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2021-22シーズン熊本ヴォルターズVS越谷アルファーズ 観戦日記

こんちは。ポールです。
相も変わらず、お仕事が忙しすぎて疲労感半端ないです。
そんな仕事も気合で取り組みながら、日曜は念願のヴォルターズ観戦に行けました(まじで仕事頑張った)。

最初に、この2戦の結果からおさらいしておきましょうか。

Game1 熊本92‐86越谷
Game2 熊本72‐80越谷

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うぅ…ついに来てしまった…敗北の瞬間が…
しかもよりによって僕が観に行った試合で!何なの!?疫病神なの?不幸に人生を捧げているの??など、試合が終わった後は自分が生まれたことを嘆きました(ハナホジ)。

とはいえ、敗北したことで悲観的になるかといえばそういう訳ではなく、むしろヴォルターズの課題がはっきりとし、そのなかで確実にチームとして成長できた試合であったと思います。
自分が現地に行って観戦したのはGame2なので、Game2についての話をしていこうかなと思います。


ハミルトン(ピーク)依存症が現れた1-3Q。

Game2では1Q目という早い段階で大エースでかつ精神的柱、ジョーダンハミルトン様が負傷退場となりました。
このときの僕「終わった…人生が(壮絶)」

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まあさすがに盛りすぎですけど、見ていたブースターの方々も不安になった人が多かったのではないでしょうか。そしてそれは選手たちも一緒で、ハミルトンが離脱後、明らかにプレーがチグハグしていました。ハミルトンは得点以外でも、ゲームクリエイト、リバウンド、DFと強烈な存在感があり、「彼がいればなんとかなる」という感情は少なからずあったと思います。ハミルトンが抜けた後はOFはピークの1on1がほとんど。キックアウトから頼みの3Pも前半は0/14と悲惨な結果に。ピークは苛立ちからテクニカルを受けて前半で3F。3Qではピークに当たりは出始めたものの、相手にOFリバウンドを取られ続け18点ビハインド。ハミルトンにどれほど依存していたかが素人でもわかります。

ベック怒りのタイムアウト

3Qのタイムアウト中、ベックが激怒してたのが印象的でした。ああやって叱ってくれるHC本当良いよね。これから描く4Qのヴォルターズ大逆襲も、去年までのヴォルターズなら更に点差を拡げられてたと思います。

ベック「差が開いて途中で諦めてしまってもおかしくない状況の中、最後まで諦めずに戦えたことも良い点だと思います。」

あんたの檄がそうさせたんやで.....ベック最高や....

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余談だけど、遠山ACも最高だよね。流れが悪い時、チームが良いプレイした時、どっちも最初に声かけてる。

怒涛の4Q、そして終幕

正直、3Qまではベックの檄しかいい所がない(?)ヴォルターズですが、4Q目は可能性を感じる時間となりました。
4Q目のメンバーは、
佐々木、木田、ピーク、ウィタカ、ローソン。

「トランジション早くしてサクッと点とってこいや」
というベックHCのキレ気味の意図が感じられます(知らんけど)。

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それに呼応するように、4Qはこの5人フルで出場しました。オフェンスではピークと木田がローソンからのP&Rを起点に展開し、前半ダメダメだった3Pの確率も上昇。リバウンドではバッツ相手に全員で飛び込み、オールコートでプレッシャーをかけ、Bリーグでは珍しい?8秒バイオレーションを奪うことにも成功しました(正直越谷の自滅だったけど)。

とはいえ、あれほどTOを連発させたのも全員のDFの執念であり、3Q終わりは18点あったビハインドを4点差まで追い込みました。本当、残り1分でのピークの3Pが入ってさえいれば.....前半に2、3本でも3Pが入ってさえいれば....と考えてしまう程の怒涛の追い上げでした。

この4Qの1番の収穫といえば、木田が日本人エースとしての覚醒、と言ってもいいのでないでしょうか。
これまでの試合も点数は取るものの、大事な場面ではハミルトンに預ける。チームの戦略とは知っていますが、木田は4Qのようにガンガン仕掛けていってほしい。それこそ越谷の松山選手のように、相手側から見ても「この選手怖いな」と思わせる事が今回できたと思います。4Q目にあれほど得点できたのも、ピーク一辺倒のOFではなく、木田もスラッシャーとして仕掛けることで、相手もDFの焦点を合わせづらくなった。「俺が点を取る!」、そのような姿勢が見えた木田は選手として一段階レベルアップしたような気がします。

ピークは前半3がダメダメすぎて、途中フラストレーションが溜まりまくってましたが、ハミルトンが居ない現在、エースはピークです。プレータイムも25分を超えるのはヴォルターズでは初めてでしたし、ハミルトンの状態次第ではこれからも長時間のプレータイムが考えられます。圧倒的なスキルとスピード、パワー、得点力を兼ね備えている選手なので、感情さえコントロール出来れば無敵ですよ、ピークさん!(誰)

佐々木は古野もインタビューで言ってたけど、慣れない1番ポジに戸惑っている感じはやっぱりありますねー。でも前線からのプレス、スティールからのファストブレイクと、トランジション、つまり4Qのようなバスケットボールを遂行するには佐々木が1番ポジの役割を果たすことが重要になってきます。
天才だから佐々木ならシーズン終了時にはスペシャルな1.2番になってると思ってます。てか、なれ(強制)。

ウィタカ、頑張った。今までプレータイム無いなかでいきなり「ブラッキンズ止めてこいや!」と言われたら震えますよ。誰もが。しかしその中でも脚を動かし、止めきったとはお世辞にもいえませんが、きちんと自分の役割を果たしたと思います。強いてあげるなら、不用意なファールと、キャッチミスの多さを改善できれば、これからもローテンションに食い込めるはず。少なくともこの試合でウィタカの存在価値は上昇したと思います。

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まあ一番頑張ったのはベンジャミン・ローソン大先生なんですけどね。

ローソン大先生プレータイム驚異の39:08分…しかも地球上最強の漢バッツと元NBAのこれまた重量級のブラッキンズをマークしながらこのプレータイム…
自分がちょっと仕事が忙しいからと言って嘆いていたことに恥じらいを感じました。だって39分も…攻守に走り回って…横綱(誉めてる)たちと身体をぶつけ合って…そんなのもう…ブラックじゃん…ブラック企業じゃry。
残り2分程度でOFリバウンドを長谷川選手から奪い取ってピークの3P が入ったときは泣きました(3回目)。ほんとにありがとうビックベン。これからもめちゃくちゃ頼りにしています。

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あ、ジョーダンハミルトン君はすぐに治療して復帰するように(命令)。 ほんとにハミルトンの怪我が心配です…ここ数試合、フラストレーションがだいぶ溜まっているみたいで、怪我する前もベックと言い合いになっていたようですが、大丈夫ですかね。

ハミルトンが負傷したのはもちろんショックですし、チームにとっても大きい出来事ですが、プラスに考えるとこのシーズン序盤でハミルトンが不在の戦術を試せたのはチームの今後にとって大きな1戦となったのではないでしょうか。ただでは転ばない、今の逆境を力に変えていける、今年のヴォルターズはそれができると思います。

そして願わくば、シーズンが終了したときに最高の結果となっていることを心から望む、ポールなのでした。

ではでは、また次の記事でお会いしましょう。

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