ソードワールド2.5リプレイ《空の麓》キャンペーン 第八話「湖面の魔女と記憶の魔剣」前編

はじめに

この記事は2022/9/4に行われた「ソードワールド2.5(グループSNEのTRPG)」のセッションログを再編集したリプレイです。
読みやすくするため、実際のセッションログを少しだけ脚色したり、発言順序を整理したりしています。
前回はこちら

本作は、「グループSNE」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『ソード・ワールド2.0/2.5』の、二次創作です。
(C)GroupSNE
(C)KADOKAWA

0. これまでのあらすじ

◆これまでのあらすじ◆
アルフレイム大陸北西部、ドーデン地方。
そこは乾いた荒野と南部の草原に魔動鉄道が走る、広大な冒険の舞台。
冒険者ギルド《空の麓》亭に所属するPCたちは、謎めいた魔法文明時代の遺跡で蛮族と戦いを繰り広げ、奇妙な「剣型の首飾り」を手にする。
専門家の見立てによると、それは魔法文明時代にしか存在し得ない「超高密度マナ結晶構造体」なのだという。

首飾りの正体を確かめるべく、PCたちは“湖面の魔女”ユーラウゼン=ローハイムメイレンなる人物を訪ねて《オルフィード湖国》を目指すのであった。
その魔女は、大破局以前から生きるエルフの魔術師である。
PC達の持つ首飾りについて、何か手がかりを持っているはずだ。

PC達は蛮族からの襲撃を撃退しつつ、《ドーデン横断鉄道》で地方東へと向かうのであった。

1. 第二分岐、《ツヴァイツヴァイク》

GM:それではセッション本編、はじめて行きましょう!
現在PC達は魔動列車に揺られております。時間帯は午前中。

GM:◆描写◆
PC達が第一分岐の街《アインスアスト》を出発してから2時間。
東から昇ってきた太陽が朝の爽やかな空気を暖め、雲一つない青空を照らしている。

PC達は現在、《オルフィード湖国》線に繋がる第二分岐の街《ツヴァイツヴァイク》を目指していた。
ドーデン地方横断鉄道において《アインスアスト》-《ツヴァイツヴァイク》は概ね3時間程度である。
PC達を乗せた魔動列車は、東に向かって順調に進んでいた。

カナリカ:「次の目的地は第二分岐か……朝から列車に揺られ通しだけど、あとどのくらいで着くんだい?」*些か眠そうに

画像1

絵:滑郎さん

キャラクター:カナリカ/女性/20歳
プレイヤー:滑郎
種族:ルーンフォーク
技能:フェンサーLv5/ライダーLv5/コンジャラーLv3
戦闘特技:防具習熟A/非金属鎧、魔力擊、マルチアクション
装備:サーベル(片手剣)、スピア(手槍)、アラミドコート(布鎧)
称号:《ブロードソード》級

概要
発掘復元された高機動型魔動バイク“フリューゲル”を駆る、魔動騎手のルーンフォーク。高威力なスピアを構え、高度な操縦テクニックで敵陣へと切り込む様は正しく騎兵といったところ。

車両と武器による攻撃に加え、支援や回復、妨害を得意とする操霊魔法も習得しており、幅広い戦闘スタイルを可能としているオールラウンダー。

クロウリー:「地図と経過時間から推測するに……《ツヴァイツヴァイク》まではあと3時間ってとこだな」

220817 クロウリー3 挿絵用

絵:のっち

キャラクター:チャールズ・C・クロウリー/男性/28歳
プレイヤー:のっち(GMと兼任の半NPC)
種族:人間
技能:コンジャラーLv5/アルケミストLv4/セージLv4
戦闘特技:魔法拡大/数、ターゲッティング、魔法収束
装備:指輪(魔法触媒)、ソフトレザー(革鎧)
称号:《ブロードソード》級

概要
錬金術と操霊魔法を修める人間の男。
主にパーティのバックアップを担う人材で、状況に合わせた幅広い支援を得意とする。反面、錬金術の産物たる“賦術”は高価な原型質を次々と消費するため報酬の何割かは術の発動の度に消えていく。

単独戦闘は苦手だが、前文明や魔物全般に対する広範な知識でパーティをサポートする他にゴーレムを操作しての戦闘も可能である。

クロウリー:「それにしても、お前さんが夜更かしとは珍しいな」
カナリカ:「あぁ、一昨日破壊された魔動バイクの修復に手こずっててね」
クロウリー:「もう直ったのか? 手酷くブッ壊されてたが……」
カナリカ:「列車内でオーバーホールするわけにもいかないから、宿の納屋で夜通し復元作業だよ。何とか動くようにはなった」*身体を伸ばす

◆GMのメモ◆

前回セッションにて、カナリカの駆る魔動バイクはHP0の憂き目に遭っている。神聖魔法と操霊魔法による多重強化を受けた、強力な蛮族の一撃を受けた車体は損壊してしまったのである(フレーバー的に)。

幸いにもカナリカは「分類:魔動機」にも回復効果を適用可能な操霊魔法の使い手であったため、魔動バイクのHPを回復させる=破損した部品を魔法で修復するという手段を取ることができた。

キア:「カナリカさん、辛ければ休んでいてくださいね? 精密作業と魔法の行使は、心身に負担がかかりますから」

キア

絵:幽月こん@kon_yus様

キャラクター:“冒険家(パスファインダー)”キア・コレット/女性/15歳
プレイヤー:侘助
種族:リカント(アライグマ)
技能:シューターLv6/マギテックLv4/セージLv3
戦闘特技:ターゲッティング、武器習熟A:ガン、魔力撃
装備:ロングバレル(銃)、ハードレザー(革鎧)
   サーペンタインガン(拳銃)
称号:《ブロードソード》級

概要
礼儀正しく聡明な、アライグマのリカント。
冒険者としての通り名は”冒険家(パスファインダー)”であり、これは彼女の亡き両親のものを引き継いでいる。

装弾数の少ない代わりに高い命中精度と攻撃力を両立する両手銃“ロングバレル”に銃剣を装着した、遠近両対応の戦闘装備が特徴。
近頃は、近接戦における身のこなしをイズールから教わっているようだ。

カナリカ:「あぁ。けどフリューゲルが壊れたままだと気が休まりそうになかったんだ。世界に一台だけの、私の愛車なんだから」
カナリカ:「それにしても、あれだけ派手に壊されたのには正直驚いたな」
クロウリー:「ドーン種は魔法に通じてる連中が多い上、それなりに頭も回る。連携戦術を取られると中々厄介ってことだな」

ダンテ:「あれだけの練度の部隊は、中々見たことねぇけどな」
ダンテ:「ありゃ相当精鋭の……それこそ、役割を明確に分けた複数戦想定の連中だぜ。むしろよく親玉を落としたよ」

201108 穢持ちリカント2

絵:のっち

◆NPC解説◆
ダンティリエ・アッシュファング(男性/リカント/20歳)

イズールと同じ集落で育った狼のリカント。
幼い頃から体格と運動神経に優れ、喧嘩では負けたことがない。
集落が蛮族に襲われた際にイズールとは離れ離れになっていたが、いつの間にかドーデン地方に流れてきていたようだ。

その身体には“穢れ”に由来する痣が刻まれており、どうやら一度死んだあと何者かに蘇生させられたのだという。生来の楽天家思考が幸いしてか、あまり深く思いつめてはいないようだが……?

クロウリー:「まぁそうかもしれんが……それにしたって、ルクスにも結構ダメージが入ってたのが心配だな」
クロウリー:「ルクスのカバーに依存しすぎない戦術も考えておく必要がある、か……?」*ルクスの方を見る

ルクス:「私自身はまだまだ大丈夫です。ただ、あのレベルの使い手との戦いともなれば……対応できず防ぎきれない局面も増えてくるかも」

ルクス

絵:やづやさん

キャラクター:ルクス・マルガメス/女性/50歳
プレイヤー:やづや
種族:リルドラケン
技能:ファイターLv5/エンハンサーLv3/レンジャーLv4
戦闘特技:かばう、武器習熟A:盾、ガーディアン
装備:グレートパリィ(大盾)、プレートアーマー(金属鎧)
称号:《レイピア》級

概要
巨大な金属製の大盾を武器とする、リルドラケンの女戦士。
冷静沈着な性格の一方、意外と負けず嫌いな一面も持っている。

強固な金属鎧に大盾を構え、更に自身の持つ鱗の皮膚に練技を合わせることで凄まじい防御力を発揮し、生半可な攻撃を跳ね返す。
戦闘時は味方をカバーする“盾役”を務めると同時に、鉄塊めいた大盾を打撃武器として叩きつける強力なアタッカーとして立ち回る。
攻防ともに安定した、頼もしい存在。

イズール:「……新しい戦い方、か」*先日の戦いを反省する様に

画像6

絵:シロクニさん

キャラクター:イズール・ローランド/男性/19歳
プレイヤー:シロクニ
種族:リカント(イタチ)
技能:フェンサーLv5/スカウトLv4/エンハンサーLv3/アルケミストLv1
戦闘特技:囮攻撃、武器習熟A/スピア、必殺攻撃
装備:ピラー(槍)、ショートスピア(槍/投槍)、
   ハンドアックス(斧/投斧)
   バックラー(回避用盾)、ソフトレザー(革鎧)、ブレードスカート
称号:《レイピア》級

概要
真っ直ぐな性格の、イタチのリカント。
過去に蛮族の襲撃によって故郷を失っており、それゆえ蛮族に対する敵対心はパーティでも最も強い。

俊敏な身のこなしと槍のリーチでリカントとしては小柄な体格を補っており、小型武器の投擲や回避と同時に相手を攻撃する装具、呼吸法による身体強化や錬金術の産物である賦術など様々な要素を駆使して戦う。
パーティでは斥候役を担っており、探索時の先鋒や周囲の索敵については非常に頼りになる存在。

カナリカ:「特に前回は、相手が神聖魔法を的確に運用してきたのが脅威だったかな。こっちの攻撃で与えたダメージもすぐに回復されちゃうし」
キア:「ルクスさんのカバー負担を減らしつつ、神官対策も……」
キア:「前衛の数を増やしてみます?」
ルクス:「私はまだ大丈夫ですが……」*軽く抗議するように
ルクス:「とはいえ、戦術の幅が広がるのは良いことですね」

カナリカ:「前衛を増やすとなると……」*キアとクロウリーを見る
カナリカ:「クロウリー、頼める?」

カナリカ:前に出てくれるか、クロウリー……
クロウリー:前線に術師立たすとか殺す気か!?

