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2024.7:ルックバック

劇場アニメ「ルックバック」

6/28 公開の映画「ルックバック」を見に行きました。話題の新作で気になっている人も多いと思います。

原作 藤本タツキ、監督・脚本・キャラデザイン 押山清高、そした音楽 haruka nakamuraというスタッフの方々。ストーリーも映画の構成も音楽もすごくよかったです。

映画を見る前、すでにサントラのアルバムを5周くらい聴いてて、これを映画館で聞けるだけで最高やなと思いながら映画館に行きました。冒頭に1曲目がかかった時、早くもウルっときました。

映画の展開と音楽ぎすごくシンクロしてて、haruka nakamuraさんの美しい音楽に、より一層物語に引き込まれました。

1時間弱の短めの映画でしたが、とても濃くて迫力があって、見終えたときの満足感は高かったです。やっぱり映画音楽って最高やなって思いました。

秘密劇場ミラネリ「ダンスと蛍の会」

先月楽しいイベントがありました。
6月9日、いつもお世話になっている京都、大原野の秘密劇場ミラネリにて、「ダンスと蛍の会」がありました。

今回のイベントは即興ダンス&音楽演奏のあと、スパイスカレーをみんなで食べて、最後は外に繰り出して蛍を見るという会でした。

地元住民の方やダンサー仲間、出演者それぞれのお知り合いが集い、アットホームで落ち着く空間。和やかな場でありつつ、新しい発見や出会いや創作がある刺激的な場でもありました。

雨上がりの六月の夜に、小川の上をゆっくり飛んでいる蛍をみんなで眺めた蛍鑑賞の時間は、とても安らぐものでした。こんなふうに楽しいイベントまたできたらいいなと思います。

蛍の会での演奏


新曲「水の肉体」

7/1に新曲「水の肉体」がリリースされました。
久しぶりのギターロックで、梅雨にピッタリの雨の曲です。ぜひ音量を上げて音で聞いてほしいです。

実家の近くの海を元にしたジャケット

海の水も、雨も、人の体内の水分も、植物にやる水も同じ水がぐるぐる回ってるのが不思議な感じがします。

楽器の構成をギターとドラムとベースだけに絞って編曲しました。シンプルだけどノリがある曲になってたらいいなと思います。

水の肉体

時代の短いサイクルの中
投げ込まれた洗濯物みたいに
僕らも小さく回されている

僕の頭、工事中のまま梅雨入りした
青い萼のあじさいがまた咲いていた
他の生き物からすりゃ
言葉もただの鳴き声
喚いて、喚いているだけ

心枯れ 声枯れて
花もカラカラに枯れそうだけど
雨はまた降りだすのさ
マエストロのタクトで
1234

時代の短いサイクルの中
投げ込まれた洗濯物みたいに
僕らも小さく回されている

この身体の乗り心地に
違和感も快感も褪せてきたけど
胸の底の通奏低音
ピッチは安定してきた
これから音を重ねていく

心枯れ、声枯れて、
花もカラカラに枯れそうだけど
雨はまた降りだすのさ
マエストロのタクトで
1234

時代の短いサイクルの中
追い詰められた選択肢を前に
僕らは何度も試されている

余韻を愛でるように
あなたの指先がメロディを鳴らす
目を閉じて聴いていた
不安がちゃんと過ぎゆくまで

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