初めての婚活パーティー
私の婚活はまず婚活パーティからだった。
主に参加していたのはシャ○クレール、エ○シオ、おと○ンの3社。
参加していたほとんどの形式は回転寿司タイプのパーティで、3分〜5分の自己紹介で一周、その後フリータイム、カップリング発表というスタンダードなものだった。
初めての婚活パーティは友達と参加。
西新宿のビルの高層階で行われるというパーティでそれはもうラグジュアリーな雰囲気を想像して昂っており、友達とキャッキャッウフフ♡していた。
だが、会場は会議室のような広い空間に椅子と小さいテーブルがズラーッと並んでいて夜景とか見て楽しむような雰囲気ではなかった。
案内された椅子に腰掛け、渡されたプロフィールシートを書く。
余談だがボールペンを忘れると100円だかで売ってくれるんだが、これは地味にびっくりした。
全ての会社がそうではないと思うがボールペンは忘れちゃならねぇと思った。
プロフィールシートは氏名や学歴や喫煙するかしないか、酒は飲むか飲まないか、性格、趣味、好きな食べ物などなど会話のきっかけになりそうな項目がたくさんあった。
私は当時タバコをパカパカ吸っていたなかなかのスモーカーだったのですが、しっかり「吸わない」の欄に○をしておりましたww
いやまぁ、タバコを吸うことが婚活においてどれだけマイナスかってことを皮膚感覚で分かっていたので思わず嘘を…。
ただ、この嘘を婚活後半まで吐き続ける厚顔無恥な私なのだが、この嘘はこの先の婚活で多大な苦労を強いられることになる。
そして、婚活パーティが始まるのだが…
まー、会話が続かない!
たった3分。されど3分。
相手のプロフィールシートをザーッと見て拾えるところを探して、相手の趣味の欄から会話をしようとするが上手な質問の仕方も出来ない。
「(趣味の欄から)○○○が好きなんですね😊」とか聞くことが多かったが、まぁなんのテクニックもありませんです、はい。
そういう質問に対して相手も話を膨らませる気がないとくればもはや3分が地獄の長さだったりする。
逆に己の趣味話に花が咲いて講釈を垂れ流し、それをただ聞くだけで終わる3分もあったりするから実にバランスの難しいことだ。
ただ、そこでものすごい澱みなく会話がスムーズにいく人もいて。
3分があっという間で「あ、もっと話したいな」って思う人もいて、多分それが相性だったんだなぁ…と今になって思う。
だが、そう上手く事は運ばないもので自分が好印象を抱いた人が相手も同じく思ってくれるわけではない。
私の行ったパーティはフリータイムに女性側から動けない。
男性が来るのをひたすら待っているのだが待ってても自分の目当ての人が来ない。
初めてのパーティは仕切りなどのない会場だったので周りから放置されてる様が丸見えなので、男性が来ない時間はなかなか惨め。
幸い「お話いいですか?」ってやってくる男性もちらほらいたのでずっと一人ぼっちとかではなかったのが救い。
だが、そうしてやって来てくれた男性が私には「あ、目当ての子が人気で話ができなかったから仕方なくこっちに来たのかな?」と思えてならず、疑心暗鬼まっしぐら状態。
んで、肝心のカップリングは…
誰ともカップリングせず終了!!
と言うのも、初パーティは誰の番号も書かなかったのだ。無記入だ。
スタッフも何しに来たんやコイツ状態だったと思う。ごめんなさい。
ただ何を基準に誰を選べばいいのか分からなかった。
唯一「いいな」と思った人からフリータイムで声がかからず意気消沈していたし、
フリータイムに来てくれた男性の番号を書いて万が一カップリングしたらヤダな…とかクソ失礼なことを考えていたからだ。
ただ、カップリングすることが目的ではなく、結婚したいと思える素敵な人を見つけに来たんだ!という気持ちは婚活を始めた当時から婚活終了時まで変わらずあったモットーだったので、無理して番号を書いてカップリングしたりしなくて良かったと思う。
その日は新宿で友達と夕飯食べがてら初参加の婚活パーティを酒の肴に楽しんで幕を下ろした。
〜今ならば言える婚活のコツ〜
人間関係は最小限に。狙って打つべし!
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