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【人事評価制度の評価項目について】


ベトナム人事労務コンサルティングのアジアゲートベトナム代表の豊田英司です

「人事評価制度を作成(改良)したい」と言う時に、当然、一番、手間暇がかかるのが

「人事評価項目の作成」

です。

これについて、「どんな項目にすればいいですかね?」

と言うご相談も多いんですが、そういう時、私がいつもお話しするのが

「あなたが、どんな従業員が好きか、それを列挙すればいいでだけですよ」

ということです。

はっきり言いますが、人事評価項目というのは「社長の好き嫌いを文字にする」行為、そのものです。

社長には思いもつかないような人事評価項目を導入する、なんていうことはあり得ません。

仮にそういう項目を入れたとしても、社長が必要と思っていないような評価項目で良い結果が出た従業員に対して

「俺はこんなことできる従業員が良い従業員と思えない」

みたいな話になって、従業員側から

「なんだよ!結局、評価シートなんか、形式的じゃん!」

と、以後、誰も評価シートなんか見なくなる、というのは、「あるある話」だと思います。

みなさん、ちょっと、難しく考えすぎ、と言いますか、

「会社発展のために必要な成果を考えた時、一人一人の従業員が挙げるべき成果、それを出すための行動を細分化して、公正・効果的な人事評価項目を作成する」

とかいったって、結局は社長の「好き・嫌い」で人事評価が決まるのが現実で、それとかけ離れた人事評価とかあり得ないと思うんですよね。

「社長の好き嫌い」、それで十分と思いますよ。

社長の好き嫌いを「期待する成果」3つ、そして、その成果を上げるのに必要なプロセス行動を3つ、こういう形で文字化する。


(「3x3」シートのイメージ)

そして、この「3つの成果」と「9つの行動」をきちんとチェックする。

これくらいで十分だといつも、いっているのは、こういう思想が根底にあります。

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(アジアゲートベトナム代表  豊田英司 )

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