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焙煎屋稼業③焙煎機の種類

昨今の流行りのおかげで焙煎屋さんが増えてる。
もちろんkohaku coffee roastersもその中の一つやったりする。
たくさんの焙煎屋さんがあるからそれだけ多くの焙煎方法があるわけです。

ざっと大カテゴリーとして

  1. 手焙煎
    フライパンや手網を使い、一般的なコンロを用いてコーヒー豆を焙煎する方法
    少量から焙煎出来る反面、途中経過を管理しにくく、再現性が難しい。

  2. サンプルロースター
    手回し式から機械式まで様々ある。
    もちろんその設備によって値段も様々やけど、ウン十万って代物も。

  3. 機械式ロースター
    いわゆる業務用に造られた焙煎機。
    これも設備や焙煎出来る容量などによってはウン千万って代物も。
    1kg焙煎で100万円中盤から後半ってのが相場。

そんな中でもここでは3の機械式ロースターの中でも焙煎の仕方3種類のお話し。
まずは構造的な違い。

  1. 直火式焙煎機
    もう分かりやすいくらい直接火がお豆さんに当たるようになってる焙煎機。
    ドラムの造りがパンチングドラムって小さい穴の開いた造りになってる。
    手網焙煎に近い雰囲気と思ってもらえたら間違いなし。

  2. 半熱風式焙煎機
    これがちょっと分かりにくいかもですが、ドラムの造りが穴開いてない鉄板になってる。
    直接お豆さんに火が当たらないから、焦げたりしない。
    フライパンに近い雰囲気と思ってもらえたら間違いない。

  3. 熱風式焙煎機
    これが一番新しい焙煎機になる。
    お豆さんが入ってるドラムとは違う場所で熱風作ってお豆さんに吹き付ける。
    何とも手の込んだ方法。

構造的な違いはそんな感じ。
ではそれぞれのクセや出来上がりの違いは。

  1. 直火式焙煎機
    直接火が当たるので、失敗すると焦げちゃう。カロリーがかかる場所が火そのものの場所なので、ムラが出来やすい。
    ってクセはあるけど、お豆さんの風味の輪郭がハッキリ出る。
    お豆さん毎の個性を知るには最適。

  2. 半熱風式焙煎機
    直火よりムラが少なく出来る。
    でも熱風式よりムラ出ちゃう。
    味は良く言うとスッキリ仕上がる。

  3. 熱風式焙煎機
    これがムラがほとんど出ない。
    しかも熱風の当て方次第で短時間焙煎から長時間焙煎まで選び放題。
    サイッコーって叫びたくなるけど、風味はスッキリ。上手く焙煎出来るけど、どのお豆さんも丸まった味わいになる。

どの焙煎方法もそれぞれの得手不得手もあるし、良しも悪しもある。
ただ一つ言えるのは、どんな方法でも飲む時に美味し〜って思ってもらおうとみんな一生懸命に焙煎と向き合ってるってこと。
自分なんかじゃまだまだ向き合い足りないくらい。

もし自家焙煎のコーヒーを飲む機会があれば、焙煎士さんのこだわりなんかを聞いてみれば、楽しいんじゃないかと思います。
どの焙煎士さんも必ずこだわりを持っているので。


琥珀珈琲焙煎処
kohaku coffee roasters

596-0808
大阪府岸和田市三田町311-1
店頭販売営業日は毎週日曜日のみ

Base shop
kohakucoffee.base.shop

2022年8月に大阪府貝塚市の地内町で古民家喫茶を開業予定です


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