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エアドロッ!Helio改めListaを使ってみよう!

こんいちは今日はHelioというステーブルコイン(Destable)$HAYを発行するプロトコルのご紹介です。
一番最初にHelioはハッキング被害が波及して価格崩壊を起こした経験があるプロトコルということをご認識の上でお読みください
Helioは11月30日にListaに改名をすることを発表しました。
ポイントプログラムも始めるということでトークン発行も近づいているのではないかと思います。
リスクがある上でそれでも魅力を感じるので書いてみます。

可能な限り自分でも確認しますが、
ラグやハッキングなどの事故がございます
くれぐれもご注意ください

この記事は仮想通貨コミュニティ、Crypto流星街によって運営されています。


Helio(Lista)について

ホームページ:https://helio.money/
X(元Twitter):https://twitter.com/Helio_Money
チェーン:BNB
開発会社:Helio(ListaDao)
サービスの形態:LSD、過剰担保型ステーブルコイン
トークンの有無:$HAY、ガバナンス無し
総枚数:ー

HelioはBNBを利用してステーブルコイン$HAYを発行するプロトコルです。
(ステーブルコインは特定の法定通貨と同じ価値を保とうとするコインの総称)
他のトークンを利用して$1にペグされたトークンを発行するのはMakerDaoの$DAI等と似ていますね。
$HAYは「DestableCoin」(不安定な分散したステーブルコイン)を名乗っており、MakerDAOが米国債やUSDC等、国家の影響の強い安定資産を用いて$DAIの価格の裏付けの安定性を図っているのに対して
Helioは仮想通貨による過剰担保で分散性を重視するステーブルコインの発行を目指しています。
こういった点からDestableという表現になるそうです。

https://coinmarketcap.com/ja/currencies/helio-money/
HayとDaiで比較してみるとDaiが安定性が強まっているのに対し、不安定に見えますね。

Helioについては11/30に
HelioはListaDAOとなること
トークンも$lisUSDと$lisBNBになることが発表されています。
ガバナンストークンとして$LISTAの予定も発表されており
以前のユーザーに対しても優遇があることが記載されています。

https://medium.com/helio-money/a-new-chapter-introducing-lista-dao-771d69be7930

Helioのハッキングについて

Ankr(aBNB)のハッキング
2022年12月に発生したAnkrによるaBNBの不正ミント事件
犯人AはAnkrで通常であればBNBを預けた際に受け取れるaBNBを不正発行し
Pancakeswapの流動性にぶつけて$5Mの取得をしました。
aBNBは元本がない償還不能な資産でしたが暴落したaBNBを利用して
犯人BがHelioにaBNBを安価で購入し預けいれて$HAYを発行し売却し$15Mの被害を生みました。
こちらはBinanceに送金後出金停止の処理がされたようです。

Helioだけが悪いとは言えないのですが
預け入れ発行の上限や緊急の対応に問題があったため起きてしまった出来事と言えそうですね。

https://defillama.com/protocol/helio-protocol

事件前はaBNBcのみでやっていたみたいなのですが
現在はsnBNB(Helio傘下のLST)を主体にしてバランスをとる形に変えられていてセキュリティを考えているんじゃないかと思います。
(預けられるのはsnBNBかBNBなので内部で変えられるようです)

https://docs.helio.money/get-started/liquid-staking-tokens-lst/hay-supported-lsts

一つのコインに偏ると一か所の被害の波及が大きくなる可能性もあるので複数のコインで発行することは良いですね。

$HAYについて

$1にペグすることを目指すステーブルコイン(Destable)です。

$HAY被害時の価格

2022年12月はAnkrハッキングの波及にあい$HAYは0.84までデペグ(ペグを外れること)しましたが時間をかけて$1に復帰
当然ながらいつもこうなるとは限らず、裏付けになる資産がBinanceにより戻せた点は大きそうですね

$HAYのステーブルコインにとって一番重要な信頼性、それから利用のしやすさは
まだまだ
じゃないかと思われます。
一方でLSTの活用方法を考えると担保にすることがメインになってくること。
BNBの時価総額は非常に高く
LST市場がETHやSOLに次ぐ規模になりえることを考えると成長性や
Binance経済圏で成長してく可能性はあると思います。

