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成功のカギは「市場価値」。難しいデザイナー中途採用を促進する新企画はじめます

こんにちは、ビビビット代表の小宮です。
会社アカウントでのnote執筆は初なので少し緊張しています……(笑)。
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この度ビビビットは、キャリアを高めていきたいデザイナーとデザイナー経験者を求める企業のマッチングを増やすべく、「デザイナー中途採用を促進する新企画」を立ち上げました。今回は、立ち上げの背景や新企画の詳細、デザイナー中途採用に対するビビビットの想いを伝えたいと思います。

デザイナー中途採用が難しい5つの理由

私はいま、「ViViViT BOOST」というミドル・ハイクラスなデザイナーに特化した人材エージェントサービスにコミットしています。頼っていただけるクライアントに最高のデザイン人材をご紹介したいと常々思っているのですが、忌憚なくいうと「デザイナー中途採用はめっちゃ難しい!」です。

①ミドル・ハイクラスなデザイナーの多くは、人材エージェントや転職サイトを使わずとも転職できる
②デザイナーはやりたいこと・転職したい企業が明確な場合が多く、もともと想定していなかった企業を転職先候補に入れにくい
③社員経験を基にフリーランスへ転身される方も多い
④時代の変化とともにデザイナーに求められる知識・スキルの幅が広がり、人材要件が年々高まっている
⑤そもそもデザイナーの転職者数が少ない
日本国内のデザイナー推定約20万人(※1)×年間の転職率約5%(※2)から、デザイナーの年間転職者数は「推定約1万人」と概算できます。素朴な疑問として、このうちハイクラスに該当する方は何人いるんでしょうか?

※1:e-Stat. 「国勢調査 平成27年国勢調査 抽出詳細集計(就業者の産業(小分類)・職業(小分類)など) 」.
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0003209883(参照 2020-10-20)

※2:マイナビ. 「転職動向調査(2018年)」.
https://careerlab.tenshoku.mynavi.jp/report/report-8142/(参照 2020-10-20)

特に、①と②が難しい理由として大きいと思います。デザイナーはリファラルで転職が決まることが多いですし、ステップアップの観点で転職先候補が固まっていることも少なくありません。他職種と比べても、転職顕在層が採用市場に現われづらいのです。

採用媒体を利用しても、自社サイトで採用情報を設計しても、デザイナーの働く環境を整えても……転職顕在層が現れづらいため、それら企業努力を届ける・伝えるのがとても難しいと感じます。環境・待遇・文化を丁寧に整備されているのに、デザイナー採用でとても苦戦される企業をこれまでたくさん見てきました。

ここで新企画のご紹介です。
上述の背景を踏まえたうえで、まずは転職先候補として自社に振り向いてもらう、デザイナーを突き動かす態度変容が必要だと考えました。

この度、中途採用を促進するイベント「HITOHATA」を開催します!


年収を提示する!デザイナー中途採用イベント「HITOHATA」

「HITOHATA」企業向け紹介ページはこちら

1. HITOHATAとは?
一言でいうと、「『一旗揚げたい!』と思っているデザイナーに向けて年収提示付きのラブコールを送れる」イベントです。

デザイナーの情報をHITOHATA専用画面で閲覧したのち、気になる方にスカウトを送信。マッチング後は年収提示付きの熱いラブコール(メッセージ)を送り、その後の選考動員・採用までつなげることが可能です。

2. 具体的な年収提示(市場価値)がデザイナーを振り向かせる
デザイナーは、転職意欲にかかわらずHITOHATAにエントリーできます。自身のポートフォリオやこれまでの経歴・実績に対し、どんな企業が、どんなポジションで、どのくらいの年収を提示してくれるのか。デザイナーは自身の市場価値を、CLOSEDな環境下で手軽に知ることができます。
そして、具体的な年収提示をしてくれた企業に興味を抱く、という態度変容が促されます。

職能別・スキル別のデザイナー評価基準を持つ企業は多くありません。HITOHATAを通じてデザイナーには、フラットに自身の市場価値を知れる・気付ける機会を提供したいと思っています。

3. HITOHATAでデザイナーが「一旗揚げる」
HITOHATAはその名の通り、「一旗揚げる」という慣用句をイメージしたイベントです。
年収、スキル、働く環境、キャリア、新しい事業・サービスの立ち上げなど。自分を高めたいという想いを抱きながらもなかなか行動できずにいるデザイナーに向けて、本イベントを通して挑戦のキッカケづくりを提供したくネーミングしました。

いまいる環境で積んできた経験や実績によって、良くも悪くもその後のキャリアは左右されます。にもかかわらず、自身のキャリアビジョンとズレた業務に携わっているデザイナーは少なくありません。そんなデザイナーが決意新たに「ここで一旗を揚げたいんだ!」と思えるような縁を、HITOHATAで一つでも多く作っていきたいと思っています。

より良いデザイン業界に向けて、デザイナー中途採用への想い

HITOHATAの開催にあたり、最後に少しだけ、デザイナー中途採用に対するビビビットの想いを書きます。

近年、デザインの需要はとても勢いを増しており、デザイナーの勤め先や働き方は急速に多様化しています。これまでになかった新しいキャリアパスやロールモデルも生まれはじめ、今後もさらにデザイナーキャリアの可能性は広がり続けることでしょう。

そうした時代のなかでデザイナーを中途採用するためには、企業もすべからく変化が必要だと考えています。昨今、デザイン組織開発やデザイナーの働く環境の改善を推進している企業も増えていますが、このトレンドがデザイン業界全体に浸透しているとは決していえません。デザイナー(あるいはクリエイティブ職全般)の働く環境に、大なり小なり問題がある企業もまだまだ多いのが現状です。

HITOHATA(ないしデザイナー中途採用)は、デザイナーのキャリアアップはもちろん、デザイナーの働く環境の改善につながるキッカケづくりでもあると捉えています。キャリアを高めていきたいデザイナー、デザイナー経験者を採用したい企業、両者のマッチングを活発化させることは、より良いデザイン業界に向けての第一歩につながる(つなげていかなければならない)と思っています。

HITOHATAの想いにご共感いただける方々のご参加をお待ちしています!

「HITOHATA」企業参加申込はこちらから!

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