ソードワールド2.5リプレイ《空の麓》キャンペーン 第三話「樹神の森と亡者達」後編
はじめに
この記事は2020/2/16に行われた「ソードワールド2.5(グループSNEのTRPG)」のセッションログを再編集したリプレイです。
読みやすくするため、実際のセッションログを少しだけ脚色したり、発言順序を整理したりしています。
本作は、「グループSNE」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『ソード・ワールド2.0/2.5』の、二次創作です。
0.これまでのあらすじ
アルフレイム大陸はドーデン地方、《キングスレイ鉄鋼共和国》の中心地から遠く離れた辺境にある町《ヒスイドラ》。
《ヒスドゥール大裂穴》の傍に佇むこの小さな町の冒険者ギルドに所属するPC達はジルベール=セブンスターという大物貿易商から依頼を受ける。
ジルベールは新規行商ルートの開拓のため、PC達の拠点としている町と第二都市《グランティン》の間にある森に巣食ったアンデッドの討伐を計画していた。
PC達は森の近くの町《ローヴァルト》で聞き込みを行い、アンデッド発生の元凶と思われる、森の中心部にある樹神・ダリオンの神殿へと突入した。
神殿のギミックを解き、入口付近に現れた大量のアンデッド達の合間を駆け抜けたPC達は再び入口を閉じることに成功。
ひとまずの安全を確保した彼らは、キャンプを張るのだった。
1.失われたダリオンの神殿
GM:◆描写◆
神殿の入口をくぐると、樹を模った石の柱が規則的に二列に並ぶエントランスホールになっている。
あちこちに蜘蛛の巣が張られ、柱の大部分はカビか何かで汚れている。
それは長い間、神殿の中に足を踏み入れた者が居ないことを意味していた。
クロウリー:「悪いが俺は休ませてもらうぜ。魔法の連発ですっかりガス欠でな……。6時間経ったら起こしてくれ」*荷物を枕にして横になる
絵:のっち
キャラクター名:チャールズ・C・クロウリー/男性/28歳
プレイヤー:のっち(GMと兼任の半NPC)
種族:人間
技能:アルケミストLv3/コンジャラーLv3/セージLv2
能力値ボーナス:器用3/敏捷2/筋力1/生命2/知力4/精神3
戦闘特技:魔法拡大/数、ターゲッティング
装備:メイジスタッフ(杖)、クロースアーマー(布服)
概要
“セブンスター商会”専属の操霊魔術師(コンジャラー)兼錬金術師。
普段は飄々としているが、自分の仕事には責任と誇りを持っている職人肌。
様々な支援・妨害を得意とし、回復もこなせる人材。
カナリカ:「オッケー。見張りは任せて」*サムズアップ
絵:滑朗さん
キャラクター名:カナリカ/女性/20歳
プレイヤー:滑朗
種族:ルーンフォーク
技能:フェンサーLv3/ライダーLv3/コンジャラーLv2/レンジャーLv2
能力値ボーナス:器用3/敏捷3/筋力3/生命3/知力3/精神1
戦闘特技:魔法拡大/数、魔力擊
装備:サーベル(片手剣)、ソフトレザー(革鎧)
概要
クールなルーンフォークのお姉さん。バイクに騎乗し、剣と車体で戦う。
ライダー技能の向上によって中型の魔動バイクに乗り換えた。
主に敵陣への切り込みと前線維持を担う、騎士めいた役割を担当する。
キア:「すみません、私も少し休憩を頂きますね」*床に毛布を敷いて横に
絵:幽月こん@kon_yus様
キャラクター名:キア・コレット/女性/15歳
プレイヤー:侘助
種族:リカント(アライグマ)
技能:シューターLv3/マギテックLv3/スカウトLv1/セージLv2
能力値ボーナス:器用3/敏捷2/筋力2/生命1/知力3/精神1
戦闘特技:ターゲッティング、武器習熟A:ガン
装備:トラドール(銃)、ハードレザー(革鎧)
サーペンタインガン(拳銃)
概要
礼儀正しいアライグマのリカント。
比較的手先が器用で、魔動機術による銃撃を得意とする。
冒険家ランクの取得申請をいち早く済ませ、亡き父が名乗っていた“冒険家(パスファインダー)”の二つ名を継いだ。
イズール:「わかった。それじゃあ、俺とカナリカさんで見張りだな」
絵:シロクニさん
キャラクター名:イズール・ローランド/男性/18歳
プレイヤー:シロクニ
種族:リカント(イタチ)
技能:フェンサーLv4/スカウトLv3/エンハンサーLv2
能力値ボーナス:器用3/敏捷4/筋力2/生命2/知力2/精神2
戦闘特技:囮攻撃、かいくぐり
装備:ジャベリン(槍/投槍)、ハンドアックス(斧/投斧)
バックラー(回避用盾)、ソフトレザー(革鎧)
概要
短槍と手斧を状況に合わせて使い分ける、イタチのリカント。
パーティ随一の身のこなしを呼吸法によって更に強化し、敵の攻撃をかいくぐって反撃する。
GM:それではクロウリーとキアは6時間、カナリカとイズールは3時間ずつの休息を取ります。結果的に全員全快ですね!
また、現在時刻は探索開始4日目の朝です。
キア:「ふぁぁ……おはようございます」*目をこすりながら
クロウリー:「神殿の入口で寝たのは初めてだ……」*伸びをしながら
キア:「イズールさん、カナリカさん、見張りありがとうございました。お二人の体調は大丈夫ですか?」
イズール:「俺は大丈夫だぜ。食事と水分を摂ったら先に進もう」
カナリカ:「私も大丈夫。ここは安全そうだし、ゆっくり支度していいよ」
GM:ではエントランスから進んで探索開始ですね!
◆GMのメモ◆
これが今回のシナリオの後半、ダリオン神殿のマップである。
森の中にある大神殿にしては妙にシンプル過ぎる気もするが、これは長年放置されてしまったせいで神殿の地下から大樹が生え、それが入口を塞ぐことではいれなくなってしまった部屋が多数存在する、ということにしている。
マップにはPCが立ち入ることのできる部屋だけ記してあるというわけだ。
左側が1階。下からエントランスホール、右手に倉庫、廊下の突き当たりに2階(右側)に続く階段。
階段を上って廊下の突き当たりに向かうと小部屋。途中で左手に曲がるとこの神殿の礼拝堂になっている。
GM:エントランスから先に進むと、突き当たりの扉が閉まっています。
GM:扉は施錠されており、鍵がないと開くことはなさそうです。
GM:引き返したところにある脇には倉庫のような部屋があります。
カナリカ:スカウトのお客様~!
