One noble novel《2》|ユリの勲章 & Re:novel—ペンと盾—
TextYayaco Yoneyama
むかしは怖いと感じていたヴィンテージのアイテムに惹かれるようになったのは1枚のモーヴ色のデイドレスがきっかけでした。ヴィンテージとは思えないくらい状態の良いもので、サイズも誂えたようにぴったりで。
それ以来足繁くアンティーク市を覗くようになり、ディーラーさんたちのお話を伺いながら一期一会の出会いを楽しむようになりました。ものから呼ばれたような気になり、時代と空間を巡ってはるばるわたしのもとにたどり着いてくれたことに運命を感じ