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アメリカ大統領選挙2024【中編】~選挙の仕組みとスケジュールと見どころ⑫📧

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本記事は続きとなります。
下記の内容は【前編】をご覧ください。

□首相と大統領の違いって何だろう?
□県(日本)と州(米国)の違いは?
□ここが違うよ、アメリカの政治システム
□大統領になれる人、なれない人


アメリカ大統領選挙は11月の有権者による本選挙を前に、1月中旬に「党員集会」または「予備選挙」というのが各州で順次行われ、これらが集中する3月上旬を「スーパーチューズデイ」と呼んでいます。

党員集会はその党が特に強い州で、その党員などを学校や教会などの公共の場所に集まって政策や公約を議論し、その州からは誰を候補者として擁立するかを決定します。

党員集会が行われる州はその党が強いことは確かですが、西海岸・東海岸がおおむね共和党支持で中西部や南部は共和党支持が多い傾向にありますが、党員集会をしたからと言って安定して民主党・共和党それぞれが勝っている州は実はそれほど多くありません。

このため民主党は党員ではない無党派層を呼び込もうと党員集会を減らし、より民主的な制度であると考えられている予備選挙*を各地で行う方式に全かい2020年の大統領選挙から切り替えてきています。

*登録有権者は誰でも投票ができる開放型予備選挙と、特定政党に登録した有権者のみが投票できる閉鎖型予備選挙、特定政党の党員と無党派有権者の両方が党の予備選挙に投票できる州もあり、州ごとの選挙方式は州議会で決定・変更する。

党員集会が行われない州では、州の選挙管理委員会によって予備選挙が行われます。中には党員集会と予備選挙を併用する州もあります。

どちらに転ぶか非常に読めない州もあり、「揺れる州スイングステート」と呼ばれる地域も多くあります。


党員集会と予備選挙(序盤戦)

党員集会と予備選挙は伝統的に人口が少ないアイオワ州*、続いてニューハンプシャー州で始まることが慣例になっています。

*州全体の人口は約300万人、3.3億人の人口のアメリカ全体では非常に小さな州になります。主な産業は農業でトウモロコシが名物。全米の人種構成の56%が白人とされる中で、アイオワ州は84%が白人とされる州。

理由は予算に乏しい候補者も参加しやすく、多くの人に呼びかけることができるためです。言い換えるとここで一定の支持を集められないと党の候補者から脱落し、その人の支持者が別の候補者の支持に回ります。

支持者の多い候補者グループ(後援会など)が、少ないグループに候補者を乗り換えていくように相互に促しあい、辞退する候補者の掲げる公約や良い点などを残った候補者が支持者ごと取り込んでいくこともあります。

この候補者は勝てそうだ、応援したいとなれば資金供給者から選挙活動の予算を集めることもできます。

また初戦のアイオワは共和党が党員集会を開く伝統的に共和党が強い州です。このため初戦で勝って勢いをつけたい共和党はここを選ぶ傾向にあります。

また民主党候補者もここに長く滞在して有権者と議論をすることを忘れません。ここの牙城を崩せればオセロの角を取るように「この候補者なら共和党に本戦で勝てる」と思われればその後の選挙戦の支持を集めやすいためです。

2020年1月13日、民主党のブティジェッジ候補者

中西部インディアナ州サウスベンドのブティジェッジ前市長は2016年のヒラリーvsトランプの大統領選の翌月である2016年12月~バイデンvsトランプとなった2020年大統領選の序盤1月までの約3年間で61日滞在。同じく民主党のサンダース上院議員が58日、バイデン候補者(当時)は53日といずれも2か月前後の長い期間をここに費やしてきました。

バイデン候補は2008年のオバマvsマケインになった大統領選の序盤、アイオワ州で躓いたことから民主党候補者争いから早々に撤退。オバマの支持に回り、副大統領として就任することにしました。


