Vogushi Startup Ⅵ: Zone7

前回から間隔が少し空いてしまいましたが、久しぶりに共感、そして応援したくなるスタートアップを見つけました。

Zone7 という2017年に設立されたばかりの、AIとマシンラーニング分野の会社で、先日Seed$2.5M調達しました。

サービス内容としては、過去のデータからスポーツ選手のケガを未然防ぐ事をしております。健康状態、トレーニング内容等さまざまな情報を基にどのようなトレーニングや動きをする事でケガしないかを提示してくれます。

会社に寄ると、95%の怪我予測と怪我率を75%減らす事に成功していると言っております。(もう少し詳しく知りたいとこですが)

既に上記のプロスポーツリーグや組織がこのサービスを利用している様で、世界最高峰のスペインサッカーリーグ、チャンピオンズリーグ、そしてPAC12といった大学スポーツ組織がクライアントです。それぞれで登録選手が多いですし、世界的に知名度がある為、今後怪我の多いNFLやNBAといったアメリカのメジャースポーツと契約結ぶの近いのではないでしょうか。

実際にアメフトは群を抜いて怪我の多い競技で、NFLも年々選手を守る為のルールを追加していっております。(これにより見応えが減っていたり、守備選手がどんどん不利になっていってるのも事実ですが)

創業メンバーもSalesforceのAIチームの立ち上げやスポーツサイエンスに詳しい者、スポーツドクター、そしてプロスポーツリーグとコネクションにある者と充実していると思います。

懸念点としては、今後の差別化ではないでしょうか。AI技術の違いは現時点でよくわかりませんが、これまでのヒストリーレコードやデータ量で先手必勝パターンなのでしょうか。

実際に莫大なお金を動かしている世界各国の主要メジャーリーグが既に同じようなテクノロジーを開発または使用しているとも思います。

しかしながら、怪我は選手もですが、チーム、リーグ、ファンそれぞれに大きな影響を与えますし、下手をすれば何千億の損が発生する事も考えられます。

既に大きなクライアントを抱え、成功し始めているZone7は今後も期待が持てますし、将来的にはプロのみでなく日本のアマチュアや学生にも導入出来る様に切に願っております。



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