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【全文無料】JCS直前環境考察+環境デッキレシピサンプル"40" 〜貴方ならJCSで何を握るか?〜【魔境】


 ~目次~
①はじめに
②イーブイヒーローズまでの環境
③蒼空・摩天発売による環境の変化
④僕ならJCSに何を持っていくか
⑤蒼空・摩天環境 デッキ40種 "サンプルレシピ"
⑥おわりに

 


はじめに


 こんにちは。ぼるです。
 久しぶりにnoteを書きます。いつも読んでくださってる方々には御礼申し上げます。こうしてまたnoteを書くモチベになっています。
 今回のnoteはかなりの時間をかけて執筆しました。宜しければ右下の❤️ボタンを押してくださると、次のnoteを書くモチベにつながります。よろしくお願いします🤲
 JCSに出場される方は愛知行きのバスや新幹線、現地のホテルでの読み物にどうぞ☺︎
 





 今週の土日、7/17・7/18に開催される「ポケモンジャパンチャンピオンシップス2021 カード部門」(以下、「JCS」)の前に、自分なりにポケモンカードの現環境を整理し、言語化してみようと思い、noteにまとめることにしました。
 JCSに参加される方もされない方にも、一度脳内を整理する手助けになればなあと思います。なるべく初心者にもわかりやすいよう、細部まで書いていこうと思います。このnoteでは、1つ前の環境、イーブイヒーローズ環境から考察を始めていますが、必要ない方は『③蒼空・摩天発売による環境の変化』と言う項目からご覧くださいませ。かくいう自分は、全然脳内整理なんてできていません。というのも。。


 『環境TOPの悪・闘・超タイプの3すくみから、ほとんど全てのデッキタイプが逃れられない環境』

 だからです。言い換えると、

 『いかなるデッキタイプを握っても明確な不利対面があり、かつその不利対面のデッキタイプのシェアが、割合として大きい』・・・(※)

 と言ったところでしょうか。めっちゃ簡単に言うと『何使ってもきつい』んですよね…わかります?
 そんな中でも環境は甘えさせてくれないし、JCSはもう目の前だし、出場する人は何かしらデッキを決めなきゃいけないわけです。""一体あなたならJCSで何を握りますか?""まだなんのデッキで出るか悩んでいる人も案外いるかと思います。大変だ。


 次の項目では、イーブイヒーローズ環境最終盤から蒼空・摩天発売後までを見て分かった"環境の推移"を振り返りながら、(※)の内容の意味について、いま一度考えていきましょう。


 


   イーブイヒーローズまでの環境


 これを読んでいる皆さんの中で、ポケカを初めて1週間以上経った方々は、7/8までの環境、いわゆる『イーブイ環境』『ブイズ環境』の中で、何のデッキを使っていましたか?
 ここで、個人調べではありますが、イーブイヒーローズ環境最終盤(蒼空・摩天発売の約1週間前まで)のシティリーグBest4以上入賞者のデッキタイプをグラフにまとめてみたので、一緒に見ていきましょう。
 それがこちらです。

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 ひと目でわかる通り、グラフの作り方が下手です。

 いや、これは僕のせいではなく、環境にデッキタイプが多すぎるポケカ側の問題ではないでし(殴

 つべこべ言わず、もう少しわかりやすくしてみます。

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こんな感じです。ざっくりと色で分けてみました。
黒色:主に悪タイプです。計20%もの割合を占めていました。
 ゲンガーブラッキー…10%
 悪パーフェクション…6%
 ムゲンダイナ…4%


 イーブイ環境最終盤では、後述する"こくばバトレックスvmax"を軸としたデッキタイプが上位トップシェアとなっていた為、最もこくばをメタれる"ゲンガーブラッキー"はかなり上位に残りやすかったと言えます。



薄茶色:連撃ウーラオス×インテレオンです。闘タイプのデッキで間違いなく1番強いと言えるでしょう。
 
薄紫色:黒馬バドレックスvmaxを軸としたデッキタイプです。
 黒馬マホイップ…8%
 黒馬MM…4%
 黒馬オロヨノ(雪道採用)…3%

 黒馬バドレックスだけで、型は様々ですが計15%も上位にランクインしていたようです。悪タイプがこれだけいる中で、すごい。

 上記の、最近よく耳にする'悪・闘・超の3すくみ'と呼ばれるデッキタイプだけで、43%もの割合をシティリーグ上位で占めています。
 悪は闘、闘は超、超は悪、と、弱点という明確な不利要素があり、不利対面だけ見てもどれもこれだけのシェアがありながら、この3色、どのデッキタイプも、『デッキパワーが高すぎる』ために、握る人が多いのです。
 そんな"じゃんけん環境"の中でも多くのプレイヤー達は、『この週は○○が増えるから△△を握る』『このデッキタイプなら不利対面でも勝てそう』と言った構想を経て、この3すくみのどれかを握っていたといえます。
 
 では残りの57%はどういったデッキタイプだったのか、見ていきます。
 〜画像再掲〜

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黄色:'悪・闘・超'の3すくみ、どれに対しても解答を用意できるデッキ。後出しジャンケンデッキ。一体どういうことか。具体的に簡単に解説していきます。
 悪軸ニンフィア…5%
   悪タイプには連撃ウーラオス、闘タイプにはニンフィア、超タイプにはガラルファイヤーを押し付けます。
 3すくみのどのデッキタイプが来ても、弱点を突いて有利に立ち回るというコンセプトです。
 またニンフィアは鋼弱点ファイヤーは草弱点なので3すくみの外側に立つことができる点もいいですね。一方的に弱点をつくことができます。

 
 一撃ウーラオスブラッキー…5%
 悪タイプには一撃ウーラオス、超タイプにはブラッキーを押し付けます。闘タイプの連撃ウーラオスが少しきつい印象はあります(キョダイレンゲキでデルビルを取られてしまうと動けないため)が、一撃ウーラオスvmaxの技"キョダイイチゲキ"で連撃ウーラオスをワンパンすることも可能なので、そこまで不利は取りません。
 ウーラオスもブラッキーも進化元が強いですし、ヘルガー自身もアタッカーになれるので、環境のほとんどのデッキに器用に戦えます。


