【自分用】色んなコードまとめ【随時更新】


前書き

あくまで自分で見返す用です。他の人が見て分かりやすいようには書かないかもしれません。随時更新してます。(2024/4/16現在、スカスカです。)
誤りの指摘、添えて欲しい知見はとても助かるので大歓迎です…!!

記法について

コードがかかれる場所にHと書かれていたら、何でも良い、任意のコードの意です。
Hogeの頭文字から取ったのと、コードネームに無い最初のアルファベットなので丁度いいかなと思い使ってます。もっと一般的な記法あったら教えてください。
例:H7 何でも良い、何かしらのセブンスコードの意味

セブンスコード等は単に7とだけ書くと、それがコードを意味していると分かりづらいのでH7のように書きますが、dimなどはこれ単体でコードであると十分分かるため、単にdimと書きます。


dim

・dimとは
音を1.5音間隔で積み上げた4和音。(各構成音の間に鍵盤が二個ずつ入る形)構成音だけで言えば、3パターンしかない。
ただ、正確にはdimコード自体は3和音で、4和音のものはdim7コードらしい… (以下の文章は、全てdim7をdimとした上で考えています。)

また、H#dimはH7のルートを半音上げたものと同じ形になっている。

H7の代理

先述した形の類似性から(もっと言うとトライトーンが残っていることから)、H7の代理コードとして使える。つまり、ここからドミナントモーションができる。
あとの用例でも示すけど、特にH7の代理としてH#dimを使うことが多いっぽい。

パッシングディミニッシュ

I  I#dim  IIm
のように、上昇進行を作るのに使える。IとIImの間じゃなくても、割と好きな場所で使えるぽい。

用例:『Lemon』/米津玄師 解決しきらない解決(仮)的な…

あめ \ [IIm7] がふりや \ [VIm7] むまでは \ [IV] かえ \ [V] れな \ [IV#dim] い いま \ [IIm7] でもあな \ [VIm7] たはわた \ [IV] しの \ [V] ひか \ [I]り
一度IV#dimで解決したようなしてないような雰囲気になる。最後には I でしっかり解決する。
一応、IV7として解釈できるので、サブドミナントの代理コードなのかな…

用例:『雨とカプチーノ』/ヨルシカ 2連続dim

ぼくらに / [IV] あら / [I/III] すはな / [IV#dim] におぼ / [V#dim]れきみが
サビのキメる部分で連続でdimを使っている。
それぞれIV7、V7の代理コードとして解釈できる。

参考動画・サイト

万能コード!?『dim(ディミニッシュ)』の使い方~ヒット曲を例に使用方法を紹介していく~ | だっとさん音楽理論チャンネル

aug

・augとは

音を2音間隔で重ねた3和音。(各構成音の間に鍵盤が3つ入る形)
構成音のパターンだけで言えば、4つしかない。
メジャーコードの5度の音を半音上げた形と同じになる。
また、マイナーコードのルートを半音下げた形とも同じになる。

クリシェ(トップノートの上昇)の経過音

ルート音を保ったまま、
H Haug H6 H7

とすると、最高音が半音ずつ上がる形になる。

クリシェ(ベースラインの下降)の経過音

マイナーコードとメジャーコードの間に挟み、
VIm V#aug V  (IV#dim)
のようにすると、ベースが半音加工する形になる。
特に、VIm V#augの間ではルート音以外の2音は変わっていない!

他にも、
VIm V#aug I/V
みたいな下降も出来るのでその辺は頑張って柔軟に考えよう。

H7の代理

HaugをH7の代理として使える!
原理としては、構成音のうち3度の音と増5度の2音がそれぞれ半音上の音に上昇することでの解決を促すらしい。この2音をそれぞれ半音上げると、どちらもドミナントモーションの解決先の構成音なので、結局はドミナントモーションのような動きが出来るということ(のはず…)。

例えば
Vaug C
と進行するとき、Vaugの構成音のシとレ#がそれぞれ半音上がってドとミになりたがるので、Cで解決できる。
同じくシとミを構成音に持つAmにも進めるけど、解決感はCより薄い…

BlackadderChord(分数aug)