クロウリー:「あぁ、ゴーレムでの前線支援だな」
カナリカ:「そういうこと」
クロウリー:「仕込みに時間がかかるんで限定的な運用になるが……まぁ可能な限り用意するように務めるさ」

キア:「私ってそんなに頼りないですかね……」*苦笑い
キア:「一応、近接戦の訓練も最近は積んでいるんですが」

カナリカ:「とんでもない。キアはよくやってくれているとも!」
カナリカ:「でも、私の主義というか、本能というのかな……どうしても女の子を前に出すというのは、気が咎めてね」*苦笑して
キア:「私も、いつまでも皆さんの後ろにいる訳にはいきませんから」

クロウリー:「つーか銃手の近接訓練って何だ。そんな戦い方あるのか?」
キア:「知らないんですか? 遠方の大陸、テラスティアでは銃と剣の二刀流で戦う流派もあると聞きますよ」
クロウリー:「生憎、ガン関係の戦術理論にはそこまで詳しくねぇよ。しかも、その戦い方だとガンの長所が死んでねぇか?」
キア:「短銃なんて極論使い捨ての刺突武器のようなものですからね。射程だけがガンの長所というわけでもないですよ」

カナリカ:「へぇー。色んな戦い方があるんだね。まさか、キアが積んでる近接戦の訓練っていうのはそれのことなの?」
キア:「いえ、剣は持ちません」
イズール:「持たないのか!?」
キア:「代わりに、銃剣(バヨネット)を使います」

◆GMのメモ◆
【バヨネット】
《ガン》に取り付けるオプション。《ガン》で近接攻撃が行えるようになる。この攻撃はシューター技能によって命中・ダメージが算出される。

魔動機術による攻撃と比べれば威力に劣る上に物理ダメージであることから、基本的には弾切れを起こした際の保険と考える魔動機術師が多い。

キア:*荷物を解き、ロングバレルを取り出す 銃身先端には刃が取り付けられている
イズール:「あぁ、それで俺の動きを参考にしたいって言ってた訳か」
ルクス:「なるほど。長銃の先端部に取り付けられた銃剣は、たしかに扱いとしては短槍に近い趣がありますね」
キア:「獣変貌はあまり使いたくないのですが……いざとなれば、前線にも立てます」*ふんす

クロウリー:「なるほどな。そうなりゃ、戦術の幅がかなり広がるな」
ルクス:「いいですね。やれる事が多いのはそのまま力になる」

キア:「相手からの攻撃をしっかり避けられるように体術が完成するまでは、もう少しだけルクスさんの力をアテにすることになりますが……」
ルクス:「構いませんよ。元より私は、仲間を守るために身体を鍛えているのですから」*笑みを浮かべる
カナリカ:「私とイズールは避けることを考え、ルクスに姫を守ってもらう……なるほど、面白いかもしれない」

イズール:「前みたいな、死にかけるほどの無理はしないようにしてくれよ?」*2人の方を心配そうに見て
キア:「勿論、命大事にいきます」
ダンテ:「前線で戦うってのは厳しいぜ~」*からかうように

GM:ではでは、そんな話をしている間に……

ドーデン地方 空の麓第八話1

◆GMのメモ◆
Inkernate World様で作成したドーデン地方マップ。
《アインスアスト》から《ツヴァイツヴァイク》への移動。
目的地である《オルフィード湖国》へはこの街で列車を乗り換え南下する。

GM:◆描写◆
車窓から見える景色が草原から城塞都市へと切り替わっていく。
列車は城塞中央部にある円形の駅へと入り、僅かな振動とともに停車した。
ここが第二分岐の街、《ツヴァイツヴァイク》である。

建物は魔動列車のプラットホームになっており、PC達が降りた列車は《ゴケルブルグ》行き特急への接続待ちに入っている。
《オルフィード》線への乗り換え案内に従い、PC達は別のホームへと向かうのであった。

200505 駅舎背景2 ガウスぼかし30 小サイズ アス比変更

絵:のっち

ダンテ:「《ツヴァイツヴァイク》の駅は流石にデカいな。ドーデン東側の玄関口なだけあるぜ」
イズール:「この駅から《ゴケルブルグ》行きと《オルフィード》行きの列車に乗れるようになってるのか……ちょっとしたハブステーションだな」

ルクス:「ふむ……」*路線図を見て
ルクス:「《フレジア森林国》には、鉄道は通っていないのですね」
クロウリー:「あぁ。街道を通るしかない。交易馬車にでも乗せてもらうか、自分たち用の馬車を借りるか……まぁ財布と相談だな」
イズール:「列車が通ってない国ってのはドーデンじゃ珍しい。依頼がないときにフレジアに行ってみるのも面白そうだな」
キア:「まずは足を手に入れるところから、ですね」

カナリカ:「私のバイクで牽引できるなら運転するけど」
キア:「流石にこの人数は馬力が厳しいのでは……?」
カナリカ:「じゃあ、私はバイクで馬車と並走かな」
イズール:「俺だってそこそこの距離なら走ってついて行くぞ!」
ダンテ:「バイクと張り合うなよ、バイクと……」

クロウリー:「ま、今の俺達の目的地は《オルフィード》だ。鉄道が通ってるってのは便利だな」
クロウリー:「鉄道神王のありがたみってやつを感じるぜ」
カナリカ:「本当にね。こうしてみんなとのんびり旅ができるのはとても楽しいよ」
ダンテ:「客車で居眠りしながら旅先に行けるってのは気楽でいいぜ」

GM:◆描写◆
ドーデン横断鉄道は《キングスフォール》から《ゴケルブルグ》までを横断する路線を指している。
そこには幾つかの分岐があり、近隣国家へと伸びるローカル線が展開されている。分岐は人の集う所として《アインスアスト》や《ツヴァイツヴァイク》のような宿場町を形成していた。

《オルフィード》線のプラットホームには、避暑地で夏を過ごす富裕層の姿が目立つ。
亜麻の繊維で作られた夏服を纏った貴族の子女達が、ホームで販売されている氷菓子を口にしていた。

◆GMのメモ◆
【氷菓子】

魔動機式の小型フリーザーで作られる、果実のジュースを凍らせた菓子。
ジュースの氷塊を売り手が細かく砕き、木製の皿に入れて提供する。
カットフルーツや糖蜜を添えるオプションもあり。
ひと皿10G。

魔動機式フリーザーを搭載した手押し車を販売員が押し、販売員のマナで稼働させつつ冷たい氷菓子を売り歩く移動販売形式が一般的。

イズール:中々良いお値段だ
GM:お金持ち向けのスイーツなのです
カナリカ:だがこの味を知っていることがステイタスなんだろうな
イズール:気になるけど、良いとこのお嬢様に混ざって買いに行くのは……

キア:「氷菓子、ですか……」*チラ見
イズール:「夏が近いからか、確かに冷たいものが欲しくなるな……」
ダンテ:「俺ぁ毎年毛皮がすげー暑い」
クロウリー:「アレに酒かけたらめちゃくちゃ美味いんじゃねぇか?」
ルクス:「私は過ごしやすくて好きですよ。今の時期」*変温気味なので

カナリカ:「ふむ……1つ10Gか」*氷菓子を売る屋台に歩いていく
カナリカ:「6ついただけるかな?」*注文

キア:「えぇ!? いいんですか?」
イズール:「いいのか? カナリカさん、さんきゅー!」*嬉しい
ダンテ:「太っ腹だな、流石はカナリカの姉御!」*イズールとはしゃぐ
ルクス:「何事も経験ですね。お言葉に甘えさせてもらいましょう」
クロウリー:「奢ってくれんのか? ありがたく頂いとくぜ!」
カナリカ:「ふふふ。人の喜ぶ顔を見るの、私は好きだからね」*ウインク

GM:ではPC達、オルフィード行きの列車がホームに来るのを待つ間にシャリシャリした氷菓子を楽しみます
GM:駅のホームはひんやりとした大理石で造られており、照りつける日差しに反して中は涼しい……

GM:ではでは、PC達は氷菓子を食べて列車を待ちます
GM:ほどなくして列車がホームに到着! 乗り込むと次のチャプターです

2. 観光地、《オルフィード湖国》

ドーデン地方 空の麓第八話2

GM:◆描写◆
《ツヴァイツヴァイク》を出発して約4時間、PC達を乗せた魔動列車は《ルアーナ大湖》にかかる《ルノアール大鉄橋》を走っている。
《ルアーナ大湖》はドーデン地方南東部に広がる巨大な湖であり、その中心には《オルフィス島》が浮かぶ。
オルフィス島の中心部には湖上都市《オルフィード湖国》が築かれており、白磁の如き大理石の塔が立ち並んでいた。

島を取り囲むルアーナ大湖が多くの蛮族の侵入を拒んでおり、都市外周には他の城塞都市のような物々しい城壁が築かれていない。

車窓から見える湖面は午後の日差しを乱反射してキラキラと輝き、白石の塔と相まってこの国が風光明媚な観光地であることを思い出させる。
列車は鉄橋を渡り終え、都市中央に聳える石造りの駅舎へと入っていった。

GM:◆描写◆
《オルフィード》駅は白灰色の大理石で造られた魔動機文明時代風の建物で、天井からはシャンデリアを模した魔動灯が下がっている。
駅舎を出ると観光地やホテルへと向かう送迎馬車が並んでおり、行き交う客に御者達が声をかけていた。

カナリカ:おぉー。今まで旅してきたような城塞都市とか宿場町とはかなり違った雰囲気だね?
ルクス:なんというか、戦いとは縁遠そうな雰囲気ですね

GM:比較的温暖な地方南部にありながら、湖に囲まれていて涼しい貴族たちの避暑地。感覚的にはファンタジー軽○沢みたいなものですね。
キア:木造の白っぽい別荘がある感じの……
カナリカ:白樺が生えてる感じの……
イズール:なんか涼しげで良い感じの……
GM:そうですね 白磁の塔が目を引くし、木造の場合でも白樺を使っている可能性は高いかもしれません

ダンテ:「さてと……訪ね先はもうすぐか?」
ダンテ:「ユーラウゼン、だったよな。その魔女ってのは」
キア:「大破局以前の人物というだけで凄いのに……緊張してきました」
カナリカ:「そのはずだ。だよね、クロウリー」
クロウリー:「あぁ。とは言っても、師匠の館はこの島にはないんだがな」

ダンテ:「そうなのか? 俺はてっきり「湖国の別荘地に住む、名家の魔女」ってイメージだったが」
カナリカ:「魔女っていうと、そんなイメージだよね」

クロウリー:「師匠はその……まぁ人ごみが嫌いでな」
クロウリー:「《オルフィード湖国》ってのは基本的にルアーナ大湖に浮かぶ島である《オルフィス島》の城塞都市を指すんだが、周辺にある幾つかの小島も含むんだ」

クロウリー:「その一つに《オルギムル島》ってのがあってな。ここ《オルフィス島》の東にある小さな島だ」
クロウリー:「師匠の屋敷はそこにある。渡し舟を探す必要があるな」

イズール:「けっこう辺鄙な場所に住んでるんだな……」
カナリカ:「なんというか、「意地でも馴れ合わないぞ」っていう強い意思を感じるね」*苦笑
キア:「気難しい方なのですね」苦笑い

イズール:「クロウリーさんの師匠とはいえ、本当に大丈夫な人なのか……?」*小声
カナリカ:「真語にせよ操霊にせよ、魔術師が人目を避けた場所に居を構えるというのは珍しい話じゃないさ」*小声

カナリカ:「(まぁ、私の師匠ほど危険なタイプの魔術師ではない……といいけど)」

GM:PC達が見回してみると、オルフィス島の周囲を遊覧する遊覧船や周遊をやってるような渡しが駅の周りにはたくさん居ます。
GM:クロウリーは適当な男に目を留めると、交渉を始めました。

ダンテ:「大破局の前から生きてる魔女、なぁ」
ダンテ:「……そいつなら、“穢れ”も何とかできるのかな
カナリカ:「そんなことができたら、きっと今頃もっといろんな問題が解決しているよ。残念だけどね」
ダンテ:「はは、それもそうだな」*肩を竦める

カナリカ:「神様に認められた、高位の神官はある程度治せる……なんて話を聞いたことがあるけど」
ルクス:「私も聞いたことがあります。ただ、実際に見たことはないですね。希少な奇蹟なのでしょう」

イズール:「……できたらいいもんだが」*上手く言えない
イズール:「まー、あれだ……」*自分の髪をわしゃわしゃ
ダンテ:「いや何、デカい街に入ると腹が痛むのが治ったらな~!」
ダンテ:「……なんてな!」*冗談めかして