 レッパブラッキー…4%
 悪タイプにはガラルサンダーやビクティニ、闘タイプにはMM、超タイプにはブラッキーを押し付けることができます。
 ニンフィア同様、弱点を突いて立ち回るデッキという側面もありますが、リザードンGXのGX技高火力を出したり、ゲンミミのホラハでテンポを取るなど、技の種類が多彩です。プランが広く取れる分、オーロラエネルギーに依存する部分もあるので、プレイ難度はやや高め。


 3神…6%

 イーブイヒーローズ環境最終盤では、特性"メタルトランス"をもったドータクンが入った、3神ドータクンバレットというのが台頭してきました。
 メタルトランスで自由に鋼エネルギーとオーロラエネルギーを動かすことができるので、『オルタージェネシスを言わずとも、弱点を突いてvmaxをワンパンする』という立ち回りができるようになりました。
 また、アメイジングザシアンを採用することで、今まで火力面できつかったvmax対面であっても、バトル場にいるvmaxをそのまま取れるようにもなったわけです。強いよなあ。


 黄色で括られた上記4デッキタイプは、この環境における"メタデッキタイプ"として活躍しました。
 理論上最強とも思えるようなこれらのデッキですが、『プレイ難易度の高さ』『再現性』『スタートするポケモンの運』などの課題も多く、使うプレイヤーも3すくみのデッキに比べるとそこまで多くなかったように思います。では次。



〜画像再掲〜

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青色:水デッキ
 環境にいる多くのデッキタイプが、"頂への雪道"を嫌うことから、頂への雪道と噛み合いのいい水デッキもちらほら上位に残っていました。
 ただ、水タイプは"サブアタッカーがパッとしない"点から、vmaxポケモンで戦っていかないといけない為、サイドを3-3で綺麗に取られてしまうところがネックです。

 蓮撃インテレオン…6%
 白馬バドレックス…2%

緑色:草デッキ。
 イーブイヒーローズ収録の『リーフィア』がかなり強く、環境に炎デッキが少なかった点も含め、草デッキ全般のポジションが良かったように思います。
 また、多く採用が見られたブラッキーやガラルファイヤーが草弱点である為、そこの弱点をつけるのもいいですよね。
 ただ、こくばバドレックスに対して色関係なく不利寄りになってしまう(技"くさむすび"の打点が微妙・マーシャドーがガラル鉱山をすぐ割ってくる・モクナシが後攻前提)ので、そこが難しいところです。
 リーフィアインテレオン…4%
 モクナシダダリン…1%

紫色:連撃テンタクルです。6%
 非エク期待の星です。"次世代コズガ"って感じで楽しいです。デッキの構築がかなり煮詰まってきて、インテ型もチラチーノ型もとても強い印象。また、超タイプなのでウーラオス系統やMMに対して弱点をつけるところも偉いですね。
 しかし、こくばバドレックスvの下技"アストラルビット"でマーイーカを2体取られてしまい、次ターン攻撃できない!みたいなこともしばしばあるので、要注意ですね。黒馬に対しては不利です。
 

灰色:詰ませる系のデッキ。


 ジュナイパー:3%
 ルカメタザシアンザマゼンタ:1%

 一定数いるデッキタイプです。相手からダメージを受けないことで詰ませたり、時間をかけてLOを狙います。
 非常に強くてめんどくさいデッキタイプですが、これらのデッキを握る側としては、相手に意識されているときついデッキであり、またまた黒馬がきついです。
 僕なら握らないデッキですね。JCSのような何回戦もこなす大型大会だと、現環境では勝ち残りづらいでしょう。
 
・ピンク色:その他8%

 以上がイーブイヒーローズまでの環境でした。
 これまでの内容を端的にまとめてみると、


   『悪・闘・超タイプの3デッキで、環境の4割以上を占めるため、その3すくみの外側から、3すくみの弱点を突くことができるデッキが"メタデッキタイプ"として台頭してきた。
 "頂への雪道"は環境における強力なメタカードとなり、頂への雪道と噛み合いのいいデッキタイプは、ポジションが良かった。
 悪・闘・超タイプ以外のデッキを握っても、その3デッキタイプいずれかにデッキパワーで劣ってしまう・デッキの性質上、不利な点があるものが殆どであり、なかなか勝ち残れない環境だった。』 

 

 といった感じでしょうか。何を握っても悪・闘・超が頭をよぎるんです。深夜にトイレ行くと花子さんを警戒しちゃう、みたいな…?それはちがうか。


 ではここから、7/9の『蒼空ストリーム・摩天パーフェクト』発売を経て、環境がどう変わっていったのか。見ていこうと思います。



 


蒼空・摩天発売による環境の変化
  

 ここからが本題といっても良いです。
 蒼空ストリーム・摩天パーフェクトに収録された新カードにより"新たなデッキタイプ"が出てきました。もちろん、表紙のあいつらです。

・レックウザvmax

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 新弾で登場した特性"エレキダイナモ"をもつモココをエンジンとして攻撃していく"雷型"
 溶接工やボルケニオンをエンジンとした"炎型"の2種類がありますね。
 噛み合えば一撃340ダメージを狙えるので、vmaxワンパンも苦ではありません。
 また、特性の"そうくうのはどう"は、サポート"ローズ"とのかみ合いが良く、エネルギー加速の点で不自由ないところも素晴らしいです。
 ポケモン自体のポテンシャルはかなり高いので、JCSまでに強い構築がでてくれば、JCSでも活躍が見込めると思われます。

