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VOGUE BUSINESS: 「メタバースに香水? バイレードとRtfktはヴィジュアル『オーラ』に賭ける」

https://www.voguebusiness.com/technology/a-perfume-in-the-metaverse-byredo-and-rtftk-bet-on-visual-aura

Japanese translation of "A perfume in the metaverse? Byredo and Rtfkt bet on visual “aura”" BY MAGHAN MCDOWELL 10 June 2022
(※ 翻訳の正確さについては上記のオリジナル記事を参照してください。)

デジタルファッションのスタートアップであるRtfktとルグジュアリ・フレグランスのブランドであるバイレードは、Web3のための香水と提供するパートナーとなった。ナイキが所有するRtfktの実験的なWeb3へのアプローチであり、両社にとって初の試みとなる。

Alphametaのコラボレーションにはウェアラブル・デジタル「auras(オーラ)」が含まれる。デジタルかつフィジカルなカスタム化可能な香り、およびNFTに直結したNFC(near-field communication)のタグがボトルにつけられている。バイレードとRtfktは(鋭敏、調和、俗っぽさ、そして美といった)感情を表現した26の成分を視覚的にレンダリングした。パリをベースにしたアート・ディレクターM/Mの作品である。デジタルのコレクタブルとして取り扱われるだけでなく、CloneXのアヴァターを含むRtfktの「アバター・エコシステム」を通じたウェアラブルとしても数量限定で提供される。ローンチに関しての詳細は7月にアナウンスされる。

これはバイレードの最初のメタバース内でのプロジェクトであり、Rtfktにとっては長いコラボレーションの歴史の中で最新のプロジェクトである。スタートアップにとっての初の香水への参入である。最近、Rtfktはデジタルの「クリプトキックス」スニーカーを、親会社のナイキとの共同ブランドとして立ち上げた。このNFTのコレクターはフィジカル・バージョンへと交換することも可能である。

スキンケアや香水といった使えば無くなってしまう商品をメタバース内で表現するのは難しいが、それらを視覚的に翻訳し始めているブランドはいくつか存在する。3月にはエスティローダー(Estée Lauder)が Decentraland のメタバース・ファッション・ウィークでのエクスペリエンスを作り出した。訪問者はPOAP(出席プロトコルの証明書)を獲得することで「色艶(glow)」を受け取ることが出来る。またクリニーク(Clinique)は最近になってPFP(プロフィール画像)アバターのコレクションである Non-Fungible People とのパートナーシップを発表した。メイクアップのルックに加えてスキンケア製品が誘発するのと同じ色艶をアヴァターに与えることが出来る。ゲラン (Guerlain) のNFTコレクションはフィジカルでの自然保護基金を助ける。さらには数多くのテクノロジー・スタートアップ企業がメタバースで香水を作り出そうとしている

Rtfktとバイレードの設立者は、彼らのソーシャル・メディア上で、ティーザー・ビデオを共有して金曜日(6月10日)にニュースを発表した。写真提供: バイレードとRtfkt

ナイキとRtfktが共同ブランドとして発表したクリプトキックスと同じように、コレクターはその香りをデジタルの成分を組み合わせることで自分で作り出すことが出来る。その組わせは2000種類にも及び、香りをフィジカルに生成することも可能である。NFTを通じて、人々は2種類の成分を「錬金術師あるいはゲーム中のポーションのように混ぜ合わせる」ことが出来るようになる、とRtfktの共同設立者の Benoit Pagotto は言う。それを元にしたフィジカルのボトルが生産されて、個別に番号が振られてからNFTに繋がるNFCタグによって識別出来るようになるのは、これから発表されるクリプトキックスのスニーカーと同様である。「フィジタル(訳注: フィジカル+デジタル)」NFTはブランドとテックのスタートアップの間で、新しいホットな話題となっており、人々はそれらを自分のアバターと組み合わせられる。

「生のマテリアルへと分解していくというアイデアが気に入った」とバイレードの創設者でありクリエイティブ・ディレクターのベン・ゴーハム(Ben Gorham)はリリースで述べている。「一つの香りだけでは、このバーチャルの世界を表現するのに足りませんので、香りのエレメントを辞書のように形式化することで、コレクターたちがまったくユニークな何かを作ることが出来るように、自由に組み合わせられるようにしたのです。」

5月にプーチにより買収されたバイレードはジプシー・ウォーターのようなカルト的人気の香水で知られている。また(ビジネスの規模は小さいものの)革のアクセサリーやメイクアップも生産している。

「我々は常に香水を欲していましたが、それは他と異なる方法でなければなりませんでした。バイレードは、このビジョンを実現するにあたって我々にとって夢のようなパートナーです。」とPagottoは言う。「常に自分の好きなプロジェクトであり、長い間温めてきたアイデアであり、バイレードは完璧なパートナーとなのです。」(翻訳ここまで)

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