主動作でしか納刀できないんですが……剣には鞘があるので補助動作で納刀できるってことです。

GM:例えば《スピア》や《メイス》を使ってて、自分の持ってる他の武器に交換したい、ってときはそれを一旦地面に投げ捨てなきゃいけない。もちろん拾う場合は主動作を消費します。
GM:が、《ソード》に関しては補助動作で納刀→もう一度補助動作で別の武器を装備、ってアクションが可能なわけです。

GM:だから、1R目でソードを使った結果として威力が欲しいな~って思った時に、補助動作で納刀→補助動作でアックス抜刀ができるってことです。

リガード:お、意外にもちゃんと使う目処が立ちそう
ジェレミール:ほんとに取り回しがいいのが利点なんだ……!>ソード

GM:ま、結果的にやっぱりソードがいいな、となった場合はアックスを地面に放り捨てることになりますけどね。選択肢を残しておきやすいということで!
リガード:PL的には斧の方が好みだったりします。

2. 大ドック

GM:◆描写◆
遺跡の最深部に進むと、辺り一面が水に沈んだ船舶整備用のドックが広がっていた。
ドックの奥では魔動ポンプが音を立てて海水を排出しており、水かさは徐々に下がってきている。

サハギン達は突然の出来事に右往左往しているようだ。
群れの奥には、周囲の個体の2倍ほどの体格を持った大サハギンがリーダーとして君臨している。大サハギンは周囲のサハギンに事態の収拾を指示するべく喚き散らしていた。

PC達は完全に排水が終わるまで、周囲の物陰に身を潜めることにした。

GM:というわけでPC達は水が抜けていくのを待つのですが……
GM:水かさが1.0mほどに達したところで、突如排水が止まってしまいます

ジェレミール:!?
リガード:どうなってる!?
カルミア:えぇ!?

GM:ここでスカウト観察判定パッケージをどうぞ 難易度9です

リガード:2d6+1+2  //スカウト観察判定パッケージ
<BCDice:リガード>:SwordWorld2.5 : (2D6+1+2) → 3[1,2]+1+2 → 6
失敗……

ミィナ:2d6+1+2  //スカウト観察判定パッケージ
<BCDice:ミィナ>:SwordWorld2.5 : (2D6+1+2) → 6[3,3]+1+2 → 9
成功!

ジェレミール:うおお!!
GM:ナイス!
ミィナ:あ、あぶねえ……
カルミア:ぴったし
セリーヌ:ギリ成功ですよう!
リガード:ナイスぅ!!

GM:それでは……ミィナさんは「排水機構の一部が錆び付いており、機構にあるレバー部分を外部から動かさなければ最後まで排水ができない」ことに気付きます

GM:というわけで……最後のギミックです

GM:取れる方法は以下の二つ

難易度11の隠密判定に成功し、
 サハギン達の群れの奥に忍び寄ってレバーを動かす

射程20m以上の射撃攻撃手段を持つPCが難易度11の命中判定に成功する

ミィナ:「あれ、錆びてて機構がだめになってる。どうにかして直接レバーを動かさないといけない」*錆びた機構部を指差し

カルミア:「直接じゃないとダメなの?」
ジェレミール:「そ、そんな……!」
ミィナ:「直接っていうのは外部からの力で……って意味。あのレバーを動かせるなら、魔法でも魔動機でもいい」

リガード:「……チャレンジできるのは一回だけかもしれんが、遠隔で衝撃を与えてもよさそうじゃないか?」*ミィナに
ミィナ:「それができるなら……だけど」

セリーヌ:「もしかしたら……」
セリーヌ:「弾丸で衝撃を与えたらどうにかなるかも……です」

GM:補足説明しましょう。ラストの戦闘は「上級戦闘」で処理しますが……
    隠密判定の方にチャレンジした場合、判定の可否に関わらず判定に挑戦した人は敵陣の真っ只中に強制配置されます。
  また、どちらでもですが判定に失敗した場合は即座に戦闘開始。戦場は水深1.0mの水中扱いとし、PC達の命中判定や回避判定にはペナルティが付きます。

カルミア:ひぃっ!
ジェレミール:ヒョェェ!
リガード:奴らのホームである水中で敵陣真っ只中は危険すぎるな……

GM:ミィナさんがステルスをキメるか……
GM:セリーヌさんが遠距離からレバーを撃ち抜くか、ですね

ミィナ:どうしましょうか……
セリーヌ:挑戦してみたいんですけど、やってみて良いですか……!
ミィナ:今回はセリーヌさんに譲ろう。どうぞ!
セリーヌ:ありがとうございます!

リガード:「……セリーヌの狙撃に一票だ」
ジェレミール:「し、しかし……そんな小さな弾丸で、可能なのか?」
セリーヌ:「……やります。やってみせます、です」*銃を握る手が微かに震える

ミィナ:「やっぱり私が行こうか?」
リガード:「いいさ、やらせてやれ。ミィナの斥候としての技術が俺たちを救ったように……セリーヌも射手としての技がある」

セリーヌ:「大丈夫なのです。ここでへこたれていては、相棒(アイツ)に追いつけませんから」*探している幼馴染の顔を思い浮かべ、呼吸を整える

リガード:「(そうだ、そうじゃなきゃ声なんざかけねぇよ)」
リガード:「(頑張れ、セリーヌ……!)」*背中を見守る

ミィナ:「……わかった、任せる。周囲の警戒はこっちに任せて」
セリーヌ:*頷いて、銃を構えます

セリーヌ:「照準補助、【ターゲットサイト】起動」
セリーヌ:*腕に装着してたマギスフィアをスコープ型に変形させ、照準を合わせる

セリーヌ:【ソリッド・バレット】と【ターゲットサイト】を使用し、命中判定……!
GM:ごーごー!

セリーヌ:2d6+2+3+1-0  //命中力判定(残弾数:9)
<BCDice:セリーヌ>:SwordWorld2.5 : (2D6+2+3+1) → 8[4,4]+2+3+1 → 14
成功!

セリーヌ:いけた!!!!!!!!
リガード:えらいッッ!!!
ジェレミール:ナイスッ!
カルミア:きゃーーーー!!セリーヌちゃん!!!
ミィナ:さすが!!!!!

GM:周囲の瓦礫に銃身を乗せ、姿勢を安定させたセリーヌは浅く息を吐く

セリーヌ:「この位置……なのです!