カナリカ:ここ神殿だし、鍵をボムで吹っ飛ばすのはやめた方がいいよね?
GM:使われなくなって久しいとはいえ、一応神殿だからね……!
とはいえ、それはそれでアリ。
キア:脇道の倉庫を一応見てみましょう 判定必須にはしないはず
イズール:掘り出し物が見つからないかな
GM:では、倉庫へと……
GM:◆描写◆
エントランスホールから続く廊下にある扉を開くと、中は広めの倉庫になっていた。
石造りの棚が並んでおり、当時はダリオンの教えを記した書物や森に関する学術書が置かれていたであろうことが推測できる。
殆どの書物が風化しており、何か資料になるようなものを見つけるには骨が折れそうだ。
クロウリー:「げほっ……カビ臭いな。何か使えるものがあるといいが……」
キア:「資料室ですか……けど殆ど風化してる。 ……紙媒体の弱みですね」
カナリカ:「この神殿が使われてた時期からして、貴重な資料だろうに……勿体無いね」
イズール:「うっ、けほ…… どうする?収穫があるかどうかは賭けになりそうだが、少し物色してみるか?」
GM:何か使えるものを探す場合はスカウトの探索判定になります。
目標値は11
カナリカ:れ……ん……じゃ……
GM:レンジャー技能も使えることにしますが、自然環境ではないので-2の修正をつけて判定を行ってください。
キア:「とりあえず安全性も確保されてますし、調査しましょうか」*物色
クロウリー:「何か値打ちもんでもあればねぇ」
キア:2d6+1+3 //スカウト知力パッケージ
<BCDice:キア>:SwordWorld2.5 : (2D6+1+3) → 6[5,1]+1+3 → 10
→失敗……
クロウリー:2d6 ヒラメ
<BCDice:クロウリー>:DiceBot : (2D6) → 8[4,4] → 8
→失敗……
イズール:2d6+3+2 //スカウト観察判定パッケージ
<BCDice:イズール>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+2) → 6[2,4]+3+2 → 11
→成功!
カナリカ:2d6-2+4 ダリオン神殿なので実質自然。故に成功する
<BCDice:カナリカ>:SwordWorld2.5 : (2D6-2+4) → 10[6,4]-2+4 → 12
→成功!
GM:成功した人は「古い書物(200G)」を1つ獲得です
また、最も達成値の高かったカナリカさんは「鍵」を見つけます。
GM:◆アイテム説明◆
魔動機文明時代の技術で作られたと思しき、精緻な鍵。
倉庫の隅で埃をかぶっていたが、風化はしておらず問題なく使用できる。
カナリカ:「おや、これは……さっきの扉に合いそうだね」
イズール:「流石だ。目の付け所を見習わないとな……」*小声
キア:「おぉ、流石です!カナリカさん!」
カナリカ:「いやぁ、偶然さ」*にこっ
クロウリー:「早速試してみるか。最悪、キアの魔動機術で吹き飛ばせば良いしな」
GM:鍵によって扉が開きます。石造りの階段が二階へと続いている……
GM:◆描写◆
施錠されていた扉を鍵で開け、石の螺旋階段を登って二階へと向かう。
二階の扉を開けると、やはり薄暗い石造りの神殿となっていた。
GM:ここで「聞き耳判定(スカウト or レンジャー+知力)」をどうぞ
目標11です
クロウリー:2d6
<BCDice:クロウリー>:DiceBot : (2D6) → 7[4,3] → 7→失敗……
イズール:2d6+3+2 //スカウト観察判定パッケージ
<BCDice:イズール>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+2) → 7[6,1]+3+2 → 12
→成功!
キア:2d6+1+3 //スカウト知力パッケージ
<BCDice:キア>:SwordWorld2.5 : (2D6+1+3) → 5[1,4]+1+3 → 9
→失敗……
カナリカ:2d6+4
<BCDice:カナリカ>:SwordWorld2.5 : (2D6+4) → 3[1,2]+4 → 7→失敗……
GM:ではイズールさんは廊下の突き当たりにある部屋から、すすり泣きのような声が聞こえてくることに気がつきます
GM:すすり泣き……あるいは怨嗟に満ちた声ですね
イズール:では声を潜めて情報共有します。
イズール:「……突き当たりの部屋から、何か声がする」*小声
キア:「アンデッドでしょうか……?」*ひそひそ
クロウリー:「おいおいマジかよ……」
カナリカ:「殺された神官がレヴナントになってる、とか……?心してかかろうか」*サーベルに片手をかける
カナリカ:「……少なくとも、ここで正常な相手を期待するのは難しいね」
イズール:「何かがいるんだろうな。外にもあれだけいたからには」*いつでも戦えるよう、獣変貌しておきます
キア:「まずは礼拝堂に行ってみませんか?ダリオン神の加護が残っているかは不明ですが……」
カナリカ:「賛成だ」
クロウリー:「そうしてみるか」
イズール:*無言で頷く
GM:では、礼拝堂の方へと移動すると……
GM:礼拝堂の部屋には複雑な装飾の施された大扉があり、鍵で閉ざされています。
イズール:また鍵……解除判定できないタイプのカギですかね?
GM:うーむむ。そうだなぁ。目標値14に成功すれば開けられることにしましょう。結構複雑な錠ですね。
イズール:わぁい!頑張ります。
キア:私もスカウト技能はあります。やってみる価値はある……!
イズール:2d6+3+3 //スカウト技巧判定パッケージ
<BCDice:イズール>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+3) → 6[2,4]+3+3 → 12
→失敗……
キア:2d6+1+3 //スカウト技巧判定パッケージ
<BCDice:キア>:SwordWorld2.5 : (2D6+1+3) → 8[4,4]+1+3 → 12
→失敗……
GM:おぉぉ お二人とも惜しかったですな……
イズール:敏捷判定なら腕輪割ってた……!
カナリカ:正攻法で行くしかなさそうだね
キア:突き当たりの部屋に向かいましょう。声が気になるけど……。
イズール:『鍵穴が壊れても困るし、これ以上無理に開けるのは止そう』
キア:『仕方ないですね……』*リカント語で返す
2.彷徨う神官達
GM:突き当たりの部屋からは、すすり泣く声と怨嗟に満ちた声が聞こえてきます。どうやら複数の「何か」がいる模様……。
キア:覗き込みましょう
カナリカ:チラッ
イズール:チラッチラ
GM:ただし、覗いた人は目標10の隠密判定(スカウト or レンジャー+敏捷)を行い、失敗すると気付かれます
カナリカ:バイクで室内走るのって怒られるかな
GM:怒る人はいないと思うけど間違いなく気付かれるよ!?