資金調達やパートナーについて

BinanceLabsから2023年8月に$10Mの資金調達を行っています。

https://www.binance.com/en/blog/ecosystem/binance-labs-commits-$10-million-to-helio-protocol-to-advance-the-lsdfi-revolution-3457570284541750043

BNBを担保にした分散型ステーブルコインの発行最大手ですので相性は良さそうです。
Binanceといえばニューヨーク金融サービス局 (NYDFS)の許可を受けてステーブルコインBUSDを発行していましたが
SECから証券性を指摘されBUSDは新規発行ができなくなりました。
(償還($1の担保に戻す)ことは可能です)

2022年に16B(2兆円)あったステーブルコインですが発行枚数が大幅に減少しました

今現在はFDUSDというステーブルコインをNYDFSの許可のもと発行し、BUSDが証券性を指摘されたLaunchpoolでの使用をできるような対応をしていますが
法規制の強さを身をもってしっているだけに分散性の高いステーブルコインの重要性を感じているのかもしれません。

Helio(ListaDao)を使ってみよう

触る方法としては3通りでしょうか。

BNBを預け入れてsnBNB(LisBNB)を取得する

BNBを預けて利回りを取得する運用をしながらsnBNBを取得する

正規ルートでステーキング解除すると償還までに時間がかかる点はご注意ください

$Hay(lisUSD)を発行する

アクセスしてBNBもしくはsnBNBを預け入れる

$HAYに流動性を提供する


HAYを発行して、可能であればプールにお金を入れてあげる。

このあたりになってくると思います。
12月末時点ではまだ始まってないですが近日中にポイントプログラムを行うそうです。
アーリーのNFTは配布済なので焦らずにタスクをこなすぐらいでいい気がします。

https://galxe.com/helio

Helio(Listadao)のまとめ

LSTの利用の分野のステーブルコインで被害が波及しやすいプロトコルだと思います。
Helio自体のハッキングの可能性もありますし、元となるLSTのハッキングの可能性もあります。BNB自体に問題が発生する可能性もあります。
プールに資金を提供するとプール自体のハッキングや攻撃のハッキングの二重、三重のリスクを背負うことになります。
リスクは低くないです、気を付けましょう。

自分が期待する理由としては
LSTの活用方法としてステーブルコインの発行は有意であること。
ステーブルコインには用途が必要であり、Binanceという最大手の取引所が扱うこととなれば取引ペアやLaunchpoolでDAI以上に使い道が生まれる可能性があること。
(使い道があれば利回りも上がる良い循環に繋がるかも!)
BUSDが$16Bだったのに対しFDUSDは$1.8B、HAYは$20M(0.02B)とまだまだ発展途上で伸びしろと捉えることもできること
今後ETHを利用しての発行やzkSyncやArbへも広げる展望がありDAIが守りに入るのに対してBNBだけではないLSTの活用は対抗馬としてポジティブかなと思っていること。

LSTを担保にしている分散型のステーブルコインはたくさんあるんですけど使い道を作れてるコインはほとんどないです。
差別化できそうなところがいいなと思っています。

エアドロップの観点で見ると期間が2022年からすでに1年半程度経過してます
長期間=タイパが悪くおいしくないです
当然ながら先に長く入れている人が優位になります。
(実際過去の人に報いると発言しています)
ただいざトークンを発行すればBinance肝いりとなるでしょうし時価総額は大きくなるんじゃないかなとスケベ心が湧くので満足できるレベルの規模になりそうな気はします。

自分は持っていたBNBでHayを発行してKinzaに預けてました!
Binance圏内だとHayが利用できるところもあるのでそんな感じで複数のプロトコルを跨ぐ使い方もありだと思います。
(さらにリスクマシマシ!)

ハッキングやらデペグやら償還の遅れやら、流動性の不足やら無限にリスクは考えられるのでリスクを背負える範囲で使いましょう。

書いた人:ネオエクスデス瀕死(@viwashi_)

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