他方で今回2024年の大統領選挙では民主党は52年ぶりに初戦をこれまでのアイオワ州からサウスカロライナ州の予備選挙に変えてきました。

バイデン候補は立ち上がりが悪い事でも知られています。2008年の時だけでなく、大統領となった2020年の大統領選挙においても、初戦のアイオワ州、ニューハンプシャー州で惨敗。4戦目となったサウスカロライナ州での勝利をきっかけに指名獲得に弾みをつけた場所でもあります。

白人の多いアイオワ州と比べて、サウスカロライナ州は黒人や中南米からの移民に多いヒスパニック系などが多く、非白人層やアジア系などの有色人種からの支持に強みを持つ現在の民主党にとっては取り込みたい意向が強く反映されていると言えます。

またバイデン大統領がJ・F・ケネディ大統領以来、史上2人目のカトリックを信仰する大統領という点もここに影響があります。

米国は建国当初は英国から信仰の自由を求めてプロテスタントの人々が渡って始まりました。しかし新大陸、特に南米から中南米、西海岸にかけてはスペイン・ポルトガルといったカトリック教国が広範囲にわたって植民地を展開していました。

南米・中南米出身者のいわゆるヒスパニックの人たちの中には親や祖父母から受け継いだカトリックの信仰を重んじる人も多く、バイデン候補の支持者はこうした点を支持する理由としていることもあります。

また2024年においては連邦最高裁の判決を待つことになりますが、コロラド州とメイン州は連邦議事堂襲撃事件を扇動した主犯としてトランプ候補を立候補資格がないとして予備選挙の投票用紙に記載することを禁じるとしています。

コロラド州(選挙人10人)は民主党が元々強い地域ですが、メイン州(選挙人11人)はどちらに転ぶかが拮抗している州で、他の州へも影響も少なくないとしてトランプ陣営は連邦最高裁へ上告をしており、その結果次第ではそもそも出馬を他の候補者に譲る院政を取るかもしれません。


スーパーチューズデイ

党員集会や予備選挙が順次各地で行われますが、3月初旬に入るとそれまで党員集会や予備選挙が行われていなかった地域(約60%)が一気に開催されます。

建国したばかりの頃のアメリカは日曜は礼拝、月曜日に馬車などに乗って投票所のある町に向かったので火曜日が投票日だったことから投票日は伝統的に火曜日チューズディです。

※水曜日はマーケットで農作物を売ったりするため、火曜日にさっさと投票を済ませて帰る。土曜日が投票日だと働く金曜日をつぶして出発しないといけないし…。

特に多くの州で党員集会や予備選挙が開かれる3月初旬のことを「スーパーチューズディ」と呼んでいます。

スーパーチューズデイで大勝利を遂げたことで、それ以前の下馬評を覆して民主党からの候補者として白羽の矢が立ったのが近年でいえばビル・クリントンと、共和党ではジョージ・W・ブッシュ(子ブッシュ)です。

また2024年のスーパーチューズデイにぶつけるように3月からトランプ前大統領に対する4つの裁判*が始まります。

*1つはまだ日程が決まっていない

これが共和党の候補者選びにどう影響するのかも今回の候補者選びの段階での注目点でもあります。

全国党大会

全国党大会は共和党、民主党それぞれの党から擁立する候補者を決める選挙です。

共和党はカントリー歌手などを呼ぶ事はあるが、
民主党よりも控えめなのは協会の装飾などにみられる
プロテスタント信仰者の傾向ともいえるかもしれない。

1月から繰り広げられてきた党員集会や予備選挙を取り込み、選挙資金など多くの支援を吸収して大きくなった選挙戦までが党内での競争になります。

民主党全国大会はハリウッド俳優やミュージシャンなどを呼び
まるでコンサート会場のような盛り上がり(2008年民主党全国大会)