GM:体勢が整ったタイミングを逃さず引き金を引くと、マナを帯びた弾丸がトラドールの銃口から飛び出した!
GM:弾丸は錆び付いたレバーを真横から叩き、機構が再び動き始める!

ジェレミール:「……!」
リガード:「……どうやら、生きて帰れそうじゃねぇか、えぇ?」*嬉しげ

GM:一気にポンプの圧力が伝わり、ドックには浅い水たまりが残るのみとなる……。同時に、銃声でPC達の存在に気付いたサハギン達が武器を持って襲いかかってきた!

ジェレミール:「そのようだ……!」*槍を構え直し
ミィナ:「ここからが、本番!」*カードを構える
セリーヌ:「もう最初のようなヘマは致しませんのです!」
カルミア:「わわわっ! が、頑張ろう!」
リガード:「さぁて、仕事の仕上げだ!」*剣を抜く

3-1. VS! 大サハギン「サフアグン」(前半)

GM:それでは戦闘開始!
    敵はサハギン達のボス格、通常の2倍近い体躯を持つ「サフアグン」に、雑兵のサハギンが4体だ!
    ボスのサフアグンは「剣のかけら」3個で強化されています。

210612 サフアグン&サハギン

GM:それでは、戦闘準備と魔物知識判定を行います。

◆GMのメモ◆
戦闘準備は武器の装備のみとなった。
また、魔物知識判定ではジェレミールがサフアグンの情報を看破した。

ジェレミール:「あのボス……ただ身体が大きいだけではないな」*見抜く

◆蛮族解説:サフアグン◆
天敵や支配者がおらず、豊富に栄養を摂取できる環境に置かれたサハギンが大きく成長したもの。2mにも達する体躯を持ち、発達した手足と鋭いヒレは生半可な武器よりも強力。
強靭な鰓の筋肉を用い、水や体液を口の中で圧縮して水鉄砲の如く打ち出す能力も獲得している。

GM:それでは先制判定。目標値は12です……スカウト持ちファイト!

ミィナ:2d6+1+4  //スカウト運動判定パッケージ
<BCDice:ミィナ>:SwordWorld2.5 : (2D6+1+4) → 3[1,2]+1+4 → 8
失敗……

リガード:2d6+1+2  //スカウト運動判定パッケージ
<BCDice:リガード>:SwordWorld2.5 : (2D6+1+2) → 10[6,4]+1+2 → 13
成功!

GM:騎士時代の経験側か、それとも天性の戦闘適性か……
    サフアグン達の動きに先んじてリガードの号令がPC達を動かす!

リガード:「頭との連携は緩めだ!数を減らす!!」*前線に飛び込む!
ミィナ:「了解!」*リガードに随伴
ジェレミール:「よ、よォし!」*二人が前へ出たのを見て飛び出す
カルミア:「出来る限りのサポートするよ!」*聖印構え
セリーヌ:「援護射撃の準備完了なのです!」*弾を込め直して準備

画像6

◆GMのメモ◆
上記のような配置となった。
PC達最前列から10mの位置にサハギン達がおり、PC最前列5m後方ではセリーヌが銃を構えている。

回復の主軸である【キュア・ウーンズ】の射程が10mなので、カルミアも最前列に位置取りしている。

GM:それでは第一ラウンド、スタート!
カルミア:初戦と同じく、【バニッシュ】を打ちます!
リガード:よろしく!
ジェレミール:お願いします!
カルミア:では……

カルミア:【バニッシュ】使用!

カルミア:2d6+3+2 //魔法行使判定
<BCDice:カルミア>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+2) → 5[1,4]+3+2 → 10

GM:サハギンの精神抵抗の固定達成値は10……失敗ですね
    ボスであるサフアグンはどうかな

サフアグン:2d6+5+0-0 //精神抵抗判定
<BCDice:サフアグン>:SwordWorld2.5 : (2D6+5+0-0) → 8[6,2]+5+0-0 → 13→成功!

GM:サフアグンにも通じなかったようだ
カルミア:ごめんん!!
ジェレミール:なんと! 致し方なし!
セリーヌ:どんまいなのです!
リガード:魚如きがぁ!

カルミア:「ひっ……」*見慣れないものにちょっとびびった

リガード:通常移動で接敵し、サハギンの一体に近接攻撃!
GM:OK~! 今回は移動妨害なしでいきますか。

リガード:2d6+3+3+0-0  //命中力判定
<BCDice:リガード>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+3+0-0) → 6[4,2]+3+3+0-0 → 12→HIT!

リガード:k24@10+3+3+1+0-0  //ダメージ
<BCDice:リガード>:SwordWorld2.5 : KeyNo.24c[10]+7 → 2D:[5,4]=9 → 7+7 → 14

GM:サハギン、残りHP8点……半分ちょい持ってかれた
リガード:コレコレ、コレでいいのよ

ジェレミール:続いては私が!
ジェレミール:移動して乱戦エリアにIN! そして練技【ビートルスキン】を発動! 呼吸によって体内のマナを使い、皮膚を強靭な鎧とします!
GM:防護点アップ……硬いなぁ!

ジェレミール:そしてサハギン3体を対象になぎ払い!

ジェレミール:2d6+3+3+0-0  //命中力判定
<BCDice:ジェレミール>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+3+0-0) → 4[3,1]+3+3+0-0 → 10

ジェレミール:んんっ!! 変転タイムだ!
ジェレミール:剣の加護/運命変転を使用します!
GM:OK 出目がひっくり返って達成値16ですね HIT!

ジェレミール:k28@10+3+3+0-3  //ダメージ
<BCDice:ジェレミール>:SwordWorld2.5 : KeyNo.28c[10]+3 → 2D:[3,2]=5 → 4+3 → 7

GM:着実に削っていくな……リガードさんに斬られてた個体は残り3点、それ以外2匹は15点か……

ミィナ:次は私が!
ミィナ:武器生成から……Bランクのカードで【インスタントウェポン】起動
ミィナ:そしてHP15の個体に必殺攻撃!

ミィナ:2d6+3+4+0-0  //命中力判定
<BCDice:ミィナ>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+4+0-0) → 5[4,1]+3+4+0-0 → 12→HIT!

ミィナ:k10+3+1+0-0@9#1  //ダメージ@白B 必殺攻撃
<BCDice:ミィナ>:SwordWorld2.5 : KeyNo.10c[9]a[+1]+4 → 2D:[3,5 1,1]=9,2 → 5,**+4 → 1回転 → 9

ジェレミール:回った!
GM:2回目はピンゾロだけどのう……!
ジェレミール:回った先1,1かあっ……!
ジェレミール:なんでさ!!