キア:イズールさん、お願いします!
イズール:任せて!
イズール:2d6+3+4 //スカウト運動判定パッケージ
<BCDice:イズール>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+4) → 6[4,2]+3+4 → 13
→成功!
GM:ではイズールさんが部屋の中を慎重に覗き込むと……
中に居たのはゴーストのように透き通った身体を持つ、半実体のアンデッド達でした。どうやらこの神殿で盗賊団に殺された神官達の魂は現世を離れることができず、この神殿に縛り付けられてしまったようです。
彼らはどうやら生前はメリアだったらしく、枯れ木のように節くれだった腕や顔がミイラのように見えます……。
動きは散漫で、部屋の中を規則的に徘徊しているだけのようです。
ゴーストクレリック:「苦しい……苦しい……」
ゴーストクレリック:「奴等に報いを……森の祟りを……!」
イズール:(嘆かわしい姿だ……悲しい事件だったんだな)
GM:ではここでイズールさん、異常感知判定(スカ+知力)をどうぞ 目標値は10です
イズール:2d6+3+2 //スカウト観察判定パッケージ
<BCDice:イズール>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+2) → 8[5,3]+3+2 → 13
→成功!
GM:ナイス! イズールさんは部屋から2,3歩入ったところにある棚に、礼拝堂の扉によく似た装飾の施された鍵が置いてあるのに気がつきます。
回収する場合はスリ判定(スカウト+器用) 目標12です。
キア:ドキドキする……失敗したら戦闘で鍵を奪うことになるんだろうけど
カナリカ:密偵の腕の見せ所だね……
イズール:皆を手で制して、部屋へと足を踏み入れます
イズール:2d6+3+3 //スカウト技巧判定パッケージ
<BCDice:イズール>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+3) → 10[5,5]+3+3 → 16
→成功!
キア:流石!
カナリカ:これには盗賊ギルドもにっこり
イズール:スリ慣れてるわけじゃないもん!
死んだ人のは取ってもいいだけだもん!
キア:恐ろしく速いスリ……リカントじゃなきゃ見逃しちゃうね
イズール:『鍵っぽいの見つけたぞ。中はゴーストが徘徊してる』*小声
キア:「お見事、鮮やかな腕前です」*ひそひそ
カナリカ:「すごいね、完璧に背景に溶け込んでたよ」*ひそひそ
クロウリー:「すげぇな……動きを目で追えなかったぜ」*ひそひそ
GM:ゴースト達と戦闘しない場合、このまま立ち去ってOKです。
キア:「ゴースト達に関しては、今は放置しましょう。守りの剣を設置する際、神官に任せるとしましょうか」
クロウリー:「俺もそれに賛成だ。清められる人材が居ない以上、彼らに苦痛を強いるだけだからな」
カナリカ:「無駄な戦闘を避けるに越したことはないね。先を急ごうか」
GM:では、礼拝堂の鍵を開くと……
3.礼拝堂の盗賊達
GM:◆描写◆
鍵を開き、両開きの扉を開く。
中は広々とした礼拝堂で、部屋の奥には樹神・ダリオンを祀る大きな祭壇が設けられている。
祭壇のすぐ前には、1.5m四方程度の大きな木箱が置かれていた。
また、部屋の至るところに木製の粗末な棺桶が放置されており、中からは乾いた遺体の腕や骨が突き出ている。
クロウリー:「デカい礼拝堂だな……そこらじゅうに棺桶が置いてあるってことは、葬儀場でもあったのか……?」
カナリカ:「神の元に逝きたいという思いの表れだろうか……?」
キア:「礼拝堂兼葬儀場……なるほど」
カナリカ:周囲警戒しつつ木箱をちぇっく
GM:お、木箱を確認しましたね。
ではカナリカが木箱を確認しようとすると……
???:「俺の……俺の財宝を盗みに来やがったのかァ……」
GM:どこからともなく、憎しみに満ちた恐ろしげな声が聞こえてきます。
クロウリー:「な、なんだァ?誰か隠れてやがったのか!?」
カナリカ:「財宝……?あぁ、そういう話だった」*魔動バイクを取り出す
キア:「探索を始めたいところですが……まずはお掃除にしましょうか」*トラドールを構える
???:「官憲隊共かァ……?それとも……俺の財宝を横取りしようとする間抜け共か……」
GM:カナリカが木箱の中に視線を向けると、埃をかぶった安っぽい金色が光っているのが見えました。
GM:◆描写3◆
粗雑な革鎧に身を包み、大きな穂先の付いた長槍を携えた大男が礼拝堂の暗がりから音もなく姿を現す。
しかし、その身体は既に実体の無いマナで構成されたものであり、男が死者であることを示していた。
強い未練や怨念を残して死んだ者の魂がマナと結びつき、強力なアンデッドと化したもの――ファントムだ。
GM:ではここで魔物知識判定。難易度は10/16です。
カナリカ:2d6+6
<BCDice:カナリカ>:SwordWorld2.5 : (2D6+6) → 6[1,5]+6 → 12
→成功!
クロウリー:2d6+2+4 //魔物知識判定
<BCDice:クロウリー>:SwordWorld2.5 : (2D6+2+4) → 6[5,1]+2+4 → 12
→成功!
キア:2d6+2+3 //魔物知識判定(ファントム)
<BCDice:キア>:SwordWorld2.5 : (2D6+2+3) → 10[4,6]+2+3 → 15
→成功!
イズール:2d
<BCDice:イズール>:SwordWorld2.5 : (2D6) → 8[6,2] → 8
→失敗……
GM:判定に成功したPCは、眼前の敵が一般的なファントムではないこと、その正体がドゴム盗賊団の首魁“長槍のドゴム”であることがわかります。
カナリカ:「盗賊団の頭か……容赦は要らないね」
イズール:『財宝、か……人の命を奪ってまで必要なのかは知らんが』
キア:「死人のあなたには不要でしょ、それ。頂きますよ」
クロウリー:「あの槍、呪いの力が込められているな……気をつけろよ!」
ドゴムファントム:「誰にも渡さねぇ……手前ら起きろ……!」
「仕事の時間だァ!」*長槍を構える
GM:PC達が武器を構えた途端、周囲の棺桶を乱暴に蹴り砕き、中からスケルトン達が姿を現します
GM:内容は前編で戦った「スケルトンフェンサー」が3体です。
また、ドゴムファントムは剣のかけら*3で強化されています。
魔物知識判定は全員終わってますので、戦闘準備と先制判定を行います。
先制判定の目標値は13です。
キア:2d6+1+2 //先制判定
<BCDice:キア>:SwordWorld2.5 : (2D6+1+2) → 3[1,2]+1+2 → 6
イズール:2d6+3+4 //先制判定
<BCDice:イズール>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+4) → 6[1,5]+3+4 → 13
キア:ありがとうございます!
