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ソードワールド2.5リプレイ 《大地の見張り》キャンペーン 第四話「鉄道の都と始まりの魔動機兵」前編

はじめに

この記事はこの記事は2021/10/10に行われた「ソードワールド2.5(グループSNEのTRPG)」のセッションログを再編集したリプレイです。
読みやすくするため、実際のセッションログを少しだけ脚色したり、発言順序を整理したりしています。

本作は、「グループSNE」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『ソード・ワールド2.0/2.5』の、二次創作です。
(C)GroupSNE
(C)KADOKAWA

0. これまでのあらすじ

ドーデン地方、《キングスレイ鉄鋼共和国》第二都市《ヒスダリア》にある冒険者ギルド、《大地の見張り》亭に所属する冒険者であるPC達。
一ヶ月程まえに魔動機文明時代の遺跡を襲撃した蛮族を撃退したPC達であったが、そこにいたのは魔動機術を操るバジリスクであった。

上位蛮族の不穏な動向を直感した支部長のシタンは、《空の麓》亭の支部長ジムレドが発令したキングスレイ冒険者ギルド支部合同会議の折に情報共有することを考え、キングスフォールに向かう。
PC達はシタンに誘われ、同行してキングスフォールへと赴くのであった。

1. 《キングスフォール》へ

210818 背景3

GM:◆描写◆
車窓の外を荒野が流れ、座席には一定周期で心地良い振動が突き上げる。
PC達が乗り込んでいるのは、《キングスフォール》-《ヒスダリア》間を結ぶローカル線を走る鈍行列車である。
《ヒスダリア》を出発してかれこれ10時間、時折乗り換えを挟みながらPC達は列車に揺られていた。

都市間特別急行を使えば6時間程度の旅程であるのだが、切符代を渋ったシタンの提案でPC達は鈍行に乗る羽目になったのである。

GM:ガタンゴトン ガタンゴトン

シタン:「いや~、たまには鈍行列車でのんびり移動するのもいいね」
シタン:「見たまえよ、ドーデン地方西部の広大な大地を」*へらへら

200504 シタン1 切り抜き

◆NPC解説◆
《指踊りの杖》シタン=ケランジィ(メリア長命種/男性/140歳程)
冒険者ギルド《大地の見張り》亭の支部長。ヘラヘラとした胡散臭い男。
若者をおどかす悪癖があり、常に飄々とした態度を崩さない。
ギルドの運営自体は真面目に取り組んでいるようだ。

ノア:「懐かしいな。やはり、車窓からの景色はいいものだ」

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絵:影山とらこさん

PC:ノア・ロードバーグ/男性/37歳
PL:おもち
種族:人間
技能:ファイターLv5/スカウトLv3/エンハンサーLv2/セージLv1

戦闘特技:全力攻撃、なぎ払い、頑強
装備:グレートソード(両手剣)、スプリントアーマー(金属鎧)

概要
娘の独り立ちを機に剣を取ったセカンドライフ冒険者。
元鍛冶師として鍛え上げた肉体で大型剣を振るうパワーファイターで、多くの敵を一度に斬り伏せる技と単一の敵に力強く叩き込む技を使い分ける。

冷静な性格と堅実な立ち回りから、パーティの引率者的な立ち位置にある。

ノーレ:「わ~!!」*窓枠に掴まり立ちして景色を見ている

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絵:シロクニさん

PC:ノーレ/男性/6歳
PL:カンリ
種族:タビット
技能:ソーサラーLv5/コンジャラーLv2/セージLv1/アルケミストLv1/レンジャーLv1

戦闘特技:ターゲッティング、バイオレントキャスト、魔法収束
装備:メイジスタッフ(杖)、クロースアーマー(布服)

概要
真語・操霊魔法を得意とするタビットの魔術師。
器用さ、俊敏さ、筋力などは低いが知力・精神力は非常に高く、高威力の魔法で敵をなぎ払うパーティの主砲めいた存在。
高い知力を活かし、賦術やポーションの取り扱いにも長けている。

エンデ:「まだ着かないの?お尻が痛くなっちゃうよ」*ちょっとぶすっとした様子で

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絵:シロクニさん

PC:エンデ/女性/14歳
PL:シロクニ
種族:人間
技能:シューターLv5/スカウトLv2/フェアリーテイマーLv3

戦闘特技:ターゲッティング、鷹の目、魔法拡大/数
装備:ロングボウ(弓)、ハードレザー(革鎧)

概要
素早い身のこなしと弓の腕、そして妖精魔法を武器とする森育ちの少女。
目が良く、遮蔽の先の獲物すら射抜くことができる。

様々な属性の妖精と心を通わせることができ、弓による射撃と合わせて様々な状況に対応できる万能型の射手として活躍する。

ヴァルト:「屋根があるだけマシだ」*席3つくらいとって寝転んでいる

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絵:滑郎さん

PC:ヴァルトルーデ・レーリヒ/男性/19歳
PL:滑郎
種族:リカント(オオカミ)
技能:フェンサーLv5/エンハンサーLv3/アルケミストLv2/スカウトLv2

戦闘特技:両手利き、武器習熟A/ソード、二刀流
装備:フリッサ(片手剣)*2、ソフトレザー(革鎧)

概要
ツンデレ男の娘
錬金術と練体術を併用し、自身の身体と武器を強化してから両手に持った軽量級の剣による手数で一気に攻めきる戦法を得意としている。
人見知りであり、都会はあまり好きではないようだ。

モニカ:「もう少しで着く……と思いますよ」*柱などに触れて笑みを浮かべながら

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絵:影山とらこさん

PC:モニカ・フェルトマン/女性/24歳
PL:とらこ
種族:人間
技能:プリーストLv5/セージLv3/ライダーLv2

戦闘特技:魔法拡大/数、ワードブレイク、MP軽減/プリースト
装備:聖印(神聖魔法発動体)、防弾加工のスプリントアーマー(金属鎧)

概要
“鉄道神王”ストラスフォードに仕える神官。
神聖魔法の他、魔動バイクを駆る騎手としての技能も併せ持つ。

実は彼女の生家はキングスフォールにあり、家族には魔動機技師が多い。
十年ほど前に家を出奔して以来家族には会っておらず、複雑な心境を抱えている。

シタン:「あぁ、名残惜しいがあと30分くらいでグランドターミナル駅に着くよ」*懐中時計を見つつ
シタン:「僕は《鋼鉄の車輪》の支部長に挨拶に行くけど、君たちは適当にぶらぶらしてて良いからね」

ノア:「そうかい? それじゃあ私は、適当に散歩させてもらうよ」
シタン:「キングスフォールは魔動機技術が発展している街だからね」
ノーレ:*耳がぴょこって動く
モニカ:*少し動きが固まる
ノア:「若い頃に訪れたことがあるが、あれからどれくらい発展したのか楽しみだ」

ヴァルト:「人が……多いってことだよな?」
ヴァルト:*迫害の過去と人見知りが合わさって渋い顔
シタン:「めちゃくちゃ多いよ。まったく嫌になるね」

エンデ:「すごーい! それだけ発展してるってことは、平和な場所なんだろうなぁ」*田舎っ子
ノーレ:「僕、はぐれないように気を付けないとですね!」
シタン:「平和なぁ。ククク、まぁ君自身の目で確かめてくれたまえよ」*へらへら
ノア:「おやおや、不穏な雰囲気だ」
エンデ:「ノーレくん、一緒にお手手繋ごう。攫われちゃってもいけないし」*エンデは決意した
ノーレ:「おてて!繋ぎます!」*ふんす

GM:ではでは、そんなことを話し込んでいる合間に列車はどんどんキングスフォールの城壁の中に入り……高さ数十メートルはある、巨大な石造りの塔に入っていきます。
GM:これがドーデン地方最大の駅、大陸の南北にまで繋がる鉄道網の心臓部、全ての線路の始発にして終着駅たるグランドターミナル駅です