・ジュラルドンvmax

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 特性"まてんろう"が非常に強力で、この特性を突破することができず、ベンチを狙わざるを得ないデッキも多く存在します。
 一撃連撃のデッキタイプや、オーロラエネルギーを採用しているデッキなどは特にきつい戦いを強いられますね。
 また、技"キョダイフンサイ"も強力で、詰ませる系のデッキ(ジュナイパー・ルカメタなど)に対しても耐性があるので、攻守ともに評価が高いです.
 個人的にはレックウザより評価しているカードです。ジュラルドンをどれだけ重くみるかで、JCSで握るデッキに個人差が出そうですね。


 また、レックウザ、ジュラルドンともに弱点が存在しないという点で、この3すくみの"じゃんけん環境"から離れた位置で戦うことができます。火力も十分なので、弱点をつかずとも殴り合いで大きく劣ることはまずなさそうです。非常に優秀。


 またこの表紙の2枚以外にもいくつか、既存のデッキを強化するカードがでてきました。JCSで採用が見られるであろうカードを重点的に紹介していきます。


・ポケモン

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 チャーレムvです。
 無色2エネで打てるヨガループが非常に強力で、「ダメカンを1体に2個乗せて気絶したらもう1ターンもらえる」という効果です…
 特性"クイックシューター"をもったインテレオンと噛み合いが良いのは勿論、連撃ポケモンなので連撃エネルギー1枚で動いてきます。やばいです。クイックシューターと連撃エネルギーを兼ね備えた『連撃ウーラオスvmax』や『連撃インテレオンvmax』の大幅な強化と言えます。
 また、"溶接工""メロン"など、サポートでエネルギー加速を行うことができるデッキタイプにも、採用が見られるかもしれません。ケアするのが大変ですね。
 最近だと『よつぎ一門杯』で上位入賞が見られたクワガノンインテレオンのようなデッキタイプにも、採用される余地はありそうです。怖い怖い! 


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 スイクンvです。
 火力が220まで出るので、MAX火力で環境にいるだいたいのvポケモンを倒すことができます。水のサブアタッカーとしてとても優秀です。
 スイクンが登場したことによって、白馬バドレックスがかなり強化されました。スイクンは雷弱点、白馬は鋼弱点なので、弱点分散が可能です。また、従来の白馬バドレックスデッキは、サブアタッカーに別のvmax(グレイシアや連撃ウーラオス)を起用するか、特性"ブリザードヴェール"をもつフリーザーを起用するか、はたまたアタッカーは白馬バドレックスのみで戦っていくか、だったんですが、それは"サイド2枚の水タイプのアタッカー"がパッとしなかった為でした。スイクンがその役割を果たしてくれるわけです。
 また、スイクン自体が主軸となったデッキも、直近のシティリーグでいくつか優勝報告が上がっていました。どちらもユニークな型でしたが、意識できていればそこまで怖くないデッキタイプだと思います。後ほどレシピも紹介します。


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 ガラルファイヤーです。
 特性、技ともに強力で、相手にサイドを3枚以上取られていれば、流行りの黒馬バドレックスvmaxをワンパンするポテンシャルを持っています。
 流行りの悪パーフェクションに採用されるであろうカードだと思います。自身がアタッカーになれる上に、特性で加速したエネルギーはマニューラGXで移動可能ですし、汎用性はかなり高いように思えます。
 タッグコール→ナツメ&ハチクでこのポケモンとエネ2枚を持ってくるムーブも強そうです、、、


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 チルタリスです。
 どのデッキタイプの強化、と言うわけではありませんが、特性が強力な点と、チルットが「v.gxからダメージを受けない」特性を持ったチルタリスにも進化できるので、チルタリスの採用枚数によっては選択肢が広がります。
 サポートに依存するデッキタイプ(コズガなど)にも、もしかしたら採用が見られるかもしれません。
 JCSでどのように使われるか見ものです。


・グッズ

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 レスキューキャリーです。
 JCSでこのカードの採用が見られるデッキタイプは主に2つ。『連撃テンタクル』『アイアントLO』ですね。
 ふつうのつりざおと差別化できる点は、直接手札に戻ってくるところで、このカードだけでテンタクルは+80打点まで見ることができますし、アイアントはトラッシュから直接ベンチに復活するようなものです。どちらも大幅な強化と言えます。
 イーブイ環境では全く見なかったアイアントですが、JCSでは2〜3%くらい使う人がいるのではないかと思っています。活躍が楽しみです。


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 トイキャッチャーです。
 このカード、あまり評価されていないようですが、個人的にはリーフィアvmaxを強化するカードなのかなと考えています。
 HP50以下のポケモンを引っ張り出してくるのは"フェローチェ&マッシブーンGX"のGX技『ビーストゲームGX』とかなり噛み合いが良いです。
 リーフィアvmaxの上技くさむすびで微妙に打点が足りない対面が多く存在しますが、それをジメレオン(うらこうさく)→トイキャッチャー→ビーストゲームGXと繋げて、サイド4枚取る、みたいな動きがとても強そうです。
 

 主にこの辺りの新カードが、新弾で注目すべきカードかなと思いました。他にも特性"ハイテンションダンス"を持ったルンパッパや、スタジアム"結晶の洞窟"など魅力的なカードも多いです。JCSで新カード達がどのような活躍を見せるのか本当に楽しみです。


 では、これらのカードが登場したことで、シティリーグの結果に一体どういう影響を及ぼしたのか。蒼空・摩天発売から7/13までのシティリーグの結果上位Best8を、個人調べにはなりますが、グラフにまとめてきたので、見ていきましょう。

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 こんな感じになりました。
 イーブイヒーローズ環境最終盤から、蒼空・摩天環境に変わったことで、大きく"変化"が見られました。
 その"変化"を箇条書きでまとめていきます。

・上位TOPシェアは15%で連撃ウーラオス(入賞数16)。

 ⇒チャーレムvの登場により、連撃ウーラオスに強化。連撃ウーラオスデッキを握る人の絶対数が増えた+有利を取れるデッキタイプが増えた。
 JCSでは連撃ウーラオスを重く見たプレイヤーが隠密フードを採用するだろうと予想。