イズール:ギリギリダメでも腕輪がある!このための敏捷だ。
カナリカ:素晴らしい
GM:それではPC達先手で初期配置をどうぞ。
PC最前列からPC最後列までを7mの範囲で配置できます。
アンデッド達はPC最前列から10mの位置に居ますね。
カナリカ:私は最前列かな。ファントムには通常攻撃が効かないから、バフ貰って突っ込もうと思う。
キア:私も最前列ですね。サーペンタインガンに持ち替えた際、相手を射程に入れておきたいので。
イズール:俺も最前列で!
クロウリー:先手取れてるなら突破されることは無さそうだし、最前列で支援しますか~
GM:ということは全員最前列スタートですね。
配置はこのような感じになった。
カナリカはバイクに騎乗しているので、実質2人としてカウントされる。
前線に切り込み、敵を押しとどめるのには十分だ。
GM:それでは戦闘開始です!第一ラウンド、PC達のターン!
クロウリー:ではバフをかけますが、その前に……
クロウリー:補助動作でカナリカに賦術【ヴォーパルウェポン】赤Aを使用
クロウリー:これで3分間、物理攻撃のダメージに+2だ。
◆GMのメモ◆
クロウリーの修めているもう一つの技術、それが錬金術である。
“マテリアルカード”と呼ばれるアイテムを消費することで様々な効果をもたらし、更に補助動作で発動させることができる。
反面、レベルを1上げるごとに1種類の賦術しか習得できない。
カナリカ:「おぉ、これはありがたいね」
クロウリー:「Aランクのカードは高いんだ。しっかり頼むぜ!」
クロウリー:続いて主動作。【ファイア・ウェポン】を拡大してイズール、カナリカ、バイクにかける。
クロウリー:2d6 ピンゾロ以外で成功
<BCDice:クロウリー>:SwordWorld2.5 : (2D6+7) → 5[2,3] → 5→成功!
クロウリー:これで3分間、物理ダメージに+2して炎属性に変更だ。
ファントムにも攻撃が通る!
カナリカ:ではバフも貰ったし、動こうか。スケルトンフェンサーに突撃!
カナリカ:補助動作でヘビーマレットを構える。通常移動して魔力撃で攻撃
カナリカ:2d6+7
<BCDice:カナリカ>:SwordWorld2.5 : (2D6+7) → 8[4,4]+7 → 15
スケルトンフェンサー:C(5+7+0-0) //回避力判定
<BCDice:スケルトンフェンサー>:SwordWorld2.5 : 計算結果 → 12
→失敗……
GM:命中!
カナリカ:K15+6+5+1+4@11 ダメージ算出
<BCDice:カナリカ>:SwordWorld2.5 : KeyNo.15c[11]+16 → 2D:[4,2]=6 → 4+16 → 20
GM:防護点で凌いでも半分以上削られたか……!
カナリカ:まだバイクの攻撃が残ってるよ!
カナリカ:「それっ!」*バイクですれ違い様、マレットで一撃!
カナリカ:「さーて、もう一発!」*バイク急旋回!
バイク:2d6+6 追撃!
<BCDice:バイク>:SwordWorld2.5 : (2D6+6) → 11[6,5]+6 → 17
GM:スケルトン達は固定値だから13以上で命中だ!
バイク:2d6+4+2 チェストー!
<BCDice:バイク>:SwordWorld2.5 : (2D6+4+2) → 7[6,1]+4+2 → 13
GM:おわぁぁ、もう5点しかない……
ドゴムファントム:「やられてんじゃねぇ!使えねぇ連中だ……!」
カナリカ:「イズール!フォロー頼む!」
イズール:トドメ狙いにいってきま!
イズール:通常移動で乱戦エリアに突入、補助動作で練技【キャッツアイ】を発動し、残り5点のフェンサーに攻撃だ!
イズール:「(こいつらは刃が通りにくいんだったな……それなら、槍より斧で叩き壊す!)」
イズール:2d6+4+3+1-0 //命中力判定
<BCDice:イズール>:SwordWorld2.5 : (2D6+4+3+1-0) → 8[4,4]+4+3+1-0 → 16
GM:命中!
イズール:k12@10+4+2+4-0 //ハンドアックス用ダメージロール
<BCDice:イズール>:SwordWorld2.5 : KeyNo.12c[10]+10 → 2D:[2,1]=3 → 1+10 → 11
GM:スケルトンフェンサーが1体何もしない内に!
イズール:しょっぺぇけど間に合ったぞ!
キア:ではドゴムファントム狙いで銃撃します!
キア:マナチャージクリスタルからMP2点消費して【ターゲットサイト】
キア:同じくマナチャージクリスタルからMP2点消費して【クリティカル・バレット】使用!
キア:2d6+3+3+1-0 //命中判定
<BCDice:キア>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+3+1-0) → 6[1,5]+3+3+1-0 → 13
ドゴムファントム:2d6+4+0-0 //回避力判定
<BCDice:ドゴムファントム>:SwordWorld2.5 : (2D6+4+0-0) → 4[1,3]+4+0-0 → 8→失敗……
キア:k20@9+3+3+1 //クリティカル・バレット
<BCDice:キア>:SwordWorld2.5 : KeyNo.20c[9]+7 → 2D:[3,4]=7 → 5+7 → 12
GM:むむむ、結構削られましたね……!だが残り48点!
キア:悪くない!
GM:それではアンデッド達の反撃!
ドゴムファントム:▲配下への号令を使用
このラウンド中、自身の半径10mの「:アンデッド」の命中力と打撃点を+2する
ドゴムファントム:一気に手下を強化して攻勢をかけるぞ!
スケルトンフェンサー:カナリカに攻撃
スケルトンフェンサー:C(6+7+2-0) //命中力判定
<BCDice:スケルトンフェンサー>:SwordWorld2.5 : 計算結果 → 15
カナリカ:2d6+7 回避判定
<BCDice:カナリカ>:SwordWorld2.5 : (2D6+7) → 5[4,1]+7 → 12→失敗……
スケルトンフェンサー:2d6+5+2-0 //近接攻撃ダメージ
<BCDice:スケルトンフェンサー>:SwordWorld2.5 : (2D6+5+2-0) → 5[3,2]+5+2-0 → 12
カナリカ:「くっ……!」*革鎧の上から斬りつけられ、血を流す
スケルトンフェンサー:もう一体はイズールを狙って攻撃!
