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第824回「豊田英司の"今日のベトナムニュース解説"」定年後の安住地としてのベトナムの可能性

本日の記事:
「外国人の退職に最適なベトナム」
原題:
" Vietnam ideal for foreigners' retirement "

記事リンク:https://e.vnexpress.net/news/trend/vietnam-ideal-for-foreigners-retirement-4615687.html


(写真:ベトナムへの定年後の移住希望者が徐々に増えている)


【本日のポイント】

(1)現在、ベトナムを「定年後の移住地」として考える人々が増えているそうです

(2)70代のオーストラリア人、ジョセフさんは「ベトナム人の親しみやすい人柄」「オーストラリアの1/5 - 1/10の食費」など魅力を語っています。
アメリカ人の駐在員向けの調査でも「定年退職後に住みたい理想の10カ国」の一つに数えられています。

(3)ただ、フィリピンやタイなどのようにベトナムは「退職者ビザ」などの制度がなく、現地人の仕事を奪わず、ただ消費をしてくれることで世界中で争奪戦になる「退職者」を今後、ベトナムとしてどう組み込んでいくか、が問われそうです

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【解説】

アジアゲートベトナム代表の豊田です。

さて、今日の記事について。

私も来年は50歳ですので、サラリーマン時代の先輩が少しずつ定年退職するようになり

「ベトナムへの移住を考えてるんだけど、話聞かせて」

と聞かれることがちょこちょこ出てきました。

もちろん、私もお話ししますが、その時に話すポイントとしては

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・「退職者ビザ」はまだないので長期旅行者扱いになり、3ヶ月に1回は国外に出ないといけないと思う。ただ、常識的に考えて数年以内に退職者ビザが整備され改善されるのではないかと思われる。

・食費は確かに安い。ただし、外食をして日本食を食べる、となると日本以上に高いので地元の市場に行って安い食材を買い、調理することを楽しめるならOK

・現在、急成長中の国で、GDPが10年で2倍になったので、物価も同程度に上がっており、今から10年後に物価が2倍になることは想定した上でのライフプランが必要

・ベトナム語に関しては翻訳アプリなどが発展しており、普通に生活する上では、それほど困らないようになると思われる

・契約は常に破られる可能性があると心得、あまり過剰な前払金を支払ったり、投機的なことをするのは慎重になったほうが良い

こんなことをお話ししています。

まぁ、今日の記事は、いいことしか書いてないですが、それでも参考になりますね。

オーストラリアの70代男性が

「物価が安い!ベトナムでは1ヶ月に300万ドン(約128ドル)を食費に使っているがオーストラリアなら、その5倍、毎日外食すれば10倍の出費が必要だ」

といってますが、1ヶ月300万ドンてことは1日10万ドン(約590円)ですかぁ。。。

うーん、、、、まぁ、本当にこれだとお米と野菜と一品、くらいの感じじゃないですかねぇ、、、

今は想像できないけど、私も70代になって食欲も落ちれば、これでいけるのかなぁ、、

ノルウェー人のご夫婦もベトナムのフエに老後移住してその経験をまとめた本まで出版したそうです。

法的なことを言えば、ベトナムでの長期滞在するとして、ビザの話でいうと

・ベトナム人と結婚する
・投資家やビジネスマンとしてくる
・旅行者でくるパターンがあります。


があろうかと思います。

まず、ベトナム国籍の配偶者がいる人は、5年間のビザ免除を申請することができます。

投資家として投資したりビジネスマンとして採用された場合、2年間〜5年間のビザが発行されます。

旅行者なら、今は確か、3ヶ月間がMAXじゃないかと思うんですが、この辺り、詳しい方で違うよというのがあれば教えてください。

この記事に出ているオーストラリア人のジョゼフさんはベトナムに6カ月間滞在できるAPECカードを持っている、って書いてるんですが、外務省のウェビサイト(下記リンク)で見ると日本人はAPECカードでも90日が限界と書いてあるんですが、、、それにビジネスマンじゃないのにAPECカード取れるのかな?

参照:https://www.vn.emb-japan.go.jp/itpr_ja/JP_Shuttsunyukoku.html


まぁ、ちょっと、本気でお調べの方は日本にもビザのエージェントさんがありますのでご確認ください。

私の古い知識だと「海外移住=マレーシアかタイ」だったんですが、海外移住. comというウェブを見たら、フィリピンとかインドネシアが人気なんですね!
まぁ、これはマレーシアやタイの物価が上がってきて、より物価の安い国へ移っている側面もあるのでしょう。

参照:https://www.kaigaiijyu.com/ranking/retirement.php




私の世代である「団塊ジュニア」が60歳〜65歳になるまであと10数年、その頃には、どんな状況になっているでしょうか。

逆に「日本て、安くて最高だよ!」とかいって、東南アジアの人の「移住先人気国」になっていたりして。。。


以上 豊田英司
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