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Re:Re:Re:Clothes @VIVISTOP博多

不要になった服をわた状に戻して今ほしいものに作りかえることにチャレンジするプロジェクト「Re:Re:Re:Clothes」。
普段は東京都小金井市のナレッジルームを主な活動拠点としていますが、一緒に試行錯誤する仲間は多い方がアイデアも、できることも広がるはず!と考えて、VIVISTOP博多に出張してきました。

VIVISTOP博多

VIVISTOP博多があるのはこちら!JR博多駅の駅ビル10階です。
ここで、2023年1月28・29日と2日間にわたって、DIY反毛体験とフェルティング/紙すきワークショップを実施しました。

1日目:リサイクルウールで、ご当地キャラづくり

いつも活動で材料として使っている古着は、アパレルブランドのSHIPSから、傷ついたり汚れたりして売れなくなってしまった服を提供いただいています。今回のワークショップでは、それに加えて、おうちで処分しそびれているウールの古着があったら持ってきてもらうようお願いをしていました。持ちよった古着のタグを見て、素材をチェックしてから、反毛&フェルティングスタート!

VIVISTOP for Bricoleurでは、反毛わたでもっぱら食べられないパンを作っていたわけですが、

なにか博多らしいものを作ろう!ということで、博多に関係のあるキャラクターを作ることにしました。どれが、なんのキャラクターかわかるかな??

2日目:リサイクルウールペーパーづくり

2日目はDIY反毛体験のあと、わた状にした古着を使ってリサイクルウールペーパーを作るつもりでした。リサイクルウールと牛乳パックをミキサーにかけて、紙すきして、アイロンをかけて乾かして作る、あれのことです。

リサイクルウールペーパーの作り方

道具は用意してあるし、VIVISTOP博多には紙すきのためにあるかのような広いシンクがあるので、準備はばっちり。あとはやるだけ、楽勝だぜ〜と思っていたわけです。

VIVISTOP博多クルーのかずのこさんと、排水管だけがついているシンク

ここで、まさかの想定外が発生!

ミキサーに、ウールがめっちゃからまる。

紙すきをする前に、わた状にしたリサイクルウールと牛乳パックをミキサーにいれて混ぜるのですが、ウールが刃にからまってしまって、まったく混ざりません。

えええ、なぜ……?!

あわてる気持ちを落ち着けて、よくよくミキサーを観察すると、普段ナレッジルームで使っているミキサーと刃の形がちがいます。真上を向いている刃があるせいで、これにからまってウールが団子になってしまっています。たぶん、これが原因だ。えーーー、でも原因が分かったところで、どうしよう?!しかも、この現象に気づいたのは、ワークショップの開始予定時刻の1時間前!ピンチ!

結局、ウールがからまってしまう問題は解決しないまま、ワークショップに突入。VIVINAUTのみなさんと一緒に、VIVISTOP博多の道具でできるリサイクルウールペーパーづくりのレシピを開発することに。

できてきた〜!
材料の古着がアクリル70%のせいか、やわらかい(コシがない)。
キラキラ〜
パルプのだまが白い模様になっている。これはこれで良いかも。

細々と記録をとりながら試行錯誤した結果、VIVISTOP博多で紙を作るためのレシピができました!東京バージョンと比較表をのせておきます。

Re:Re:Re:Clothesに限らず、VIVISTOPで大切にしたいことは「わからなさを楽しみながら、試行錯誤すること」。トラブル発生からのなりゆきではありましたが、VIVISTOPらしい活動になったのではないかと思います!

これからの活動について

最後に、これからの活動について少しだけ。

なぜ、道具を作って、服のDIYリサイクルにチャレンジしているかというと、作ることを通して学び、服の未来をおもしろくするアイデアをVIVINAUTと一緒に考えていきたいから。

ただ古着をわた状にしておしまいにするつもりはなく、この素材を使って今ほしいと思えるものに作りかえるところまで、今年はやりたいと思っています。駅ビルのお店や、農園など、VIVISTOP以外の人たちと一緒にプロジェクトができるようあちこちで相談中です。博多でも、東京でも、やっていきますよ〜!

というわけで、
VIVINAUTのみなさん、
これからも一緒に、
わからなさを楽しみましょうね!

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