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マンウトフジというカクテル

クラシックホテルが好きで特に宮ノ下富士屋ホテルさんには何度もお邪魔させていただいてる。
ホテルと言えばバーがあり日常から離れゆったりとした時間を過ごす事が出来るのが魅力だ。
クラシックホテルは看板となるカクテルがあったりするものだったり季節限定のカクテルがあったり魅力的なお酒を提供してくれる。
実はバー・ビクトリアにも看板カクテルがあるのでその事について書いてみたい。
マウントフジというカクテルなんですが富士山の山頂に積もった雪を思わせる淡い泡が浮いた黄色味がかった色が美しくカクテルだ。
富士屋ホテルのレシピは
ジン パイナップルジュース レモンジュース 
マラスキーノ・リキュール シロップ 卵白だそうだ。
富士屋ホテルのバーで提供される様になった経緯が興味深い。
このカクテルの誕生は帝国ホテルのインペリアル・バーで1922~23年頃に考案されたそうだ。
初代帝国ホテルの建物が火災で焼失した直後の1922年6月、帝国ホテルの臨時支配人に富士屋ホテルの二代目社長・山口正造さんが召喚された。
その後富士屋ホテルに戻った山口さんが「帝国ホテル版」アレンジして、自らのホテル・バーの看板カクテルにしたという。
こんな歴史あるカクテルなのでもう少しプロモーションしたらいいのに、などと思ってしまう。
サイドストリートを楽しみながらカクテルを味わう。
そういうのがいいと思う。

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