モニカ:「着いて……しまうなぁ」

2. 魔動機と鉄道の街

GM:キングスフォールに到着したシタンは、冒険者ギルド《鋼鉄の車輪》に向かいます。
PC達はシタンに同行しても良いですし、街をぶらついてもOKとします。
GM:同行する方はおられますか? 《鋼鉄の車輪》の支部長と話すイベントが発生します。

エンデ:ついてく!
ノーレ:エンデお姉さんが行くなら僕も~!
ヴァルト:街中だと借りてきた猫ならぬ犬になるので……着いていきます
モニカ:私も同行します!
ノア:私は昔世話になった旧友を訪ねたいな
GM:OK~! ではノアさんだけ別途描写しましょう

210408 酒場2

GM:◆描写◆
冒険者ギルド《鋼鉄の車輪》はグランドターミナル駅の中に支部を構える、キングスレイ最大規模の冒険者ギルドだ。
寄りすぐられた精鋭たちが集まっており、拠点が駅にあることを活かして国内各地の依頼に対応できる。
先日、長距離移動を伴う依頼を専門に扱う傘下ギルドが創設されたこともあってその勢いはとどまるところを知らない。

GM:シタンがカウンターで受付に何事か囁くと、すぐに奥の応接室に通された。PC達が5分ほど待つと、長身のエルフが部屋に入ってきて挨拶する。

210808 イスヴァル0

イスヴァル:◆NPC解説◆
《鋼の記憶装置“フルメタル・レジスター”》イスヴァル=ジルイスター (エルフ/男性/220歳)

解説
キングスフォール最大手のギルド《鋼の車輪》亭支部長を務めるエルフ。
また、ドーデン冒険者連盟理事長も兼任しており、実質的にドーデン地方の冒険者ギルドの頂点に立つ男。
妖精魔法の使い手であり、鋭い観察眼と広範な知識を兼ね備える実力者。
その一方で実績のない者には依頼を回さないシビアな一面も持つ。

イスヴァル:「久しぶりですね、シタン。会議は明後日のはずでは?」
シタン:「やぁ、相変わらずだねイスヴァル。……せっかくだから、うちの冒険者にキングスフォールを見せたくてね」
イスヴァル:「ほう。そちらのお嬢さん達が、貴方の支部の冒険者ですか」

ノーレ:*エンデお姉さんとおてて繋いでる ぎゅっぎゅっ
ヴァルト:*マントを深くかぶって、ジーっと見ている 睨んでいるように見えるかもしれない(人見知り)

イスヴァル:「私はイスヴァル。イスヴァル=ジルイスターと申します」
エンデ:「こんにちは!あたしは弓使いのエンデ!」*ノーレくんの手を引きながら挨拶を返し
モニカ:「ご丁寧にありがとうございます」
モニカ:「私はモニカ、神官であります」*軽く頭下げつつ
ノーレ:「僕はノーレです!」
ヴァルト:「ヴァルトルーデ……軽戦士だ」

エンデ:「……ん?」*イスヴァルの身に付けた宝石を見て
イスヴァル:「む、どうやら君も妖精使いのようですね」*視線に気付く
エンデ:「エルフのお兄さん、やっぱり妖精使いなんだ?」

イスヴァル:「分かりますよ。君からは自然と近いマナの香りを感じます」
イスヴァル:「良い師を持ったのですね」
エンデ:「へへ、伊達に森暮らししてなかったからとーぜん!
エンデ:「っと……そうだ」
エンデ:「妖精使いのお兄さん、あたしのお師匠知らない?」

イスヴァル:「え? ……ううむ、手がかりがないと何とも」*困惑
ヴァルト:「おいエンデ、唐突すぎて困ってるだろ……」*小声で
エンデ:「だって、お師匠突然いなくなっちゃったんだもん。この人なら知ってるかなって」*ひそひそ

イスヴァル:「何かありませんか? 種族とか、口癖とか、出身地とか」
エンデ:「エルフのお姉さんで、多分北の出身で、ええと……土の妖精魔法が上手で……」
イスヴァル:「北の出身、エルフ、土の妖精魔法の名手……」*こめかみに指を当てて思案

イスヴァル:「そうですね……大陸北部、ウルシラ地方を旅したことのある冒険者からそれらしい人物の話を聞いた覚えがありますが」
エンデ:「……!」
イスヴァル:「ただ、私の思い違いかもしれませんから。精査して後に手紙を送りましょう」
イスヴァル:「直接的なお力になれなさそうで、申し訳ない」
エンデ:「ううん、突然失礼しました。お手紙待ってます、ありがとう!」

イスヴァル:「それはそれとして、皆キングスフォールを楽しんでいってもらえると嬉しいですね」*話を切り替える
イスヴァル:「この街は地方、いや大陸中から人、物、情報が集まります」

イスヴァル:「魔動機術師以外にとっても……例えば、魔動機を乗りこなす騎手にとっても重要な街だと思いますよ」
イスヴァル:「モニカ、君はストラスフォード神官であると同時に……そういう騎手ですよね?」*癖などから見抜く
モニカ:「……!」*ぎくり

モニカ:「流石にはぐらかせませんね。ええ、その通りです」
イスヴァル:「この街にはライダーズギルドと、魔動機のレストアや整備を行う工房もたくさんありますから」*にこ
モニカ:「──そのようですね、機会があれば是非……立ち寄ってみることにします」
モニカ:「(これも……見抜かれているかもしれないですね)」

シタン:「あぁ、ところで一つ君に話が」
シタン:「会議の前に耳に入れておきたかったんだけど……“魔動機荒らし”のメルゴールが、先日ヒスダリア近くの遺跡で目撃された」

210106 バジリスク5

◆NPC解説◆
”魔動機荒らし”メルゴール=ソールストレイジ=デルフェルメート
(バジリスク/男性/??歳)

解説
ドーデン地方の辺境を根城に魔動機文明時代の遺跡を襲撃するバジリスク。
真語魔法や操霊魔法の代わりに魔動機術を修得しており、更には魔動機兵の運用すら行う変わり者。
一部では「マギスフィアの目を持つ男」の異名で呼ばれている。

モニカ:「!」
シタン:「僕は直接見てないから何とも言い難いが……」
シタン:「ヴァルト、君は直接交戦しただろ? どうだった?」

ヴァルト:「……」*思案
ヴァルト:「頭が……良かった。襲撃計画や部下の運用を、かなり計算してたように見える」
ヴァルト:「あと、一瞬だけ奴の閉じられた目が開くのを見たけど……変な目をしてた」
ヴァルト:「なんていうんだったかな、魔動機術師(マギテック)がよく持ってる……マギスフィアだっけか」
ヴァルト:「目玉の代わりに、まるでそいつが嵌ってるような目だった」

イスヴァル:「……マギスフィアの目を持つ男、ですね」
モニカ:「奴のもう一つの異名……ですか」
イスヴァル:「これはあまり知られていないというか、そもそも奴の目撃情報が少ないからなのですが……」
イスヴァル:「魔眼の力を持つバジリスクにしては極めて珍しいことに、奴の片目は義眼……というかマギスフィアなのです」
イスヴァル:「もちろん、そのマギスフィアに邪視の力はありません。これは種族的としての、大きなアドバンテージを捨て去る行為です」

エンデ:「……それでもわざわざ義眼にしてるってこと?」
イスヴァル:「えぇ。高位の蛮族ならば、魔法でいくらでも治す手段はありそうなのに、です」
イスヴァル:「奴がどのような経緯でそうなったのかはわかりませんがね」

シタン:「これまでは基本的に手下を率いて遺跡を荒らしていたメルゴールが、わざわざ自分で出向くとは……何か起きようとしているのかね?」
イスヴァル:「さぁ……バジリスク族の気まぐれには枚挙に暇がありませんからね。ただの気分屋だと良いのですが」
シタン:「……ジムレドが我々を集めたことと、無関係だといいがねぇ」