ミィナ:「【グレードB・形状指定:グルカ・シングルパルス】」*マテリアルカードを装填し、命令文を呟く。即座に湾曲した刀身が錬成された。
ミィナ:*軽くステップを踏んで相手の懐に潜り込み……斬撃!
    が、やはり浅い。

セリーヌ:落としにいきます!残りHP3の個体を狙って……【ターゲットサイト】と【ソリッド・バレット】使用して射撃!

セリーヌ:2d6+2+3+1-0  //命中力判定(残弾数:8)
<BCDice:セリーヌ>:SwordWorld2.5 : (2D6+2+3+0-0) → 7[4,3]+2+3+1-0 → 13→HIT!

セリーヌ:k20+2+2+0-0@10  //威力20魔法ダメージ@トラドール
<BCDice:セリーヌ>:SwordWorld2.5 : KeyNo.20c[10]+4 → 2D:[3,3]=6 → 4+4 → 8

GM:ナイスシュート! サハギン1体落としましたね

セリーヌ:「これで仕留めます!」*シュート!

GM:それではサハギン達のターンだ!
    残っているサハギンは3体……まずは雑魚から行動するぞ!

GM:まずはジェレミールさんに攻撃!

GM:攻撃達成値は固定で10ですね

ジェレミール:2d6+3+2+0-0  //回避力判定
<BCDice:ジェレミール>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+2+0-0) → 10[6,4]+3+2+0-0 → 15→成功!

ジェレミール:「ぐうっ!」*辛うじて弾く!

GM:続いてミィナさんに攻撃!

ミィナ:2d6+3+4+1+0-2  //回避力判定
<BCDice:ミィナ>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+4+1+0-2) → 5[3,2]+3+4+1+0-2 → 11→成功!

ジェレミール:ナイスッ……!
セリーヌ:ナイスですよう!

ミィナ:「だから、遅いよ」*影すら踏めぬ敏捷性!

GM:最後のサハギンはリガードさんに突撃!

リガード:2d6+3+2-1+0-0  //回避力判定
<BCDice:リガード>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+2-1+0-0) → 5[3,2]+3+2-1+0-0 → 9→失敗……

サハギンC:2d6+2+0-0 //近接攻撃ダメージ
<BCDice:サハギンC>:SwordWorld2.5 : (2D6+2+0-0) → 7[4,3]+2+0-0 → 9

リガード:3点貫通ぅ!

リガード:「っちぃ!」

GM:ではボスのサフアグンが動きます。
GM:ミィナさんに攻撃!

◆GMのメモ◆
ボスであるサフアグンは「連続攻撃」の能力を持っている。
これは近接攻撃が命中したとき、追加でもう一度近接攻撃を行う能力だ。
(追加で発生した攻撃が命中しても、更に追加で……とはならない)

強固な鎧で身を守っていないミィナに2連続攻撃がフルヒットすればかなりの痛手になる……のだが。
サフアグン:2d6+5+0-0 //命中力判定
<BCDice:サフアグン>:SwordWorld2.5 : (2D6+5+0-0) → 4[3,1]+5+0-0 → 9

ミィナ:2d6+3+4+1+0-2  //回避力判定
<BCDice:ミィナ>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+4+1+0-2) → 6[3,3]+3+4+1+0-2 → 12
成功!

GM:ぐぬぬぅ 出目が低い! あと固定値差がすごい!!

GM:サフアグンが腕を振りかぶるが、大振りの攻撃を鮮やかに躱す!

ミィナ:「ふふ、ほらこっちこっち」*目で追う頃には既に青いスカーフの残像のみ

GM:それでは第二ラウンド!

ジェレミール:では初手頂きましょう
ジェレミール:残った3体のサハギンになぎ払い!

ジェレミール:2d6+3+3+0-0  //命中力判定
<BCDice:ジェレミール>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+3+0-0) → 4[3,1]+3+3+0-0 → 10
→MISS……

ジェレミール:ひぃぃ!!
リガード:むしろ良く今まで外さなかったよ

ジェレミール:「!? ま、間合いが……っ!」*スカっ
リガード:「カバーする!」*隙間を縫うように

リガード:1体に【全力攻撃】!

リガード:2d6+3+3+0-0  //命中力判定
<BCDice:リガード>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+3+0-0) → 2[1,1]+3+3+0-0 → 8→自動失敗……

リガード:ふふっ
GM:ピンゾロ!
ジェレミール:ヒ、ヒェーッ!!
セリーヌ:出目がああ!!
リガード:来たな揺り返し……!

リガード:「ちょこまかとぉ!」*地面に剣が叩きつけられる

ミィナ:では手番もらいます……リガードさんが狙ったサハギンに【必殺攻撃】!

ミィナ:2d6+3+4+0-0  //命中力判定
<BCDice:ミィナ>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+4+0-0) → 7[6,1]+3+4+0-0 → 14→HIT!

ミィナ:k10+3+1+0-0@9#1  //ダメージ@白B 必殺攻撃
<BCDice:ミィナ>:SwordWorld2.5 : KeyNo.10c[9]a[+1]+4 → 2D:[5,3 3,4]=9,8 → 5,4+4 → 1回転 → 13

ミィナ:よっっっし!
リガード:イケェ!!イッタァ!!!ヤッタァ!!!
ジェレミール:やったっ……
カルミア:やったーーーー!
セリーヌ:ようし!!

GM:ナイスクリティカル! サハギン残り体力-3にて、戦闘不能です。着実に数を減らしていってますね。

ミィナ:膝関節を脱力し前傾、倒れ込む勢いのまま疾走している。左右への細かいステップを切り返しながら瞬時にサハギンの懐に潜り込み……!
GM:純白の刃が一閃! サハギンの急所を鋭く切り裂いた!

ミィナ:「やっと……ちゃんと斬れた。これは捌くのがたいへんそうだ」
ジェレミール:「け、剣筋が見えないぞっ……!」*やや混乱している

セリーヌ:それでは! 【ターゲットサイト】【クリティカル・バレット】でサハギンを撃ちます!

セリーヌ:2d6+2+3+-0  //命中力判定(残弾数:9)
<BCDice:セリーヌ>:SwordWorld2.5 : (2D6+2+3+0) → 7[3,4]+2+3+0 → 12→HIT!