スケルトンフェンサー:〇必殺の一撃を使用。 近接攻撃時に宣言。打撃点決定の出目が「9」以上になったとき、打撃点を+4する。
スケルトンフェンサー:C(6+7+2-0) //命中力判定
<BCDice:スケルトンフェンサー>:SwordWorld2.5 : 計算結果 → 15
イズール:2d6+4+4+1-0+1 //回避力判定
<BCDice:イズール>:SwordWorld2.5 : (2D6+4+4+1-0+1) → 7[2,5]+4+4+1-0+1 → 17→成功!
GM:なんという回避力!
イズール:避けないと痛いから……!
GM:それでは第二ラウンド!再びPC達のターンだ。
カナリカ:どーしよっかな……
クロウリー:クロウリーはカナリカの回復に回ろうかな
キア:ですね! 事故を防ぐためにも
カナリカ:そうだね 地道に行こう
クロウリー:では手番もらいます。補助動作でイズールに賦術【ヴォーパルウェポン】赤Aを使用。これで赤はカード切れです。
イズール:おぉ、ありがたい!
クロウリー:そのまま主動作でカナリカに【アースヒール】
2d6+3+4 //魔法行使判定
<BCDice:クロウリー>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+4) → 3[1,2]+3+4 → 10
クロウリー:出目があぶねぇ!
クロウリー:k0@13+3+4 //威力0 回復量
<BCDice:クロウリー>:SwordWorld2.5 : KeyNo.0+7 → 2D:[2,3]=5 → 0+7 → 7
クロウリー:7点回復!魔力分だけだな。
クロウリー:「気休め程度だが、傷を癒すぜ。 踏ん張れよ!」
カナリカ:「ありがとう。おかげでまだ戦える……!」
イズール:次、手番貰って囮攻撃しても良いです?
キア:お願いしますー!
カナリカ:どぞー!
イズール:フェンサーはこっちだけでいいんだよ!スケルトンに攻撃します
イズール:【囮攻撃】 //近接攻撃命中-2、ダメージ+2。攻撃が回避された場合次の手番まで回避した側の回避-1(-4まで累積、一度回避失敗で消滅)
イズール:2d6+4+3+1-0-2 //命中力判定
<BCDice:イズール>:SwordWorld2.5 : (2D6+4+3+1-0-2) → 9[3,6]+4+3+1-0-2 → 15
GM:命中!ダメージをどうぞ
イズール:k12@13+4+2+6-0+2 //ハンドアックス用ダメージロール
<BCDice:イズール>:SwordWorld2.5 : KeyNo.12+14 → 2D:[2,1]=3 → 1+14 → 15
イズール:ダメージ出す時の出目が「1,2」ばっかりなんだけど!
GM:それでも10点ダメージ 残り18点ですな!
カナリカ:次は自分が動きたい スケルトンフェンサーを潰しておきたい
ヘビーマレット魔力撃で攻撃だ!
カナリカ:2d6+7
<BCDice:カナリカ>:SwordWorld2.5 : (2D6+7) → 7[4,3]+7 → 14
GM:命中!
カナリカ:K15+16@11
<BCDice:カナリカ>:SwordWorld2.5 : KeyNo.15c[11]+11 → 2D:[5,1]=6 → 4+11 → 20
GM:残り3点!
カナリカ:バイク追撃!
バイク:2d6+6 パラリラパラリラ!
<BCDice:バイク>:SwordWorld2.5 : (2D6+6) → 5[2,3]+6 → 11
GMスケルトンの回避は12 外しましたね
バイク:you lose.......
キア:ではスケルトンフェンサー潰しちゃいましょう MP消費して【ソリッドバレット】!
キア:2d6+3+3+0-0 //命中判定
<BCDice:キア・コレット>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+3+0-0) → 4[1,3]+3+3+0-0 → 10
GM:ここへ来て出目が陰り始めた
キア:おや……
GM:ではアンデッド達のターン!これは反撃のチャンスだぞ!
スケルトンフェンサー:イズールさんに攻撃!〇手早い斬撃を宣言!
スケルトンフェンサー:C(6+7+0-0+1) //命中力判定@手早い斬撃
<BCDice:スケルトンフェンサー>:SwordWorld2.5 : 計算結果 → 14
イズール:2d6+4+4+1-0+1 //回避力判定
<BCDice:イズール>:SwordWorld2.5 : (2D6+4+4+1-0+1) → 8[3,5]+4+4+1-0+1 → 18→成功!
スケルトンフェンサー:速すぎるだろ!
スケルトンフェンサー:では次、バイク狙いで斬りつける!〇必殺の一撃を宣言!
スケルトンフェンサー:C(6+7+0-0) //命中力判定
<BCDice:スケルトンフェンサー>:SwordWorld2.5 : 計算結果 → 13
バイク:2d6+6
<BCDice:バイク>:SwordWorld2.5 : (2D6+6) → 7[3,4]+6 → 13→成功!
スケルトンフェンサー:くぅ!
ドゴムファントム:ではドゴム、近接攻撃でイズールを攻撃!
ドゴムファントム:2d6+7+0-0 //命中力判定
<BCDice:ドゴムファントム>:SwordWorld2.5 : (2D6+7+0-0) → 3[1,2]+7+0-0 → 10
ドゴムファントム:げぇぇっ
イズール:2d6+4+4+1-0+1 //回避力判定
<BCDice:イズール>:SwordWorld2.5 : (2D6+4+4+1-0+1) → 7[3,4]+4+4+1-0+1 → 17→成功!
イズール:『槍使いにしては遅い突きだな。鈍ってるのか?』*挑発的に手招き
ドゴムファントム:「ちょこまか動くんじゃねぇぇぇぇ!!」*2回攻撃、再びイズール狙いだ
ドゴムファントム:2d6+7+0-0 //命中力判定
<BCDice:ドゴムファントム>:SwordWorld2.5 : (2D6+7+0-0) → 8[4,4]+7+0-0 → 15
イズール:2d6+4+4+1-0+1 //回避力判定
<BCDice:イズール>:SwordWorld2.5 : (2D6+4+4+1-0+1) → 10[4,6]+4+4+1-0+1 → 20→成功!