キア:「大丈夫、手段はありますよ」
キア:「冒険者が望みを捨てない限り……道はきっとあります!」
ダンテ:「はは、言うな。キアちゃん」
イズール:「へっ!ダンテが腹痛を怖がるのを見られるなんてな」
イズール:「ま、キアさんの言う通り冒険してたらいつか治るだろ」*苦笑
ダンテ:「ま、元々田舎育ちだ。そこまで深刻に捉えちゃいねぇよ」*笑う

クロウリー:「悪い悪い、待たせたな」
クロウリー:*交渉を終え、渡しの男性を連れて戻ってくる

210420 村人挿絵

絵:のっち

クロウリー:「こちらが渡しのギレアン氏だ。条件付きではあるが、《オルギムル島》に船を出してくれるぜ。ただ……近頃物騒らしくてな。湖上盗賊ってのが出るらしい」
ギレアン「渡し屋ギレアンだ。よろしく」

カナリカ:「よろしくお願いします……え? えーと、海賊ではなく?」
キア:「湖上盗賊……ですか?」
ルクス:「ほう……?」

ギレアン:「ここルアーナ大湖は巨大だが海ではないからな。まぁほぼほぼ海賊みたいなものだと思ってもらって構わない」
ギレアン:「君達に頼みたい条件というのは、護衛だな。渡しの途中に湖上盗賊団が現れたら追い払って欲しいのだ」
ギレアン:「商売道具の船を壊されちゃ、流石に堪らんからな」

ダンテ:「しかし、いくら離れ島とはいえだ。この辺は金持ちの別荘地の目と鼻の先だぜ? 大胆だな」
ギレアン:「別荘地付近はそれなりに警備もあるし、あまり荒らすとオルフィード観光府が冒険者を雇って大ごとになるだろ?」
ギレアン:「盗賊団もその辺を分かっているのか、金持ちの居ない周辺小島あたりでしか仕事をしないってわけだ」

クロウリー:「そりゃまた随分狡っ辛い奴が仕切ってるんだな」
カナリカ:「うーん。狡い連中だね!」
キア:「なるほど……考えますね」

クロウリー:「まぁ、仕方ねぇかなと思ってな。それに、だ」
クロウリー:「どのみちお前ら、もし他の舟に乗って《オルギムル島》に向かったとして……道中襲われたらキッチリ沈め返すだろ?」

イズール:「そりゃもちろん。魔女へ会いにここまで来たんだからな」
キア:「えぇ、もちろんです」
カナリカ:「この間の連中より強い相手なんて、そうは居ないだろう。負けるものか!」
ルクス:「誰が来ようと、いつも通りに蹴散らすまでです」
クロウリー:「よっしゃ。その意気だな」

カナリカ:「改めてよろしく頼むよ。私はカナリカ!」*名乗り遅れた
キア:「魔動機術師のキアと申します。よろしくお願いします!」
イズール:「斥候のイズールだ」
ルクス:「ルクスと申します。よろしく」
ダンテ:「拳闘士のダンテだ。よろしくな!」

GM:では……
GM:ここでプレイヤーの皆様に相談
GM:次チャプター、戦闘が予想されるわけですが、クロウリーがゴーレムを作っておいた方が良いかどうか 決めていただきたく

GM:ゴーレムを作るとMPを10点消費します
GM:クロウリーは5点魔晶石を3個持ってるので、石を1個使うのもアリ
キア:う~む せっかくなので見てみたいですね
カナリカ:実験的にやってみたいな
イズール:試しに見たいですね!
GM:ありがとう! では石とMPを使って……

GM:クロウリーは駅から見えづらいところ(舟の桟橋付近)に魔法円を描き、荷物の中に入れていた動物の骨を並べて何やら魔術を行使し始める

クロウリー:2d6+5+4 //魔法行使判定
<BCDice:クロウリー>:SwordWorld2.5 : (2D6+5+4) → 4[1,3]+5+4 → 13
成功!

GM:他のメンバーが雑貨商の品を見たり駅の建築を観察している間に……ゴーレムが完成!

210813 ボーンアニマル

絵:のっち

◆GMのメモ◆
【ボーンアニマル】

マナを帯びた骨を素材としたゴーレム。
素材故にアンデッドと勘違いされることもあるが、あくまでも「骨を素体として作ったゴーレム」である。
その違いは、身体を動かす魂の存在にあるようだ。

カナリカ:「骨のゴーレムか。攻撃偏重なチョイスだね?」
クロウリー:「俺の身を守ったところでジリ貧だからな。前衛は頼むぜ」

GM:◆描写◆
渡し屋ギレアンの舟は定員6人の木製ボートで、小型の魔動機式モーターが船尾に取り付けられていた。
船体は要所が金属で補強されており、ある程度の高速航行にも十分耐えうる仕様らしい。

舟は桟橋を離れると、ギレアンの操る櫂によってゆっくりと《オルギムル島》へと進み始めた。
島自体は《オルフィス島》からほど近いらしく、櫂で漕いでいても1時間足らずで着くそうだ。

《オルフィス島》周辺は浅瀬となっており、水生樹木が立ち並んで水没林を形成している。青々と葉を茂らせる水上の林は広範囲に渡って続いており、避暑地の景観向上に寄与していた。

イズール:「まるで湖の上に森があるみたいだ。綺麗だな」
ダンテ:「風光明媚ってやつだな。こりゃ貴族も避暑地に選ぶわけだぜ」

ギレアン:「むぅ……船に乗せるのはいいが、そのゴーレムってやつは暴れだしたりしないだろうな?」
カナリカ:「まさか。主人の指示がなければ、置物と同じだよ」
クロウリー:「こいつはちゃんと俺が制御するから、心配しないでくれ」
イズール:「大丈夫……だろ。クロウリーさんはすげーからな!」*信頼

クロウリー:「ゴーレムってのは操霊魔法の代表的な業の一つだろうな」
クロウリー:「様々な素材で躯体を作り、マナを通わせた上で魔法による擬似魂を組み込む。擬似魂が素材に浸透したマナに作用して躯体を動作させるというのがその基本原理で……」

クロウリー:「……おほん。まぁ堅苦しい講義は抜きにしてもだ。単純に戦闘員が一人増えるんだ。頼れるぜ」
カナリカ:*うんうんとうなずいている
ダンテ:「なるほどなぁ」

キア:「このゴーレムは、自律して行動するのですか?」
カナリカ:「命令がない限り、自分から動けはしないよ」
キア:「なるほど。擬似魂では、自我の確立に至らないのですね」

クロウリー:「そういうことだ。その辺は魔法生物らしいってことだな」
クロウリー:「アンデッドとは、「魂」の有無が一番の差異になる
クロウリー:「アンデッドの多くは、何らかの理由で神々に魂が導かれず、輪廻の輪に加われなくなることで誕生する」
ルクス:「神殿が時折説く、“生まれ変わりを繰り返して神々の元へ導かれる”という話ですね」*戦士の心構えでもある
クロウリー:「まぁ、上がりがあるとしたら神々の座なのかもな」

クロウリー:「アンデッドってのは、そうやって導かれなかった魂が肉体に閉じ込められたり、または地上を彷徨った結果別の死体に入っちまうことで生まれる……というのが、ここ数十年での定説になってる」

イズール:「ほー……そういうもんなのか」*魔法への造詣が浅い
クロウリー:「あるいは彷徨える魂を捕らえ、穢れ切らせてから躯体に詰め込むパターンもある。外法中の外法だな」*渋い顔
カナリカ:「中には、操霊術師が自分の魂をアンデッドにして永遠の命を得ようとするなんてパターンもあるけどね」
キア:「操霊魔法があまり良い顔をされない、大きな理由ですね」
クロウリー:「まぁ、原理が分からないと同じに見えるよな」

ダンテ:「つまり……中に入っているのが魔法で作られた擬似魂である限り、素材が動物の骨であってもゴーレムになるってわけか」
クロウリー:「大雑把に言や、そういうことだ」
イズール:「……」*考えこむ

ルクス:「詳しい原理は私には理解しきれませんが、頼れる仲間であれば問題ありません」
クロウリー:「その点については……そうだな。だいたいこのゴーレムはボルグの戦士階級と同等の脅威度とされている」
キア:「戦士階級……ハイランダークラスですね。それは凄いです!」

クロウリー:「戦闘ではそれなりに戦えるから、まぁ頼りにしてやってくれ。騎獣と違って見殺しにしても特に何ともないのも地味にメリットだ」
カナリカ:「そうだね、私のバイクだってどこでも出せるわけじゃないし」
クロウリー:「特にこういう船の上だとなぁ……」

GM:では……本セッション最初の判定に参りましょう!
GM:危険感知判定、難易度12でお願いします!

クロウリー:2d6 ひらめ
<BCDice:クロウリー>:SwordWorld2.5 : (2D6) → 8[4,4] → 8
失敗……

ルクス:2d6+4+1  //レンジャー観察判定パッケージ
<BCDice:ルクス>:DiceBot : (2D6+4+1) → 8[5,3]+4+1 → 13
成功!

イズール:2d6+4+2 //スカウト観察判定パッケージ
<BCDice:イズール>:SwordWorld2.5 : (2D6+4+2) → 4[1,3]+4+2 → 10
失敗……

キア:2d 平目
<BCDice:キア>:SwordWorld2.5 : (2D6) → 2[1,1] → 2
自動失敗……

カナリカ:2d6 おらー!
<BCDice:カナリカ>:SwordWorld2.5 : (2D6) → 7[5,2] → 7
失敗……

GM:では……ルクスさんだけが成功か
カナリカ:くう。探索指令用の馬さえ出せれば……
イズール:出目が厳しいな
ルクス:なんとか気付けましたね
GM:ルクスさんは後方から迫る湖上盗賊団に気づくことができます

ルクス:「む……? 後方から何か近付いていますね」*目を凝らす

3. VS! 湖上盗賊団!

GM:◆描写◆
PC達が船に乗り込んでから数十分、水没林の狭間から船に乗った蛮族が数体姿を現す。小ぶりなボートに乗り込んだ二体一組のレッサーオーガが、高速でPC達の船を追跡してきているのだ!

よく見ればオーガ達のボートの船首には革紐が結びつけてあり、水中を泳ぐ何かに船を牽引させているのが観察できる。
渡し屋のギレアンは悪態を吐きながら魔動機式モーターを起動し、マナを注ぎ込みながらPC達に叫んだ。

◆GMのメモ◆
【湖上盗賊団】

《オルフィード湖国》周辺、ルアーナ大湖の一角を縄張りとする蛮族の盗賊団。大型両生類に小舟を曳かせ、複数の船で旅客船や商船に襲いかかる。
オルフィードから潰されないよう襲撃相手は慎重に選んでいるらしく、同国家がの戦力不足もあって対策は本格化していない。

220708 オーガ

絵:のっち

ギレアン:「チッ! 奴らだ。嗅ぎつけやがったな」*魔動モーター準備!
ギレアン:「湖上盗賊団だ! しっかり頼むぞ!」

カナリカ:「まずいな。ここじゃ流石にバイクは出せない」
カナリカ:*珍しく両手で槍を構える
ダンテ:「おいおい。あいつらの舟、魔動機式じゃない癖に妙に速いぞ」
キア:「大型の両生類に曳かせてるみたいです。モーターで加速しきるまでに追いつかれます!」*ロングバレル構え

GM:それでは改めまして、今回の戦闘のための特殊ルールについて解説

◆GMのメモ◆
【特殊ルール:船上戦】

・PC達およびエネミーは通常移動/戦闘移動ができない。
・PC達は3*3mの特殊な乱戦エリアである「船」に乗っているものとする。
・各ラウンド中1度だけ、任意のPCの手番中に移動力10の範囲で「船」そのものを移動させることができる

・あるキャラクターが乗る「船」と別の「船」の間の座標間距離が3m以内の場合、キャラクターは「通常移動」で「船」間を移動することができる。

・「飛行」に準ずる能力、【剣の加護/風の翼】あるいは魔動機術【ジャンプブーツ】が行使できるキャラクターは、船の間の距離に関わらず本来の移動力を参照して「船」間の移動が可能とする。

GM:セッション前に共有はしているけど……ある程度は理解できたかな?
イズール:要するに普段の戦闘と違って、移動した結果乱戦エリアができるんじゃなく乱戦エリアごと全員が移動するんだな?
GM:イエス! 距離を離すもよし、他の船にぶつけて乗り込むもよし

カナリカ:遠距離攻撃手段が多ければ、距離を離してから魔法やガンで攻撃するところだけど……
GM:もちろん、オーガ達の船もそれぞれ位置取りをして襲ってきたり遠距離攻撃を仕掛けてきますヨ!
カナリカ:だよねぇ 切り込んでやろうじゃないか

ルクス:GM、私は種族特徴を起動した状態であれば移動力分「船」間を動けるのですよね?
GM:その通り! 翼のあるルクスさんなら、船をぶつけなくても単独で乗り込んでいくことが可能です
ルクス:ふむ……船一つくらいなら殴り込んで制圧できそうですね

キア:だったら【ジャンプブーツ】でついて行っても良いですか? 近接戦のテストをしてみたくて……
ルクス:構いませんよ! キアさんへの攻撃は私が引き受けましょう
キア:GM、戦闘に入る前に【ジャンプブーツ】を起動しても?
GM:構いませんよ~!
キア:ありがとうございます! ではMPを消費して……起動!