GM:という感じで情報交換して、このチャプターは終わりにしようかな
モニカ:ハーイ
ノーレ:はーい!
エンデ:ハーイ
ヴァルト:ハーイ!
GM:では、ノアさんのチャプターに移行だ
ノア:うっす

3. 魔動機泥棒の噂

GM:◆描写◆
《キングスフォール》の眺めは、ドーデン地方のどの大都市とも異なる。
街の中心にそびえ立つグランドターミナル駅の威容もさることながら、街の外周部を囲む城壁の上が線路になっており列車が走っているためだ。
また、魔動機文明時代の建物を復元した石造りの建築が立ち並ぶ街並みは美しく整っており、地方随一の城塞国家であることを物語っていた。

石畳で舗装された通りには魔動機式の街灯が並んでおり、乗合馬車の他に小型の魔動バイクが走っている。
魔動機関連技術の豊富なこの都市では、街中の至る所が魔動機技術の恩恵を受けていた。

ノア:「魔動バイクの型が少し変わったが、雰囲気はあまり変わらないか」
ノア:*散歩しつつ

GM:ノアさんは旧友の営むライダーズギルドに足を向けることにした……ということでお願いします
ノア:はーい

GM:◆描写2◆
ノアは旧友の営むライダーズギルドの扉を潜る。そこでは馬やダウレスといった騎獣の他に魔動バイクのレンタルも行っているようだった。

獣と比べて小型魔動バイクは扱いが簡単なこともあり、キングスフォールに住む市民の気軽な足として使われているようだ。
しかし、中に屯する客や店主の表情は暗い。何やらトラブルが発生しているようだ。

GM:……では、ノアさんの旧友は「キュウユーン」という名前にしておきましょう

210420 村人挿絵

ノア:「やぁ、久しぶり。元気……じゃなさそうだ」
キュウユーン:「ん……おぉ、ノアじゃないか! いつの間にこっちに来てたんだ?」
ノア:「つい先ほどさ。冒険者として、だけどね」

キュウユーン:「冒険者? お前鍛冶屋だっただろ……あぁ、娘さんが独り立ちしたからか?」
キュウユーン:「だからってお前、何もそんなに危ない仕事やんなくたって……まぁお前らしいよ」*少し表情が明るくなる
ノア:「やりたいこともあったからね、娘は……うん、独り立ちした。しかしお前は顔が暗いな、どうしたんだ」
ノア:「大抵のことなら笑って流せるお前にしては珍しいじゃないか」
キュウユーン:「どうしたもこうしたもないぜ。こっちは商売上がったりだ」*近くにあったコップで水を呷りながら壁の貼り紙を指差す

◆貼り紙の情報◆
・グランドターミナル駅南東区画で、近頃魔動機の盗難が相次いでいる
 被害にあったのは小型~中型の魔動バイク

・所用などで路肩にバイクを停めていた僅かな隙に犯人が細工をし、そのまま乗って逃走してしまったパターンが殆ど

・犯人と目されているのは“魔弾使い”のゼブラと呼ばれるナイトメア
 魔動機術を悪用する“蜘蛛の巣団”残党の一員だという噂

ノア:「窃盗団か。相変わらず、こういう輩がいるんだな」
ノア:「……昔から変わらないな、こういうところも」
キュウユーン:「おまけに、近頃じゃどういうわけだか遺跡から掘り出されてきた魔動機まで狙ってるらしい」
キュウユーン:「妙な道具を使って魔動機兵を暴走させるっていうんだ、恐ろしいぜ」

ノア:「なるほど、そりゃ酷い。確かに商売あがったりだ」
キュウユーン:「ウチで貸してるバイクもどんどんやられてる……」
キュウユーン:「なぁノア、お前冒険者ならゼブラの野郎をとっちめてやってくれよ」
キュウユーン:「奴はきっとスラム街に潜伏してるぜ。憲兵は治安の良い区画を守るので精一杯なんだ」
ノア:「勿論だ、ダチが困っているなら放っておけない。だが、俺の一存では難しい。仲間がいるんだ、あとで相談してみるよ」
キュウユーン:「あぁ、頼むよ」

GM:ではノアさん、難易度12でスカウト技能観察判定パッケージをどうぞ
ノア:はいさ


ノア:2d6+3+2 //スカウト観察判定パッケージ
<BCDice:ノア>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+2) → 8[5,3]+3+2 → 13
成功!

ノア:何とか知ってた
GM:グッド!

GM:では、ノアさんはここに来る途中に貼り紙を見たことを思い出します

◆情報2◆
“魔弾使い”のゼブラ

・キングスフォール内を拠点にする、“蜘蛛の巣団”残党の盗賊
・冒険者崩れで魔動機術に通じており、《ガン》で武装している
手下を連れており、前衛を張らせる戦術を好む
・捕らえてキングスフォール衛兵に引き渡した場合、懸賞金として15000Gが支払われる。手下とまとめて引き渡した場合は懸賞金が20000Gになる

ノア:「そういえば来るときも張り紙があったな。賞金の額としても、悪くないはずだ」
ノア:「余程切羽詰まってなければ、きっと協力してくれる」
ノア:「皆良い仲間たちだ。任せておいてくれ」
キュウユーン:「ありがたいぜ……!」

ノア:「あ、それとこれ。ハーヴェスでも人気の、フレジア産寄せ木細工。こっちは自然物少ないだろ」*お土産渡そう
キュウユーン:「おぉ、悪いな。 カウンターに飾っておくよ」

GM:という感じでこのチャプターは移行かな
GM:それでは次チャプターは全員でお願いします
ノア:はい
モニカ:ハーイ
エンデ:ごー!
ノーレ:はーい!
ヴァルト:登場するぞ

4. VS! 暴走魔動機兵

画像12

GM:シタンが他のところに挨拶周りに行き、PCたちは街で合流……という感じになりました。

GM:◆描写◆
グランドターミナル駅南東のエリアは、キングスフォール内でも治安の悪い区画として有名である。
ドーデン地方南部に伸びる線路と南の玄関口であるホルン駅の周辺はブルライト地方から流れてきた人やものが集まるため、盗品や密入国者が紛れる格好の隠れ蓑となっているためだ。

PC達はホルン駅周辺、魔動機修理の再生屋が立ち並ぶ通りを訪れていた。
通りでは、ブルライト地方や別都市から出土した魔動機が馬車に乗せられ再生屋やジャンク屋に運ばれていくのが見える。
荷台に乗っているのは遺跡から発掘されたと思しき魔動機兵と、幾つかの魔動バイクの基部パーツ、そして雑多なジャンク類だ。

ノア:「やぁみんな、いま戻った」
ノア:「早々ですまないんだが、ある盗賊団を捕まえるのを手伝ってもらえないだろうか?」

モニカ:「ノアさん、おかえりなさい。それってお仕事ですか?」
ノーレ:「おかえりなさい! お仕事!」*ぴょん
エンデ:「どんなお仕事?」*治安が悪い街並みを懐かしむような目で観光しつつ

ノア:「旧友からの頼みでね。グランドターミナル駅南東区画で、魔動機の盗難が相次いでいるらしい」
ノア:「犯人だと思われるのは蜘蛛の巣団の残党、“魔弾使い”のゼブラという男……ナイトメアだ」
ノア:「旧友の話では、スラム街を拠点としているとの情報があってね。こいつを何とかしたい。勿論、キングスフォールの官憲から懸賞金も出るよ」
ノア:「どうやら近頃は遺跡から発掘されたものも狙っているらしく、どうもただのケチな窃盗団というわけではなさそうだ。乗るかい?」

モニカ:「私は乗りました! もう、じっとしてるとどうにかなっちゃいそうで……」
モニカ:「それに人の魔動機を勝手に使うなんて許せません!」
ヴァルト:「構わん。暇つぶしをするよりは、ずっと性にあっている」
ノーレ:「泥棒はダメです!僕もやります!」
エンデ:「皆がやるなら、当然私も!」

ノア:「ありがとう。もう少し細かい情報は、冒険者ギルドや魔動機の再生屋なんかを回って仕入れておくとしようか」

GM:ではそんなことを話している最中……
GM:ノアさんは難易度12でスカウト+知力をどうぞ 異常感知判定です

ノア:2d6+3+2 //スカウト観察判定パッケージ
<BCDice:ノア>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+2) → 4[3,1]+3+2 → 9
→失敗……

ノア:異常なし! ヨシ!
GM:こらーっ!
エンデ:ダブルチェックが足りてないぞ!
GM:ではヴァルト、エンデのお二人は難易度13でGo!!