明確に入賞数を落としたデッキタイプが6種類、黒馬バドレックス、ゲンガーブラッキー、レッドパーフェクション、3神バレット、連撃インテレオン、リーフィアインテレオン

 ⇒黒馬バドレックスを除く全てのデッキタイプが連撃ウーラオスに対して五分〜不利。また、特殊エネルギーに依存するデッキタイプも多く、ジュラルドンvmaxが重かったと予想。
  環境に"ブラッキー"や"ガラルファイヤー"を採用するデッキタイプがかなり増えてきた(ウーラブラッキー、悪MMなど)ため、黒馬バドレックスは大きく入賞数を落とした。

レックウザ、ジュラルドンが思ったより多く入賞している

 ⇒弱点が存在しないという点が、この環境での唯一無二の優位性。それだけでポジションがいいと言える。
  ジュラルドンvmaxの存在により、アタッカーが特殊エネルギーに依存したデッキタイプがイーブイ環境に比べ、数を落としている傾向有り。JCSでもこの2デッキは意識しないといけない。

・悪パーフェクション、ムゲンダイナ、悪軸ニンフィアの入賞数UP

 ⇒3デッキに共通するのはサブアタッカーにガラルファイヤーを採用している点。ガラルファイヤーvがいるだけで黒馬にかなり強く出れるので、それなりに勝ちやすい環境だった。
  ガラルファイヤーはサブアタッカーとして現環境で優秀すぎますね。弱点を突かずとも中打点を出せるところがいいです。なんたる強さ。

・連撃テンタクルの入賞数UP

 ⇒こくばバドレックスが向かい風だった点と、連撃ウーラオスに弱点をつける点で、テンタクルが勝ちやすかったと言える。デカブツ環境に対して小物で戦えるこのデッキは、かなり強い。レスキューキャリーの影響もあるか。

・ビクティニの入賞数UP


 ⇒ブラッキーやファイヤーと組み合わせてこくばへの耐性が上がった点や、環境に水デッキが少ない点V.VMAX環境である点から、先行さえ取れてしまえばテンポを取りやすくかなり強いデッキタイプ。レックウザでもジュラルドンでもVならワンパンできるのでそこも大きいかも。意外にも入賞数が多かった。



・依然として悪・闘・超の3すくみ環境か

 ⇒ムゲンダイナ、悪パーフェクション、連撃ウーラオス、いちげきウーラオス、こくば、ニンフィアで環境の47%を占めていることがわかる。イーブイヒーローズ環境から少しだけ、"色じゃんけん要素"が減りはしたが、依然として割合は悪・闘・超が大きい。

 シティリーグ入賞割合から見てわかる環境の変化はこの辺でしょうか。
 イーブイ最終盤から蒼空・摩天環境へ。この環境推移を受けて、改めて現環境をまとめてみましょう。


 『蒼空・摩天環境では、"ブラッキー"や"ガラルファイヤー"など、悪タイプポケモンを採用したデッキの活躍により、"黒馬バドレックス"が下火になった。

 その影響を受け、さらに新カード"チャーレムv"で強化を受けた連撃ウーラオスデッキは、環境TOPに躍り出た。

 弱点が存在しないことで、この悪・闘・超の3すくみから外れることのできるレックウザ・ジュラルドンも、環境に食い込んできている。

 イーブイヒーローズ環境と比べ"頂への雪道"を採用したデッキタイプがかなり減ったことを受け、現状、連撃ウーラオスを除いた多くのデッキで、"特性が強いポケモン達"が大暴れしていると言える。』

 
 文章力なくてすみません、、、。

 ではここまで理解できて、結局のところ『じゃあ今、何を握ればいいの?』という話に帰着すると思うんです。
 環境トップシェアは連撃ウーラオス、じゃんけん環境は依然として変わらず、悪・闘・超の3すくみ。特殊エネルギーを使えばジュラルドンvmaxにダメージが入らないし、、、レックウザは、vmaxでもワンパンしてくる。一体どうすりゃいいんや!!


 そんなこの環境に、"僕なりの答え"を出してみました。僕がJCSに持っていくなら、このデッキになりそうです。




   僕ならJCSに何を持っていくか  


 
 結論から言います。

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 雪道オロヨノ黒馬デッキです。

 僕がもし参加できたら、これを持っていきたい理由は大きく3つ
 ①ポジションのいい連撃ウーラオス、連撃テンタクルに対して極めて有利であり、JCS参加者のデッキシェアTOPも連撃ウーラオスであると予想するから。そのメタ位置を握りたい。

 ②ブラッキーやガラルファイヤーを黒馬の対策札として入れているデッキに対して、頂への雪道が解答になると考えたから。

 ③環境に存在する多くのデッキタイプの共通点として、『ハンド干渉に弱い』から。

 上記3つの理由から、僕が導いたこの環境の答えはこれでした。ただ、これでも明確な弱点は存在します。
 

・頂への雪道がムゲンダイナデッキへの解答にならない(ドレッドエンドが雪道下でも180×2=360ダメージ出てしまうから)
・プレイング次第で、雪道で自分が事故る
・雪道が刺さらないデッキタイプに対して、デッキパワーを4枚分落としてしまう

 とまあ悲しいことに、少なくともこの3点は挙げられます。他にもあるかも。
 皆さんならこの"魔境"で何を握るんでしょうか。ポケカプレイヤーひとりひとり全員に、『JCS出るとしたら何握ります?』って聞きたいくらい、気になっています。よかったらここまで読んでくださった皆様、DMで教えてください。僕ならこれで出ます!って。

 次の項目では、JCSで一定数いるであろうデッキタイプを40種類まとめてきたので、サンプルとしてレシピを掲載したいと思います。
 JCSまで残り時間わずかですが、壁用のレシピにしてみたり、このデッキにはこういうカードも採用されるんだなあ〜みたいな、そんな感じで見てみてください。