GM:それでは……戦闘開始!

画像12

GM:戦闘準備1を始めます 使用する武器の宣言などをどうぞ!
カナリカ:槍を両手でもちます
キア:ロングバレル装備します!
ルクス:グレートパリィを装備し、ビートルスキンを起動!
イズール:緋角獣のスピアとバックラーを構えます
クロウリー:特に構えるものはない が、ここで賦術【バークメイル】を発動だ

◆GMのメモ◆
【バークメイル】

様々な物質から抽出される“原質”を消費して発動する錬金術師の業、“賦術”の一つ。主に植物質から抽出した原質を使う術であり、対象の皮膚や鎧に硬質の樹皮のような装甲を追加することで防御効果を高める。

クロウリー:雑魚戦だからBランクを使う。ルクスの防護点を+1だ。
ルクス:わーい! これで防護点が13点ですね
カナリカ:硬すぎるよ……

GM:それでは引き続いて魔物知識判定をどうぞ!

◆GMのメモ◆
例によって魔物知識判定は省略する。
クロウリーとキアの出目が良く、相手の正体を暴くことに成功した。

敵はクロスボウやサーベルを装備したレッサーオーガの湖上盗賊、通称「オーガパイレーツ」である。
また、全員が海掠神エイリャークの初歩的な神聖魔法を習得している。
【フォース】による魔法攻撃や回復など、局面によっては侮りがたい。

また、弱点判定による効果は「命中判定+1」である。

GM:それでは……第二戦闘準備! 特になさそうかな?
カナリカ:なし!
キア:なしです!
イズール:レベル6になったし獣変貌しておきます
GM:OK!

GM:ルクスさんが飛ぶかどうかか 万が一先手を取れなかった時の回避に修正入るかどうかくらいだし
ルクス:ううむ。先手取れたら飛ぶ、って感じで! いまはなし!
GM:攻めに行く時に回すのは全然アリですね OK~!

GM:では、先制判定のお時間!
GM:難易度は13……イズールくん、Go!!

イズール:2d6+4+4 //先制判定
<BCDice:イズール>:SwordWorld2.5 : (2D6+4+4) → 5[1,4]+4+4 → 13
成功!

GM:Foo↑
カナリカ:えらいよぉおおお!!
キア:えらい!
イズール:ギリギリだったけどとれたぜ!
ルクス:ナイスです!
イズール:よかった……(胸をなでおろす

GM:ではPC達の先手! 第一ラウンド開始だ~~~!!

GM:さて誰が動くかな!?
キア:では先動きましょうか
カナリカ:まじか!
キア:バフあったら貰いますが!

イズール:初手バフがなければキアさんの凸からだ~!
カナリカ:バフか! ちょっと今は難しいかな
クロウリー:自分もちょっとバフ見送らせてほしいっす!
キア:では手番もらいます!

キア:「とりあえず、左舷の敵を足止めします!」*ジャンプブーツ起動
カナリカ:「キアが前に出るのかい!?」
キア:「ルクスさん、援護をお願いします!」
ルクス:「承知しました。随伴しましょう」*翼を広げる

キア:「カナリカさん達は、その間に後方の二隻をお願いできますか?」
カナリカ:「うーん、わかった。無茶はしないでね!」
キア:*笑って頷く

キア:補助動作で種族特徴【獣変貌】を起動!

画像13

絵:月影ひなた様

クロウリー:「キアが獣変貌を使った……!? 初めて見たぜ」
イズール:『だな。……かっこいいぜ!』
キア:『突入します!』

キア:では通常移動、ジャンプブーツ状態の跳躍で右側の船に飛び移ります
キア:移動後、オーガパイレーツにバヨネットで近接攻撃!
キア:更に攻撃時、《魔力撃》を宣言します!

GM:キアはアライグマの獣容姿へと変貌! そのまま魔動機術で強化した跳躍を繰り出し、敵船へと飛び移る!
キア:『お邪魔しますよッ!』
キア:着地のエネルギーを利用して上段より銃剣を振り下ろす!

キア:2d6+6+3+0-0  //命中判定@バヨネット
<BCDice:キア>:SwordWorld2.5 : (2D6+6+3+0-0) → 6[2,4]+6+3+0-0 → 15

オーガパイレーツ:2d6+6+0-0 //回避力判定
<BCDice:オーガパイレーツ>:SwordWorld2.5 : (2D6+6+0-0) → 11[5,6]+6+0-0 → 17→成功!

キア:うわーっ!!

GM:跳躍の勢いそのままに魔力を込めた銃剣を繰り出すが、レッサーオーガの盗賊は咄嗟にサーベルを構え、なんとか弾き逸らした!
GM:激しい金属音が鳴り響き、オーガのサーベルに亀裂が走る!

キア:『……ッ!』
オーガパイレーツ:「ッ! なんだこいつ、射手じゃなかったのかよ!」

カナリカ:「惜しいっ!」
クロウリー:「だがルクスとキアがあの船を抑えてる間に俺達は別の連中を相手にできる! これなら捌きやすいぜ!」

ルクス:では次は私が行ったほうが良いですね?
キア:防御能力皆無なので来てくれると嬉しいです!
イズール:船を動かすタイミングを考えてもそれが良さそうだ
カナリカ:キアを守ってあげてくれ!
ルクス:承知!

ルクス:まず種族特徴【剣の加護/風の翼】で飛び、キアさんと同じ船に!
ルクス:更に補助動作で練技【マッスルベアー】【キャッツアイ】を起動!
ルクス:そして《かばう》を宣言! 対象はキアさんで、最大3回まで!
キア:ありがとうございます!
ルクス:では大盾グレートパリィで攻撃~!

ルクス:2d6+5+2+3-0 //命中力判定
<BCDice:ルクス>:SwordWorld2.5 : (2D6+5+2+3-0) → 9[4,5]+5+2+3-0 → 19

オーガパイレーツ:2d6+6+0-0 //回避力判定
<BCDice:オーガパイレーツ>:SwordWorld2.5 : (2D6+6+0-0) → 5[4,1]+6+0-0 → 11→失敗……

ルクス:k40@12+5+5+2-0 //ダメージロール
<BCDice:ルクス>:SwordWorld2.5 : KeyNo.40c[12]+12 → 2D:[1,5]=6 → 7+12 → 19

GM:オーガパイレーツ、残りHP23点! 一撃で半分近く吹き飛ばすとは
ルクス:順調に殴れば2,3発で落とせる。落ち着いて処理ですね。

ルクス:「まずは私がお相手しましょう」*大盾構え飛翔!

GM:翼を広げたルクスはキアを追うようにして敵船へと飛び込む!
その勢いのまま大盾をレッサーオーガへと叩きつけた!
GM:レッサーオーガは再びサーベルでガードしようとするが、キアの攻撃でサーベルに入ったヒビが大質量の激突に耐え切れず破壊!
顔面から大盾を叩きつけられ、鼻血を出して大きく仰け反った!

オーガパイレーツ:「グワーッ!」
ダンテ:「ルクスの姉御、相変わらずのパワーだな!」
カナリカ:「2人の連携、ばっちりだね!」

イズール:『俺らも行くぞ!』
クロウリー:「よーし……イズール、カナリカ! 左側の船にぶつけるぞ! 一気に畳んじまおう!」*指輪を構える
カナリカ:「わかった!」

クロウリー:ではクロウリー&ゴーレムの手番いきます まずは術者から
クロウリー:まず補助動作で賦術【ヴォーパルウェポン】を発動! カナリカにAランクカードを使用して攻撃力を強化!
クロウリー:更に主動作で【インテンス・コントロール】を発動!

◆GMのメモ◆
【インテンス・コントロール】

操霊魔法レベル5で習得できるスペルの一つ。
術者の操るゴーレムを対象に、命中・回避判定プラス、攻撃力上昇、被ダメージ軽減の効果を同時に付与する強力な強化呪文。

クロウリー:『操霊魔法、第五位階……強像!』*魔法文明語で詠唱
GM:クロウリーが空中に魔法文字を描き、呪文を短く詠唱! その瞬間、骨のゴーレムの身体に込められたマナが一気に活性化する!
クロウリー:「踊れ、骨のゴーレムよ!」

ボーンアニマル:では術者の直後、ゴーレムの手番
ボーンアニマル:ゴーレムの移動手番を使い、船を移動させます!
カナリカ:私たちごと移動するわけだね
GM:その通り!
ボーンアニマル:右舷の敵船にぶつけるぞ! 他のメンバーごと移動する!

ボーンアニマル:接近してオーガパイレーツに近接攻撃!

ボーンアニマル:2d6+10+3-0 //命中力判定
<BCDice:ボーンアニマル>:SwordWorld2.5 : (2D6+10+3-0) → 7[3,4]+10+3-0 → 20

オーガパイレーツ:2d6+6+0-0 //回避力判定
<BCDice:オーガパイレーツ>:SwordWorld2.5 : (2D6+6+0-0) → 7[4,3]+6+0-0 → 13→失敗……

ボーンアニマル:2d6+5+2-0 //近接攻撃ダメージ
<BCDice:ボーンアニマル>:SwordWorld2.5 : (2D6+5+2-0) → 7[5,2]+5+2-0 → 14

GM:オーガパイレーツ残りHP、28!
イズール:中々削ったな!
クロウリー:くくく……

GM:骨のゴーレムが蹄を鳴らし、レッサーオーガの湖上盗賊に襲いかかる!鋭い爪を備えた骨の腕がオーガの胸板を浅く切り裂いた!

カナリカ:「速いな!」
クロウリー:「まだまだ、ここからだぜ!」*ゴーレムに指示!

クロウリー:今回作成したゴーレム「ボーンアニマル」には、強化パーツによる改造を施しております
カナリカ:ゴーレムの強みだねぇ!

◆GMのメモ◆
【ゴーレムの強化】

操霊魔法によって作成されるゴーレムは、予めその素材を必要とする。
更に、ゴーレムは種類ごとに定められた数の「強化パーツ」を追加で投入し、ステータスの底上げや特殊能力の追加を行うことができる。

今回、クロウリーが作成したボーンアニマルは命中判定への強化が行われている。また、「攻撃が命中したとき、追加で2回まで攻撃を行う」能力である「連続攻撃Ⅱ」も追加されている。
【インテンス・コントロール】による強化も合わさり、連続攻撃のフルヒットで大ダメージを見込むことが可能。

GM:すかさずゴーレムの腕が唸る! 改造されたクロウリーのゴーレムは連撃で相手を逃さない!