セリーヌ:k20+2+2+0-0@9  //威力20魔法ダメージ@トラドール ※クリティカル・バレット
<BCDice:セリーヌ>:SwordWorld2.5 : KeyNo.20c[9]+4 → 2D:[2,1]=3 → 1+4 → 5

セリーヌ:出目がぁぁ!!
ジェレミール:グワーッ!!

GM:サハギンの残りHP10点……半分だな

セリーヌ:「くっ、僅かに狙いが逸れました」
リガード:「流れは掴めてる、問題ねぇさ」

カルミア:リガードさん回復しとくよ!
リガード:助かります……!

カルミア:【キュア・ウーンズ】行使します

カルミア:2d6+3+2 //魔法行使判定
<BCDice:カルミア>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+2) → 6[5,1]+3+2 → 11

カルミア:k10@13+3+2 //威力10回復量
<BCDice:カルミア>:SwordWorld2.5 : KeyNo.10+5 → 2D:[6,6]=12 → 7+5 → 12

リガード:全快だ! ワハハ!
ジェレミール:めちゃくちゃに治った……!
セリーヌ:すごい!
GM:ナイス回復量!

カルミア:*祈りのポーズを取って
カルミア:「彼の者の傷を治しください……!」*治癒の光がリガードを包む!

リガード:「フゥー……スッとしたぜ!」*剣を構えなおす

GM:それでは再びエネミーターン! サハギンの1体がジェレミールを攻撃だ!

ジェレミール:2d6+3+2+0-0  //回避力判定
<BCDice:ジェレミール>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+2+0-0) → 6[1,5]+3+2+0-0 → 11→成功!

GM:避ける!
ジェレミール:フィーッ!
セリーヌ:ナイス回避!

ジェレミール:*鼻先を掠めるが辛うじて回避!

GM:もう一体はリガードさんを攻撃!

リガード:2d6+3+2-1+0-2  //回避力判定
<BCDice:リガード>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+2-1+0-2) → 9[4,5]+3+2-1+0-2 → 11→成功!

リガード:「おっと!」*銛を剣で弾き返す

サフアグン:「ゴボボ……ゴボボッ!」*腹部を膨らませ、上体を逸らす

GM:それではサフアグンの行動、「水のブレス」だ!
    射程10mで水を吐き出し、水属性の魔法ダメージを与えます。

GM:choice[リガード,ジェレミール,ミィナ]  //PCランダム選択
<BCDice:GM>:DiceBot : (CHOICE[リガード,ジェレミール,ミィナ])
ミィナ

サフアグン:2d6+5 //水のブレス命中判定
<BCDice:サフアグン>:SwordWorld2.5 : (2D6+5) → 4[3,1]+5 → 9

ミィナ:2d6+3+4+1+0-2  //回避力判定
<BCDice:ミィナ>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+4+1+0-2) → 3[2,1]+3+4+1+0-2 → 9
成功!

ジェレミール:セーフ!!
ミィナ:あぶねえ!
カルミア:わぁ!?
セリーヌ:同値!!セーフ!!

GM:出目が悪いよ、出目が!!
カルミア:お水足りなかったかも
セリーヌ:ちょっとなんか詰まったのかも知れない
ジェレミール:かわいい(?)
リガード:一日一回霧吹きしてあげたい

GM:ミィナの頬をサフアグンの吐き出した鉄砲水が掠め、その背後のガラクタを水圧で吹き飛ばす!

ジェレミール:「ひっ?!」
ミィナ:「うわっと!あぶないな……」*大きく身を屈め紙一重で回避
サフアグン:「ギョバォォオ!!」*外したことに激昂

リガード:「(後出しで避けるのか!? アレを!?)」*驚愕
ジェレミール:「なんという体捌き……!」

ミィナ:「でも……」*“楽しい”という言葉をのみこんで
ミィナ:*代わりに小さく微笑む

ミィナ:「みんな、今のうちに……!」

GM:PC達、第二ラウンドをノーダメージでやり過ごしましたね
    続く第三ラウンド、攻めたいところですが……!

リガード:体力満タンなのはサハギン1体とサフアグンか……
       取り巻きの数を減らしておくか!

リガード:補助動作でバスタードソードを納刀!そしてセリーヌから預かったバトルアックスを装備!
GM:ぬぅ! 武装変更……威力重視のアックスで来ましたか!

リガード:そして体力満タンのサハギンに【全力攻撃】だッ!

リガード:2d6+3+3+0-0  //命中力判定
<BCDice:リガード>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+3+0-0) → 9[6,3]+3+3+0-0 → 15→HIT!

リガード:k31@11+3+3+4-0  //ダメージ
<BCDice:リガード>:SwordWorld2.5 : KeyNo.31c[11]+6 → 2D:[6,3]=9 → 9+10 → 19

セリーヌ:ここでバトルアックス!
ジェレミール:良いダメージだ……!
GM:サハギンのHP、残り3点! 
ミィナ:クリティカルなしの一撃で殆ど持っていくとは……
リガード:斧の方が強くね?

GM:素早く剣を仕舞い、戦斧に持ち替えたリガードは全力で振り抜く!
GM:重たい刃がサハギンの脇腹を捉え、瀕死の重傷を負わせる!

リガード:「良いもん見せてもらったからな……お返し、だ!」*グシャァ!

ジェレミール:ボスに取り巻き2体、うち片方は瀕死……
ジェレミール:ここはサフアグンとサハギン2体を対象になぎ払いで!

ジェレミール:2d6+3+3+0-0  //命中力判定
<BCDice:ジェレミール>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+3+0-0) → 8[5,3]+3+3+0-0 → 14

GM:ナイス!サハギン2体には文句なしのヒットですね
    だがボスのサフアグンはどうかな!?

サフアグン:2d6+4+0-0 //回避力判定
<BCDice:サフアグン>:SwordWorld2.5 : (2D6+4+0-0) → 11[6,5]+4+0-0 → 15→成功!

ジェレミール:グエエ!
リガード:この魚類ぃ!
GM:サハギン2体へのダメージを算出してみましょ~

ジェレミール:k28@10+3+3+0-3  //ダメージ
<BCDice:ジェレミール>:SwordWorld2.5 : KeyNo.28c[10]+3 → 2D:[4,5]=9 → 9+3 → 12

GM:グッド! リガードさんの斧で瀕死になった個体は勿論、もう一体もぴったりHP0で戦闘不能!

