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書いた人の可能性が広がるプロジェクトにしたい 【MTGレポート】

voiceにほんごプロジェクト発起人のひらさわです。

5月末にスタートした本プロジェクトですが、はや2か月が過ぎてしまいました。先の見えない変化の激しい日常の中で、ゆるゆると進めています。

今回のnoteでは、そんな中行われた「第1回ミーティング」のレポートをお届けしようと思います。(ようやく1回目!)

5月末に参加者の本格募集を始めてから、メンバーは少しずつ増えています。今のところ、参加メンバー全員が、日本語教育関係者ですが、所属する機関や立場は異なります。また、居住地も、東京、神奈川、名古屋、金沢と、多彩なメンバーが集まっています。

本プロジェクトでは、通常、Slackを使って情報交換をしています。しかし、テキストベースのやりとりでは、なかなか思うように情報が伝わっていないようにも感じていました。みなさん、お忙しいだろうなーという遠慮もあって、なかなかミーティングのセッティングができずにいたのですが、ようやくzoomでの「第1回顔合わせミーティング」が実現しました。

記念すべき第1回目のミーティング! ではありますが、やはり全員が集まるのは難しく、今回は、4人のメンバーが、zoomを介して話をすることになりました。

実は、発起人の私ですら、メンバーと直接会ったことがあるのは1人だけ。他の2人とは、zoomでしか話をしたことがありませんでした。そんなわけで、全員がSlackでのやりとりのみ、直接会うのは初めてという、コロナ禍から生まれたニューノーマルの典型ともいうべき、zoomミーティングとなりました。

ミーティングの内容は、ざっくりいうと以下の通りです。

・自己紹介+近況報告
・プロジェクトの進捗状況
・プロジェクトの今後の方針について
・マガジンのテーマについて

こんなふうに書くと、なんだか、すごいミーティングに思えますが、自己紹介から出発してワイワイと近況を話しつつ(同じ業界なので話が尽きない!)、プロジェクトを中心にいろいろと思っていること、考えていることをやりとりする、そんな感じで話が進んでいきました。

プロジェクトについては、Slack上で情報共有をしていますが、テキストベースのやりとりとは違い、いざ、話してみると、意外と共通認識が持てていなかったり、考え方にズレがあったりすることがわかりました。このプロジェクトの趣旨に共感して集まったメンバーであるため、大筋では、同じ方向を向いているのですが、やっぱり、直接話をすることって大切だなーと、改めて思ったところです。

今回のミーティングでは、どんな投稿をどのように増やしていくのかというが話題の中心になりました。書く人のモチベーションをどのように上げていくのか、から始まり、「書きたい」と思えるようなテーマをどのように設定すればいいのか、さらには、こちらがテーマを決めるのではなく、どんなことを書きたいのか、むしろ、書き手にヒヤリングをしてみたいなど、教師ならではの授業で扱うことを想定した意見がありました。

一方で、「こんな人に読んでもらいたい」という読み手を意識した発信の仕方を学習者自ら考えることが必要ではないか、日本人とは違う、外国で暮らす人ならではの視点で発信できたら、読み手(日本人)にとっても価値のある情報になるのではないかという意見もあり、教室の枠を超えた企業や社会に向けた視点も生まれました。

1回目のミーティングなので、それほど、サクサクと課題が解決するわけではありませんが、こんな感じで、少しずつ共通認識を持ちながら進めています。


今回のミーティングで印象に残ったのは、
「ただ投稿しただけで終わるのではなく、書いた人の可能性が広がるものを発信したい」
という視点です。

今回参加できなかったメンバーには、Slackでミーティングの内容を共有していますが、ミーティングについてのコメントでは、この点について指摘する方が多く、共感を得られたようです。

発起人の私としても、教室で生まれる様々な考えや意見を教室の外に発信することによって、学習者が社会とつながり、未来への選択肢や可能性がどんどん広がっていくようなプロジェクトにしたいと思っています。


こんな感じで、プロジェクトは少しずつですが、私も含め、メンバー自身もあれこれ考えながら進めています。直接会ったことのないメンバーが、Slackとzoomだけでプロジェクトを実行するという、ある意味とても新しいプロジェクトです。

ぜひ一緒に活動したい、一緒に可能性を考えたいという方、ご連絡をお待ちしています!

プロジェクトの趣旨に賛同していただけましたら、ぜひサポートをお願いします。プロジェクトの運営資金として、大切に使わせていただきます。