ストロー 歌詞考察
最近、aikoにハマってます。
今更？という感じですが、カラオケに行くとだいたいどの友達も何故か一曲はaikoを歌うんだけど、どの曲もめちゃめちゃ歌詞が良くて。
あいみょんもそうなんだけど、かっこいい言葉選びというよりかは、日常的な、誰もが目にしたことのあるような光景を歌詞に入れ込んでるところに感動して、ついに4枚組のアルバム「aikoの詩。」を買っちゃいました。
今回の「歌詞を載せない歌詞考察」は、そのアルバムから一曲、「ストロー」を考察していこうと思います。
この曲は、ネットで考察を見ていくと「恋人との幸せの歌」「何気ない日常を大切にしている歌」というポジティブな考察ばかりでしたが、私の印象はまるっきり違いました。
私が感じたこの曲のざっくり考察は「夫婦が離婚をし、相手が出ていく歌」です。
ラジオなどでのご本人の言葉を聞いたわけではないので、私の一個人としての解釈だと思ってください。
詳しく解説していきます。
歌詞カード、歌詞掲載サイトをチェックしながら見ていくと分かりやすいので、見比べながらご覧ください。
君にいいことがあるように
今日だけは私の好きな赤色のストローさしてあげる
君にいいことがあるように、どうか、君にいいことがありますように
初めて君と手を繋いだ（恋人になった）この部屋で
何気ない（特別ではない）私たちのいつも通りの朝食を食べましょう
付き合った当初は食べ物も飲み物も喉を通らないほど二人でいることに緊張していたこの部屋で
起きがけのまま、パジャマのままでいつものお味噌汁を飲みましょう
いつも寝癖ひどいね（そんなところもかわいいね）、いってらっしゃい
本当はちゃんとさようならを言いたいけど、悲しくなるから小さく手を振る
私がいなくても君が明日からも笑顔でいられますようにと君の背中に手を振る
君にいいことがあるように
今日だけは私の好きな赤色のストローさしてあげる
君にいいことがあるように、どうか、君にいいことがありますように
君が出て行って、一晩過ぎて、君の気配が消えていく
君の匂いも消えていく
君に触れたこの指はまだ君のことを覚えている（未練がある）
雪の降るベランダで子供のようにはしゃぐ君を覚えている
目を閉じて、君との日々を一つずつ思い出す。日記に書いてあるかのように思い出せる
薄くて強い（薄紙だけど曖昧ではない）覚え書き（契約書）＝離婚届
婚姻届と比べてずいぶん色が変わってしまったな
→記憶の中の思い出が二人の関係性とともに色あせてしまった とも解釈できます。
君は今何を考えてるんだろう？君の気持ちが見えなくなってしまったのに、それでも君のことが心から愛おしい
お皿に残った目玉焼きを君の口にいれてごちそうさま
→私が思い描いていた君との未来（夢）は真っ白になってしまった。悲しすぎて抱えきれないから君が持って行って。
君との長い時間（大きな期間）の中で別れる直前に君と心が離れた（小さな期間）私一人だけの時間（半分）に慣れた頃思ったことは
別れようと喧嘩をする度に思い、やっぱり一緒にいたいと何度も踏みとどまってやっとお別れを決意したけど
出会った頃よりも君との別れが悲しくて寂しくて、君の存在が大切すぎて
君にいいことがあるように
今日だけは私の好きな赤色のストローさしてあげる
君にいいことがあるように、どうか、君にいいことがありますように
私と離れても、これからもずっと君にいいことがありますように
私が最初にこれを聴いたときに思ったのは、「なんでこんなに同じフレーズを繰り返すんだろう？どんな意味があるんだろう？」。
で、考察を読みましたが、ピンとこない。
冒頭に書きましたが、この曲の考察はほとんどが「恋人との幸せ」。
ですが私はどうしてもそう思えないのです。
恋人との時間を幸せに過ごしている人が、こんなにも恋人の幸せを願うでしょうか。
仕事や用事で出掛けたとしても、夜には会えるのに。
しかも、人を幸せにするのは、一番近くにいる人のはずです。
それなのに「いいことがあるように」。
まるで自分にはできないことのような言い回し。
また、「今日は赤いストローさしてあげる」の「今日は」がちょっと気になりました。
「今日は」ということはその「今日」は「特別な日」、もしくは悲しいことがあったから「そんな日は」の意味になると思います。
何気ない日常の幸せを歌っている、いつも隣にいる恋人の幸せを願うのであれば、「今日も」とするのが普通かなと感じます。
私の考察は以上です。
共感できる部分はあったでしょうか。逆に「それは違う」と思われたでしょうか。
皆さまの意見をお気軽にコメント等で教えてください。
では、また！
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