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【概要】PDC Asia公認コーラー資格受験

コーラーとしての私の知名度や活躍の場が広がったのは、間違いなくPDC Asia公認コーラーの資格を取得したことと、世界を代表する名物コーラー、PDCの"The Voice"ことRuss Bray氏に「お前がアジアナンバー1。The Voice of Asiaを名乗っていい」と評価されたことがきっかけでした。
それ以降はPDC Asiaはもちろん、日本各地の大会にもコーラーとしてお招きいただけるようになりました。

まだ日本人にふたりしかいないため、「コーラーの資格を取るには何が必要なのか?どういった試験なのか?」という問い合わせを多数いただきますので、この場でお伝えできればと思います。

~概要~
【受験資格】
コーラー経験3年以上
※私は2年しかありませんでしたが、受験申込時に「ジャパンオープンで世界女王のミクル・スズキの試合をコールした」と書いて送りました。Russからも「目安ではあるが、大舞台の経験があるなら大丈夫」と言われましたので、受験希望者は年数よりも実績をアピールしていきましょう。
【受験会場】
アジア各地(PDC Asiaの大会会場で実施)
※私は台北で受験しました。国内は神戸や福岡で開催予定があったので、海外に不安のある方はアフターコロナの国内受験を目指してください。
【受験費用】
2019年は6万円程度。合格後の登録料、更新料はなし
※コーラー試験とは別にチョーカー試験もある。そちらは3万円程度。(コーラー試験はチョーカー試験を含む)
【受験内容】
・金曜(土日に開催されるアジアツアーの前日)夜に、Russによる講習会(1-2時間程度)を受ける。
・土日の大会開催中は、スタッフとして大会運営に携わる。(会場見回り、選手誘導やドロー更新作業など)
・ベスト32~16が揃うタイミングで1試合マーカーを任され、基本的な計算能力の有無を判断される(※実質的な一次試験。DartConnectを使用)
・マーカーに問題がなければ準決勝以降(ライブ中継あり)、壇上でチョーカーを任される(※チョーカー最終試験とコーラー二次試験を兼ねる)
・チョーカーに問題がなければ準決勝(ライブ中継あり)のコーラーを任される(※最終試験)
【合否判定】
最終試験終了後、Russ氏とアジアツアー事務局メンバーが合否を判断し、合格ならその場で証明書が発行され、コーラーのユニフォームを支給される。
不合格だった場合、日曜に再挑戦することは可能。
別日程で再挑戦することも可能。

試験に関しては以上です。

試験の次によく尋ねられるコーラーの報酬面についてですが、PDCアジアは発足したばかりで資金も少ないため、スタッフは無報酬、交通費も宿泊費も自腹です。
いつかは事務局から報酬が受け取れることを夢見てはいますが…国内のツアープロ同様、活動資金の確保は至上命題です。
コーラーもスポンサーを獲得してユニフォームにロゴを掲載して良いとされていますので、コーラーのスポンサーにご興味のある方がいらっしゃいましたら…是非ご連絡ください。
※アジアツアーの中継に映る確率はとても高いです!

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