7月15~18日に共和党候補者が決定し、8月19~22日には民主党候補者が決定し本戦に臨みます。

それぞれの党によって演出は異なりますが、たとえば共和党であればこれまでアップル、フォード、JPモルガン・チェースなどがスポンサーとして共和党大会に協賛していましたが、2016年のトランプ候補の擁立が濃厚になると経済界の一部が反発してこれを降りるなどの事態も起こりました。

そしてPayPal創業者の一人がスポンサーとなり、無事開催できたということでこうしたスポンサーたちのロビー活動(ロビーイング)が大統領選挙を支えている側面もあります。

各党はここまでの党員集会や予備選挙での結果を受けて誰を擁立するかは事実上決まっていることが多く、全国党大会は事実上は党としての政策要綱をまとめ、候補者を対外的にアピールするための場となります。

決して遊んでいるわけではないのですが、お祭りのような熱気にも近く、日本でも党首選挙や国政選挙などもこれくらいみんなが熱心に参加してくれたらいいのにな…と思わずにはいられません。


大統領選挙

それぞれの党から選出された候補者がテレビ等に出演して、お互いの政策などを一騎打ちで討論をする討論会が開催されます。それも3回ほど行われます。

飲みすぎたのはあなたのせいよ♪と唄っているわけではありません…
(2020年はコロナ禍で集会の距離が遠いため2016年大統領選から)

また間でそれぞれの支持者集会が各地で開催され、友人・知人・職場の同僚などがお互いに呼びかけあって会場に詰め掛けます。

2020年11月1日、大統領選終盤にジョージア州の支持者集会で
最後の呼びかけをするトランプ候補
”STRONGER TOGETHER”(一緒のほうが強い)は
大統領選に向けて出版した自伝タイトル

大統領選へ出馬する際には多くの候補者が自身の考えを多くの人に伝えようと本を出版します。


投票日

開票が各州で順次行われ、CNNなど全国ネットでその情報が報じられます。3.3億人の人口を有するアメリカにおける有権者数は前回2020年の際には約1.5億人でした。

開票作業にはマークシート方式とは言え相当の時間がかかり、誤差や再集計などを各地の選挙管理委員会が行いその州における獲得選挙人数が発表されます。

2016年もですが、2020年の大統領選挙ではこれまでとは異なる大接戦となりました。

コロナ禍での郵便投票が認められたことで、それぞれの獲得票数はいずれも史上最高を記録。

11月3日に投票が行われたものの、大勢が判明したのは11月7日。

更に全州での集計が終わったのは11月13日となり、不正集計や郵便投票によるなりすましなどが議論となり、1月20日の就任直前までアメリカは大いに揉めました。

勝利宣言/敗北宣言

勝敗が決すると勝利宣言や敗北宣言がそれぞれの陣営から発表されます。

二大政党制のアメリカにおいて国民を二分したこの選挙の終わりにお互いを讃え、分断を癒します。

Now it’s time for America to bind the wounds of division, have to get together. To all Republicans and Democrats and independents across this nation, I say it is time for us to come together as one united people.

It’s time. I pledge to every citizen of our land that I will be president for all Americans, and this is so important to me.

For those who have chosen not to support me in the past, of which there were a few people, I’m reaching out to you for your guidance and your help so that we can work together and unify our great country.

As I’ve said from the beginning, ours was not a campaign, but rather an incredible and great movement made up of millions of hard-working men and women who love their country and want a better, brighter future for themselves and for their families.

It’s a movement comprised of Americans from all races, religions, backgrounds and beliefs who want and expect our government to serve the people, and serve the people it will.

Working together, we will begin the urgent task of rebuilding our nation and renewing the American dream. I’ve spent my entire life and business looking at the untapped potential in projects and in people all over the world. That is now what I want to do for our country.