ボーンアニマル:2d6+10+3-0 //命中力判定
<BCDice:ボーンアニマル>:SwordWorld2.5 : (2D6+10+3-0) → 4[3,1]+10+3-0 → 17

オーガパイレーツ:2d6+6+0-0 //回避力判定
<BCDice:オーガパイレーツ>:SwordWorld2.5 : (2D6+6+0-0) → 12[6,6]+6+0-0 → 18→自動成功!

カナリカ:!?
GM:あぁ!?
キア:うっそ!?
GM:絶対避けらんないと思ったのに!
GM:大人しくボコボコにされろぉ!!
イズール:出目が強いッ
ルクス:ひょえ~

オーガパイレーツ:「ち……っくしょうが!」*思い切り船を揺らす!
ボーンアニマル:「シュッシュッ! シュッ!」*空振り

クロウリー:「あぁーッ!? 抜けやがった!」
イズール:『不安定な足場を利用したのか!』
クロウリー:「次の攻勢でボコボコにしてやるぜ!」

カナリカ:次は自分が!
カナリカ:船の移動によって新しい乱戦エリアが形成されたので動く必要はない……つまり魔法も使える!
GM:そういうこと! 船だから……!
カナリカ:主動作からだ。《マルチアクション》を宣言し、魔法→近接攻撃で動く。まず狙うのは……隣の船! パイレーツ2体に【スパーク】だ!

カナリカ:2d6+3+3 //コンジャラー魔法行使
<BCDice:カナリカ>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+3) → 4[1,3]+3+3 → 10

オーガパイレーツ:2d6+7+0-0 //精神抵抗判定
<BCDice:オーガパイレーツ>:SwordWorld2.5 : (2D6+7+0-0) → 10[4,6]+7+0-0 → 17→成功!

オーガパイレーツ:2d6+7+0-0 //精神抵抗判定
<BCDice:オーガパイレーツ>:SwordWorld2.5 : (2D6+7+0-0) → 10[4,6]+7+0-0 → 17→成功!

カナリカ:2 K0+3+3@13 //スパーク
<BCDice:カナリカ>:
SwordWorld2.5 : KeyNo.0+6 → 2D:[6,2]=8 → 2+6 → 8 →半減して4点
SwordWorld2.5 : KeyNo.0+6 → 2D:[6,2]=8 → 2+6 → 8 →半減して4点

カナリカ:抵抗されたか~!

カナリカ:「これは……牽制っと!」*槍を構え
GM:カナリカが槍をかざすと、船の上を中心に小規模な稲妻が爆ぜる!

カナリカ:更に近接攻撃! さっきのゴーレムの攻撃で負傷したパイレーツに両手持ちのスピアで攻撃!

カナリカ:2d6+5+3+1-0+1 //命中力判定@スピア
<BCDice:カナリカ>:SwordWorld2.5 : (2D6+5+3+1-0+1) → 7[1,6]+5+3+1-0+1 → 17

オーガパイレーツ:2d6+6+0-0 //回避力判定
<BCDice:オーガパイレーツ>:SwordWorld2.5 : (2D6+6+0-0) → 10[6,4]+6+0-0 → 16→失敗……

カナリカ:k25@9+5+3+0-0+1 //近接攻撃ダメージ@スピア
<BCDice:カナリカ>:SwordWorld2.5 : KeyNo.25c[9]+9 → 2D:[1,6]=7 → 6+9 → 15

GM:オーガパイレーツ、残りHP15点!
カナリカ:よし、悪くない!

カナリカ:「いい動きだ……がっ!」*両手で、的確な突きを繰り出す!
GM::鋭利な穂先がレッサーオーガの肩口を抉り、ダメージを与える!

イズール:最後は自分だ!
イズール:錬技はなし 賦術【クリティカルレイ】を起動!
イズール:「緋角獣のスピア」を片手持ちで、ダメージ受けてる方に追撃します!

◆GMのメモ◆
【緋角獣のスピア】

イズールの持つ多様な武器の一つ。GMの作成したオリジナルデータ。
片手・両手の使用に適する、やや短めの手槍。一角獣のたてがみを用いた、鮮やかな緋色の槍纓を持つ。

イズール:『はぁぁーッ!』*槍を繰り出す!

イズール:2d6+6+4+1-0-1 //命中力判定
<BCDice:イズール>:SwordWorld2.5 : (2D6+6+4+1-0-1) → 6[3,3]+6+4+1-0-1 → 16

オーガパイレーツ:2d6+6+0-0 //回避力判定
<BCDice:オーガパイレーツ>:SwordWorld2.5 : (2D6+6+0-0) → 8[3,5]+6+0-0 → 14→失敗……

イズール:k20+6+3+1+2-0@9$+1 //緋角獣槍用ダメージロール
<BCDice:イズール>:SwordWorld2.5 : KeyNo.20c[9]m[+1]+12 → 2D:[1,5]=7 → 5+12 → 17

GM:オーガパイレーツ、残りHP0! 戦闘不能!
イズール:ぎりぎり足りた……!
カナリカ:グッド!
キア:ナイス!
ルクス:おぉ~~!

GM:イズールは新しく買った槍をバックラーと共に構える!
緋色の槍纓をなびかせ、その穂先を正確に急所へと叩き込んだ!
喉笛を貫かれたレッサーオーガは船から転落し、二度と浮かんでこない!

イズール:『まずは……一体!』*注意深く構え直す!

GM:では、第一ラウンド裏! オーガパイレーツ達の反撃だ!
GM:まずはイズール達の船と接している船のオーガ!
GM:サーベルを抜き、近接攻撃! 対象はランダムに選ぼう

GM:choice[カナリカ,ゴーレム,イズール,クロウリー]  //PCランダム選択
<BCDice:GM>:DiceBot : (CHOICE[カナリカ,ゴーレム,イズール,クロウリー]) → クロウリー

GM:あっ!
キア:クロウリー!

GM:ゴーレムが攻撃に回った隙を突き、オーガがクロウリーへと剣を振りかぶる!

オーガパイレーツ:2d6+7+0-0 //命中力判定
<BCDice:オーガパイレーツ>:SwordWorld2.5 : (2D6+7+0-0) → 11[6,5]+7+0-0 → 18

クロウリー:2d6 ひらめ
<BCDice:クロウリー>:SwordWorld2.5 : (2D6) → 6[4,2] → 6
失敗……

オーガパイレーツ:2d6+5+0-0 //近接攻撃ダメージ
<BCDice:オーガパイレーツ>:SwordWorld2.5 : (2D6+5+0-0) → 10[5,5]+5+0-0 → 15

クロウリー:残りHP、28点中16点! 半分持ってかれた!
GM:殺意!
イズール:出目ぇ!!

GM:オーガのサーベルが革鎧を切り裂き、クロウリーの脇腹に血が滲む!

クロウリー:「ぐあっ……!」
カナリカ:「クロウリー!!くっ、術者を狙うなんてずるいぞ!」
カナリカ:*槍を繰り出す!
オーガパイレーツ:「ノコノコ前に出てくるからこうなるんだぜ!」
オーガパイレーツ:*カナリカの槍に距離を取りながら

キア:『クロウリーさん!』
ルクス:「早くこちらを片付けないと……!」

イズール:『クロウリーさん、すまん!』
クロウリー:「防御に使えるゴーレムにすりゃ良かったか……!」
カナリカ:「この状況は仕方ないさ。まだやれる?」
クロウリー:「なんとかならぁ!」

GM:では次! キアとルクスが乗り込んだ船のオーガ達!
GM:一体はヒビの入ったサーベルを投げ捨て、キアに殴りかかる!
ルクス:《かばう》発動です!
GM:OK! 攻撃は自動命中だ!

オーガパイレーツ:2d6+5+0-0 //近接攻撃ダメージ
<BCDice:オーガパイレーツ>:SwordWorld2.5 : (2D6+5+0-0) → 7[2,5]+5+0-0 → 12

ルクス:防護点13点につきノーダメージです
カナリカ:かたぁい!
GM:生半可な攻撃じゃビクともしねぇ!

GM:鈍い金属音と同時にレッサーオーガの拳に激痛が迸る!
ルクスの構えた大盾がレッサーオーガの拳を迎撃、真正面から鋼の盾の突起部で殴りつけたのだ!

オーガパイレーツ:「……ってぇ!?」*ビリビリ
ルクス:「まさか、今のが攻撃のつもりですか?」*大盾を構え直す
オーガパイレーツ:「なンだとォ!」

GM:続くもう一体のオーガパイレーツ、サーベルでルクスを攻撃!

オーガパイレーツ:2d6+7+0-0 //命中力判定
<BCDice:オーガパイレーツ>:SwordWorld2.5 : (2D6+7+0-0) → 5[2,3]+7+0-0 → 12

ルクス:2d6+5+1-1+0-0 //回避力判定
<BCDice:ルクス>:SwordWorld2.5 : (2D6+5+1-1+0-0) → 8[5,3]+5+1-1+0-0 → 13→成功!

ルクス:よけた!
GM:金属鎧を纏ってこの身のこなしとは……!
キア:ナイス!
イズール:やるぅ!

GM:後方から斬りかかってきたレッサーオーガを、ルクスは尻尾で迎撃!
筋肉質の尻尾が第三の腕の如くオーガの身体を横合いに薙ぎ払う!

ルクス:「甘いッ!」*尻尾ブンッ
オーガパイレーツ:「ぬぉぉっ!?」

GM:体勢を崩したレッサーオーガは思わず船べりを掴み、湖面に落ちないよう必死に踏ん張るしかない!

GM:それでは続いて、カナリカ達の左舷の船!
カナリカ:遠距離攻撃か、あちらも船をぶつけて乗り込んでくるか!

GM:choice[カナリカ,ゴーレム,イズール,キア,クロウリー,ルクス]
<BCDice:GM>:DiceBot : (CHOICE[カナリカ,ゴーレム,イズール,キア,クロウリー,ルクス]) → イズール

イズール:わっ!

オーガパイレーツ:イズールを対象に【フォース】を使用!
カナリカ:攻撃用の神聖魔法で削る気か!
イズール:チッ……ターゲッティングまでしっかり持ってて面倒だ

オーガパイレーツ:2d6+5 //魔法行使判定
<BCDice:オーガパイレーツ>:SwordWorld2.5 : (2D6+5) → 10[4,6]+5 → 15

イズール:2d6+6+2+0-0 //精神抵抗判定
<BCDice:イズール>:SwordWorld2.5 : (2D6+6+2+0-0) → 5[4,1]+6+2+0-0 → 13→失敗……

イズール:出目がぁ!

オーガパイレーツ:k10@10+5 //威力10魔法ダメージ
<BCDice:オーガパイレーツ>:SwordWorld2.5 : KeyNo.10c[10]+5 → 2D:[4,5]=9 → 5+5 → 10

イズール:致し方ない。甘んじて受けるが、後で覚えてろ!

GM:レッサーオーガは海掠神の聖印を掲げ、衝撃波を投げつける!
イズール:『ぐ……ッ!』*避けるより体勢維持を優先!

GM:choice[カナリカ,ゴーレム,イズール,キア,クロウリー,ルクス]  
<BCDice:GM>:DiceBot : (CHOICE[カナリカ,ゴーレム,イズール,キア,クロウリー,ルクス]) → カナリカ

カナリカ:今度はこっちか!

カナリカ:「イズール!」
イズール:『まだ来るぞ、気をつけろ!』*叫ぶ

GM:こちらもカナリカさんに【フォース】!

