ミドルボイスに必要な事
徹底して分離が大切。
ボイストレーナーのナオキです。
今日はミドルボイスについて話をします。
ミドルボイスはいわゆる歌声そのもので、地声と裏声の間に位置するイメージがありますよね🧐
Mrs.GREEN APPLEさんやOfficial髭男dismさんやadoさんなど様々なアーティストの方がミドルボイスを中心に様々な表現に繋げています✨
イメージは、第三の声を新しく小さい芽から育てて花を咲かせるような形です。
地声も裏声もその他の筋肉も都合よく動いてはくれないので、分離して積み上げて、拮抗してきたバランスを連結、連動、融合していく事でミドルボイスは成立していきます☺️
ミドルボイスへの道のりは結果、分離の積み上げと連結、連動でしかない。
今は良くそう感じています☺️
歌向けに元々出来上がっていない喉に対して、1つ1つ都合良く筋肉が連動するわけはなく、日常的に使っている地声と思っている声が、外甲状披裂筋や仮声帯が主となって働いているケースがあります。
ミドルボイスの主体となるのは、声帯筋という内側にある筋肉、内筋と言ったり、内側甲状披裂筋と言ったりします。
この筋肉は輪状甲状筋の伸展についていく事ができるわけです。なんとも便利な筋肉💪
しかしながら、この筋肉は、元来鈍臭い、動きづらい性質があり、日常会話によって積極的に使われているケースは少ないです。
それなのに裏声発声では入り込んでくるなどいわゆる暴馬状態なのです。赤兎馬?というイメージです!
必要無い時に入ってきて、必要な時には入ってきてくれない状態が普通な中、
ミドルボイスとは、それを輪状甲状筋とともにある程度、呼気圧によってコントロールできる状態にまで訓練しなければなりません。
またさらに遡れば、地声や裏声自体も通常であれば満足にでない状況の中で、
呼気圧をかけることで地声系の筋肉が声帯筋が起きる状態、裏声の筋肉が自立して地声に押し切られない状態を作らないといけません。
この時に、裏声と地声のバランスを整えるのを間接的に担ってくれているのが、喉頭懸垂機構です。
裏声、地声分離や強化が入ってきます。
アンザッツのトレーニングはこの強化の工程になります。
そしてさらに遡れば、
声そのものは、呼気がなければ、声帯原音は成り立たないし、共鳴自体は舌や顎や口腔内のあり方で発音が変わります。
舌や顎や口腔内も癖が染み付いています。
これも分離して互いが機能を果たさないといけない。
逆算すれば、
1️⃣ミドルボイスはバランスが釣り合い、助け合う状態
→
2️⃣地声や裏声自体のクオリティが上がらないと、バランスを取れない
→
3️⃣前提として声が健全に出ないと地声や裏声も出ないから身体や呼吸が大事
→
4️⃣声を出す上で舌、顎、口腔内など癖があり、邪魔し合ってるのであれば癖を減らしていく
というように繋がっていきます。
私も複数理論を先生から学び、視点を変えるからこそ、分離の大切さに気づく。
それを受講生さんにお伝えし、裏声ベースミックスやミドルボイスに繋がっている方が増えてきています。
ミドルボイスを強度高いものにするには、バランスを保ちながら、6割程度の力で歌い続ける事ですね!
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