ジェレミール:「はぁっ!」*槍を横薙ぎ
サフアグン:「ギョバァッ!」*後ろに飛び退く

GM:サフアグンは攻撃回避! サハギン2体は回避が遅れて槍の餌食だ!

ジェレミール:「この好機を……頼む!」*後ろを振り向き叫ぶ

GM:残るはボスだけ……!

ミィナ:必殺攻撃します!

ミィナ:2d6+3+4+0-0  //命中力判定
<BCDice:ミィナ>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+4+0-0) → 10[4,6]+3+4+0-0 → 17


サフアグン:2d6+4+0-0 //回避力判定
<BCDice:サフアグン>:SwordWorld2.5 : (2D6+4+0-0) → 8[6,2]+4+0-0 → 12→失敗……

ミィナ:k10+3+1+0-0@9#1  //ダメージ@白B 必殺攻撃
<BCDice:ミィナ>:SwordWorld2.5 : KeyNo.10c[9]a[+1]+4 → 2D:[5,2]=8 → 4+4 → 8

GM:サフアグンの残りHPは52点……!
ミィナ:クリティカルしないと有効打にならない……!

GM:強固な鱗と頑丈な皮膚がミィナの刃を受け流す!

ミィナ:「……っ! これは……!」*刃が通らない
ミィナ:「みんな、この大きいの想像以上に硬い。気をつけて」*刃こぼれした刃を見ながら

ジェレミール:「ぬうっ……!あの速さで通らないとは……」
セリーヌ:「物理でダメなら、魔力弾で押し通すまでなのです!」

セリーヌ:【ターゲットサイト】&【クリティカル・バレット】で!

セリーヌ:2d6+2+3+-0  //命中力判定(残弾数:7)
<BCDice:セリーヌ>:SwordWorld2.5 : (2D6+2+3+0) → 7[4,3]+2+3+1 → 13

サフアグン:2d6+4+0-0 //回避力判定
<BCDice:サフアグン>:SwordWorld2.5 : (2D6+4+0-0) → 7[1,6]+4+0-0 → 11→失敗……

セリーヌ:k20+2+2+0-0@9  //威力20魔法ダメージ@トラドール
<BCDice:セリーヌ>:SwordWorld2.5 : KeyNo.20c[9]+4 → 2D:[2,2]=4 → 2+4 → 6

セリーヌ:あうあうあうあう振るわないーーーー
カルミア:ぬめぇ……(粘液の音)
リガード:ムニョォ……
ジェレミール:クリティカルバレットのとき出目に意地悪するのやめない?
GM:防護点無視で実質物理の9点と一緒だよ これは強いよ
ジェレミール:そうだ! 確実に削れているっ!

カルミア:もう一度【バニッシュ】に挑戦してみます!

カルミア:2d6+3+2 //魔法行使判定
<BCDice:カルミア>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+2) → 4[2,2]+3+2 → 9

サフアグン:2d6+5+0-0 //精神抵抗判定
<BCDice:サフアグン>:SwordWorld2.5 : (2D6+5+0-0) → 6[5,1]+5+0-0 → 11→成功!

カルミア:なんで??
リガード:Oh……
GM:固定値は互角なのだ…… 出目の差が……!

GM:第三ラウンド裏、サフアグンの手番!ジェレミールさんを殴る!

サフアグン:2d6+5+0-0 //命中力判定
<BCDice:サフアグン>:SwordWorld2.5 : (2D6+5+0-0) → 12[6,6]+5+0-0 → 17→自動成功!

ジェレミール:2d6+3+2+0-0  //回避力判定
<BCDice:ジェレミール>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+2+0-0) → 5[4,1]+3+2+0-0 → 10→失敗……

サフアグン:2d6+4+0-0 //近接攻撃ダメージ
<BCDice:サフアグン>:SwordWorld2.5 : (2D6+4+0-0) → 7[2,5]+4+0-0 → 11

ジェレミール:練技で防護点加算しといて良かった……7点軽減して4点通しですね
GM:かてぇ! だが連続攻撃で二撃目発生だ!!

サフアグン:2d6+5+0-0 //命中力判定
<BCDice:サフアグン>:SwordWorld2.5 : (2D6+5+0-0) → 10[5,5]+5+0-0 → 15

ジェレミール:2d6+3+2+0-0  //回避力判定
<BCDice:ジェレミール>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+2+0-0) → 7[2,5]+3+2+0-0 → 12→失敗……

サフアグン:2d6+4+0-0 //近接攻撃ダメージ
<BCDice:サフアグン>:SwordWorld2.5 : (2D6+4+0-0) → 12[6,6]+4+0-0 → 16

GM:ビタァン!
リガード:ブホッ
セリーヌ:うっわやばい
ジェレミール:残りHP12点……!

GM:サフアグンの連撃がジェレミールに炸裂! 1度目の衝撃で怯んだ隙に2撃目がクリーンヒットする!
ジェレミール:*勢いのまま派手に地面に叩きつけられる!

ジェレミール:「がはっ……!」

ミィナ:「っ、ジェレミール!」
セリーヌ:「ジェレミールさん!」*顔を強張らせる
カルミア:「……っ!」*とっさに目つむり

3-2. VS! 大サハギン「サフアグン」(後半)

GM:それでは第四ラウンド!

セリーヌ:「あと数秒持ち堪えてくださいなのです!」*再装填します!
カルミア:「じぇ、ジェレミール……!」

リガード:「大丈夫さ。……じきに終わる。いや、始まるんだ。」
リガード:「ジェレミールの……そして俺たちの冒険譚がな!

リガード:サフアグンにバトルアックスで全力攻撃だ!

リガード:2d6+3+3+0-0  //命中力判定
<BCDice:リガード>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+3+0-0) → 7[3,4]+3+3+0-0 → 13

サフアグン:2d6+4+0-0 //回避力判定
<BCDice:サフアグン>:SwordWorld2.5 : (2D6+4+0-0) → 6[1,5]+4+0-0 → 10→失敗……

リガード:k31@11+3+3+4-0  //ダメージ
<BCDice:リガード>:SwordWorld2.5 : KeyNo.31c[11]+10 → 2D:[5,3]=8 → 8+10 → 18

GM:い~いダメージだ! サフアグンの残りHPは31点……!
リガード:どんどん行くぜ!