オーガパイレーツ:2d6+5 //魔法行使判定
<BCDice:オーガパイレーツ>:SwordWorld2.5 : (2D6+5) → 9[6,3]+5 → 14

カナリカ:2d6+2+5
<BCDice:カナリカ>:SwordWorld2.5 : (2D6+2+5) → 6[5,1]+2+5 → 13
失敗……

オーガパイレーツ:k10@10+5 //威力10魔法ダメージ
<BCDice:オーガパイレーツ>:SwordWorld2.5 : KeyNo.10c[10]+5 → 2D:[3,2]=5 → 2+5 → 7

カナリカ:ちょっとだけ足りない!
キア:惜しすぎる!

カナリカ:「くうっ! 一方的に攻撃してくるとは……!」
カナリカ:「(さっきの【スパーク】による牽制でお相子って所だが……ずっと放置してるわけにもいかないな!)」

GM:それでは第二ラウンドだ!
キア:では引き続きいきます!

キア:先ほどのオーガにバヨネットで近接攻撃! 《魔力撃》を宣言!

キア:2d6+6+3+0-0  //命中判定@バヨネット
<BCDice:キア>:SwordWorld2.5 : (2D6+6+3+0-0) → 9[5,4]+6+3+0-0 → 18

オーガパイレーツ:2d6+6+0-0 //回避力判定
<BCDice:オーガパイレーツ>:SwordWorld2.5 : (2D6+6+0-0) → 7[1,6]+6+0-0 → 13→失敗……

キア:k15@10+6+3+1+10-0  //ダメージ@バヨネット
<BCDice:キア>:SwordWorld2.5 : KeyNo.15c[10]+20 → 2D:[5,2]=7 → 4+20 → 24

GM:固定値の暴力~~~!! オーガパイレーツ、残りHP1点!
キア:種族特徴による筋力B加算、武器習熟、更に魔力!

キア:『それッ!』
GM:キアが構えたバヨネットの剣先に、マギスフィアがマナを集中させる! 刃先に燐光が奔り、オーガに接触すると同時に小爆発を起こした!
GM:オーガはかろうじて意識を保っているが満身創痍!

ルクス:これは取りきった方が良さそうですね……!
ルクス:キアさんに《かばう》3回を宣言しつつ、残り1点のオーガに攻撃!

ルクス:2d6+5+2+2-0 //命中力判定
<BCDice:ルクス>:SwordWorld2.5 : (2D6+5+2+2-0) → 6[1,5]+5+2+2-0 → 15

オーガパイレーツ:2d6+6+0-0 //回避力判定
<BCDice:オーガパイレーツ>:SwordWorld2.5 : (2D6+6+0-0) → 11[5,6]+6+0-0 → 17→成功!

GM:こいつさっきから逆境に強すぎるぞ
ルクス:これはきびしい!

GM:ルクスの繰り出した大盾を、間一髪レッサーオーガが躱す!
ルクス:「必死の回避……侮れませんね!」

カナリカ:クロウリー、バフあるかい?
クロウリー:賦術で自分を治療してからバフするよ
イズール:なるほど! お任せします

クロウリー:まず補助動作で賦術【ヒールスプレー】使用 Aランクカードを消費して自分のHPを10点回復してから……続いて主動作!
クロウリー:【ファイア・ウェポン】を《魔法拡大/数》で発動! キア、ルクス、カナリカ、イズール、ゴーレムに!

クロウリー:2d6+5+4 //魔法行使判定
<BCDice:クロウリー>:SwordWorld2.5 : (2D6+5+4) → 7[6,1]+5+4 → 16
成功!

クロウリー:これで皆、物理ダメージ上昇だ!

クロウリー:「(この船に残ってるオーガをゴーレムで殺れれば、更に船を動かせる……!)」
クロウリー:「火力支援だ。一気に勝負を決めるぜ!」*魔法を発動!
イズール:『さんきゅ!』
カナリカ:「よし来た!」
クロウリー:「今度こそ頼むぜ、ゴーレム!」*そのままゴーレムに指揮!

クロウリー:HP全快のオーガパイレーツにボーンアニマルで攻撃!

ボーンアニマル:2d6+10+3-0 //命中力判定
<BCDice:ボーンアニマル>:SwordWorld2.5 : (2D6+10+3-0) → 10[5,5]+10+3-0 → 23

オーガパイレーツ:2d6+6+0-0 //回避力判定
<BCDice:オーガパイレーツ>:SwordWorld2.5 : (2D6+6+0-0) → 5[4,1]+6+0-0 → 11→失敗……

ボーンアニマル:2d6+5+4-0 //近接攻撃ダメージ
<BCDice:ボーンアニマル>:SwordWorld2.5 : (2D6+5+4-0) → 11[5,6]+5+4-0 → 20

GM:オーガパイレーツ、残りHP22点! 連続攻撃発動!

ボーンアニマル:2d6+10+3-0 //命中力判定
<BCDice:ボーンアニマル>:SwordWorld2.5 : (2D6+10+3-0) → 8[4,4]+10+3-0 → 21
オーガパイレーツ:2d6+6+0-0 //回避力判定
<BCDice:オーガパイレーツ>:SwordWorld2.5 : (2D6+6+0-0) → 3[1,2]+6+0-0 → 9→失敗……

ボーンアニマル:2d6+5+4-0 //近接攻撃ダメージ
<BCDice:ボーンアニマル>:SwordWorld2.5 : (2D6+5+4-0) → 9[3,6]+5+4-0 → 18

GM:オーガパイレーツ、残りHP6点! 更に連続攻撃発動!

ボーンアニマル:2d6+10+3-0 //命中力判定
<BCDice:ボーンアニマル>:SwordWorld2.5 : (2D6+10+3-0) → 10[5,5]+10+3-0 → 23

オーガパイレーツ:2d6+6+0-0 //回避力判定
<BCDice:オーガパイレーツ>:SwordWorld2.5 : (2D6+6+0-0) → 3[1,2]+6+0-0 → 9→失敗……

ボーンアニマル:2d6+5+4-0 //近接攻撃ダメージ
<BCDice:ボーンアニマル>:SwordWorld2.5 : (2D6+5+4-0) → 4[3,1]+5+4-0 → 13

GM:オーガパイレーツ、残りHP-6点! 戦闘不能!
カナリカ:……アニマルくん凄くない?
イズール:強化とバフで固定値がすごいことになってますね
クロウリー:強化パーツガン積みしてるだけの性能はあるぜ
キア:アニマル君凄すぎる……

カナリカ:これがボーンアニマル横○
クロウリー:ボーンアニマル○町殺法
イズール:アニマル横○とは修羅でなければ生き残れない町……
キア:畜 生 道

クロウリー:HP30でやや脆い以外は優秀な攻撃型ゴーレムなんですよね
キア:わかる。まるで幾○異性体だ
クロウリー:傀○操術なんだよな一応これ

GM:クロウリーの魔法で強化を付与された骨のゴーレムが、四本の腕を唸らせてオーガへと突撃する!
炎を纏った骨の爪が連撃を繰り出し、オーガを真正面から叩き伏せた!

カナリカ:「凄い……一体で真正面から倒したぞ!」
イズール:『急いで次の船に乗り込もう!』

カナリカ:では私のターン! 船を動かし、左舷の敵戦にぶつける!
GM:アイアイマム!
カナリカ:移動先のレッサーオーガに近接攻撃! 《魔力撃》宣言だ!

カナリカ:2d6+5+3+1-0+1 //命中力判定@スピア(両手)
<BCDice:カナリカ>:SwordWorld2.5 : (2D6+5+3+1-0+1) → 6[4,2]+5+3+1-0+1 → 16

オーガパイレーツ:2d6+6+0-0 //回避力判定
<BCDice:オーガパイレーツ>:SwordWorld2.5 : (2D6+6+0-0) → 9[5,4]+6+0-0 → 15→失敗……

カナリカ:k25@9+5+3+4-0+3+3+1 //近接攻撃ダメージ@スピア+魔力撃
<BCDice:カナリカ>:SwordWorld2.5 : KeyNo.25c[9]+19 → 2D:[4,3]=7 → 6+19 → 25

GM:オーガパイレーツ、残りHP13点!

カナリカ:「はぁぁぁッ!」*槍で猛攻!
GM:カナリカのスピアが唸りを上げ、オーガの脇腹を刺し貫く!
マナの込められた一撃は衝撃を伴い、オーガが血反吐を吐く!

カナリカ:「イズール、フォロー頼む!」
イズール:『おうっ!』*手槍構え

イズール:ここはしっかり取る。補助動作で練技【キャッツアイ】を起動!
イズール:手負いのオーガに近接攻撃!

イズール:2d6+6+4+2-0-1 //命中力判定
<BCDice:イズール>:SwordWorld2.5 : (2D6+6+4+2-0-1) → 8[6,2]+6+4+2-0-1 → 19

オーガパイレーツ:2d6+6+0-0 //回避力判定
<BCDice:オーガパイレーツ>:SwordWorld2.5 : (2D6+6+0-0) → 5[2,3]+6+0-0 → 11→失敗……

イズール:k20+6+3+1+4-0@9 //緋角獣槍用ダメージロール
<BCDice:イズール>:SwordWorld2.5 : KeyNo.20c[9]+14 → 2D:[2,1]=3 → 1+14 → 15

GM:オーガパイレーツ、残りHP0点! ぴったり戦闘不能!
ルクス:ナイス回収!
カナリカ:よーし!

イズール:『ここで……もう一体!』*カナリカの直後に畳みかける!

GM:カナリカの槍に気を取られたオーガの急所を、今度はイズールの槍が貫く! 二人の槍使いの連携で致命傷を負ったオーガは、船から転落!

カナリカ:「いいアシストだ、イズール!」
イズール:『おう!』
カナリカ:「このまま押し切るよ!」

GM:残るオーガパイレーツは3体、そしてそのうち1体は瀕死
GM:良い盤面ですね それでは第二ラウンド裏!

GM:ではキアさん&ルクスさんの乗っている船から
GM:オーガパイレーツ2体がキアさんに攻撃!
ルクス:両方とも私がカバーします!

オーガパイレーツ:2d6+5+0-0 //近接攻撃ダメージ
<BCDice:オーガパイレーツ>:SwordWorld2.5 : (2D6+5+0-0) → 7[5,2]+5+0-0 → 12

ルクス:防護点13でノーダメージです!
GM:かたぁい!! では2体目の攻撃だ!

オーガパイレーツ:2d6+5+0-0 //近接攻撃ダメージ
<BCDice:オーガパイレーツ>:SwordWorld2.5 : (2D6+5+0-0) → 5[2,3]+5+0-0 → 10

ルクス:こちらも問題ありません
イズール:なんて安定感だ……

GM:レッサーオーガ達がサーベルや拳でキアに襲いかかる!
立ちはだかるルクスは大盾や鎧でその攻撃をガード! 一分の傷も負わずに弾き返す!

オーガパイレーツ:「(さっきから何なんだ、この竜人! まるで岩と戦ってる気分だぜ……!)」
ルクス:「その程度の攻撃は……私には効きません!」
キア:『ありがとう、ルクスさん!』
ルクス:「……?」
キア:『(リカント語だから通じないんでした!)』*親指を立てておく

カナリカ:「キアの方は……ルクスが付いてるから大丈夫そうだね」
イズール:『目の前の集中できるぜ』

GM:イズール達の船では、オーガがボーンアニマルに斬りかかる!