 蒼空・摩天環境 
デッキ40種 サンプルレシピ

1.連撃ウーラオスインテレオン(クイックシューター)
2.連撃ウーラオスインテレオン(ダブルシューター)
3.連撃ウーラオスドラパルト
4.一撃ウーラオスブラッキー
5.一撃ウーラオスゲンガー
6.ムゲンダイナブラッキー
7.ムゲンダイナブラッキー(マタドガス入り)
8.ゲンガーブラッキー
9.雪道黒馬
10.黒馬マホイップ
11.黒馬(超)パーフェクション
12.悪パーフェクション
13.悪パーフェクション(シルヴァディ)
14.炎パーフェクション(ブラッキー)
15.炎パーフェクション(ビクティニ+ブラッキー)
16.炎パーフェクション(ファイヤー)
17.草パーフェクション
18.雷パーフェクション
19.悪軸ニンフィア
20.ニンフィア連撃バレット
21.3神ドータクンバレット
22.3神ガラルファイヤーガラルサンダー
23.3神ザシアン
24.雷レックウザ
25.炎レックウザ
26.ジュラルドンドータクン
27.ビクティニブラッキー
28.ビクティニギャロップ
29.白馬バドレックススイクン
30.白馬バドレックス連撃ウーラオス
31.スイクンチルタリス
32.連撃インテレオン
33.リーフィアインテレオン
34.モクナシダダリン
35.連撃テンタクル
36.ワタシラガズガドーン
37.ルカメタザシアンザマゼンタ
38.ジュナイパー
39.クワガノンインテレオン
40.アイアントLO

  ここからはざっくりいきます。

1.連撃ウーラオスインテレオン(クイックシューター)

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 他に見られる主な採用カードとしては、
・テッポウオ・オクタン
・インテレオン(うらこうさく)
・ミミッキュ(シャドーボックス)
・望遠スコープ
・ふうせん
・エリカのおもてなし
・とりつかい
・頂への雪道
・ストーン闘エネルギー
・キャプチャーエネルギー
 辺りですかね。好みによって採用枚数が分かれます。



2.連撃ウーラオスインテレオン(ダブルシューター)

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 こんなかんじ。
 インテレオンライン(クイックシューター)の採用もありですが、進化4ラインになると事故率も上がると思うので、今回のレシピでは採用していません。

デッキコード[YxYcG8-qV8SKz-Jxcx48]


3.連撃ウーラオスドラパルト

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 こんな感じ。
 最近だとあまり見ない型かもしれませんが、割と強いのかなと思っています。
 ドラパルトとチャーレムの相性もいいので、もしかしたらJCSで握る人もいるかもしれません。


デッキコード[2SME2M-cK4UaK-MypSSS]


4.一撃ウーラオスブラッキー

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 直近のシティリーグでも多くの入賞が見られるデッキタイプですね。間違いなくJCSで使われるでしょう。JCS当日、6〜8%(12.3人に1人)くらいのシェア率はありそうです。雑な予想です。
 他に見られる採用カードとしては、
・ワタシラガv
・メタモンv
・エリカのおもてなし
 辺りでしょうか。

デッキコード[cxcxYc-bRGO9U-8GJYxx]


5.一撃ウーラオスゲンガー

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 ウーラオスブラッキーや、ゲンガーブラッキーのような、このデッキの上位互換となるデッキタイプが存在するので、おそらくJCSではあまり数を見ないと思います。一応参考までに。

デッキコード[kddvVV-Q9W1Wv-vbFVVV]


6.ムゲンダイナブラッキー

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 蒼空・摩天環境から数を増やしているデッキタイプです。どんなに下火でも一定数握る人がいる印象があります。技の選択肢の98%くらいは、ドレッドエンドかオーラバーンしかないので、ゲームのプランニングが簡単であり、かつ再現性も高いのでJCSのような大型大会では非常に信頼できるデッキタイプですね。

 他に見られる採用カードとしては、
・レパルダスv
・フーパ(あくのいましめ)
・フーパ(アサルトゲート)
・ハリーセン
・ナイトシティ
・混沌のうねり
・マリィ    辺りでしょうか。

デッキコード[xGxcxx-A3tOqa-8Y8DJc]


7.ムゲンダイナブラッキー(マタドガス入り)

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 僕が使っているダイナブラッキーです。
 ガラルマタドガスが刺さる対面が環境にかなり多いので採用しています。冒険家の発見とマタドガスの噛み合いが悪いので、事故が起きることもしばしば。後攻をとってもドガースの覚醒から入るプランニングがあるので、僕は結構好きです。試してみてください。

デッキコード[n9L9gn-qVS0At-9QLLPn]


8.ゲンガーブラッキー

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 イーブイヒーローズ環境で猛威を奮っていましたが、蒼空・摩天環境ではめっきり見なくなりました。
 パニックフィアーの打点が伸びないことから、連撃ウーラオスがかなりキツい点と、ウーラオスブラッキーと違ってキャプチャーエネルギーを採用しづらい点から盤面の形成が難しくなってしまう点がネックです。
 JCSではおそらく、一撃ウーラオスブラッキーの方がシェアが多いでしょう。

デッキコード[Gxccxc-Eqq8kh-GJDxY8]


9.雪道黒馬

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 僕の本命のデッキタイプです。
 最近かなりの回数このデッキをまわしている感じ、雪道の4枚目が微妙なのと、デデンネよりもクロバットvの方がいい局面があることがわかりました。
 僕と同じロジックでこのデッキをJCSに持っていく人がいたら、仲良くなりたいなあと思いました笑 話が弾みそうです。
 また、雪道で手札にエネがかさばることもしばしばあったので、新弾のガラルフリーザーの採用も検討したいです。従来の黒馬ではやりづらかったベンチ狙撃が可能なので、あり寄りかなと思います。ただ、サイド1のアタッカーという点でクレセリアと役割が被ってしまうので、要検討です。
 ウィークガードエネルギーを採用しない理由は単純に、枠がないからです。採用できれば強いなあと思います。

デッキコード[MpSMpE-qXxmC7-SMyySy]