リガード:「お前は……その1ページ目だ」*腹に刃を突き立てながら呟く

GM:サフアグンの分厚い腹脂を破り、ヌルヌルとした血が染み出す!

ジェレミール:次いきます!!
リガード:いけぇ!
ミィナ:いけええ!!
カルミア:いけーー!!
セリーヌ:いっけぇぇぇ!!
GM:突き立てろ!!

ジェレミール:「き、騎士は……これしきの、ことでは……
ジェレミール:「挫けん……のだぁっ!」*槍を杖代わりに立ち上がる

ジェレミール:補助動作で練技【ビートルスキン】を発動!
        防護点追加の効果を持続する……!
ジェレミール:そして特技【かばう】を宣言! 対象はミィナちゃん!

◆GMのメモ◆
【かばう】
同じエリアにいる味方が敵の攻撃対象となった時、代わりにその攻撃を引き受けることができる特技。ただし、引き受けられるのは回避判定で回避できうるものに限られ、魔法による攻撃などは通してしまう側面もある。

GM:ジェレミールは呼吸を整える。身体を巡るマナを表皮に集め、強靭な鎧とする!

ジェレミール:そしてサフアグンに槍を繰り出す!

ジェレミール:2d6+3+3+0-0  //命中力判定
<BCDice:ジェレミール>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+3+0-0) → 4[3,1]+3+3+0-0 → 10

サフアグン:2d6+4+0-0 //回避力判定
<BCDice:サフアグン>:SwordWorld2.5 : (2D6+4+0-0) → 7[2,5]+4+0-0 → 11→成功!

ジェレミール:んんーー!!

GM:サフアグン、突き出された槍を鋭いヒレの付いた腕で弾き返す!

ジェレミール:「ええい! だが俺は……一人ではないのだ!」

ミィナ:補助動作で賦術【クリティカルレイ】発動!
GM:ダメージ算出時のダイス(1回目)に干渉する賦術ですね……!
ミィナ:そして【必殺攻撃】でサフアグンに攻撃!

ミィナ:「半端な攻撃じゃダメだ。……あんまり使いたくなかったけど」*金色のカードを片手に

ミィナ:2d6+3+4+0-0  //命中力判定
<BCDice:ミィナ>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+4+0-0) → 6[1,5]+3+4+0-0 → 13

サフアグン:2d6+4+0-0 //回避力判定
<BCDice:サフアグン>:SwordWorld2.5 : (2D6+4+0-0) → 9[4,5]+4+0-0 → 13→成功!

ジェレミール:ファーッ!!!!!
セリーヌ:なんだとーーーーーーー!?!?
カルミア:あぁ……!

GM:両腕の鋭いヒレを重ね、サフアグンはミィナのブレードを真正面から受け止めてのける!

ミィナ:「……! 読まれてる……!」

リガード:「古強者ってことか……!最後まで粘ってくれる!」

カルミア:ジェレミールさんを回復します……!【キュア・ウーンズ】!
ジェレミール:ありがとうございます!

カルミア:2d6+3+2 //魔法行使判定
<BCDice:カルミア>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+2) → 7[3,4]+3+2 → 12
成功!

カルミア:k10@13+3+2 //威力10回復量
<BCDice:カルミア>:SwordWorld2.5 : KeyNo.10+5 → 2D:[5,6]=11 → 6+5 → 11

GM:グッド! ほぼ最大値……!
ジェレミール:やったー!

カルミア:「ジェレミールに奇蹟を!」*祈りのポーズ

ジェレミール:「おっ……おお……これは!」
ジェレミール:「痛みが、まるでない!嘘のように消えたぞ!」

カルミア:「これくらいしかできないけど……!」
ジェレミール:「感謝する!」*後ろを向いて確かに頷きを返す

GM:第四ラウンド裏、サフアグンのターン! ミィナさんに攻撃だ!
ジェレミール:【かばう】発動 初撃は受けて立つ!

サフアグン:2d6+4+0-0 //近接攻撃ダメージ
<BCDice:サフアグン>:SwordWorld2.5 : (2D6+4+0-0) → 10[4,6]+4+0-0 → 14

ジェレミール:防護点7点で軽減……! さっき回復してもらったからまだ大丈夫だ!
GM:ぬぅー! しかし連続攻撃は【かばう】による命中時も発動するぞ!
ジェレミール:ぐううっ!
GM:攻撃対象は元々の対象であるミィナさんに移ります お覚悟ぉ!

サフアグン:2d6+5+0-0 //命中力判定
<BCDice:サフアグン>:SwordWorld2.5 : (2D6+5+0-0) → 5[2,3]+5+0-0 → 10

ミィナ:2d6+3+4+1+0-2  //回避力判定
<BCDice:ミィナ>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+4+1+0-2) → 7[1,6]+3+4+1+0-2 → 13→成功!

GM:ぬぅーっ!! よっぽどこちらの命中出目が良くないと、必殺攻撃の隙を突いても攻撃が当たらぬ!

GM:それでは第五ラウンド!
リガード:残り31点か……どこまで削れるか

リガード:再びバトルアックスで【全力攻撃】だァ!

リガード:2d6+3+3+0-0  //命中力判定
<BCDice:リガード>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+3+0-0) → 7[1,6]+3+3+0-0 → 13

サフアグン:2d6+4+0-0 //回避力判定
<BCDice:サフアグン>:SwordWorld2.5 : (2D6+4+0-0) → 7[6,1]+4+0-0 → 11→失敗……

リガード:k31@11+3+3+4-0  //ダメージ
<BCDice:リガード>:SwordWorld2.5 : KeyNo.31c[11]+10 → 2D:[6,1]=7 → 7+10 → 17

GM:サフアグン、残りHP17!!
ジェレミール:いける、いけるぞ!!!!
セリーヌ:これならいける!!!
カルミア:がんばれー!
リガード:削れ……!削り切ってくれ……!!
ジェレミール:これセリーヌちゃんとミィナちゃんでいけそうでは!!

GM:三度、サフアグンの腹をリガードの斧が抉る! 大量の血を流すサフアグンの足がふらつき始めた!

リガード:「いい加減、キツくなってきたみたいだな!」*斧を構え直し

ミィナ:次、動きます。補助動作で賦術【インスタントウェポン】、白のAランクカードを使用!更に【必殺攻撃】で攻撃します!
GM:おぉ!

ミィナ:*柄に新しいカードを差し込み、ブレードを再生成!

