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KY

空気を読めない
の略語ですね。

一昨年、居酒屋で偶然仲良くなったツーリストカップルからこんなことを聞かれました。
「わびさびとKYの意味を教えてほしい。」
※KYって面白い日本語としてバズってるみたいです。

…言葉で説明するのは難しい…ましてや英語で。
考えるな、感じろ!
って類の表現ですよね。福山雅治さんなら美しい言葉にできそうな表現です。

いや待て待て

わびさびは日本の風情として
「空気を読む」
って何だ?

非認知能力(IQなど数値で測れない能力)の1つと言われてますが、そもそも空気は読まないといけないの?
って最近、思います。

僕が小学校3年生の時
美術の授業で太陽の絵を描きました。
皆が主にオレンジ色で太陽を描く中、僕は紫や緑や色んな色で描きました。
空気を読んでいたらオレンジ色で描いていたでしょう。

もちろん、周りから揶揄されました。
「太陽が緑色なわけない」
「バカだ」
とか。

めっちゃ凹みました。何で書きたいように書いたのにバカにされるんだろうと…

でも、ある時に担任の先生が皆の前で僕の絵を褒めてくれました。
それは僕にとって大きな大きな成功体験であり、個性を大切にしようと今を生きてます。
その先生は僕の兄も担任してくださった方で兄弟ともに共通の恩師です。

ありのままの自分で生きれたらどれだけ幸せかと思いますが家庭環境はそうはいかなくて…
祖父は元軍人で、父は三島由紀夫に傾倒するような典型的な四角い人でした。
「人としてこうあるべきだ」
「男はこうあるべきだ」
べきべき人間ですね。

日本の学校、日系企業もべきべき人間の集まりなのかなぁって思います。
「石の上にも三年」
「筋を通せ」
「守破離」
とか、べきべき人間製造所のことわざかなって僕は思います。

そんな環境で生きてきて自分はどうなったのか

「躁うつ病」です。
自分ってものが無くなりかけたんです。
自分ってものが完全に無くなった時に人は命を断つのかなって今は思います。

今は違います。
自分の人生を一生懸命生きてます。
というより自分を大切にしてます。
ただ、頭で考えて自分を出す出さないのタイミング、相手を選んでます。

コミュニティ、特に日本というコミュニティにおいてはそれが生き抜く秘訣なのかなと思います。

ありのままで生きるのは難しくても
ありのままを変えていけば生きるのが楽しいものになるのかもしれません

他人は他人
自分は自分
と言いますが、
それが単に独りよがりでは何も生まれせん

空気を読むって何だろう。
そもそも読まないといけないの?
あなたはどう思いますか?

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