ヴァルト:2d6+5
<BCDice:ヴァルト>:SwordWorld2.5 : (2D6+5) → 8[5,3]+5 → 13
成功!

エンデ:2d6+3+3 //スカウト観察判定パッケージ
<BCDice:エンデ>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+3) → 9[5,4]+3+3 → 15 
成功!

GM:では、魔弾使いのゼブラについて話すノアさんの肩の向こう
GM:通りを挟んで建物の陰に、ヴァルトとエンデは怪しい人物を目撃する

210821 ナイトメア2

???:「……」*手に持ったマギスフィアらしき道具を弄っている

ヴァルト:「おい……あいつじゃないか?」*エンデに
エンデ:「変な動きしてるね」
モニカ:「え?」
ノア:「何だって?」*二人の視線の先に振り向く

GM:◆描写2◆
魔動機が再生屋や解体屋に運ばれていくのはこの街の日常風景なのだが、突然異変が起きる。荷台に乗せられていた魔動機兵が駆動部に光を灯し、固定用の縄を引きちぎって立ち上がったのだ。
突然の出来事に馬車を動かしていた御者は唖然としており、荷馬達も驚いたように固まっている。

数台の魔動機兵は荷台から飛び降りると、周囲の建物に向かってハンマーを振り上げた。

210829 魔動機兵

フォルザーレィ:「ザレーーーィ!!」*ギョインギョイン
ブルドルン:「ドルンドルン!! ドルンドルン!!」*腕ブンブン

???:「……」*笑みを浮かべ、路地に走り去る

モニカ:「そんな、なんでっ!?」*魔動機の挙動を目の当たりにして
ノア:「ッ! なるほど、今の男か!」*後ろ姿を見て
ノア:「が、今はその前にこの魔動機達か」*剣の柄に手を

GM:突然の出来事に通りに居た人々もパニック状態です

ヴァルト:「ちっ、面倒なことを。追ってる場合じゃないな」
ノア:「戦えない者は全員避難しろ! 建物に隠れようとせず、できるだけ離れるんだ!」*人々に呼びかけ、自分は前へ!

GM:ではでは、戦闘に突入します!
GM:敵陣営は「フォルザーレィ」*2と「マンドザーレィ」 そして「ブルドルン」*2です

GM:戦闘準備です。武器の装備以外、何かある人はいるかな?
ヴァルト:念のため【ガゼルフット】発動しておこう
ノーレ:誰かに【バークメイル】投げておこうかな……?
GM:先制判定後に第二戦闘準備挟むので、その時でも良いよ

GM:では魔物知識判定

◆GMのメモ◆
魔物知識判定は割愛する。
判定の結果、「ブルドルン」の弱点は抜くことができた。

敵の概要は
フォルザーレィ:光弾の威力が上がった「ザーレィ」の上位モデル
マンドザーレィ:ザーレィの射撃を支援する指揮機
ブルドルン:ハンマーを備え、またハンマー射出も可能な遠近機
能力「機械の身体」により、刃武器に対しては防護点が上昇する
また、ブルドルンの弱点は「雷属性ダメージ+3」である。

GM:では先制判定のお時間 難易度は10だよ

ヴァルト:2d6+2+3 //スカウト運動判定パッケージ
<BCDice:ヴァルト>:SwordWorld2.5 : (2D6+2+3) → 6[3,3]+2+3 → 11
成功!

エンデ:2d6+3+3 //先制判定
<BCDice:エンデ>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+3) → 4[1,3]+3+3 → 10
成功!

ノア:2d6+3+2 //スカウト運動判定パッケージ
<BCDice:ノア>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+2) → 4[2,2]+3+2 → 9
→失敗……

GM:PC達の先制スタートだ~!

GM:OK! 上級戦闘ルールを使用し、PC最前列から最後列までを5mとします。 最前列から10mの距離にブルドルン、そこから更に5mの位置にザーレィ達がいるよ。

ノア:最前列だ
ヴァルト:同じく最前列
モニカ:先制取れたし、最前列で……!
エンデ:5m地点で待機です!
ノーレ:開幕【ライトニング】を打つので最前列で!

GM:OK! では第二戦闘準備を
ノーレ:ノアさんに賦術【バークメイル】を使用! 防護点を2点追加!
ノア:ありがたい!

GM:それでは第一ラウンド、開始!

ノーレ:とりあえず撃ちます?
モニカ:よっしゃあ伝説の再来だ!
エンデ:やっちゃえ!
ノア:とりあえず生、が如き開幕ライトニング……

ノーレ:では手番頂いて……
ノーレ:特技【バイオレントキャスト】を宣言! ダメージ魔法の達成値に+2の修正を得ます!
ノーレ:そして真語魔法【ライトニング】を行使! 目標は前衛のブルドルンの片方、その右半身!
GM:OK、ではブルドルン左ともう一体のブルドルン左右、そして後ろのザーレィ達合計6ユニット分の巻き込みチェックします

GM:6 choice[A,B]  //二者ランダム選択 ドルン左 ドルン右 ドルン左 フォル フォル マンド Aで巻き込み
<BCDice:GM>:
DiceBot : (CHOICE[A,B]) → B 
DiceBot : (CHOICE[A,B]) → A 
DiceBot : (CHOICE[A,B]) → B 
DiceBot : (CHOICE[A,B]) → B 
DiceBot : (CHOICE[A,B]) → B 
DiceBot : (CHOICE[A,B]) → B 

モニカ:!?!?!?
GM:今日のノーレくんは不調のようだなぁ!
ノーレ:確率の収束って感じ!!
GM:ブルドルン2体、ともに右半身だけ被弾か

GM:では、行使判定をどうぞ

ノーレ:2d6+5+5+2 //魔法行使判定
<BCDice:ノーレ>:SwordWorld2.5 : (2D6+5+5+2) → 5[4,1]+5+5+2 → 17

GM:レベル5で固定値が12ある……? シンプルに強すぎる
ブルドルン:2 2d6+6+0-0 //精神抵抗判定 上下順
<BCDice:ブルドルン>:
SwordWorld2.5 : (2D6+6+0-0) → 8[3,5]+6+0-0 → 14 
失敗……

SwordWorld2.5 : (2D6+6+0-0) → 5[1,4]+6+0-0 → 11 
失敗……

ノーレ:とりあえず、この2体に少しでもダメージを……!

ノーレ:2 K20+5+5+3@10 //威力20魔法ダメージ
<BCDice:ノーレ>:
SwordWorld2.5 : KeyNo.20c[10]+13 → 2D:[3,3]=6 → 4+13 → 17 
SwordWorld2.5 : KeyNo.20c[10]+13 → 2D:[1,1]=2 → ** → 自動的失敗 

ヴァルト:あらま
ノーレ:今日はもうだめです……
GM:そういう日もある あとはリープスラッシュとかエネルギーボルトで削っていくのだ!
ノア:まぁそんな日もあるさー!