オーガパイレーツ:2d6+7+0-0 //命中力判定
<BCDice:オーガパイレーツ>:SwordWorld2.5 : (2D6+7+0-0) → 5[2,3]+7+0-0 → 12

ボーンアニマル:2d6+5+2-0 //回避力判定
<BCDice:ボーンアニマル>:SwordWorld2.5 : (2D6+5+2-0) → 4[2,2]+5+2-0 → 11→失敗……

オーガパイレーツ:2d6+5+0-0 //近接攻撃ダメージ
<BCDice:オーガパイレーツ>:SwordWorld2.5 : (2D6+5+0-0) → 7[1,6]+5+0-0 → 12

イズール:惜しい!
GM:防護点で5点軽減して……残りHP27点!
カナリカ:HPがちょっと低いけど、防護点5は中々の硬さだね

GM:オーガの繰り出したサーベルを、ゴーレムは骨の腕でガード! 生身では有り得ない骨の身体が刃を受け止め、損傷を最小限に抑える!

GM:それでは第三ラウンド!
GM:キアとルクスの船にはオーガが2体居るが片方がHP1点、カナリカ達の船にはオーガが1体か
カナリカ:安定して押し勝てているね

キア:こちらの船のHP1のオーガをイズールさんに取ってもらえると、残りの全快オーガを私とルクスさんで処理できるのですが……
イズール:スピアの投擲か。今持ってる槍を下に落として、投擲用の槍を出してくればいけるが……。
カナリカ:私の【スパーク】だと巻き込んじゃうしね……

クロウリー:自分が《魔法収束》&【スパーク】で回収するのは?
キア:その手があった! 魔法ダメージだし確実に取り切れますね
イズール:お、ではお任せしよう!
クロウリー:よし来た!

クロウリー:では主動作もらって……
クロウリー:《魔法収束》を宣言、【スパーク】の対象を1体に限定する!
クロウリー:目標はキアの近く、HP1のオーガパイレーツ!

クロウリー:2d6+5+4 //魔法行使判定
<BCDice:クロウリー>:SwordWorld2.5 : (2D6+5+4) → 10[5,5]+5+4 → 19

オーガパイレーツ:2d6+7+0-0 //精神抵抗判定
<BCDice:オーガパイレーツ>:SwordWorld2.5 : (2D6+7+0-0) → 8[6,2]+7+0-0 → 15→失敗……

クロウリー:k0@10+5+4 //威力0魔法ダメージ
<BCDice:クロウリー>:SwordWorld2.5 : KeyNo.0c[10]+9 → 2D:[3,4]=7 → 2+9 → 11

GM:残りHP、-10! 戦闘不能!

クロウリー:「攻撃座標指定、魔法収束……喰らいやがれ!」*発動!

GM:【スパーク】の魔法がキアの眼前のレッサーオーガ一体に絞られ、その意識を刈り取る! 気絶したレッサーオーガは痙攣しながら船から転げ落ちていった!

GM:続いてゴーレムの手番!
GM:これ……残った左下のオーガにラッシュかけちゃって良いかな?
GM:移動も込みでPC達が倒したいならゴーレムは待機させておくけど
イズール:俺は構わん!今はMPケチってるし
GM:OK~! 殴るぞ!

ボーンアニマル:2d6+10+3-0 //命中力判定
<BCDice:ボーンアニマル>:SwordWorld2.5 : (2D6+10+3-0) → 7[3,4]+10+3-0 → 20

オーガパイレーツ:2d6+6+0-0 //回避力判定
<BCDice:オーガパイレーツ>:SwordWorld2.5 : (2D6+6+0-0) → 5[4,1]+6+0-0 → 11→失敗……

ボーンアニマル:2d6+5+4-0 //近接攻撃ダメージ
<BCDice:ボーンアニマル>:SwordWorld2.5 : (2D6+5+4-0) → 7[2,5]+5+4-0 → 16

GM:オーガパイレーツ、残りHP22! 連続攻撃発動!

ボーンアニマル:2d6+10+3-0 //命中力判定
<BCDice:ボーンアニマル>:SwordWorld2.5 : (2D6+10+3-0) → 3[1,2]+10+3-0 → 16

オーガパイレーツ:2d6+6+0-0 //回避力判定
<BCDice:オーガパイレーツ>:SwordWorld2.5 : (2D6+6+0-0) → 6[3,3]+6+0-0 → 12→失敗……

ボーンアニマル:2d6+5+4-0 //近接攻撃ダメージ
<BCDice:ボーンアニマル>:SwordWorld2.5 : (2D6+5+4-0) → 6[2,4]+5+4-0 → 15

ボーンアニマル:2d6+10+3-0 //命中力判定
<BCDice:ボーンアニマル>:SwordWorld2.5 : (2D6+10+3-0) → 10[5,5]+10+3-0 → 23

オーガパイレーツ:2d6+6+0-0 //回避力判定
<BCDice:オーガパイレーツ>:SwordWorld2.5 : (2D6+6+0-0) → 12[6,6]+6+0-0 → 18→自動成功!

GM:コンボ抜けやがった!!
イズール:二回目だぞ!!!
カナリカ:私トドメ行って良いかな?
イズール:任せた!
GM:いけーっ!

GM:ボーンアニマルの猛攻をレッサーオーガが切り抜ける! とはいえ全身に攻撃を受け、その足取りはふらついている!

カナリカ:両手持ちスピアで《魔力撃》だ!

カナリカ:2d6+5+3+1-0+1 //命中力判定@スピア(両手)
<BCDice:カナリカ>:SwordWorld2.5 : (2D6+5+3+0-0+1) → 5[2,3]+5+3+1-0+1 → 14

オーガパイレーツ:2d6+6+0-0 //回避力判定
<BCDice:オーガパイレーツ>:SwordWorld2.5 : (2D6+6+0-0) → 2[1,1]+6+0-0 → 8→自動失敗……

カナリカ:k25@9+5+3+4-0+3+3+1 //近接攻撃ダメージ@スピア+魔力撃
<BCDice:カナリカ>:SwordWorld2.5 : KeyNo.25c[9]+19 → 2D:[4,6 5,1]=10,6 → 8,5+19 → 1回転 → 32

GM:残りHP、-21! 戦闘不能!
カナリカ:ッシャァ!
ルクス:わあ!
キア:やった!
イズール:ないす!

カナリカ:「私だって軽戦士さ……急所を突くのは得意でね!」
カナリカ:「そこだァー!」

GM:ダメージ覚悟で強引にゴーレムを蹴り剥がしたレッサーオーガの眼前に、槍を構えて跳躍するカナリカ!
勢いよく槍が繰り出され、レッサーオーガの胸を貫く!

キア:次、手番欲しいです!
キア:オーガパイレーツに《魔力撃》で攻撃!

キア:2d6+6+3+0-0  //命中判定@バヨネット
<BCDice:キア>:SwordWorld2.5 : (2D6+6+3+0-0) → 8[2,6]+6+3+0-0 → 17

オーガパイレーツ:2d6+6+0-0 //回避力判定
<BCDice:オーガパイレーツ>:SwordWorld2.5 : (2D6+6+0-0) → 7[6,1]+6+0-0 → 13→失敗……

キア:k15@10+6+3+1+12-0  //ダメージ@バヨネット
<BCDice:キア>:SwordWorld2.5 : KeyNo.15c[10]+22 → 2D:[5,6 5,6 4,2]=11,11,6 → 7,7,4+22 → 2回転40

GM:うわわわ!
ルクス:わぁ……
イズール:ぶん回ったぁ!
カナリカ:え……!?

GM:オーガパイレーツ、残りHP2点!

キア:『そー……れっ!!』*構えからの突き

GM:キアは僅かな唸り声と共に、三度バヨネットを構える!
ロングバレルの長い銃身の先に取り付けられた刃を槍のように構え、刃先に集めたマナと共にレッサーオーガの腹部に叩き込んだ!
GM:不安定なマナが衝撃に反応して連鎖爆発反応を起こす! 轟音と共に斬撃が強化され、咄嗟に防御したレッサーオーガの片腕を切り飛ばす!

カナリカ:「なんて威力だ……!」

キア:『ルクスさん!』
ルクス:「承知!」*突進!

ルクス:2d6+5+2+2-0 //命中力判定
<BCDice:ルクス>:SwordWorld2.5 : (2D6+5+2+2-0) → 11[6,5]+5+2+2-0 → 20

オーガパイレーツ:2d6+6+0-0 //回避力判定
<BCDice:オーガパイレーツ>:SwordWorld2.5 : (2D6+6+0-0) → 3[2,1]+6+0-0 → 9→失敗……

ルクス:k40@12+5+5+2-0 //ダメージロール
<BCDice:ルクス>:SwordWorld2.5 : KeyNo.40c[12]+12 → 2D:[4,1]=5 → 6+12 → 18

GM:残りHP-14 戦闘不能です!

GM:キアの攻撃を受け、呆然とするレッサーオーガの湖上盗賊。
まだ敵の攻撃は終わっていない。オーガがそう考え直した時には、ルクスの巨躯が繰り出す大盾が顔面にめり込んでいた。
GM:小舟から吹き飛ばされ、回転しながら宙を舞うレッサーオーガ。
既に生命力は限界を迎えている。湖から上がることはないだろう。

GM:というわけで、戦闘終了~~~!
キア:おつかれさまでした~!
ルクス:おつかれさまでした~!
イズール:おつかれさまでした!
カナリカ:かった~~! おつ!

クロウリー:「はぁ、はぁ……なんとか全員追い払ったな」
ダンテ:「あぁ、続く追手はいなさそうだぜ」*後方確認
カナリカ:「ギレアン氏の護衛ありがとね、ダンテ」
ギレアン:「た、助かった……このまま目的地まで急ぐぜ」
ルクス:「皆さん、ご無事で何よりです」*カナリカ達に

キア:「ぐるる……」*獣変貌解除
キア:「ふぅ。なんとかなりましたね」
イズール:『まだ分からん。俺は警戒を続ける』*変貌維持!

クロウリー:「クソ痛ぇ……久しぶりに怪我した」*緑のカードを使ってセルフ治療

カナリカ:「みんなお疲れ様。それにしてもキア、すごいじゃないか!」
カナリカ:「魔力による攻撃をあんなにうまく使うなんて……」
キア:「えへへ、思ったよりうまく動けました!」
キア:「ルクスさんのおかげですね」
カナリカ:「ルクスは相変わらず……無傷だね」
ルクス:「これしか取り柄がないもので」*にっこり

ルクス:「しかし、早速最初に話していたような盤面になりましたね」
イズール:『すごかったぜ、キアさんもルクスさんも!』
クロウリー:「キアの前衛シフト論、だな。攻撃面では十分じゃないか?」
カナリカ:「キアが安定して回避できる体捌きを身に付けるまでは、この陣形でいこうか」

クロウリー:「意外と悪くなかったな。イズールとカナリカは元々避けるのが達者だし」
カナリカ:「私たちは元々、回避主体の戦い方を身に付けているからね」
イズール:『俺らの取り柄だからな……へへっ』

キア:「一番大きなメリットは、余力を残せたところですね」
カナリカ:「そういえば、結局一発も撃ってなかったね」
キア:「ええ。魔動機術師はマナと弾丸の残量にかなりの制約を受けますが……銃剣による近接戦闘がそれを十分にカバーできる、ということを立証できたと思います」

カナリカ:「よーし、それじゃさっきの戦闘による負傷をカバーしようか」
カナリカ:「クロウリーと、ゴーレム、それにイズールと私だね」

カナリカ:GM、【レイジングアース】を起動しても?
GM:OKだよ! 戦闘中ではないし、自動経過で9点回復だね
GM:カナリカも操霊魔術師だから、ゴーレムを回復できるのは有難い

カナリカ:2d6 ピンゾロチェック
<BCDice:カナリカ>:DiceBot : (2D6) → 10[6,4] → 10
成功!