10.黒馬マホイップ

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 再現性が高く、火力もあり、こくばとマホイップで弱点分散もできていて完璧なんですが、この環境ではブラッキーやガラルファイヤーにこくばを2回取られることが多すぎます。
 スタジアムを頂への雪道にすることも考えましたが、エネリソースがきれてマホイップが息切れしてしまうのであまり相性が良くありません。
 黒馬マホイップにオロヨノの採用はあまり見られませんが、個人的には採用したい一枚です。前述したように、この環境では"手札干渉に弱い"デッキが多いためです。
 ガラルサンダーを不採用にしているのは、そんなに都合よく闘エネルギーとガラルサンダーにタッチできないよ!!って思ってるからです。採用するとムゲンダイナとかが少し楽になるので、したい方はぜひ。


デッキコード[QNL9PN-cNq7am-LngL9Q]
 

11.黒馬(超)パーフェクション

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 先日行われたよつぎ一門杯で2位になった黒馬MMガラルサンダーのリストを1枚だけ変えたものです(ツールスクラッパー→マリィ)。
 MM型はMMで弱点分散できる点がいいですね。あと、ミラクルツインGXの追加効果がかなり強いです。
 ムゲンダイナがきついことには変わりないので、サブアタッカーでサンダーを用意する感じですね。
 サンダーを使う場合は、個人的にはトキワの森と基本闘エネルギーを採用したくなりますが、つええ人のレシピはつええので、ぜひ。

デッキコード[MySypM-AwGMwV-MpSEM3]


12.悪パーフェクション

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 こんな感じでしょうか。
 最近流行りの悪MMは、ニューラを4枚採用しているようです(個人調べ)。先2でニューラを取られてマニューラが立たないのがあまりにもきついので、複数体立てたいためでしょうか??僕自信悪MMをあまり回したことがないので4枚目のニューラの採用理由を明文化できません😵‍💫シャドーボックスのミミッキュが怖いのでどこかに隠密フードを採用したいですが、枠が難しかったです。

デッキコード[My2M2X-f74x1B-SMppyE]
 
13.悪パーフェクション(シルヴァディ)

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 こっちはシルヴァディ採用型。
 レッド&グリーンの受けが広がる点や、スタンプに強くなる点がいいですね。
 悪MMってまじで枠難しいなあと、リストを作っていて思いました。あと、悪MM回してる人だいたいポケカうまい。


14.炎パーフェクション(ブラッキー)

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 レッパブラッキーです。
 蒼空・摩天環境からかなり入賞数を落としたレッパですが、"回れば強い"代表格だと思うので、上振れたらめちゃ強いです。
 僕がJCSに持っていくとしたら2.3番目くらいの候補にあげたいデッキでした。とても強いと思います。

デッキコード[S2p2UM-57UqX3-M33MyE]


15.炎パーフェクション(ビクティニ+ブラッキー)

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 ビクティニを採用することで先攻でも強い動きをすることが可能で、ムゲンダイナにも強く出ることができますが、進化ラインが増えている分、再現性に問題が出ます。
 ビクティニブラッキーと比べメリットもデメリットも増えているような印象です。個人的にはレッパブラッキーの方が好み、でもそれより好みなのが次のレシピです。


16.炎パーフェクション(ファイヤー)

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 ついにレッパもファイヤーと手を組みました。もうファイヤーはどこにでも入りますね。
 このリストは同じ地域に住んでいる、僕が尊敬している方がシティで入賞したリストを、少し変えたものになります。斬新かつ素晴らしいアイデアだなと思いました。
 ビクティニもブラッキーもサイド3枚取られてしまうので、MMと合わせて綺麗に6枚取られてしまいますが、ファイヤーならサイド3-2を押し付けることができるので、スタンプを強く使うことができます。
 溶接工でメインアタッカーを育てながら、ファイヤーは自身でエネ加速してくれるので、自ずとどちらのアタッカーも育っていく構図が、リストから伝わってきますね。ほんとすごい。
 このデッキ素敵です。



17.草パーフェクション

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 シティリーグやジムバトルで入賞報告が上がっていて、まだ生きていたか、、、と感心させられました。
 ブラッキーやファイヤーに対して草タイプが弱点をつけるので、意外と環境にあっているのかもしれません。
 後攻を取る前提のデッキタイプなので、デッキがバレてしまうのが怖いのと、今は先手が強い環境なので、それを渡してしまうのが不安ですね、僕なら握りません。


18.雷パーフェクション

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 新弾でモココがきたから雷MMもいるだろうなーー!!とおもってリスト作ってみたんですが、うまくリストを作れませんでした、、、、紙束?
 強い雷MMの構築がJCSにいたら、構築真似します。

デッキコード[Pnn6LH-O7GrIa-LLQggn]


19.悪軸ニンフィア

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 シティリーグでも入賞数が多く、Tier1.5くらいのパワーがありそうです。JCSでも多くの人が握るデッキタイプだと思います。
 オクタンさえ取られなければ手札干渉にも強く、器用に立ち回れるのがいいですね。
  じゃえんのつばさとエネルギー付け替え、連撃エネルギーで、アタッカーが倒されても次のアタッカーを育てやすいので、テンポロスもしにくいです。オクタンさえ取られなければ!!



