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ありがたや、ありがたや

 2013年頃から2015年頃、名古屋は覚王山にある古本バーcestaで、月一回、朗読ライヴを開催していました。月1回約1時間。15分から20分くらいのテキストを毎月2~3本作って(原稿起こしをしていると間に合わなくてコピーを切り抜いていた(笑))、始めの頃はBGMもなかったけど、途中で膝にiPhoneを載せて、読みながら音楽を流したり止めたり(そして失敗したり汗)・・・。着席だと9人しか入らない小さなお店だけど、毎月満席にするのはそれなりに大変で、あの2年近い朗読ライヴが、今の私の朗読活動の礎になっているなあと思うと、マスターの山守さんを始め、忙しい中来てくれていたお客様(そして今も来てくれる)があっての私でございます。
ありがたや、ありがたや。

 VoiceVoiceでの朗読ライヴやなんやかんやで、毎月の開催が難しくなってしまったけど、今もcestaでは年に2回の朗読ライヴ(夏の怪談と年末の忠臣蔵)と「朗読バトルゲーム」(10月からシーズン2始まりますよ)、そして朗読ワークショップ(こちらも3回目は10月)を開催しています。そのワークショップに参加してくださった、愛知教育大学で非常勤講師をされている小原亜紀子さんが、愛知教育大学国語教育研究会会報第6号「朗読が見せてくれるもの」というエッセイの中で、私の朗読ワークショップから感じた朗読の面白さについて語ってくださいました。以下全文です。

 こうやって私の伝えて行きたいことやワークショップでの取り組みを言語化していただくと、なんだか面映ゆいものではありますが、とにかく「嬉しい」の一語に尽きます。ナレーションは事務所で「いろは」を習ってきましたが、朗読は高校の放送部で少し齧った程度。誰かに師事しているわけでも、追える背中があるわけでもなく、「私がお客なら、こんな朗読を聴きたいハズ!!」という野生の勘(笑)だけを頼って進んできているので、ワークショップを受けて「朗読は面白い」と教育者という立場の方に感じていただけたなら、こんなありがたい事はありませぬな・・・と。

 そんな朗読の面白さを(自信を持って!!)感じてもらえる朗読ワークショップ「メセンデ嬢の部屋へようこそ」3回目は10月から11月に開催予定です!!


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