これから躍進間違いなし!!!グラスナークリスタルパレスの初陣
久しぶりのノートです笑
スパーズ戦開始までに間に合わせようと急ぎで書いたので内容がおかしいかもしれません
誤字脱字や言葉足らずな部分、書き足りない事があると思いますが気にしないで下さい
言葉足らずな部分は教えて下さい
クリスタル・パレスは2月19日、ロイ・ホジソン監督の退任およびオリヴァー・グラスナー氏の新監督就任を発表しました。グラスナー新監督との契約期間は2025-26シーズン終了までとなっています。
(ホジソンさん元気になってください)
オリヴァーグラスナーについて
グラスナー監督について軽く説明をします
グラスナー監督は現役時代オーストリアのSVリート、LASKで活躍し、指導者としては現役時代を過ごしたSVリート、LASKの他ドイツブンデスリーガのヴォルスブルグやフランクフルトで指揮をしました。
各クラブでの戦績は以下の通りです
SVリート
37試合 13勝 7分 17敗 52得点 54失点 勝率35.14%
LASK
161試合 94勝 32分 35敗 308得点 173失点 勝率58.39%
ヴォルツブルグ
87試合 41勝 22分 24敗 146得点 110失点 勝率47.13%
フランクフルト
97試合 38勝 30分 29敗 146得点 137失点 勝率39.18%
(wikipwdia参照)
獲得タイトル
選手時代
SVリート
オーストリア・ブンデスリーガ2部(2004-2005)
オーストリアカップ 2回(1997-1998 . 2010-2011)
指導者時代
LASK
オーストリア・ブンデスリーガ2部(2016-2017)
フランクフルト
UEFAヨーロッパリーグ(2021-2022)
(wikipedia参照)
自分自身グラスナー監督についてはあまり知りませんが、目新しい出来事で言えばフランクフルトがELでバルセロナを撃破したことではないでしょうか?
その時採用されたフランクフルトの戦術はW杯の時、日本代表がスペイン代表に2−1で勝った試合の際に参考にしたようです。
初陣バンリー戦について
まず試合結果は
クリスタル・パレス 3ー0 バンリー
ゴール期待値 2.40 ー 0.08
ボール保持 56%ー44%
シュート数 15(6)ー 2 (0)
とういようになっています。(fotmob 参照)
バンリーは前半35分あたりで退場者を出してしまったため試合を通して半分以上の時間を10人で戦いました
両チームのスターティングメンバーです↓
クリスタルパレスはグラスナー監督が就任以前も守備が硬い撤退した守備から前線にいるタレントによる速攻そして試合終盤はオープンな展開にせず試合を締める、まさに物凄く厄介なチームでした。
しかし、グラスナー就任によりそれ以上に厄介なチームになってくると思われます。
クリスタルパレスの練度の高い守備
前からのプレス
クリスタルパレスは守備時はシャドーの選手がサイドへと流れ5ー4−1のような形で守備をしていました。
ワントップの選手が相手CBのコースを限定し後ろの4枚の中盤が中へのパスコースを閉ざす。
その時中盤は⑳と⑧は背中に入れず視野の中に相手を入れることによりそこにパスが出されれば一気にプレスをかけることができ、一瞬のリポジによりひっくり返されることもありません。
そして相手のサイドの低い位置にいる選手にパスを出した瞬間にプレスのスイッチが入りボールサイドには絶対にフリーマン(⑭はCBに、相手2ボランチには⑳と⑧が、WGには③が・・・というように)を作らない。そこで絶対にボールを奪いきろうとします
仮に相手SB(クロースロールで降りてきた選手)が味方のSH㉒の選手の背中でボールを受け場合はWBが出てきて残りの4枚がスライドします。
しかし、毎回WBが出ていけるわけではないのでその時はしっかりと残りの全員が引いて守っています。
撤退時の守備
撤退時は前プレの時と同じく5−4−1なのですが、前プレのような人基準ではなく全体がコンパクトになりあくまでボールを基準(相手がどう動こうと関係ない)としてスライドしボールサイドには絶対にスペースをつくらない、もしそこを突破されたとしても絶対に素早くカバーに入れる位置に選手がいるという状況を作っていました。