モニカ:次の手番もらいます!
モニカ:さっきダメージを受けたブルドルンの片方、その右半身に神聖魔法【ドライブ・アウェイ】を! 確実に落としましょう

モニカ:2d6+5+3 //神聖魔法 行使判定
<BCDice:モニカ>:SwordWorld2.5 : (2D6+5+3) → 7[2,5]+5+3 → 15

ブルドルンA:2d6+6+0-0 //精神抵抗判定
<BCDice:ブルドルンA>:SwordWorld2.5 : (2D6+6+0-0) → 4[1,3]+6+0-0 → 10→失敗……

モニカ:ヨシ!
GM:通った……!

ヴァルト:じゃ、次の手番もらうぜ
ヴァルト:補助動作で賦術【ヴォーパルウェポン】使用 ノアにBランクのカードを使用し、物理ダメージに1点バフする
ノア:わーい!
ヴァルト:更に補助動作で練技【マッスルベアー】使用 自身の筋力ボーナスにバフをかける

ヴァルト:続いて通常移動、さっきモニカが神聖魔法をかけたブルドルンに接近し、近接攻撃を2連続で叩き込む!

ヴァルト:2d6+5+3+0-0 //命中力判定 
<BCDice:ヴァルト>:SwordWorld2.5 : (2D6+5+3+0-0) → 9[5,4]+5+3+0-0 → 17

ブルドルンA:2d6+5+0-0 //回避力判定
<BCDice:ブルドルンA>:SwordWorld2.5 : (2D6+5+0-0) → 8[3,5]+5+0-0 → 13→失敗……

ヴァルト:k13@9+5+3+1+2-0 //ダメージ@フリッサ
<BCDice:ヴァルト>:SwordWorld2.5 : KeyNo.13c[9]+11 → 2D:[3,4]=7 → 4+11 → 15

GM:ぐぬぬ!
ヴァルト:2撃目!

ブルドルンA:2d6+6+0-1 //命中力判定
<BCDice:ブルドルンA>:SwordWorld2.5 : (2D6+6+0-1) → 4[1,3]+6+0-1 → 9
ヴァルト:k13@9+5+3+1+2-0 //ダメージ@フリッサ
<BCDice:ヴァルト>:SwordWorld2.5 : KeyNo.13c[9]+11 → 2D:[6,5 2,5]=11,7 → 7,4+11 → 1回転 → 22

モニカ:うおおお!!
ヴァルト:チェストー!

ヴァルト:「もらったァ!!」*一閃!
ブルドルンA:「ピガガーッ!」*右半身が煙を吹く!

ヴァルト:「あとは任せたぜ、おっさん」*ノアにカードを
ノア:「おっと、ありがたく使わせてもらおう!」

ノア:では手番もらいます。前に出て乱戦エリアに突入!
ノア:まず練技でマッスルベアー&キャッツアイ
ノア:特技【なぎ払い】で残った3部位を攻撃!

ノア:2d6+5+3+1-0 //命中力判定
<BCDice:ノア>:SwordWorld2.5 : (2D6+5+3+1-0) → 11[6,5]+5+3+1-0 → 20

ブルドルンA:2d6+5+0-0 //回避力判定
<BCDice:ブルドルンA>:SwordWorld2.5 : (2D6+5+0-0) → 4[1,3]+5+0-0 → 9→失敗……

ブルドルンB:2 2d6+5+0-0 //回避力判定
<BCDice:ブルドルンB>:
SwordWorld2.5 : (2D6+5+0-0) → 5[2,3]+5+0-0 → 10 →失敗……
SwordWorld2.5 : (2D6+5+0-0) → 5[4,1]+5+0-0 → 10 →失敗……

GM:ナイス命中判定! トリプルヒットだ

ノア:3 k34@10+5+4+3-0-3 順番:Aの残り、Bの右、Bの左
<BCDice:ノア>:
SwordWorld2.5 : KeyNo.34c[10]+9 → 2D:[4,2]=6 → 6+9 → 15 
SwordWorld2.5 : KeyNo.34c[10]+9 → 2D:[2,5]=7 → 8+9 → 17 
SwordWorld2.5 : KeyNo.34c[10]+9 → 2D:[4,6 6,1]=10,7 → 10,8+9 → 1回転 → 27 

GM:なんとぉ!
モニカ:うひょ~!
エンデ:まわった~!
ノア:大ダメージを与えたBの左半身は、エンデが仕留められそうかな

ノア:「ずううあああ!」*野太い声
ヴァルト:「やるな」
ノア:「ふ、当然だろう」

GM:ノアの振り抜いた剣が、ドルンのボディを芯で捉える!
ノア:「手応えありだ! エンデ、続きを頼む!」

エンデ:制限移動で1m前進して
エンデ:普通の矢弾で手負いのHP11のブルドルンの部位を狙います!

エンデ:2d6+5+3+0-0 //命中力判定
<BCDice:エンデ>:SwordWorld2.5 : (2D6+5+3+0-0) → 5[2,3]+5+3+0-0 → 13

ブルドルンB:2d6+5+0-0 //回避力判定
<BCDice:ブルドルンB>:SwordWorld2.5 : (2D6+5+0-0) → 10[4,6]+5+0-0 → 15→成功!

エンデ:出目で負けた!悔しい!

GM:ブルドルン、装甲の角度をずらして矢を弾く!
エンデ:「弾かれた、ごめん!」
ヴァルト:「構わん。ノアがやってくれるだろ」*後衛突っ込む気
ノア:「気にするな、どんどん頼む」

GM:ううむ、初手で1部位落とされるとは
ノア:「機械の身体」がクリティカルする仕様だったので、刺さりましたね
GM:そうしないと剣フェンサーがダメージ全然出せなくなっちゃうからネ

GM:続いて第一ラウンド、魔動機の手番!

マンドザーレィ:まずはザーレィ指令機から
マンドザーレィ:▲射撃統制:抵抗/必中 射程30m/起点指定で対象1体を選ぶ。自身の半径5mに存在する「分類:魔動機」かつ名前に「ザーレィ」を含む魔動機が対象に「光弾」の能力を使用する場合、判定に+2の修正を与える。
マンドザーレィ:ロックするのはヴァルトだ 撃て撃てー!

フォルザーレィ:ザーレィ恒例の光弾を撃ちます! 撃つよ~撃つよ~!

フォルザーレィ:C(7+6+2-0) //光弾判定
<BCDice:フォルザーレィ>:SwordWorld2.5 : 計算結果 → 15

ヴァルト:2d6+5+3+1-0 //回避力判定
<BCDice:ヴァルト>:SwordWorld2.5 : (2D6+5+3+1-0) → 10[6,4]+5+3+1-0 → 19→成功!

ヴァルト:甘いぜ!
ノア:安定の回避!
モニカ:ヒュ~!

ヴァルト:「遅いッ!」*跳躍回避!

フォルザーレィ:ええい! 怯むな! もう一体もヴァルトに撃てぃ!
フォルザーレィ:達成値は同じく15です 回避よろしく!

ヴァルト:2d6+5+3+1-0 //回避力判定
<BCDice:ヴァルト>:SwordWorld2.5 : (2D6+5+3+1-0) → 5[3,2]+5+3+1-0 → 14→失敗……

フォルザーレィ:2d6+4 //光弾ダメージ
<BCDice:フォルザーレィ>:SwordWorld2.5 : (2D6+4) → 6[5,1]+4 → 10

ヴァルト:魔法ダメージは痛ぇ……! 残りHP19点だ

ヴァルト:「……ッ!」*着地隙を狙われる
ノア:「大丈夫か?」
ヴァルト:「少し火傷しただけだ……!」*息を整える

GM:続いてブルドルン! 右半身を落とされた方から動きます
ブルドルンA:Aの左、ノアにハンマーで攻撃!

ブルドルンA:2d6+6+0-0 //命中力判定
<BCDice:ブルドルンA>:SwordWorld2.5 : (2D6+6+0-0) → 8[3,5]+6+0-0 → 14

ノア:2d6+5+2+0-0 //回避力判定
<BCDice:ノア>:SwordWorld2.5 : (2D6+5+2+0-0) → 10[6,4]+5+2+0-0 → 17→成功!