以下略してBlkコードとします。
先に一番よくある使い方を紹介します。
V→Vaug/D♭→I
これは、V→Iの解決の流れに経過音としてBlkコードが挟まっています。
これによって、(Iを転回系にすると) トップノートはレ#→ミに、最低音はレ♭→ドに、どちらも半音の移動をします。
つまり、この基本的な流れにおいてはトップノートとベース同時の半音移動を可能にしているしている訳ですね。(勿論それ以外の流れでも使える。)
ルートの音は、Blkコードがトライトーンを含むように(基本はaug部分の最低音に対してトライトーンになるように)設定すれば良さそうです。

結局どう使えるのかというと、王道的にはドミナントと解決先の間に挟むすごく不安定な経過音くらいの認識でいいのかな…と思っています。ドミナントの緊張感を少し長引かせたいときに使う感じです。
結局は具体的な使用例を見た方が早いです。多分。下の方にいくつか載せてます。

用例:『宿命』/Official髭男dism 半音上昇&ドミナントモーション

とどけ \ [I] きせき\ [V#aug] じゃなくていい \ [VIm] うつくし \[I7/VII♭] くなくていい

V#augがIII7の代理として使われVImに解決している。(V#augとIIIaugの構成音は同じ)
ルートの半音上昇と一緒にドミナントモーションを行っている。

用例:『灼熱スイッチ』/田中秀和 BlackAdderChord①(王道)

※曲が短調です。短調のコード読み慣れない…
[VIM7] といかけを \ [IV7] きみにス\ [V7]マッシュするゆうじょう?\ [Vaug/II♭] \ [Im]それともライバル

先の説明にも出た王道的な用法です。短調の関係で、トップノートの半音上昇は無いですが、十分すぎる解決感があります。ドミナントの緊張感を長引かせる。
(結局この王道の使用方法が一番多そう。)

用例:『オトモダチフィルム』/オーイシマサヨシ BlackAdderChord②(II-Blk-I)

ま \ [III#M7] るでにじのよう \ [V] さ \ [Iaug/IV#] \ [IVM7] きせ \ [II7] つよ \ [IIIm7] とま \ [II#dim] れき \ [IIm7] みときり \ [V/I#] とったじ \ [I] かんが

この中で2回も使われています。後者から説明します。
IIm7 → V/I# → I
これはII-V-I進行のVをBlkコードに置き換えたものです。
Blkコードがドミナントの代理になることを抑えていれば理解できると思います。

次に前者を説明します。
V→Iaug/IVM7→IVM7
これもVから始まっているけど、II-V-Iの流れですね。
II以外から始まるII-V-I進行って名前なかったけ。忘れた。

(最初のIII#M7ってなに…? I/VI#…?)

用例:『7 senses』/田中秀和 BlackAdderChord③(IV-Blk)

ひとつ \ [I] みんなでひとつ \ [III7] こたえはひとつ \ [IVM7]だね \ [IIIaug/VI#]  ななつのセンス \ [VIm]

先ほどみたIIm→Blkが大丈夫なら、サブドミナント→Blkが大丈夫ということ…
つまりIV→Blkも大丈夫!!という連想ゲーム。

用例:『おはよう、またあした』/百石元 BlackAdderChord④(Blk→ドミナント)

[VI7] ひびは \ [IIm7] どこま \ [Vaug/I#] でつ \ [V7] づく\ [I]

王道の使い方ではドミナントの後にBlkコードを持ってきていましたが、ここではBlkコードを先に持ってきています。先にでっかい緊張感が来て、緩やかに緩和する感じがします。

参考動画・サイト

上級コード!?『aug(オーギュメント)』の使い方~ヒット曲を例に使用方法を紹介していく~ | だっとさん音楽理論チャンネル

Blackadder Chord、イキスギコード、分数aug...の紹介~使用楽曲、コードパターン、活用方法など~【徹底解説】 | だっとさん音楽理論チャンネル


H7

ドミナントモーション

僕にとっては既知なので省略します…暇なときにここに簡単な解説書きます…知らない人は調べてください。沢山解説が出てきます。

用例:『過剰/異常』/崎山蒼志 dimの代理(パッシングディミニッシュ)

| [IV] 破れたレシートを| [IV7] | [V] 見ている|
IV7で緊張感を感じて、Vで解放され、そのままサビに向かう。

H#dimがH7の代理になるので、当然H7もHdimの代理(?)になる。
恐らくここでは、IV#dimの代理コードとなっている。(パッシングディミニッシュになっている。)
IV#dimよりIV7の方が調の音が多いからかマイルドな感じがするけど、ルートが半音上昇にならないので上昇感が減る。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?