こうすることにより相手の攻撃を外回りにすることができます。
そして相手がパスコースがなくバックパスをするとそこから一気にらいを押し上げ自陣回復をするという感じでした。
もしこの守備組織の中に無理矢理縦につければしっかりとコンパクトさを保っているためそこで囲われ奪われてカウンターの起点になる可能性があります。
もしその無理な縦パスや細かいパスワークで状況を打開しようとするのであれば高い技術を要求されます。
そのためこの引いた状態の守備を崩そうと思うと相手はしっかり揺さぶりながら攻める必要があります。そうしなければずっと点がとれる確率が低いままの攻撃になってしまいクリスタルパレスに思う壺です。
この守備のやり方は元リーズの監督が軽く説明をしています。↓説明してる動画
この動画の7分20~8分15秒あたり
(リヴァプールファンにはおじみファンダイクの無敗伝説が途切れた試合の解説です)
最初の方で書いたボランチの選手が相手を背中に入れないというはなしに関わってくるのですが、バンリーのレッドカードが出たのはGKのトラッフォードが味方のボランチに出したところ、後ろからクリスタルパレスの選手がそれを奪いその選手がゴールをさせまいとユニフォームを引っ張たのが原因です。
これは自分のマーカーを”背中で消す”なんてことをしていたら生まれません。
トラッフォードの判断ミス、受け手が周りを確認していなかったという見方もできなくはないですが、クリスタルパレスの練度の高い守備が生んだレッドカードと言ってもおかしくないでしょう。
嵌めどころが見つけにくいビルドアップと罠
クリスタルパレスはビルドアップはシャドーの選手が絞り、WBが高い位置をとり3−2−5のような形でビルドアップをしていました。
これにより低い位置で張る選手もおらずバンリーとしては嵌めどころが見つからない状況でした。
クリスタルパレスのCBとしてはWBかボランチと選択肢が2択あり相手に対して後出しジャンケンできる状況でした。
WBやボランチがパスを受けて中、前の選択肢がなければ素早くやり直せる状況も整っていました。
そうするとバンリーとしては揺さぶられるためボールの奪いきれません。
その為ボールに対して圧力をかけようと前へ前へときます。
それが”罠”なのです。
クリスタルパレスの2ボランチがパスを引き出そうと降りてきます。
それにバンリーのボランチも連れてマークをしにいきます。
そうすると必然的に空いてくるスペースがあります
ライン間です。
そしてクリスタルパレスはそのぽっかり空いたライン間のスペースにパスを入れレイオフや連携で一気にギアを上げ攻めにきます。
所謂疑似カウンターってやつです
じゃあ、中のスペースを閉めればいいじゃんとなりますがそうなると空いてくるスペースがあります。
サイドです
レイオフを嫌がり中をしめると大外が空いてしまいます。
WBが高い位置を取らないためSBがつけず、低い位置にいないためSHがつけずドフリーになってしまいます。
疑似カウンターを嫌がり全体の重心を低くするとクリスタルパレスに揺さぶられ押し込まれてしまいます。
これの考え方はルベンアモリム率いるスポルティングやシャビアロンソ率いるレヴークーゼンでも採用されています。↓説明してる動画(Twitter)
しかし、ずっと正しいポジションをとれた3バックを保てるわけではありませんし流れから低い位置に張ってしまうこともあると思います。
チームがはめられそうな時はGKがゴールマウスを外してでもサポートにきていました。
徹底されたクロスでの攻撃
押し込むとクリスタルパレスはシャドーがサイドへと流れWBと連携し相手のSBと2対1の局所的優位を活かし突破します。
そこからは単純にクロス特にファーへのクロスを徹底します。
押し込んだあとにシティやアーセナルのように揺さぶることができる選手の質があるわけではないので、そこは単純にクロスを徹底します。
クロスを上げることで揺さぶっている間に相手に引っかかりカウンターを受けるリスクも低くなるのでリスクマネジメントも考えたうえでの選択だと思われます。
これらのようにクリスタルパレスは劇的に変わっています。