ドゴムファントム:*怒りに任せて大振りの攻撃を繰り出すも、イズールを捉えられない
イズール:『当たらねーぞ!』*更に攻撃を引きつけて回避!
GM:それでは再びPCのターン!
カナリカ:とりあえず雑魚掃除しようかな?
キア:お願いします!
カナリカ:バイクで残りHP3のスケルトンを轢殺だ!
バイク:2d6+6
<BCDice:バイク>:SwordWorld2.5 : (2D6+6) → 9[3,6]+6 → 15
GM:命中!
バイク:2d6+4+2 これでよし
<BCDice:バイク>:SwordWorld2.5 : (2D6+4+2) → 10[4,6]+4+2 → 16
カナリカ:「邪魔!」*めきゃあ!
カナリカ:そして残った奴に魔力撃だ!
カナリカ:2d6+7 マレットなんかやってられないんじゃー
<BCDice:カナリカ>:SwordWorld2.5 : (2D6+7) → 8[3,5]+7 → 15
GM:命中!
カナリカ:K15+6+5+4+1@11
<BCDice:カナリカ>:SwordWorld2.5 : KeyNo.15c[11]+16 → 2D:[3,4]=7 → 4+16 → 20
クロウリー:次手番もらいます。主動作でキアに【ファナティシズム】を
2d6+3+4 //魔法行使判定
<BCDice:クロウリー>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+4) → 9[4,5]+3+4 → 16
→成功!
クロウリー:これで3分間、キアの命中に+2、回避に-2です
キア:射手ならほとんどデメリット無しですね!
クロウリー:「操霊魔法で補助する!弾丸を叩き込んでやれ!」
キア:「任せてください!」
キア:ソリッドバレットをスケルトンに!
キア:2d6+3+3+2-0 //命中判定
<BCDice:キア>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+3+2-0) → 7[4,3]+3+3+2-0 → 15
GM:命中!
キア:k20@10+3+3+1 //ソリッド・バレット
<BCDice:キア>:SwordWorld2.5 : KeyNo.20c[10]+7 → 2D:[5,6 4,3]=11,7 → 9,5+7 → 1回転 → 21
GM:グワーッ!
キア:いった!
カナリカ:すばらしい
キア:「イズールさん!首魁のドゴムをお願いします!」
イズール:『おう、わかった!』
カナリカ:「あとは君だけのようだね……!」
ドゴムファントム:「愚図どもがいくらいても同じことだァ……手前らも皆殺しにしてやるぜ!」
イズール:2d6+4+3+1-0 //命中力判定
<BCDice:イズール>:SwordWorld2.5 : (2D6+4+3+1-0) → 6[3,3]+4+3+1-0 → 14
ドゴムファントム:2d6+4+0-0 //回避力判定
<BCDice:ドゴムファントム>:SwordWorld2.5 : (2D6+4+0-0) → 5[3,2]+4+0-0 → 9→失敗……
イズール:k12@8+4+2+6-0 //ハンドアックス用ダメージロール ※かいくぐり2回発動時
<BCDice:イズール>:SwordWorld2.5 : KeyNo.12c[8]+12 → 2D:[1,2]=3 → 1+12 → 13
イズール:おのーれ!ダメージ出す時の出目がァ!
キア:幽体相手だからきっと感触が違うんですよ……!
イズール:『くっそ……斧は慣れないな!』
カナリカ:「そのダメージ……部下より弱いんじゃないか?」
ドゴムファントム:「舐めやがってェ!なら手前の腹に叩き込んでやる!」
GM:ドゴムの手番だ!
ドゴムファントム:カナリカに近接攻撃!
ドゴムファントム:2d6+7+0-0 //命中力判定
<BCDice:ドゴムファントム>:SwordWorld2.5 : (2D6+7+0-0) → 7[4,3]+7+0-0 → 14
カナリカ:2d6+7
<BCDice:カナリカ>:SwordWorld2.5 : (2D6+7) → 6[1,5]+7 → 13
→失敗……
ドゴムファントム:2d6+5+0-0 //近接攻撃ダメージ
<BCDice:ドゴムファントム>:SwordWorld2.5 : (2D6+5+0-0) → 7[5,2]+5+0-0 → 12
カナリカ:鎧で軽減して9点ダメージ……許容範囲だ!
ドゴムファントム:「クハハッ!まだまだァ!」*2回攻撃で再びカナリカを攻撃!
ドゴムファントム:2d6+7+0-0 //命中力判定
<BCDice:ドゴムファントム>:SwordWorld2.5 : (2D6+7+0-0) → 6[5,1]+7+0-0 → 13
カナリカ:「……思った通り、図体がデカいだけじゃないか」
カナリカ:2d6+7 回避判定
<BCDice:カナリカ>:SwordWorld2.5 : (2D6+7) → 10[5,5]+7 → 17
→成功!
カナリカ:「二度はもらわない!」*槍をサーベルで受け止める
ドゴムファントム:「なんだとォ!?」
カナリカ:「武器が1つだとおもったかい?君にはこっちが効きそうだ」*マレットを捨て、サーベルに持ち替えている
GM:それでは第四ラウンド PC達のターン!
カナリカ:バイクで特攻!
バイク:2d6+6
<BCDice:バイク>:SwordWorld2.5 : (2D6+6) → 10[5,5]+6 → 16
ドゴムファントム:2d6+4+0-0 //回避力判定
<BCDice:ドゴムファントム>:SwordWorld2.5 : (2D6+4+0-0) → 8[5,3]+4+0-0 → 12→失敗……
バイク:2d6+4+2
<BCDice:バイク>:SwordWorld2.5 : (2D6+4+2) → 8[5,3]+4+2 → 14
GM:むむむ、残りHP21点
カナリカ:「まだまだ!今度はこっちが二連撃だ!」*サーベルを構える
カナリカ:魔力撃でドゴムを攻撃!
2d6+6
<BCDice:カナリカ>:SwordWorld2.5 : (2D6+6) → 4[2,2]+6 → 10
ドゴムファントム:2d6+4+0-0 //回避力判定
<BCDice:ドゴムファントム>:SwordWorld2.5 : (2D6+4+0-0) → 8[4,4]+4+0-0 → 12→成功!
ドゴムファントム:「手前こそ……バイクを囮にした攻撃が見え見えだ!」*槍で強引にサーベルを弾き返す
カナリカ:「くっ……! だが……2人ともトドメだ!」
キア:「はい!一気に攻め込みます!」
イズール:『おう!』
クロウリー:「あの野郎、かなりのタフネスだが幽体の特性か……鎧のようにダメージを軽減する力は無いらしい。どれだけ叩き込めるかが勝負だぜ」
イズール:では手番もらいます!練技【キャッツアイ】をかけ直し、斧で攻撃!
