第659回「今日のベトナムニュース解説」新政令で「ごみ分別」「たばこポイ捨て」など厳罰化
本日の記事：ゴミの分別を怠ることに対する罰金徴収を開始
（原題："Fines set for not sorting trash"）
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【ポイント】
（１）ベトナムで今年8月から新しい「ごみ分別」や「ごみ廃棄」に関する政令が施行される
（２）「家庭ごみの分別」「タバコのポイ捨て」「公共の場での小便・大便」「違法な場所での排水」など、対象は広い
（３）日本でも昭和から平成、令和と、このような光景が街から消えていったように、ベトナムでもこのような罰則厳格化によって今後、状況が変わっていくのか注目されるところです
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【解説】
アジアゲートベトナム代表の豊田です。
さて、今日の記事について。
ベトナムで今年8月からゴミの分別に関わる罰金に関する新しい政府令が出るというニュースです。
この政令第45/2022/NĐ-CP号では、家庭ごみの分別に違反した場合、50万VN（21.4米ドル）～100万VN（42.8米ドル）の罰金が科せられるとされ今年8月25日に正式に施行されるとのことです。
日本からベトナムへ来た駐在者の奥様が衝撃を受けることの上位に必ず来るのが、この「全然、ゴミの分別とかしない（もしくはむっちゃ緩い）」ということなんですが、多少は状況が変わるんですかねぇ。
また、住宅地、商業地、サービスエリアや公共エリア内の指定スポットでタバコの吸殻を処理しなかった場合や、トイレ以外の公共の場所で排尿・排便をした場合なんかに対しても罰金が適用される予定とのことです。
まぁ、この「タバコのポイ捨て」「立ちションベン」あたりも、私の子供も頃（昭和50年代）なんかは日本でもよく見かけましたが、今じゃすっかり見なくなりましたもんね。
ですので、ベトナム来ると、「うわー、やってんなー」っと、これも、ドキッとしますよね。
まぁ、私が住むハノイやホーチミンなど大都市では現在でも「燃えるもの」「燃えないもの」程度のゴミの分別は行われてるかなぁ、とは思うんですが。
ここ数年、ごみの回収がストライキ的なことで数日間されなくなって、街中、ごみだらけ、みたいなことがニュースになったりしてますし、都市の景観美化みたいな取り組みも報道されているので、今後、ベトナムでも「ごみの分別」や、「公共の場での立ち振る舞い」なんかは、こういった政令を契機に変わっていくのかもしれないですね。
以上 豊田英司
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