怪我人のドゥクレ、エゼ、オリーセectが帰ってくればさらに攻撃のバリエーションチームも勢いに乗ってくるでしょう。
クリスタルパレスの今後の課題
ボール保持
ボール保持では選手で目線を揃えることが大切です
ここは釣り出せてるから裏だよねとか、ここはボールを回して試合を落ち着かせよう等そういう声かけやサッカーIQが必要になります。
なぜこのようなことを書くかというと、クリスタルパレス後半バンリーは10人になったため引いてくる場面が多くなったのですが無理矢理縦につけたりして不用意にボールを手放していたからです。
そこをしっかり意識付できなければ厳しいです。
ブライトンのように相手が前から来ず引いてくると自爆してしまうチームになってしまいます。
その他アーセナルのような前からのプレスを仕込めるチーム相手(前からくる相手)にはボールを保持せずロングボールを多用したサッカーをするべきでしょう。
おそらくまだチーム全体でボールを保持する時に目線が揃っておらず、揺さぶるべきところを縦につけたりとする為そこからカウンターを受けてしまいます。
要するにまだボールを無理にはつなぎすぎず相手によってはロングボールを主体としたサッカーの方が良いと思います
他には押し込んだときの攻撃のバリエーションがクロスぐらいしかないことです。
クロスを徹底とはいえオリーセやエゼのように仕掛けれる選手がいないのはきついです。
これは怪我人が1日でもはやく帰ってくることを願いましょう
守備
守備に言いたいことはあまりないです。
言いたいのはカウンターです。
先程と同じく、主力組が帰ってくるまで格上に対してはカウンターの切れ味が出ない場合があります。
カウンターの切れ味がなければずっと自陣に篭る事になる上に悪循環に繋がります。
状況を変えれるWGや選手がいなければどれだけ合理的なサッカーや良い守備をしていてもボールを奪ったその先で行き詰まってしまいます。昨シーズンのリバプールや今シーズンのブレントフォードが似たような例でしょう。
特に相手が強くなり相手陣地で奪える事が少なくなれば尚更です。
スパーズ対クリスタルパレスのプレビュー
あと50分で開始です。
なのでめちゃ簡単にします
クリスタルパレスはエゼが復帰してます。
今知りました笑
クリスタルパレスのポイントとしてはスパーズのSBがしぼってできた裏のスペースを如何にしてカウンターの時”滑走路”にできるかが大切になってきます。
スパーズサイドとしては、クリスタルパレスはエゼは怪我明けなので本調子ではないですしクリスタルパレスのカウンターをカウンター返しできるかですね。
クリスタルパレスはこのメンバーでははっきり言ってキツイです。
クリタルパレスはメンバー故自陣からの長距離のカウンターで自陣を回復することは厳しいでしょうし、ボールを奪ってもカウンターに繋げれない故の悪循環が生まれ失点するとズルズルいっていまいます。
ボール保持もまだ目線が揃ってない、行ったとしても状況変えれる選手がエゼぐらいしかいない為スパーズに押し込まれる展開が多くなるでしょう。
クリスタルパレスは前線で奪ってカウンターから得点などワンチャンスをものにしてそれをいかに守り切れるかが重要になってきます。
クリタルパレスはまだ主力が怪我で離脱している為スパーズは前節のようにネト1人にすべて壊されるみたいなことはないです。
一番気をつけるべきはクリスタルパレスの徹底してくるファーサイドへのクロスです。
スパーズのSBはクロス対応があまり良くないイメージなのでそこを狙ってくると思います。
そして541のためWG→マイナスの選手→クロスの流れをしにくいと思います。
5バックの弱点であるラインコントロールの難しさを付きづらいです。
ですが前線が1枚と後ろに重くなりやすいので焦らずその1トップの脇を使いながら崩していきましょう。
そうすれば相手を自陣に閉じ込める事ができ、クリスタルパレスのカウンターの切れ味がない分自分達のサッカーができるでしょう。
その後はボックス内での仕事をするべき選手が決めるだけです。
まあ、それをさせてくれないのがグラスナー監督なんでしょうけど。
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