ミィナ:2d6+3+4+0-0  //命中力判定
<BCDice:ミィナ>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+4+0-0) → 7[4,3]+3+4+0-0 → 14

サフアグン:2d6+4+0-0 //回避力判定
<BCDice:サフアグン>:SwordWorld2.5 : (2D6+4+0-0) → 11[5,6]+4+0-0 → 15→成功!

ミィナ:???
セリーヌ:なんでえええええええええ
ジェレミール:5,6とは一体……

ミィナ:「あた……らないっ!」*寸でのところで躱される

GM:ブレードの鋭さに本能的な危機を感じ取ったか、サフアグンは突如後ろへと下がる!

セリーヌ:【ターゲットサイト】【クリティカル・バレット】で射撃!
セリーヌ:「いい加減にするのですよ……!」*おこ

セリーヌ:2d6+2+3+1-0  //命中力判定(残弾数:6)
<BCDice:セリーヌ>:SwordWorld2.5 : (2D6+2+3+1-0) → 6[1,5]+2+3+1-0 → 12

サフアグン:2d6+4+0-0 //回避力判定
<BCDice:サフアグン>:SwordWorld2.5 : (2D6+4+0-0) → 10[5,5]+4+0-0 → 14→成功!

セリーヌ:ぐああああ!!
ジェレミール:アァー!!
セリーヌ:マジであたらぬ!
ジェレミール:なんで??

GM:サフアグン、ミィナのブレードを避けたあと更に横へと跳び、岩陰で弾丸をやり過ごす!

カルミア:次手番もらってジェレミールさん回復します!
ジェレミール:アリガトウ……アリガトウ……
カルミア:【キュア・ウーンズ】!

カルミア:2d6+3+2 //魔法行使判定
<BCDice:カルミア>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+2) → 8[6,2]+3+2 → 13
成功!

カルミア:k10@13+3+2 //威力10回復量
<BCDice:カルミア>:SwordWorld2.5 : KeyNo.10+5 → 2D:[3,4]=7 → 3+5 → 8

ジェレミール:残りHP24点……まだまだ!

カルミア:「ジェレミール、耐えて!」
ジェレミール:「ああ、元よりそのつもりだっ!」

ジェレミール:「心なしか、恐怖も晴れてきた……いざ!」

ジェレミール:【かばう】をミィナちゃんに宣言しつつ通常攻撃!

ジェレミール:2d6+3+3+0-0  //命中力判定
<BCDice:ジェレミール>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+3+0-0) → 6[3,3]+3+3+0-0 → 12

サフアグン:2d6+4+0-0 //回避力判定
<BCDice:サフアグン>:SwordWorld2.5 : (2D6+4+0-0) → 5[1,4]+4+0-0 → 9
失敗……

ジェレミール:k28@10+3+3+0-0  //ダメージ
<BCDice:ジェレミール>:SwordWorld2.5 : KeyNo.28c[10]+6 → 2D:[3,4]=7 → 6+6 → 12

GM:残りHP、8点!!
ジェレミール:いける、いける! いってくれ……!
リガード:よぉし!!

ジェレミール:「活路を拓く!!」*槍を突き刺す

GM:第五ラウンド裏、サフアグンが足掻く!ミィナさんに水のブレスだ!
ジェレミール:【かばう】発動で守ります!

サフアグン:2d6+4 //水のブレスダメージ
<BCDice:サフアグン>:SwordWorld2.5 : (2D6+4) → 9[3,6]+4 → 13

ジェレミール:残りHP11点、魔法ダメージは中々痛いな!

GM:ミィナを狙って打ち出された水の前にジェレミールが割り込む!

ジェレミール:「――ッ!」

GM:それでは第六ラウンド!
カルミア:【バニッシュ】でサポートしてみます……!

カルミア:2d6+3+2 //魔法行使判定
<BCDice:カルミア>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+2) → 4[1,3]+3+2 → 9

サフアグン:2d6+5+0-0 //精神抵抗判定
<BCDice:サフアグン>:SwordWorld2.5 : (2D6+5+0-0) → 11[5,6]+5+0-0 → 16→成功!

カルミア:だからさ~~~!!
ジェレミール:精神抵抗だけ強すぎない!?

GM:サフアグンは傷口から大量の血を流しつつカルミアの神聖魔法を跳ね除ける!! 同時に、ミィナはジェレミールの防御の後ろで最後の金カードを取り出した!

カルミア:「……っ!」
セリーヌ:「ミィナ!今です!跳ぶのです!」
リガード:「……」*見据える
ジェレミール:「行けぇ!」

ミィナ:補助動作で賦術【クリティカルレイ】発動!そして続く主動作で【必殺攻撃】だ!

ミィナ:2d6+3+4+0-0  //命中力判定
<BCDice:ミィナ>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+4+0-0) → 5[2,3]+3+4+0-0 → 12

サフアグン:2d6+4+0-0 //回避力判定
<BCDice:サフアグン>:SwordWorld2.5 : (2D6+4+0-0) → 2[1,1]+4+0-0 → 6
自動失敗……

ミィナ:うおおおおおおお!!
ジェレミール:うおおおお!!
カルミア:よし!!
ジェレミール:アツい!
GM:ぐわぁぁぁぁここで回避ピンゾロかよぉ!
セリーヌ:よっしゃああああああああ!

ミィナ:「本当はさ、この状況でこういう風に考えるのは良くないと思うんだけどさ。ごめんね」

ミィナ:「こういうのを……ずっと求めてきたんだ。死の淵。一歩間違えば決して帰れない魔境。そんな死地に、仲間と一緒に挑んで、命を燃やすような冒険をしてみたかった」*一歩、また一歩と歩みを進める。

ミィナ:「ふふふ……だから、今ね。……すごく」
ミィナ:「楽しいんだ」*そう笑った刹那、ミィナの姿がかき消える。一切の予備動作もなく、魔の法でもなく。

ミィナ:「【グレードA・形状指定:グルカ・ヘクトパルス】」*マテリアルカードを装填し、命令文を呟く。即座に刀身が錬成されるが、それだけでは終わらない。

リガード:「フフフ……眩い! 確信したぞ、俺は……」
リガード:「今、英雄が生まれる!俺はその瞬間に立ち会えたのだと!」

ミィナ:「【追加命令多重形状ラインパッケージ】」*追って囁かれたその言葉と共にデバイスの幾何学模様が純白色の輝きを放つ。
ミィナ:──“糸”。先に装填した金色が成したのは髪の毛めいて細い糸だ。糸によって体を引っ張り上げ、敵の頭上をとっている。

ミィナ:ミィナの切り札の一つ。

それは直接の攻撃でも敵を封じる魔の法でもない。
元より疾風めいた敏捷性を持つミィナの機動に追加される、“上下という選択肢そのもの”

ミィナ:それこそが切り札。銘を【糸(ライン)パッケージ】。

ミィナ:k20+3+1+0-0@9#1$+1  //ダメージ@白A 
<BCDice:ミィナ>:SwordWorld2.5 : KeyNo.20c[9]m[+1]a[+1]+4 → 2D:[2,6 3,2]=10,6 → 8,4+4 → 1回転 → 16

セリーヌ:綺麗に回ったー!
カルミア:やったぁあああああああああああああ!
リガード:よっしゃーーー!!
ジェレミール:おおおおおお!!