イズール:2d6+4+3+1-0 //命中力判定
<BCDice:イズール>:SwordWorld2.5 : (2D6+4+3+1-0) → 7[3,4]+4+3+1-0 → 15
ドゴムファントム:2d6+4+0-0 //回避力判定
<BCDice:ドゴムファントム>:SwordWorld2.5 : (2D6+4+0-0) → 11[6,5]+4+0-0 → 15→成功!
キア:避けた!
イズール:ぬぬぬ、同値……!
ドゴムファントム:「はァ!」*イズールの斧を力任せに弾く!
イズール:『幽霊でも力押しは得意か!』
キア:トラドールは弾切れなので……飛び込むように前方に制限移動!
そしてホルスターからサーペンタインガンを抜き、構えます!
【ソリッド・バレット】使用 撃ちます!
キア・コレット:2d6+3+3+2-0 //命中判定
<BCDice:キア・コレット>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+3+2-0) → 10[4,6]+3+3+2-0 → 18
ドゴムファントム:2d6+4+0-0 //回避力判定
<BCDice:ドゴムファントム>:SwordWorld2.5 : (2D6+4+0-0) → 6[4,2]+4+0-0 → 10→失敗……
キア:k20@11+3+3+1 //ソリッド・バレット
<BCDice:キア>:SwordWorld2.5 : KeyNo.20c[11]+7 → 2D:[5,6 3,2]=11,5 → 9,3+7 → 1回転 → 19
ドゴムファントム:「がはっ……!」*幽体にヒビが入り始める!
キア:「幽体だったとしても、生前の姿に引っ張られているなら急所も同じですよね?」
クロウリー:うーんどうしよ 【スパーク】で焼いても良いけど巻き込んじゃうし……ここはカナリカの回復に回ろう。主動作で【アース・ヒール】!
クロウリー:2d6+3+4 //魔法行使判定
<BCDice:クロウリー>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+4) → 9[6,3]+3+4 → 16
クロウリー:k0@13+3+4 //威力0回復量
<BCDice:クロウリー>:SwordWorld2.5 : KeyNo.0+7 → 2D:[2,1]=3 → 0+7 → 7
カナリカ:よし、元気だ!
ドゴムファントム:「俺の財宝は……渡さねぇぞ……!」*最後の力を振り絞ってカナリカに反撃!
ドゴムファントム:2d6+7+0-0 //命中力判定
<BCDice:ドゴムファントム>:SwordWorld2.5 : (2D6+7+0-0) → 4[1,3]+7+0-0 → 11
カナリカ:2d6+7
<BCDice:カナリカ>:SwordWorld2.5 : (2D6+7) → 9[5,4]+7 → 16→成功!
ドゴムファントム:「手前もちょこまかとォ!」*バイクで動き回るカナリカを捉えきれない
ドゴムファントム:二回目攻撃いくぞー!
ドゴムファントム:2d6+7+0-0 //命中力判定
<BCDice:ドゴムファントム>:SwordWorld2.5 : (2D6+7+0-0) → 2[1,1]+7+0-0 → 9→自動失敗……
GM:( 'ω')ギャァァァァァァ!!
GM:それでは第五ラウンド!
カナリカ:トドメ刺したい!魔力撃クリティカルしたい!
イズール:がんばれー!
GM:カナリカさん頑張れー!
キア:やっちゃえ!
カナリカ:2d6+6
<BCDice:カナリカ>:SwordWorld2.5 : (2D6+6) → 10[6,4]+6 → 16
ドゴムファントム:2d6+4+0-0 //回避力判定
<BCDice:ドゴムファントム>:SwordWorld2.5 : (2D6+4+0-0) → 8[2,6]+4+0-0 → 12→失敗……
カナリカ:今だァ!
カナリカ:K10+16@9
<BCDice:カナリカ>:SwordWorld2.5 : KeyNo.10c[9]+16 → 2D:[1,5]=6 → 3+16 → 19
カナリカ:まわんねええええええええええ!!
ドゴムファントム:「お、俺の……俺の財宝は……誰にも……ぐわぁぁぁぁッ!!」*身体がボロボロと崩れ去り、長槍と臙脂色のローブだけがその場に残される
GM:では、礼拝堂には再び静寂が戻ってきます
カナリカ:「ふぅ……」
クロウリー:「お、終わったか……」
キア:「お疲れ様です。これで神殿にも平穏がもどりますね」
クロウリー:「イズールとカナリカの身のこなしが無かったらヤバかったかもしれねぇ。鎧であの槍を受けるのは厳しそうだぜ」
イズール:「なかなか手ごわかったな、あのアンデッド……」*変貌解除
カナリカ:「私はまだまだ……。イズールには敵わないさ」
GM:では、PC達はドゴムが執着していた木箱の財宝とやらを漁ってみます
GM:スカウトは目標10、レンジャーは目標12、セージは目標8で、それぞれ知力Bを加えた判定をどうぞ
クロウリー:2d6+2+4 //セージ知識判定判定パッケージ
<BCDice:クロウリー>:SwordWorld2.5 : (2D6+2+4) → 8[3,5]+2+4 → 14
→成功!
キア:2d6+1+3 //スカウト知力パッケージ
<BCDice:キア・コレット>:SwordWorld2.5 : (2D6+1+3) → 10[6,4]+1+3 → 14
→成功!
イズール:2d6+3+2 //スカウト観察判定パッケージ
<BCDice:イズール>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+2) → 6[4,2]+3+2 → 11
→成功!
カナリカ:2d6+4 レンジャー観察判定
<BCDice:カナリカ>:SwordWorld2.5 : (2D6+4) → 8[6,2]+4 → 12
→成功!