ノア:やったー
モニカ:ナイース!
GM:何ッ!?

ノア:「甘いな」*ハンマーを剣で受け止め、滑らせる!

ブルドルンB:じゃあB動くぞ!
ブルドルンB:▲ハンマースロー&引き戻し:5 回避力/消滅
ブルドルンB:→形状/射程:射撃/1(10m)、一人に「2d+4」点の物理ダメージを与える。この能力を使用した部位は回避力判定に-1の修正を受ける。
GM:10m地点にいるモニカとノーレのどちらかを狙うぞ!

GM:choice[モニカ,ノーレ]  //PCランダム選択
<BCDice:GM>:DiceBot : (CHOICE[モニカ,ノーレ]) → モニカ

ノア:ハンマー、後衛に届くんだよね……
モニカ:フホエエエエ!!

ノア:「マズい! 気をつけろッ!」*後ろに叫ぶ

ブルドルンB:2d6+5+0-0 //ハンマースロー命中判定
<BCDice:ブルドルンB>:SwordWorld2.5 : (2D6+5+0-0) → 4[1,3]+5+0-0 → 9

モニカ:2d6+0-0 //回避力判定
<BCDice:モニカ>:SwordWorld2.5 : (2D6+0-0) → 4[3,1]+0-0 → 4
失敗……

ブルドルンB:2d6+4 //ハンマースロー物理ダメージ
<BCDice:ブルドルンB>:SwordWorld2.5 : (2D6+4) → 6[2,4]+4 → 10

モニカ:スプリントアーマー着てて良かった……! 残りHP26点であります
GM:金属鎧を着てても行使に影響がない、神官ならではの硬さだ

GM:モニカの脇腹にハンマーが激突!
モニカ:「かっ、ひ……?!」*ちょっと吹き飛ばされつつ

エンデ:「モニカお姉さんっ!」
ノーレ:「だ、大丈夫ですか!?」
ノア:「モニカ、無事か!?」
モニカ:「みなさん、ありがとうございます……でも、こんなの……!」
モニカ:「げほっ……」*ダメコンに慣れてない

ノア:「なに、気丈な言葉が出せるなら一旦は大丈夫だ」
ヴァルト:「……だが長引かせるわけにはいかないな」
ヴァルト:「後ろに飛んでいかせるわけにはいかない。ノアと俺で、まずは前衛だけでも確実に狩るぞ」

ブルドルンB:ではドルンBの左!
ブルドルンB:再びノアさんにハンマー打ち下ろし!

ブルドルンB:2d6+6+0-0 //命中力判定
<BCDice:ブルドルンB>:SwordWorld2.5 : (2D6+6+0-0) → 3[2,1]+6+0-0 → 9

ノア:2d6+5+2+0-0 //回避力判定
<BCDice:ノア>:SwordWorld2.5 : (2D6+5+2+0-0) → 11[5,6]+5+2+0-0 → 18→成功!

GM:あぁん!! 金属鎧ファイターの動きじゃねぇ!!

ノア:「ふんッ!」*引き付けてから身躱し!

GM:それでは第一ラウンド終了!第二ラウンドに移行だ!

モニカ:初手番もらって、ヴァルトさんの回復いこうかな?
エンデ:おまかせ!
エンデ:モニカさんが他にしたいことあれば、あたしが回復飛ばすし!
モニカ:なるほど!であればこのまま回復いかせてもらいます!
ヴァルト:ありがと~(喀血

モニカ:神聖魔法【キュア・ウーンズ】使用! 10m内の1体のHPを回復します。

モニカ:2d6+5+3 //神聖魔法 行使判定
<BCDice:モニカ>:SwordWorld2.5 : (2D6+5+3) → 4[3,1]+5+3 → 12
発動!

モニカ:K10+5+3@13 //威力10回復量
<BCDice:モニカ>:SwordWorld2.5 : KeyNo.10+8 → 2D:[5,2]=7 → 3+8 → 11

GM:ナイス回復!
ノア:しっかり回復
モニカ:ヨシ!
ノーレ:ナイス!
ヴァルト:全快だァ!

モニカ:「ヴァルトさんッ!」
ヴァルト:「痕すら残ってない……サンキュー、モニカ!」
モニカ:「私ばかり……弱音は吐いていられませんから……!」
モニカ:「お願いします! その子たちを……っ!」

ノア:次手番は私がもらおう
ノア:丁度3部位が前線に残っているので、再び【なぎ払い】で!

ノア:2d6+5+3+1-0 //命中力判定
<BCDice:ノア>:SwordWorld2.5 : (2D6+5+3+1-0) → 6[2,4]+5+3+1-0 → 15

ブルドルンA:2d6+5+0-0 //回避力判定
<BCDice:ブルドルンA>:SwordWorld2.5 : (2D6+5+0-0) → 11[6,5]+5+0-0 → 16→成功!

ブルドルンB:2d6+5+0-1 //回避力判定
<BCDice:ブルドルンB>:SwordWorld2.5 : (2D6+5+0-1) → 6[3,3]+5+0-1 → 10→失敗……

ブルドルンB:2d6+5+0-0 //回避力判定
<BCDice:ブルドルンB>:SwordWorld2.5 : (2D6+5+0-0) → 7[5,2]+5+0-0 → 12→失敗……

ノア:1か所避けられちゃったか
GM:左だけ残ってるAが回避したね!
ヴァルト:なら俺がアイツを狩るしかないな
ノア:とりあえず、2部位に対してダメージ算出!

ノア:2 k34@10+5+4+3-0-3 順番 ドルンB右 ドルンB左
<BCDice:ノア>:
SwordWorld2.5 : KeyNo.34c[10]+9 → 2D:[5,6 1,1]=11,2 → 11,**+9 → 1回転 → 20 
SwordWorld2.5 : KeyNo.34c[10]+9 → 2D:[4,1]=5 → 5+9 → 14 

GM:ブルドルンB、右半身は破壊、左も残りHP3点!
ヴァルト:1ゾロじゃなかったら倒せてたかもだねえ。くやしいのう
ノア:くやしいよぉ
モニカ:確かに……っ
ヴァルト:でもこのHPなら後衛2人が倒せるでしょう……!

ノア:「ぜええああ!」*少し低い野太い声

ノア:「くっ、仕留め損ねたか! ヴァルト、外した方頼む!」
ヴァルト:「任せな!」

ヴァルト:補助動作で賦術【ヴォーパルウェポン】起動、自分の物理ダメージに+1バフします。更に練技【キャッツアイ】で命中補助!

ヴァルト:2d6+5+3+1-0 //命中力判定 Aの右半身狙い!
<BCDice:ヴァルト>:SwordWorld2.5 : (2D6+5+3+1-0) → 4[1,3]+5+3+1-0 → 13

ブルドルンA:2d6+5+0-0 //回避力判定
<BCDice:ブルドルンA>:SwordWorld2.5 : (2D6+5+0-0) → 6[2,4]+5+0-0 → 11→失敗……

ヴァルト:k13@9+5+3+1+4-0 //ダメージ@フリッサ
<BCDice:ヴァルト>:SwordWorld2.5 : KeyNo.13c[9]+13 → 2D:[5,1]=6 → 3+13 → 16

GM:ぎゃーっ! 固定値が結構洒落にならなくなってきた! 残り16点
ヴァルト:もう一撃!

ヴァルト:2d6+5+3+1-0 //命中力判定
<BCDice:ヴァルト>:SwordWorld2.5 : (2D6+5+3+1-0) → 10[4,6]+5+3+1-0 → 19

ブルドルンA:2d6+5+0-0 //回避力判定
<BCDice:ブルドルンA>:SwordWorld2.5 : (2D6+5+0-0) → 10[4,6]+5+0-0 → 15→失敗……

ヴァルト:k13@9+5+3+1+3-0 //ダメージ@フリッサ まわりまわって
<BCDice:ヴァルト>:SwordWorld2.5 : KeyNo.13c[9]+12 → 2D:[5,6 6,6 3,1]=11,12,4 → 7,7,2+12 → 2回転 → 28

GM:ぎゃぁぁっぁぁぁ!! 左半身がァァ!!
ノア:お、回った
モニカ:きたーーーーー!!!
エンデ:二回も回った~!
GM:ブルドルンA、両部位破壊にて戦闘不能!

