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生娘シャブ漬け戦略は差別なのか

吉野家の常務取締役が早稲田大学の社会人セミナーで語った「生娘シャブ漬け戦略」という発言が取り糺されている。

発言後にこの話は話題になり、発言した彼は取締役を解任されることになった。


これに対するみんなの意見はこんな感じ

・ 「男に高いメシを奢ってもらえるようになったら絶対食べない」
ってのも牛丼に失礼な話だし、性差別的でもある。
若い生娘は素直で(無知で都合が)いい、
男を知ってスレた女は面倒、みたいなあれ。

・「シャブ漬け」という言葉が出るあたり、
多少危うい調味料使ってでも病みつきにさせてまえ
というのを感じる。 
もう吉野家で食わん

女性蔑視やシャブ漬け反社的発言が彼の首を切ることになる。


ただ思うことは果たして彼は本当に女性蔑視で反社な人なのだろうか?

デートでチェーンの牛丼屋に行くことが普通の世の中だとは思わない。友達ならまだしも、相手を見定める時期にわざわざ安いチェーン店に連れて行く行為が相手に対してのリスペクトがない失礼な行為だ。
牛丼屋というのがサラリーマンの心の拠り所として、売れてきたからこそ女性との価値観に合わないのは現実として納得できる。
その上で、今の牛丼屋の雰囲気を維持したまま女性に来てもらう工夫をするのは何も悪いことではない。

その上、生娘シャブ漬け戦略というネーミングはいろいろと納得はできる。

しかし、

彼が良くないのは

アウトプットのただただひどい語呂のセンスだ!

この発言がラップバトルの1セリフだったら問題にすらならなかっただろう。
むしろ拍手喝采で讃えられたかもしれない。

ただ彼が言った現場は日本でも名門大学である早稲田大学という場のいい大人が集う社会人セミナーである。
そんな格式高い場に品がない人間が講師として話す。それが本質的な問題なのだ。
でも牛丼屋はそういう庶民の味方だからこそ愛されてるし行きたくなる。お洒落な吉野家など誰も行きたくないだろう。
だからこそブランディングという面でも格式高い場で社員が話すことをもっと慎重に考えるべきだったのではないだろうか?
地位に自惚れた結果の滑稽な結末だったというのがこのお話しの到着点とする。

ただただ教養のない男が格式ある場で場違いな発言をしたっていう話。


一方で、これをジェンダー問題や反社の問題にするのは些か論点のすり替えだ。
本質的に彼が差別的な思考を持った人間であるかはちゃんと精査する必要があると思う
この話は長くなるのでまた今度。

ちゃんと見定めて相手を許容したり拒絶したりしないと、話し合いはできない。
つまるところ殴ることしかできなくなって、戦争になってしまうって話。

そんな今日のおもうところでした。

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