「狐と狸の化かし合い」はまるい味がすると知った(レシピエッセイ)
世の中、野菜嫌いな子どもの方が多いのはなぜだろう。
さらに、食べ物のない時代から考えると贅沢な話だけれど、食べたい物が溢れていて、既に完成品となった料理すらもスマホ一つで入手できる今、逆に野菜嫌いに拍車をかけているような気がして仕方ない。「子どもに野菜を食べさせる」というの難題に頭を抱える親もきっと多い。
確かにピーマン、ニンジン、セロリといった独特の香りや苦味は子どもには食べにくい。子どもによっては、特定の野菜だけは駄目だったり、野菜は全部嫌いだというツワモノもいる。
けれど、ここで親は「あぁ、そうですか」と放っておく訳にはいかない。栄養面だけじゃなく経済面からも野菜を食べてもらわないことには「御家食潰し騒動」が勃発しかねない。
そこで手を変え技を変え、いかに「だましだまし」しながら野菜を子どもに食べさせるかの作戦を練るわけなのだ。
そういえば昔、こんなことがあった。
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