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Estill Voice Training®︎ の公式認定資格「EFP」を取得しました!!

この度、Estill Voice Training®︎ (以下、Estill)の公式技能認定資格である
「Estill Figure Proficiency(EFP)」に合格しました!

Francesco Mecorio先生(右) ・試験のお手伝いしてくれた村山舞さん(左)

Estillは、25年以上のもの間、
常に最新の科学でアップデートされ続けていて、
様々なジャンルの歌い手のみならず、声優、言語聴覚士、医療関係者までもが
世界中で学んでいます。

どんな試験なの?

この資格は
発声に関わる器官ひとつひとつを
独立してコントールしたり、組み合わせたりして
19項目(A)+7種類の声(B)を
デモンストレーションするというもの

具体的にどんなことをやるかというと、、

(A)この全てを独立してコントロールする
・声帯の閉じ方
・仮声帯を開閉
・声帯の厚さ・硬さ
・甲状軟骨の傾き
・Siren
・輪状軟骨の傾き
・AESの括約
・喉頭の上下
・軟口蓋の高さ
・舌の高さ
・顎の位置
・唇の位置
・Anchor(頭と首)…声のサポート
・Anchor(胴体)…声のサポート

(B)上記を組み合わせて異なる声質を作る
・Speech
・Falsetto
・Sob
・Nasal Twang
・Oral Twang
・Opera
・Belt(ベルティング)

試験では音声解析ソフトを用いて
細かく音声チェックされます!
こんな感じ👇

Estill Voice Printより引用

えっと、つまり、、?

「この高音はどうやって出しているんだろう?」
「なかなかミックスボイスが習得できないのはなぜ?」
「ベルティングってどうやるの?」
などなど
歌声に疑問はありませんか?

「こんな声で歌いたい!自由に表現したい!」
を安全に導いてくれるものなんです。


昨年、私がEstillに出会ったときに
確信をしたのは、
“ミュージカルにおけるボイストレーニング、まさにこういうことだ!”と

ブロードウェイを含む各国のプロカンパニーで学ばれている
というのがほんっっとに腑に落ちたんです。

①ミュージカルは
そのジャンル・役柄・演出や音楽監督の指示などで
的確に歌声を変えていく必要があるから。

②どんな声を選ぶにしても
健康的な発声でなければ
連日の公演に耐えられないから。


だから、もうこれは絶対に深く深く学ぶべきだ!
と感じたんです。

このEstillって、やっていくと
恐ろしいほどに自分の癖が分かるものでして。
でもそれが本当に助けになりました。
今までにない繊細な感覚と聴覚で自分の声や身体と向き合った期間でした。

そして、自身でそれがデモンストレーションできるようになると
不思議と声を聴く解像度が上がって、
「今ここがこうなっているから、こうなってるんだな。
するともっとこうしたほうがよさそう」
とか
「この生徒さんは、これがAttractor State(自然と引き寄せられる状況)
だからこんなエクササイズが合いそう」
とか聴こえるようになったんです。

レッスンで細かい筋肉の名前とかは全然言わないですけど、
わたしの頭の中ではこんなかんじです。


本当に本当にEstill、出会えてよかったなと思います。
昨年、丸5日間の公式講習会の受講を決める前、
「子どもがまだ小さいし家族に迷惑にかけちゃうからまた今度にしようかなぁ」
なんて思ったのですが
自分の心に従ったそのときの自分を褒めてあげたい!笑
家族の助けなしには実現しませんでした。本当にありがとう。

最後に

まだまだ私のあくなき探求は続くわけですが、
一旦、私にとっては1つの大きな節目となりました。

最後まで丁寧に的確にそして温かく指導してくださった
Francesco Mecorio先生、

それから、昨年来日が叶わずでしたがその後ご指導くださった
Naomi Eyers先生、

この機会を用意してくださった
射場奈穂子先生、後藤ゆうや先生

本当に本当にありがとうございました!


まだまだやるぞぉぉぉ!!



ここまで読んでくださりありがとうございました。

菜央美

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