ヴァルト:「弾きからの……ッ!」
ヴァルト:「ここだァ!」*装甲の薄い部分を貫く

ノア:「よし! 手前側、残りは1体だ!」
ヴァルト:「仕事はした。後は頼んだ」

エンデ:ブルドルン両部位落とせたらノーレくん向こうの後衛狙える?
ヴァルト:いけるな
ノーレ:エネルギー・ボルトの射程範囲です!
エンデ:邪魔な遮蔽なくすために狙ってみる!

エンデ:制限移動で3m前進!
エンデ:【魔法拡大/数】を宣言、ブルドルン2部位に妖精魔法【ファイアボルト】を使用!

エンデ:2d6+3+3 //魔法行使判定
<BCDice:エンデ>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+3) → 5[2,3]+3+3 → 11

ブルドルンB:2 2d6+6+0-0 //精神抵抗判定 右左
<BCDice:ブルドルンB>:
SwordWorld2.5 : (2D6+6+0-0) → 6[3,3]+6+0-0 → 12 →成功!
SwordWorld2.5 : (2D6+6+0-0) → 11[6,5]+6+0-0 → 17 →成功!

エンデ:抵抗されたか……っ!

エンデ:2 k10@13+3+3/2 //威力10魔法ダメージ
<BCDice:エンデ>:
SwordWorld2.5 : KeyNo.10+6 → 2D:[5,4]=9 → 5+6 → 11 →半減して3
SwordWorld2.5 : KeyNo.10+6 → 2D:[3,6]=9 → 5+6 → 11 →半減して3

GM:左半身が撃墜、右半身が……残りHP1!
エンデ:くちおしや……!
ヴァルト:惜しい……惜しすぎる
GM:これはギリギリだったよ

エンデ:「片方は落とした……けど!」
ノア:「しぶといな、まだ半分は動くぞ」
ヴァルト:「小突いたら倒れそうじゃんか」

ノーレ:じゃあ最後僕かな 残った部位を狙います
ノーレ:【バイオレントキャスト】発動して……【エネルギー・ボルト】で攻撃!

ノーレ:2d6+5+5+2 //魔法行使判定
<BCDice:ノーレ>:SwordWorld2.5 : (2D6+5+5+2) → 8[6,2]+5+5+2 → 20

ブルドルンB:2d6+6+0-0 //精神抵抗判定
<BCDice:ブルドルンB>:SwordWorld2.5 : (2D6+6+0-0) → 7[3,4]+6+0-0 → 13→失敗……

ノーレ:K10+5+5@10 //威力10魔法ダメージ
<BCDice:ノーレ>:SwordWorld2.5 : KeyNo.10c[10]+10 → 2D:[4,2]=6 → 3+10 → 13

GM:文句なしにブッ壊しましたね!

ノーレ:「いきます!えい!」*杖の先から発射!
GM:ノーレの放ったマナの矢が、壊れかけたドルンの制御部位を貫く!

GM:では続いてザーレィたち……!
マンドザーレィ:ザーレィの光弾は連続で撃てないので……
マンドザーレィ:殴りかかる!
ノア:まさかの物理アタック
マンドザーレィ:ノアに突進!

GM:固定値は11です 回避お願いします!

ノア:2d6+5+2+0-0 //回避力判定
<BCDice:ノア>:SwordWorld2.5 : (2D6+5+2+0-0) → 6[5,1]+5+2+0-0 → 13
回避!

ノア:「ザーレィが突っ込んでくるとはね」
ノア:「だが元々近接戦用じゃない。動きが単調だ」*剣で弾く!

GM:続いてフォルザーレィもヴァルトに近接!

ヴァルト:2d6+5+3+1-0 //回避力判定
<BCDice:ヴァルト>:SwordWorld2.5 : (2D6+5+3+1-0) → 4[2,2]+5+3+1-0 → 13→回避!

ヴァルト:「うわ、何してくるかわかんないなこいつ」*軽く躱す

GM:続いてフォルザーレィ2体目、ノア狙いで!

ノア:2d6+5+2+0-0 //回避力判定
<BCDice:ノア>:SwordWorld2.5 : (2D6+5+2+0-0) → 7[5,2]+5+2+0-0 → 14
回避!
モニカ:うーん安泰だ……!
ノア:全力攻撃使ってないから安心

GM:では、第三ラウンド! ……消化試合だし、PC手番終わったところで終了にしましょうか。
モニカ:ハーイ!
ヴァルト:ボーナスタイムだ!
GM:ぶっ壊しておしまい!

ノア:せっかく3体が前線に来てくれたんだ、薙ぎ払うしかないな

ノア:2d6+5+3+1-0 //命中力判定
<BCDice:ノア>:SwordWorld2.5 : (2D6+5+3+1-0) → 2[1,1]+5+3+1-0 → 11
自動失敗……

ノア:あ……
ヴァルト:おっさん!!
モニカ:ヌオオオン!

ノア:「あ!」*ピシッ
ノア:「いてて……! 腰がッ!」
ヴァルト:「座ってろ!

ヴァルト:とりあえず次は自分が! フォルザーレィ一体に攻撃

ヴァルト:2d6+5+3+1-0 //命中力判定
<BCDice:ヴァルト>:SwordWorld2.5 : (2D6+5+3+1-0) → 8[2,6]+5+3+1-0 → 17→HIT!

ヴァルト:k13@9+5+3+1+3-0 //ダメージ@フリッサ
<BCDice:ヴァルト>:SwordWorld2.5 : KeyNo.13c[9]+12 → 2D:[2,3]=5 → 3+12 → 15

ヴァルト:2d6+5+3+1-0 //命中力判定
<BCDice:ヴァルト>:SwordWorld2.5 : (2D6+5+3+1-0) → 5[2,3]+5+3+1-0 → 14→HIT!

ヴァルト:k13@9+5+3+1+3-0 //ダメージ@フリッサ
<BCDice:ヴァルト>:SwordWorld2.5 : KeyNo.13c[9]+12 → 2D:[2,1]=3 → 1+12 → 13

ヴァルト:うっ、しょぼい……
GM:残りHP3点です
ノア:ピンゾロが悔やまれるな……

GM:もう消化試合だし、ここで切り上げても良いが……?
エンデ:落ちてもよさそうなボロボロのザーレィくんを見逃しては名折れ!
GM:いけいけー!

エンデ:2d6+5+3+0-0 //命中力判定
<BCDice:エンデ>:SwordWorld2.5 : (2D6+5+3+0-0) → 8[6,2]+5+3+0-0 → 16→HIT!

エンデ:k22@10+5+2+0-0 //ロングボウ ダメージロール
<BCDice:エンデ>:SwordWorld2.5 : KeyNo.22c[10]+7 → 2D:[5,6 1,4]=11,5 → 9,3+7 → 1回転 → 19

モニカ:FOOO!
GM:素晴らしい!!
ノーレ:お!回った!
ノア:おお

GM:ヴァルトの二連撃を受け、よろめいたザーレィの頭をエンデの矢が貫く!

エンデ:「こーゆーのでも弱点は一緒、……そこっ!」*頭部を射抜く
ノア:「いたた、よくやったエンデ。これだけ数が減れば、あとは順々に倒していけば良い」*腰をさすりながら

モニカ:「……ッ」*フォースで援護しようとしたけど、どうしても撃つことができなかった
ノーレ:「(モニカお姉さん……やっぱり魔動機兵と戦うのは辛そう)」

5. 家族

GM:ではでは、魔動機を鎮圧したPC達
GM:大柄なブルドルンの動きが止まり、バランスを崩して倒れていく!
GM:その先にはなんと、脚を怪我した初老の男性が倒れ込んでいた!