GM:サフアグンのHP、見事マイナス! 撃破です!

ミィナ:「グルカナイフ、或いはククリナイフって言うんだ。軽くて、非力な私の腕でも……弱点を狙えば良く斬れる」

サフアグン:「ゲギョ……ゴボォ……」*自分に何が起こったのか理解できず、口から血の泡を吹き出す

ミィナ:「──こんな風に、ね」*エラ蓋に差し込まれた刃を引き抜く。吹き上がる血飛沫すらミィナの影を捉えることはない。絶速。朱は青を染めず。

サフアグン:「ゴボボボボボボッ! ゴボッ……!」*激しくもがき、濡れたドックの床がドス黒い血で染まっていく……!

ミィナ:「ふふ、ごめんね。あなたからは命くらいしか盗めないや。せめて、おいしく食べてあげるから」*刃についた血を払う。

サフアグン:*そのまま仰向けに倒れ、事切れる

4. 結末

GM:群れのリーダーである大サハギンは討ち倒された。 住み着いた矮小なサハギン達もこの地を離れていくだろう。
GM:PC達は、見事依頼を達成したのである。

リガード:「俺たちの……勝ちだ!」
カルミア:「やった………やったよー!」*わーいわーいと飛び上がる
セリーヌ:「勝った…のですね」*ほっと息をつく
ジェレミール:「ああ……! そうだな」*槍で身体を支えながら
リガード:「……この場に吟遊詩人がいなかったのが心残りだよ、俺は」

ミィナ:「そうだ、ジェレミール!」
ミィナ:「大丈夫? 怪我は?」*駆け寄る
ジェレミール:「は、はは……見ての通り……」
ジェレミール:「腰が抜けたので立たせてくれないか」

ミィナ:「ふぬぅ……」*肩を貸そうとするが力が足りない
セリーヌ:「まったく、しょうがない人なのです」*呆れながらジェレミールを起こす
ジェレミール:「お、おぉ……ドワーフの力は頼りになる」

リガード:「ふふふ……」
カルミア:「リガードさん、なんだか嬉しそうだね」
リガード:「そうだ。嬉しい……嬉しいとも」

リガード:「さぁて!帰って祝宴だ!英雄諸君!」
パーティ全員:「「「「おー!」」」」

210408 酒場2

GM:PC達は現場の確認を済ませたあと、ギルドに帰還します
GM:ギルドに戻ると辺りは暗くなっており、食堂は仕事を終えた冒険者達で賑わっています
GM:今度は空いているテーブルを皆で確保することができました。

GM:《グランティン》近くの海で採れた海老と大灰鱈の塩水茹(ブイヤベース)、硬く焼き上げられたパンに乗せられた塩辛い魚卵などの料理が卓に並びます。

リガード:「では!」
リガード:「無事の生還と……新たな英雄の誕生を祝し!」

GM:おっと! その前に支部長からコメントしよう

ロイド:*ツカツカとPC達のテーブルに歩み寄る

210616 支部長0

◆NPC解説◆
《ガンマイスター》ロイド・リー・スタンリー 人間/男性/42歳
冒険者ギルド《海峡の巡礼者》亭を束ねる支部長。
幾多の場数を踏んだ冒険者であり、《ガン》の整備や運用に熟達した魔動機術師。
同ギルド支部三代目の支部長であり、妥協や油断のない性格から先代に推薦された経緯を持つ。

ロイド:「お前ら、どうやら首尾よく済ませたみたいだな」
ロイド:「先刻、マギテック協会から連絡が来たぜ。これで安全に調査が再開できるってな」
ロイド:「駆け出しのヒヨコ共だと思ってたが……悪くねぇ目になったじゃねぇか」

ジェレミール:「(やはりバレるものなのか……)」
リガード:「そうだろう。雛は雛でも、英雄の雛かもしれんぞ?」

ロイド:「ハッ、英雄でも凡愚でも構いやしねぇよ。せいぜい長生きすることだな」*口の端に笑みを浮かべ
ロイド:「コイツは俺からの祝いだ。取っとけや」*支部長カウンターから持ってきた銘酒の瓶をテーブルに置く

◆アイテム解説◆
「静謐な森の清流」
《グランティン》周辺で栽培されている大麦を種に発酵させ、《フレジア森林国》産の松の実で香り付けした蒸留酒。
強い酒気と芳醇な香りが特徴で、塩気のある料理と共に供される。

専門の酒場では、柑橘系の絞り汁を加えたり他の酒と混ぜる場合もある。

ミィナ:「むむ、高そうなお酒」
セリーヌ:「まぁ、得がたい経験を得たのは確かなのです」*ご飯もぐもぐ
ジェレミール:「良いものだ……酒の種で乱造されたものではない!」

ロイド:「ま、精進するこった」*カウンターに戻っていく
リガード:「……違いない。酒もありがとう、恩に着る」

リガード:「では……この美酒と!我々の冒険譚の始まりに!」

リガード:「カンパーイ!」
ミィナ:「かんぱーい」
カルミア:「かんぱーい!」
ジェレミール:「乾杯だッ!」
セリーヌ:「乾杯、なのです!」

5. まとめ

ひょんなことからパーティを組むことになった、5人の冒険者たち。
彼らの出会いと初陣は、彼らに勝利の美酒をもたらした。

海沿いの都市である《グランティン》には、きっと明日も事件が起こる。
彼らの次の冒険の舞台は、海か大地かそれとも空か……。

←「地下船渠の冒険」前編

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