GM:木箱に入っていたのは、土塊とか木板で作られたガラクタです。
一見金色の光を放っていますが、観察すればすぐにわかります。
GM:では、操霊魔法の心得のあるカナリカとクロウリーは、このガラクタが【ディスガイズ】によって黄金に偽装されていた可能性に思い当たります
イズール:「なんだこれ……?あいつらの目が節穴だったのか?」
カナリカ:「これは……ディスガイズ、だよね?」*クロウリーに確認する感じで
クロウリー:「あぁ、多分な。盗賊団のお頭があんなに夢中になるほどだ。精度も持続も桁外れだったんだろうよ」
イズール:「どういうことだ?」
カナリカ:「えっとね、イズール。要するに盗賊達は、外見を偽装する魔法に騙されてたんだよ」
クロウリー:「フレジア森林国の辺りを荒らし回ってここまで来た、と官憲隊のメモにはあったな……。その辺りにきっと、そういう桁外れの魔法の品が眠ってたんだろうよ」
キア:「それは……興味深いですね。冒険してみたいものです」*話に頷く
カナリカ:「本来なら1時間くらいが限度だからね。高位の技だよこれは」
イズール:「へえ、これが……。偽装された後のものは初めて見たな」
GM:では、達成値の最も高かったキアさんはガラクタの底に何か光っているものを見つけます
キア:お!
GM:アイテム「贋金のティアラ」を見つけました
キア:「むむ……みなさん、ちょっと待ってください」*中の物を取る
◆アイテム説明◆
「贋金製のティアラ」 時期:魔法文明時代 / 引取り価格:2000G
金色の金属でできたティアラ。目立つ位置に小さな紅色の石が埋め込まれており、1点分のMPを注ぎ込むことで宝石が仄かなな光を放つ。
見た目は派手だが、知識ある者が見ればすぐに金ではないことが看破できる程度の仕上がり。
古い品なのは確かだが、大した効果を持つ訳でもなければ素材が貴重な訳でもない。
「今はまだ、こんな子供騙ししか贈れないことを許して欲しい」と、ティアラの内側に魔法文明語で彫られている。
カナリカ:「……キアのもってるそれ、本物かい?」
クロウリー:「コイツは木片とか土塊ではなさそうだが……本物なのか?」
キア:「いえ、軽すぎます。残念ながら……。所謂、魔法文明時代のおもちゃですね。誰かへの贈り物でしょうか?」
カナリカ:「けど、現代の私達からすれば十分お宝さ」
イズール:「金じゃないけど、売ればそれなりの値はつくな」
クロウリー:「そうだな。思わぬ報酬ってやつだ」
GM:では、これ以上なければPC達は神殿をあとにします 神官のゴースト達も姿を消しています
4.結末
アルベール:「ふむふむ……アンデッド達はかつて森へと隠れた盗賊団だった、というわけか」
◆NPC解説◆
アルベール=セブンスター/人間/男性/50歳
大手商人ギルド“セブンスター商会”を率いる大商人。
長期的な視野による投資と冒険者の有効活用で財を成した。
キア:「話をまとめるとそのようです。神殿の機能自体は生きているので、守りの剣を設置するには持って来いの場所だと思われます」
アルベール:「おぉ、それは助かる。 経年劣化が酷そうだが、修理すれば宿営地に使えるんじゃないかな? その近辺に、神殿と宿の管理ができそうな人材がいれば良いのだが……心当たりはあるかな?」
キア:「そのあたりの調査もぬかりなく。近くの町に、神殿に詳しい長命種のメリアの方が1人」
カナリカ:「あの宿の子か。適任だね」
イズール:「ヨシノさんか。あの人なら確かに!」
アルベール:「それは助かる。 すぐにこちらからコンタクトを取り、あの森を街道として使えるように整備を進めよう」
アルベール:「君たちのおかげだよ。これは報酬だ」*革袋に入った人数分の報酬を机に置きます
カナリカ:「ありがとうございます」
イズール:「ありがとうございます!」
キア:「確かに受け取りました。またのご依頼をお待ちしております」
アルベール:「これからも、是非冒険者稼業を続けてくれたまえ。必要なら協力は惜しまない。君たちの活躍は我々にとっても利益になる……。そう判断しているよ」
GM:では、ジルベールは挨拶もそこそこに馬車で去っていきます
クロウリーはしばらくこのギルドに出向という形になるので残ります。
イズール:「忙しない人だな…、それだけ立場があるんだろうけど」
キア:「商人にとって時間はお金以上に重要ですからね」
カナリカ:「真理だねぇ……」
クロウリー:「冒険者への依頼以外にも、各支部への手配や経営に忙しい人だからなぁ」
ジムレド:「アンタ達、今回も上手くやったようじゃないか。5日もギルドを空けてたもんだから心配したよ」*別に寂しかったわけじゃないよ!
絵:シロクニさん
◆NPC解説◆
ジムレド=オールスリーヴ/ドワーフ/女性/200歳(?)
冒険者ギルド《空の麓》亭の支部長。ちっちゃい。
無愛想で口は悪いが、冒険者達思いの親切な人。
得意料理は秘密の隠し味で味付けした燕麦粥と野菜スープ。
カナリカ:「1人にしてすまないねマスター。私も丁度マスターの料理が恋しかったんだ」
ジムレド:「なっ……!バカなこと言うんじゃないよ!」
キア:「ふふ、ご心配をおかけしました」
イズール:「ただいま、ジムレドさん」
ジムレド:「無駄口叩いてる間があったら、さっさと飯を食って風呂に入りな!」*厨房に引っ込んでいく
イズール:「ひゃっほい!飯だ!」
ジムレド:「……そうだ、一つ忘れてたよ」*厨房の方から顔を出す
ジムレド:「以前、ダオロ村での遺跡騒ぎがあっただろ? その時にアンタ達が持ち帰ってきた《記録用マギスフィア》についてだが」
ジムレド:「あの中にはどうやら、幾つかの魔剣の位置座標が記録されてたみたいでね……」
キア:「ほう、魔剣ですか」
ジムレド:「新型魔動機の開発のため、古代の魔剣を模倣しようとする試みさ。魔動機文明時代中期にはよく見られたものだよ」
ジムレド:「まぁそんなわけで、解析が進めば魔剣の一本や二本くらいの場所は掴めようさ。楽しみにしておくんだね」
キア:「であれば蛮族との魔剣争奪戦ではこちらが大分リードできますね。……楽しみです」
ジムレド:「その通り。奴等に一泡吹かせてやりな」
GM:セブンスター商会という後援者を獲得し、冒険者としての実力を上げていくPC達。今回の冒険で切り拓いた街道によって、彼らの町とギルドの評判も上がる筈……。
PC達の次なる冒険に期待して、今日はここまでです。
カナリカ:お疲れ様ですー!
イズール:お疲れ様でした!
キア:お疲れ様でしたー!
次回予告
第四話、遂にPC達は魔剣の探索へと赴く。
第一話で言及された「空色の剣」とは何なのか?
魔剣を求める蛮族達の動向からも目が離せない中、物語が大きく動く!
次回「荒野の遺跡発掘場」をお楽しみに。