20.ニンフィア連撃バレット

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 火力は悪軸ニンフィアに劣りますが、その分モミやバシャーモを採用して耐久に寄せたタイプのニンフィアです。
 ゆっくり立ち回っていくデッキなのと、環境にいる鋼デッキ(ザシアン・リーフィアなど)にバシャーモが弱点をつける点が偉いです。
 個人的には悪ニンフィアの方が好みですが、割とこのデッキタイプも侮れないと思います。


21.3神ドータクンバレット

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 蒼空・摩天環境に入って数を大きく落としたデッキタイプですが、JCS本番ではまだ握る人がいるんでしょうか。
 オーロラエネルギーを付け替えながらアタッカーを選択していくので、ジュラルドンに対しての解答がほぼありません。ボスで裏を取っていくのかな…?
 JCSで3神を使うのであれば、僕なら次の型を選択します。




22.3神ガラルファイヤーガラルサンダー

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 イーブイヒーローズ環境中期〜後期に流行り出した型ですね。
 ドータクンバレットと同じく、弱点を突くという点では変わらないですが、基本エネの割合が大きいので、ジュラルドンもそこまで怖くありません。
 アメイジングザシアンを採用できない点が少しネックですが、やはりガラルファイヤーvが環境に合っていて強いです。

デッキコード[xcG8cK-hz2gxE-xDJ4Dx]


23.3神ザシアン

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 多くのプレイヤーにいつまでも意識されている3神ザシアンですが、意外とそこまで大型大会で結果を残していないですよね。
 最近ではレッパからリザードンgxが入っていない構築があったりと、もしかしたら純正の3神ザシアンはもう古いのかもしれません。
 ザマゼンタを2投することで3神を出さないプランを用意し、この環境でも戦えるようにしましたが、今の環境はテンポが速すぎて、3ザシですら追いつけるか怪しいところですね😵‍💫すげえ環境だ。

デッキコード[3p3Syp-9mHeBk-MyREEM]


24.雷レックウザ

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 火力充分、弱点属性なし!!ってだけで強いんだろなあ、Tier1だろうなあと、実装前から思っていましたが、案の定、シティで多くの結果を残しています。
 ただ、連撃ウーラオスに先攻を取られてしまうと、盤面を形成しつつ、ミュウを立てて先2キョダイレンゲキに備えなくてはならない点が少し厳しいです。キョダイレンゲキでモココが落ちてしまうと、ローズだけでは次のアタッカーがなかなか育たないので、そこをどうするか。まあ、連ウーに先攻取られたらどのデッキでもまあまあきついんですけどね。

 他に見られる採用カードとしては、
・クワガノンv
・パルスワンv
・ふつうのつりざお  辺りでしょうか。

デッキコード[cxJDxD-rwcdtP-8KcYGx]


25.炎レックウザ

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 直近のシティで入賞していた方の構築を少しいじったものになります。
 炎軸は雷軸と違ってシステムポケモンに依存しない分、ローズや溶接工といったサポートに依存します。
 炎と雷、どっちの型を取るかは意見が分かれそうです。回してみた感じ、個人的には雷型の方が強いのかな、と思っていますがどうなんでしょうか。JCSには雷型と炎型の両方ともいると思うので、どうなるか楽しみです。


デッキコード[xGYD8J-oeDmRt-xc4xcc]



26.ジュラルドンドータクン

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 ジュラルドンもシティリーグで多く入賞が見られました。
 ジュラルドンの特性が強力な点と、デッキにモミが採用されている点から、火力330以上出さないデッキタイプの相手は、ジュラルドンを殴るのを嫌います。"アタッカーが殴られない"って、いいですよね。
 サブアタッカー最強格のザシアンvもいるので、非常に強いデッキだと思います。個人的にレックウザよりも評価高いです。
 ただ、頂への雪道で、ふとうのつるぎが言えなくなったりするとかなり止まりやすいので、ケアは必要そうですね。

デッキコード[cx8acD-SO6bPM-8GxJxY]


27.ビクティニブラッキー

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 蒼空・摩天環境からまた数を伸ばし始めたビクティニの型の1つ、ビクティニブラッキーです。
 ルカメタザシアンやリーフィア、アーマーガアなど最近流行りのデッキにビクティニが弱点をつける点は勿論、悪軸ニンフィアやムゲンダイナ、ウーラブラッキーのようなV主体のデッキタイプに有利を取れそうです。
 ビクティニは、黒馬にホラハからテンポを取られるときついので、ブラッキーでカバーするといった感じでしょうか。
 高火力・対耐久のデッキタイプなので、テンタクルのような小物対面は少しきつい印象、また、悪パーフェクションのようなGX主体のデッキには不利をとってしまうと予想します。でも強いですね。

デッキコード[MRMyME-3rp3OI-MMMp2p]


28.ビクティニギャロップ

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 後攻を取るときついビクティニですが、後手になってもギャロップのリブラホーンから入ってV.GXどちらが相手でも強く出れるといった感じの型です。僕もよく使っていました。
 ビクティニギャロップは今でも使用者がちらほらいるようで、結果は残していませんがTwitterのマッチングリザルトではよく見かけます。
 パーフェクション系統がかなり流行っているのと、水タイプもそこまで多くないので意外とこの型も今の環境に合っているかもしれません。

 

デッキコード[kdVbfV-aLpYAO-1fkVVF]



29.白馬バドレックススイクン

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 前述したように、スイクンがきたことによって白馬のアタッカーが増えました。サイド3-2を押し付けて雪道スタンプを強く使うことができます。雪道を採用できるデッキタイプがかなり限定されるこの環境で、白馬スイクンはかなりいいポジションだといえます。
 ぼくがJCSに出れるとしたら持っていきたい候補の2,3番目に上がるデッキタイプでした。MM系統のデッキも増えてきているので、クイックシューター型で組むのもありですね。


デッキコード[VkbVkV-IIf0DM-fFFdkF]

30.白馬バドレックス連撃ウーラオス

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 イーブイヒーローズ環境最終盤で現れたデッキタイプです。そこから少し変えてみました。
 ダイランスで仕留めきれないポケモンを、巨大連撃でとっていくといった感じです。メロンorキバナ+連撃エネルギー手張りで連撃ウーラオスが1ターンで巨大連撃をうってくる、と言った強みがあります。
 ただ、進化ラインが多い点がネックで、かなり噛み合いが大事なデッキではあります。
 JCSのような再現性が重視される大会で持ち込む人がいるか怪しいラインですが、かなりデッキパワーは高いと思うので、少しはいるんじゃないかな…?



