Voguish StartupⅠ: Peloton


個人的に影響や共感したスタートアップや会社を備忘録代わりにまとめてます。

記念すべき一社目は、Peloton。

最近CMもバシバシ売っている、勢いあるスタートアップです。

Fitness Techに分類され、スクリーンが付いたフィットネスバイク、もしくはエアロバイクを販売している会社です。

スクリーン上でイントラクターレッスンを生配信し、自宅にいながらジムのバイククラスが受けられるのがコンセプトです。レッスンを受講中は他の参加者とのコミュケーションも取ります。(High fiveをあげる事が可能)

Peltonの語源も、小隊で一つの目標に突き進む。ぴったりだと思いました。

元々ブティックフィットネスが大好きな夫婦が、家事育児に忙しくなり、自宅でジムにいるかのような体験が出来ないかというのが始まりです。

バイクはカーボンで出来ていて、とても軽く、寝ている子供の隣でも漕げる様に音がほとんど出ません。

現在では100名以上のエンジニアがいて、日々コンテンツとUX向上に努めてます。ロンドンオフィスが近々オープン予定で、オープン次第生配信が14時間から24時間になる予定です。

では、何故20万以上するエアロバイク販売会社がこんなにも急成長しているのか。

一つは、マーケティング戦略です。

マーケティングのファネル(漏斗)の説明は省きますが、Awarenessの段階でPelotonはPRとメディアに大きく投資をしております。数種類のCMを度々見かけます。Product Educationに成功しました。

次にConsiderationの段階として、元々は一括購入のみの販売でしたが、今では分割払いが出来るようになっております。より顧客をマスで取れるようにしてます。割合としては半々で、これに加えてサブスクリプションがPelotonのRevenueです。

また、現在Pelotonはリテールストアをショッピングモールにオープンし始めています。”Show Room″と呼ぶそうで、店内にはトレーニングウェアとバイクが数個置いてあり、店員はバイクの説明をしてくれます。会社の意図としては、その場で買ってもらう事ではなく、製品を知って、体験してもらう事です。コストに見合うのかわかりませんが、Product Educationに徹底している事がわかると思います。

もう一つPelotonがProduct Educationで成功しているのは、ロジスティクスに投資したからです。

家具の搬入の経験を思い返して下さい。予定時間に来なかったり、家具が雑に扱われたりした経験はないですか。そのような事がPelotonの搬入の際に無い様に、配達・搬入・設定等を全てスタッフが行っています。

会社は第一印象を大切にしており、それは最初に使い始めた時ではなく、搬入からだとマーケティング担当は仰っておりました。

Brand is Everything

近々Pelotonはランニングマシン版も販売します。

個人的にこちらの方が欲しいです。

最新情報:2018年8月/Series F/550億円調達/Post 4000億円





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