さあ今こそ、(選挙戦で)裂けた傷を縫い合わせ、アメリカがひとつになる時です。全国の共和党員や民主党員、そのほかの党員や独立系の皆さんも、全員が集合しひとつになる時です。

今、私はアメリカ国民ひとりひとりに誓います。私はすべてのアメリカ国民のための大統領になります。これは私の大切な信念です。少数かもしれませんが私を支援しなかった皆さんにも導きと援助の手を差し伸べ、共に偉大なる国家のために団結しましょう。私が当初から主張してきた通り、私たちの行ってきたのは選挙活動ではありません。この国を愛し、自分と家族のためのより明るい未来を求める何百、何千万という人々による、とてつもなく大きなムーブメントです。

このムーブメントには、将来を含めた国民のための政府を求めるあらゆる人種、信仰、経歴、信念を持ったすべてのアメリカ人が参加しています。

国を建て直し、新たなアメリカン・ドリームを打ち立てるすという緊急課題へ向け、国民全員が協力して取り組まなければなりません。ビジネスの世界で生きてきた私は、世界中でその潜在力を発揮できない事業や人々を見てきました。

これから私は、その経験をこの国のために活かしたいと思います。アメリカはとても大きな可能性を秘めています。私はこの国のことをよく知っています。ものすごい潜在能力があります。アメリカ国民ひとりひとりに、自分の夢をかなえる機会が与えられます。世の中から見捨てられるなどということはもうありません。

数多くの名言も生まれると共に、新大統領就任に向けての期待や分断の反動から株式市場なども大きく動く事があります。

また個人的には大統領となる人の勝利宣言は株式市場など経済動向に与える影響があり重要ですが、現在とこれからのアメリカの状況や方向性を垣間見ることができるのは敗北宣言の方だと考えています。

2020年大統領選挙においてトランプ大統領は大統領就任式まで「不正があった」と主張して事実上の敗北を認めなかったため、ここでは2016年のヒラリー・クリントンの敗北宣言を紹介したいと思います。

“To all the little girls watching...never doubt that you are valuable and powerful & deserving of every chance & opportunity in the world.”
“And to all the young people in particular, I want you to hear this. I’ve spent my entire adult life fighting for what I believe in. I’ve had successes and I’ve had setbacks―sometimes really painful ones. Many of you are at the beginning of your careers. You will have successes and setbacks, too.
This loss hurts. But please, please never stop believing that fighting for what’s right is worth it. It’s always worth it. And we need you keep up these fights now and for the rest of your lives.“

全ての少女たちへ。あなたたちは、貴重で力強い存在だということを疑わないで。世界中のあらゆるチャンスを追い求める資格があるのだからそして特にすべての若者たちに、ぜひ伝えたいことがあります。私は生涯に渡り、自らが信じるもののために戦ってきました。時に成功を収め、時に挫折を味わい、手酷い痛手に打ちのめされたこともあります。多くの皆さんが、この先ご自身の人生キャリアを積んでいくでしょうし、その先には成功も、また挫折もあるでしょう。今回の敗戦は大きな痛手です。けれどどうか、どうか「正しさのために戦うのは、価値があるんだ」ということを、信じ続けてください。そう、それは常に価値があることなのです。そして今も、この先もずっと、私達はあなたがたが人生を通じて戦い続けることを望みます。

そしてアメリカ初の女性副大統領となったカマラ・ハリスは、初の女性大統領を目指して引退したヒラリー・クリントンの演説を受け継ぐように2020年のバイデン候補の勝利宣言の後で壇上に立ち、こう語りました。

But while I may be the first woman in this office, I will not be the last. Because every little girl, watching tonight sees that this is a country of possibilities. And to the children of our country, regardless of your gender. Our country has sent you have a clear message: dream with ambition, lead with conviction and see yourselves in a way that others may not simply because they've never seen it before, but know that we will applaud you every step of the way.