エンデ:「あ……だれか倒れてるっ!」
ヴァルト:「大丈夫か? ジィさん」*足早に

GM:では……モニカさん、ライダー+敏捷で判定をどうぞ。ライダー運動判定パッケージということで。難易度は10としましょう

モニカ:2d6+2+2 //ライダー運動判定パッケージ
<BCDice:モニカ>:SwordWorld2.5 : (2D6+2+2) → 7[2,5]+2+2 → 11
成功!

GM:ブルドルンの機体が倒れきる前にモニカさんは魔動ミニバイクを展開、走りながら男性の手を掴んで走り去ることに成功しました!
モニカ:ヨシ!

ヴァルト:「うわ、今のはちょっとヒヤッとしたぞ」

GM:モニカは安全なところで車体を止め、助けた男性の顔を見る

ハーグ:「痛たたた……。 すまないな、脚を怪我していて」*俯いて脚をさすっている
モニカ:「……いえ、怪我がなく何よりです」*目は合わせない

210903 ハーグ・フェルトマン

◆NPC解説◆
ハーグ・フェルトマン(人間/男性/57歳)

《キングスフォール》にある魔動機工房《ガレージ・フェルトマン》の経営者。工房の主な業務内容は発掘された魔動機の修理・調整で、必要であれば部品の製造も行っている。

自身もベテランの技術者であったが、数年前に病で視力が低下してからは第一線を退き、長女と次女に職長の座を譲っている。

エンデ:「おじさん、大丈夫?」
ノア:「無事なようで、いつつ、何よりだ」 少しして追いつく

ハーグ:「ん、君の仲間か。是非礼を言わせてくれ」*建物の壁に寄りかかりながらPC達に向けて居住まいを正す
ハーグ:「危ないところを助けてくれて礼を言う。私はハーグという者だ。駅北東で《ガレージ・フェルトマン》という魔動機工房を経営している」
ノア:「初めまして。ノア・ロードバーグです」

ノア:「む? (フェルトマン……?)」
ヴァルト:「ん?」
ノーレ:「……!」*何かに気づいて口に手を当てる

モニカ:「……」
エンデ:「……モニカおねーさん、どうしたの?」*小声で
モニカ:*しーっと指を口に当てるジェスチャー
エンデ:「わ、わかった」*こくこくと頷く

ヴァルト:「でもよ。フェルトマンってたしか……」
ノア:*ヴァルトの肩を軽く引こう
ヴァルト:「なんだよおっさん、トイレくらい一人でいけよ」
ヴァルト:*しょうがねーなーって下がる
ノア:「どうにもモニカが気まずいようだ、少し様子を見よう」 小声
ヴァルト:「ふ~ん?」

エンデ:「は、ハーグさんお怪我はだいじょーぶ?ちょっとした治療ならできるよ!」*話題転換を試みる
ハーグ:「あぁ、すまんな……頼めるか」*ズボンから軽く血が滲んでいる
エンデ:では演出でプライマリィヒーリングしておきます しっかり治す!

ハーグ:「あの魔動機兵は、元々うちの工房に運び込まれる予定のものだったのだ」
ハーグ:「騒ぎがしたので近づいてみたら、この始末さ」*肩をすくめる

ノア:「そうでしたか。暴走したきっかけに、心当たりなどは?」
ハーグ:「いや、発掘された時点では停止命令が実行されていた。外部から魔動機に起動コマンドを送らない限り、このようなことにはならない」
ハーグ:「近くに怪しい人物はいなかったか? 悪いが私は5年ほど前に病で目をやってしまってな。あまり細かいものは見えないんだ」

エンデ:「ああ!ヴァルトさんとあたし、見たよ!」
ヴァルト:「見たぜ。明らかに、何か狙っていたツラだった」
ノア:「私は少ししか見えなかったが、挙動不審な輩だったらしい」
エンデ:「一瞬でよく見てなかったけど、なんだっけ……あの、マギテックの人が持ってるヤツ!あれで何かしてるみたいだった!」
ハーグ:「ふむ……マギスフィアか。心得のある者なら、外部からコマンド入力もできるかもしれんな」

ハーグ:「力になれるかわからないが、魔動機について何かわからないことがあったらうちの工房に来てくれ。君達が停止させたものも修理しなきゃならんしな」*懐から番地の記された工房名刺を取り出す
ノア:「ありがとう。魔動機は壊してしまってすまない」
ハーグ:「いや、気にせんでくれ。部品単位の方が使いやすい時もあるさ」*ノアに微笑む

ハーグ:「そこのお嬢さんは、魔動機乗りだろう? うちは魔動乗機の整備やカスタムも扱っている。是非見て行ってくれ」
モニカ:「よく存じ上げております。機会があれば……そうさせてもらうこともあるでしょう」

ハーグ:「君は命の恩人だ。是非力にならせてほしい」
ハーグ:「実のところ……君は私の末娘となんだか雰囲気が似ていてね」
モニカ:「……」

ハーグ:「随分前に家を出てしまったのだが、ちょうど君くらいの年頃だ」
ハーグ:「おっと! ……すまない。年寄りの感傷など君たちには無用の長物だな」

ノア:「そうですか。娘さん、早く会えると良いですね」
モニカ:「ええ、今は養生なさってください。私のことはお構いなく」
ハーグ:「悪いがそうさせてもらおう。では、機会があればまたな」*静かに歩き去っていく

エンデ:「おじさん、気を付けてね~!」*手を振って見送る
ノア:「お気をつけて」

ノーレ:「…………。ぷはぁ!」*お口チャック解きました
ノーレ:「(モニカさん、たしか実家がキングスフォールにあるけど随分前に飛び出したっきりだって言ってた。だからきっと、あの人がモニカさんのお父さんなんだ)」

ノア:「凄く個人的な意見だが、モニカ、早めに会ってあげると良い」
モニカ:「すみません、お気遣いいただいて……」*全員に
ヴァルト:「人間の家族事情はわからないから、なんも言えないだけだ」
エンデ:「……?」*空気は読んだけど結局よくわかってない顔

モニカ:「……合わせる顔、ないんですよ」
ノア:「父親ってのはいつまでも待っているものなんだ」
ノア:「ずっと心配しながらね」*自分も父親だからわかる
ノア:「君の心の準備が整ってからでいい。ただ、後悔はしないようにな」
モニカ:「肝に、銘じておきます」

ノーレ:*モニカさんのお手手ぎゅっってしよ
モニカ:*ふにふに……

モニカ:「ま、この件は忘れましょう!」
モニカ:「みなさんも疲れたでしょうし……!」
ノア:「そうだな。目的は窃盗団の調査と確保だ」
ヴァルト:「おう」
エンデ:「だね!」
モニカ:「お仕事お仕事!」
ノーレ:「おー!」

前編のまとめ

ギルド支部長のシタンに誘われ、《キングスレイ鉄鋼共和国》の第一都市《キングスフォール》を訪れたPCたち。
一方、下町のライダーズギルドでは魔動バイクをはじめとする魔動機盗難事件が多発していた。首謀者は盗賊団の一派、”魔弾使い”のゼブラとその一味と見られている。

しかし、情報を集めようとした矢先にPCたちの目の前でゼブラらしき男が運搬中の魔動機兵を暴走させる。
魔動機兵達を鎮圧したPC達だったが、そこに居合わせたのはキングスフォールで魔動機工房を経営する男、ハーグ・フェルトマンであった。

ハーグ曰く、自分にはモニカくらいの年頃の娘がおり、彼女は随分前に家を飛び出していったきりなのだという。
鉄道の都キングスフォールで、PC達が出会うものとは……?
後編をお楽しみに。

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第四話「鉄道の都と始まりの魔動機兵」後編→

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