31.スイクンチルタリス

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 シティリーグで優勝報告があったスイクンのハンデス型ですね。チルタリス・ヤレユータンを起点に欲しいサポートを持ってきて、スイクンをベンチとぐるぐるさせて手札を増やし、相手だけハンデスさせる、みたいなイメージですね。
 チルットのHPが50なので、こくばバドレックスvのアストラルビットで2体落ちてしまう点や、ベンチを展開してもらえないとスイクンの打点が伸びない点など、弱点もあるので、このデッキへの理解がちゃんとあればそこまで怖くないデッキなのかな、と思います。



デッキコード[cxxJcx-IGytNl-48Gc8a]



32.連撃インテレオン

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 イーブイヒーローズ環境から蒼空・摩天環境にかけて大きく数を落としたデッキタイプですね。
 ダメカンの載せ先1つでプレイングを要求されるので、かなり難しい印象があります。僕なら予選何回戦もある大型大会では使いたくないですね…
 ただ、このデッキもチャーレムによって強化されたデッキタイプだと思うので、割と環境にいそうです。
 基本エネ0枚構築の、雪道とモミに寄せたタイプのれんげきインテレオンも一定数いそう。



デッキコード[c4x4DG-qn2w6b-48cxJx]


33.リーフィアインテレオン

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 れんげきインテレオン同様、蒼空・摩天環境では数を落としましたが、こくばが下火となっている今、そこまで悪くもないと思っています。
 また、ガラル鉱山+くさむすびで微妙にHPが残ってしまうvmaxに対して、クイックシューターとは別に、トイキャッチャー+ビーストゲームGXという択を取れるようになったのも魅力的です。
 ザシアンザマゼンタがキツすぎるので、一枚だけ雪道を採用してみました。
 リーフィア可愛いのでみんな使おう。
 


デッキコード[x8x4Gc-iPlyPy-cDxJx8]



34.モクナシダダリン

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 忘れかけた頃にシティで入賞しているのを見かけます。クズ男が忘れかけた頃に女にラインするあの感覚に似ています。僕は一度も回したことないんですが、このデッキって強いんですかね??
 ダダリンが大好きな僕の友人が、一時期よく使っていました。ダダリンがJCSTOPカットに残ったら、すぐ買います。


デッキコード[VbVfvd-I4fWCR-FV5VkV]


35.連撃テンタクル

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 インテレオン型とチラチーノ型の大きく2つに分けられますが、個人的にはチラチーノ型の方が好みです。
 このデッキタイプも、こくばが下火になったことにより数を増やしてきていますね。JCSでかなり多くの人が握るだろうと予想しています。
 レスキューキャリーで強化を受けた点も熱いです。連撃ポケモンを回収できれば1枚で火力+80なので、インテレオン型の回収ネットに割と似た動きができます。
 回収ネットを打つとせっかく立てたベンチのインテレオンが戻ってしまうのが嫌なので、このタイプの方が好きです。
 JCSでの活躍に期待!



36.ワタシラガズガドーン

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 チルタリスで確実に溶接工を持ってくる型も考えましたが、再現性の低さからボツに。レシピはこんな感じになりました。
 ヒメンカの『仲間を呼ぶ』がめちゃくちゃ強いです。感動します。
 コズガの根強いファンは間違いなくいるので、JCSでも見かけるでしょう。



デッキコード[xc8xJY-0vGh5o-GxGxxD]


37.ルカメタザシアンザマゼンタ

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 黒馬やテンタクルがきつい印象ですが、連撃ウーラオス・ムゲンダイナ含め、割と環境の多くのデッキタイプに解答を示せます。
 あと、このデッキ使って勝ってる人みんな上手いです。ルカメタのめちゃくちゃ質のいいnoteが何週間か前に出回っていたので、使う人も使わない人も、まだ見てなければよかったら見てください。りんさんという方のnoteです。


デッキコード[LLP9gL-wDpDiz-n6gL9N]



38.ジュナイパー

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 実はジュナイパー1回も使ったことないんですが、対面して嫌な気持ちになったことはあります。ちゃんと意識したデッキ構築をしていれば、そこまで怖いデッキでもないんですけどね。
 ビックパラソルが今の環境に適していて優秀だなあと思いました。でも、ジュラルドンvmaxはジュナイパーが傘さしてようと粉砕します。傘関係ないです。えらいこっちゃ。


デッキコード[bbfFkV-toNNOT-5FVkdV]


39.クワガノンインテレオン

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 先日行われたよつぎ一門杯
(動画URL:https://youtu.be/vr9q5nIe1tI)で上位に入っていたデッキタイプです。自分も先日地元で行われた大会で使ってみました。強かったです。
 メロンが入っているので、このデッキもチャーレムvをうまく使えたら強そうだなと思いました。どこか枠を見つけて採用を検討したいです。
 元レシピのスタジアム枠は混沌のうねりでした、連撃対面の水の塔を嫌う感じかな?


デッキコード[XpMMR3-r7xEZc-Xy2EMM]


40.アイアントLO

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 レスキューキャリーでめちゃくちゃ強化されたデッキタイプだと思います。倒されたアイアントがすぐ復活するので、コンスタントに山を削れるようになりました。
 JCSでも勝ち残ってくるいいデッキではありますが、決勝の対戦方式(BO3)の関係上、最後まで勝ち上がるのは難しそうです。
 


おわりに

 ここまでなんと約20000文字。よくぞ読んでくださいました。本当にありがとうございます。
 JCSに出る人にも出ない人にも、"現環境の整理"のちょっとした手助けに、このnoteがなったらな、と思っています。
 JCSではどんな割合でなんのデッキがいて、何が勝って何が負けるんでしょうか。参加者全員がこの"魔境"に自分なりの"答え"を出して臨む大会、そんなんオモロいの確定ですね。本当の本当に楽しみです。

 僕はまだポケカを始めて1年に満たない、ましてや大型大会にも出たことない実績0のモブプレイヤーですが、ポケカ、大好きです。
 これを読んでくださった、ポケカが大好きなJCS参加プレイヤー達に、画面越しではありますが、新潟からエールを送っておきます!!

 JCS参加される皆さん、頑張ってください!!!!

 ご愛読、ありがとうございました。
 また次のnoteでお会いしましょう。

                    ぼる

 

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