私がこのオフィスで最初の女性ですが、最後ではありません。なぜなら全ての少女たちが今夜の光景を見て、この国は可能性の国だということを見ているからです。そしてアメリカは我々の国子どもたちへ、そのジェンダーに関わらず、明確なメッセージを送っています。ただ単に他の人がこれまで見たことがないという方法でも、私達があなたたちの一歩一歩に喝采していると、確信に導かれ、野望とともに夢みてほしい。

将来は女性のアメリカ大統領もいずれ、やがて誕生するでしょう。女性が投票に参加できなかった時代、肌の色で迫害や奴隷として扱われたり差別を受けてきた時代を乗り越えて現在があります。

アメリカ大統領選挙で誰が候補者となり、最終的に誰が大統領や副大統領になるのかはこうした歴史の積み重ねの結実であり、一つの公民権運動の潮流ともいえるのです。

それが垣間見れるのが私はこの勝利宣言、敗北宣言だと考えています。


選挙人団投票

アメリカ大統領選挙の結果を受け、アメリカの上下院の連邦議会議員はそのまま538人の選挙人として誰を大統領とするかの「選挙人投票」を行います。

選挙人は自分の州で12月15日に投票し、連邦議会が翌1月に公式に開票して承認。そして1月20日に就任式を迎えます。
(この就任式も選挙が終わった後での見せ場の一つです。)

概ね大統領選挙の結果である民意を反映するのですが、最北東に位置するメイン州は2票は州の選挙結果に基づき、残りは州内の選挙区の結果をもって下院議員が投じます。また中西部のネブラスカ州は予算の効率化を図るために下院が存在しない一院制で、ワシントンD.C.は上院を持たない一院制です。

その他の48州はその州を制した陣営が「Winner-take-all勝者総取り」で州の民意として投じられ、最終的に選挙人団投票によって過半数を獲得した人が下院により選出されます。

このため2016年のアメリカ大統領選挙では初の女性大統領を目指したヒラリー・クリントンは得票数で過半数を超えましたが、選挙人獲得数でトランプ候補に敗れた結果、トランプ候補が大統領となりました。

アメリカ大統領は国民が選挙で直接選ぶと冒頭で書きましたが、正しくは国民の投票結果をもって選挙人(上下院議員)によって最終的に選出されます。

なぜこのような複雑な仕組みになっているのでしょうか。

理由はアメリカ大統領選挙が始まった当時はまだ文字も読めない人が多く、選挙権を与えても国民にきちんとした人に投じる判断力がないとされていました。

もしかしたら良い事ばかりを並べる候補者にその実現性や効果、財政面での負担などを無視した突拍子もないことを公約に掲げているかもしれません。

そこで良識ある国民から選ばれた選挙人(上下院議員)が州の人々の声をまとめ、大統領選出を行う仕組みとして「選挙人投票」という仕組みが導入されました。

単に人口だけで票を配分してしまうと人口の多いカリフォルニア州など大都市の意見が強く反映してしまいますが、各州2名ずつの上院議員票によって各州における公平性と、人口に応じた下院議員票によって民意の反映を実現しています。

トランプ大統領が誕生する2年前、2014年の中間選挙ではオバマ大統領率いる民主党は上院・下院共に共和党に取られる苦しい展開となっていました。

2018年の中間選挙でトランプ大統領率いる与党だった共和党は上院こそ押さえましたが、下院では民主党に逆転を許し、2020年の大統領選挙の前哨戦で選挙人投票の不利な状況に既に追い込まれていました。

また2022年11月に行われた中間選挙の結果、バイデン大統領率いる上院は民主党が取りましたが、下院は共和党が取るねじれ議会となりました。

下院議員の任期は前回の記事でも触れた通り2年で、大統領選挙と同時に改選されるため、中間選挙で下院の過半数を取ったから必ず2年後の大統領選挙で勝てるという訳ではありませんが近年強い傾向にあることは言えそうです。

ビル・クリントンの2期目を除くと政権末期に弱くなる傾向が強いと言える。


さて、次回は2024年のアメリカ大統領候補者をピックアップしたいと思います。
アメリカは二大政党制ですが、現在のところ共和党と民主党以外からも有力候補者が出てくるかもしれない大混戦も予想されていますよ?

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