Aira

14/独

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何者

こんな感情ばっか ずっと残ってしまった いつか僕は夢を見放す時が来るのだと そう思っていたのに 毒薬はこびり付いて離れないのだ 痛々しくて 挙句の果て 生活を捨てる 人間を捨てる 社会を捨てる 捨てる 捨てる 捨てる 得られた物など 何一つ無いのに なのに 無駄だとは 決して思えない 突き進む心臓 追い付かない身体 死にたくない 自分なりに生きていたい どうしよもなく心が熱い 火傷してくれ それ以外何も分からない 今の僕が何者かも 分からない

    • とても素敵な六月でした

      7/1 1︰00 回顧 仕組まれた惨劇は 余りにも醜かったもの 現実に呼び戻されていた体は すっかり上の空 この小さな水無月の中で たった一人だけ 見苦しく笑っていた 思返してみれば 嘲笑ってしまう程 下らなく平凡な日々だった でも 新しい変化もあった 苦しさも 憂鬱も 偽善も 嘘も 僕も君も とても素敵な六月でした。 透過 また会いましょう

      • 君も普通じゃなくて良かった

        この上なく最低で 最悪な貴方を この世の物とは到底思う事が出来なかった でも 人間じゃない貴方を見て 安心した自分が居た あの日からあんたの心を探ってばかり 心ごと残してくれたから ありがとう 否 貴方を肯定する気はない したくない 否定できない自分 殴りたくて堪らないけど 低俗はお互い様だよ馬鹿 音楽の恐ろしさ 少しばかり理解した 自分だけじゃないって安心した 少しばかり 悲しくなった

        • 春雷

          4/23 15:32 散りゆく桜の花が こんなにも麗しいのかと思った 見上げた矢先、雲一つ無い青天井に入道雲を遍満させようとする 華やかな高校の制服を着た貴方の隣で 見上げる景色 そんな幻想は 幻想のまま 塵になって消えてしまったが 君は 笑ってくれるだろうか 泣いてくれるだろうか 私の名前も 声も 肌の色も 感触も 体温も ずっとずっと覚えていて 忘れないで 少し欲張りかな 足元に目線を落とした 相も変わらず 地に足が着いて