クロウリー:えらい
カナリカ:こういう回復は小回りが効く

GM:ではでは、戦闘後の処理も終わったところで次チャプターです

4.  “湖面の魔女”の館

GM:◆描写◆
小舟は蛮族達を振り切り、《オルフィス島》東にある小さな島《オルギムル島》へと着岸する。
《オルギムル島》は東西に2km、南北に1km程度の小さな島であり、島の中央に向かってなだらかに丘が盛り上がっている。
丘の斜面に沿って小規模な畑が整備されており、丘の上には木組みと漆喰の小さな屋敷が建てられていた。

PC達の頭上を見慣れない小鳥が数羽、飛び回っている。

ギレアン:「ふぅ……一時はどうなることかと思ったが」
ギレアン:「なんとか到着だな。《オルギムル島》に」
クロウリー:「正確無比な操舵に感謝するぜ、ギレアン殿」
クロウリー:「師匠の屋敷は丘の上だ。案内するぜ」

GM:◆描写◆
PC達は小路に沿って丘を登っていく。畑には誰も居らず、樫の木で造られたと思われる案山子が点在している。
丘の上に建つ屋敷は年季の入った重厚な楢の木材と緻密に塗りこまれた漆喰壁で造られていた。

クロウリーは屋敷のドアノッカーへと手を伸ばし、リズミカルに7度打ち付ける。数瞬の後、解錠音と共にゆっくりと扉が開いた。
どうやら、中に入れということらしい。
開いた扉から見える立派な玄関ホールには、誰の姿も見えない。

ダンテ:「か、勝手に開いた……」
ダンテ:「まぁ、魔女の館ってんなら当然か」
キア:「あのノックも、符丁の類なのでしょうか……?」

イズール:『不思議なトコだな……』*きょろきょろ建物を見回す
クロウリー:「よし……入るとするか」
カナリカ:「(誰もいないけど……見られてるのかな。使い魔の類とか)」

GM:◆描写◆
重厚な木の扉、光沢のある黒檀の調度品で満たされた玄関ホールは静まり返っている。屋敷の内装は落ち着いており、上質ながら華美な所のない造りとなっていた。

クロウリー:「久しぶりだな、師匠」*誰も居ない一角に向かって
カナリカ:「!?」
クロウリー:「こいつらは俺の仕事仲間だ。客間に通して良いか?」

カナリカ:「え……見えてないの、私だけ?」*苦笑
ルクス:「いえ、私にも全く」
イズール:『気配も特に感じないが……』*耳を澄ませる
キア:「隠匿魔術でしょうか?」

GM:その時、クロウリーの背後に小柄なエルフが姿を現すと同時に……
GM:勢いよく彼の尻を蹴りつけた

クロウリー:「でぇっ!」
ユーラウゼン:「……まったく。出来の悪い弟子だよ、君は」*ため息

画像15

絵:滑郎さん

◆NPC解説◆
《湖面の魔女》ユーラウゼン=ローハイムメイレン(女性/エルフ/280歳)

《オルフィード湖国》東の小島《オルギムル島》に住むエルフの魔導師。専門分野は真語魔法だが操霊魔法も極めて高い水準で行使できる。
大破局直後から生きている割に飄々とした性格をしており、他人を揶揄うのが趣味という食えない人物。
才能のある者には気まぐれながらも魔術の手解きをすることがあり、アルフレイム大陸には彼女の弟子が何人か存在するようだ。

ユーラウゼン:「少しは師の威厳を演出する手助けをしようとは思わないのかい? 私の許を離れた途端、真面目な商人気質なのかい?」
クロウリー:「【隠身(コンシール・セルフ)】で姿隠して客を揶揄う奴に、威厳について説かれたくねぇよ!」

カナリカ:「驚いた。魔法で姿を隠していたのか。てっきり妖精や神様の類かと……」*ルーンフォークには妖精や神が認識できない
キア:「全く気づきませんでした。慣れている様子ですね」*苦笑
ルクス:「クロウリーも、直感で話しかけただけのようですね」

クロウリー:「昔っから、来客があると魔法で姿を隠してドアを開けてあの辺から客を脅かすのが趣味なんだよ、師匠は。性格悪いぜ」
カナリカ:「お茶目な人なんだね」*ユーラウゼンに軽く会釈

ユーラウゼン:「打ち解けるための挨拶だよ~! それに水を差すなんてこの駄目弟子! 馬鹿弟子! 錬金術かぶれ!」
クロウリー:「錬金術は今関係無いだろうが!」

カナリカ:「愛嬌のあるお師匠様だ。良かったよ。どんなに怖い人かと思っていたから」
キア:「思ったよりフランクなお方ですね……」
ダンテ:「300年弱生きてるエルフってあんな感じなんだな」

ユーラウゼン:「さて、と……」*PC達に向き直り
ユーラウゼン:「君達は《空の麓》亭の冒険者だね? 立ち話もなんだし、上がってくれたまえよ」
ユーラウゼン:「客間はこの愚か弟子が案内するから、寛いでいてくれたまえ。お茶を用意するよ」

カナリカ:「ありがとうございます!」
キア:「お気遣い感謝いたします」
クロウリー:「誰が愚かだ、誰が」

カナリカ:「私はバイク乗りのカナリカ。身軽さには自信があります!」
キア:「私はキア・コレットと申します。以後お見知りおきを」
ルクス:「戦士のルクス・マルガメスといいます。どうも」
ダンテ:「俺は拳闘士のダンテです。よろしく!」
イズール:「槍使いのイズールだ。よろしくお願いします」*獣変貌を解き

GM:それでは、PC達はクロウリーの案内で屋敷の客間に案内される

GM:◆描写◆
PC達は屋敷の一室、客間に案内される。
窓から外を覗いてみると屋敷は本館と別館に分かれているらしく、中庭では数種類の薬草が栽培されていた。

客間はローテーブルと革張りのソファの応対セットが設えられた小奇麗な部屋で、調度品はやや古いものの掃除が行き届いていた。
暫くすると、木製のゴーレムを2体連れたユーラウゼンが姿を現す。
ゴーレム達は手にトレイを持っており、湯気を立てるティーポットと人数分のカップと茶菓子が準備されている。

カナリカ:「ありがとう!」*ゴーレムにお礼をいう
キア:「本当に大魔法使いの館って感じで、ワクワクしますね」
ユーラウゼン:「はっはっは。そう褒めてくれるなよ。しがない隠居魔術師の庵さ」

ユーラウゼン:「君達が来訪した目的はずばり……“空色の剣”についてのことだね?」
キア:「はい。実際に実物を見てもらった方が早いかと思いまして」
カナリカ:「どうしても、こちらでは分からない事ばかりだったので」

カナリカ:*テーブルの上にそっとだす

ユーラウゼン:「翡翠状の鉱物で出来た、剣型の首飾り……だね」
ユーラウゼン:「結論から言うと、これは“空色の剣”の本体と呼んで差し支えない代物だよ」
ユーラウゼン:「内部に莫大なマナを閉じ込めた、魔法文明時代の遺物。極めて安定した、半無尽蔵のパワーソースだね」

カナリカ:「えっ、そんな大事な物を持たされていたのか。私……」
カナリカ:「肝が冷えたよ」
キア:「キングスレイの冒険者ギルド支部長会議でも同じような推測が出ていましたが……本体と言い切る根拠は何なのでしょう?」*純粋に気になる

ユーラウゼン:「まぁ、順を追って話そうか」
イズール:「……頼む」
ユーラウゼン:「まず、私の語る知識の元について共有しておきたい」*話しながら服のボタンを外し、肩口を露にする

GM:◆描写◆
ユーラウゼンが顕にした肩口には、長さ50mm程の剣型の刺青が施されているように見えた。色は黒で、彼女の褐色の肌に馴染んで目立つことはない。

しかし、操霊魔法を扱うクロウリーとカナリカはその刺青から微かにマナの気配を感じ取ることができた。

ユーラウゼン:「この刺青は、ただの刺青じゃない」
ユーラウゼン:「これは“エーゼインの最後の魔剣”と称される平面マナ構造体の一種だ」
ユーラウゼン:「魔剣の本質は武器としてではなく、剣の形に作りこまれた魔法である……という説に立脚して造られたものなんだが」

ユーラウゼン:「この刺青型魔剣の機能は「記憶の保持と再生」だ。製作者の遺した記憶を、刻まれた者に引き継ぐことができる」
ユーラウゼン:「そして、引き継がれた記憶の中に“空色の剣”についてのものがある。そこまでは良いかね?」

カナリカ:「はい!」
ユーラウゼン:「良い返事だ」

ユーラウゼン:「私が持っているのは、その剣を製造した者の記憶」
ユーラウゼン:「その剣の本当の力と役割についての記憶というわけだ」
カナリカ:「本当の役割と本当の力……!」
キア:「本当ですか!?」
クロウリー:「また、ややこしそうな話だな……」

クロウリー:「……その剣、どうも有力な蛮族が狙っているらしいが」
クロウリー:「その本当の力と役割ってやつに関係しているのか?」
カナリカ:「そうなんです。実はその剣の奪い合いの時も……」*今までのボス共の話を

ユーラウゼン:「なるほどね。まぁ、何らかの形でこの剣の存在を知っているなら、求める者もいるだろう」
ルクス:「それは……この剣の持つ力の故に、ですか」
ユーラウゼン:「あぁ。なにしろこれを作ったのは魔法文明時代の魔法王で、しかもドレイクだからね」
キア:「ドレイクが魔剣を作った……?」
イズール:「蛮族が魔剣を作ってたのか!?」
ユーラウゼン:「当時は魔法全盛の魔法文明時代だ。しかもそれを作ったドレイクは“魔法王”の格に相応しい大魔術師。魔剣の100や200くらい創るさ」

カナリカ:「彼らは魔剣をもって生まれてくるといわれているけど……まさか、そこまで精通していたとは」
ルクス:「俄かには信じ難い話ですね……」
ユーラウゼン:「ははは、最近の若者は見識が狭いな~!」*お茶を啜る

キア:「ドレイクは生まれつき魔剣を持ってるじゃないですか。わざわざ新しく作る理由が……」
カナリカ:「それに、魔剣といえば人族が蛮族に対抗するための武器って認識が強くて。てっきり、蛮族がそれを真似たとばかり」
キア:「そこら辺の背景も含めて、是非詳しくお聞きしたいです!」

クロウリー:「つまり……話を総合すると、だ」
クロウリー:「魔法文明時代に存在した魔法王の作った強力な遺産が、このドーデンの各地に散らばってるってわけか」
カナリカ:「おまけに、記憶という強力な手がかりも込みでね」
ダンテ:「となると……記憶と魔剣の争奪戦ってわけかよ」
イズール:「望むところだ。負けてられないぜ」

ユーラウゼン:「君達の探索行はもう少し続くわけだね」*微笑
ユーラウゼン:「だが、今日はもうお話は終わり。日も落ちている」
ユーラウゼン:「熱い風呂と食事を用意しよう。今日はもう休みたまえ」
イズール:「ありがとうございます!」*メシだ!
ルクス:「ありがとうございます」
カナリカ:「ありがとう!」
キア:「お言葉に甘えさせてもらいます」

GM:魔女が手を打ち鳴らすと、彼女の弟子達が客間に入ってくる。
弟子達に案内され、PC達は来客宿泊用の別館へと向かった。
別館の食堂には湖で獲れた魚料理が並んでおり、弟子達と共にPC達は夕食をとる。

GM:PC達は案内された部屋のベッドに身体を預け、ぐっすりと眠るだろう。雲一つない夜空に浮かんだ月が、ルアーナ大湖に眩しく反射していた。

GM:というわけで、セッション前半はこれにてセーブ!
セッション後半にご期待ください……!

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