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食べて癒す宣言

2020年春以来、人々が生活様式を大きく変わりました。愛する人を突然、失ってしまうという悲しい経験をした方も数多くあります。一年経った今も尚、状態は続いています。

けれど、同時に、自分や家族の健康な未来、本当に自分が守るべきものは何なのかについて考える機会を与えられました。家族や大切な人たちを守って欲しいと何度も何度も願いました。そして、そうした間も自然は、彼らの持つ治癒力の高さをありありと見せてくれました。

人々が自粛生活を強いられ、外出に制限がかかったことで、排気ガスで黄色くなっていた都会の空が青さを取り戻し、濁りが消え透明になり光を含み始めた川の水には魚が戻り、木々が色鮮やかに伸び伸びと呼吸し始めた様子が今でも目に焼き付いています。

健康な未来

自然の恩恵を重じることを忘れ、人類のための便利さや手軽さ、安価で入手しやすいというような目先のメリットを身勝手に求めた結果、環境汚染や地球の温暖化、異常気象といった問題が発生し、生態系ピラミッドは次第に崩れ、人類は遥か昔には存在しなかった病気に悩まされることになりました。

年々、高額になる医療費に比例して伸び続ける平均寿命の裏側に、人生の最後の約10年を思い病気を抱えながら医療や介議によって生かされている現実があります。また、高血圧や高脂血症、糖尿病といった生活習慣病が引き金となる可能性が高い、心臓病、脳血管疾患、癌は死亡原因の六割もの割合を占めています。

そんな中、自分は近い将来、自分や大切な人の口から発せられる「歳だから仕方ない」「病魔というのは突然やって来るものだから」という諦めや、「あぁ、もっと早くに気づいていたら」「あの時、始めていたら」という後悔の声を腕を組んだまま黙って受け入れるのだろうかと考えるのです。

パンデミックの影響と生活習慣病、老後の話は無関係ではありません。残念ながら、コロナウィルスの感染者がゼロになることはこの先ないでしょうし、さらに脅威な病気が蔓延する可能性は十分あるのです。その度にワクチンや病気になってしまってからの治療に頼って、「全ては運次第」だなんて思いたくないのです。


食べて癒す

人は「食」で創られます。昨日、あなたが食べたものが今日のあなたを創り、今日食べたものが明日のあなたを創ります。言い換えれば、あなた自身が本当に必要とするものを素直に受け入れ、それに合ったエネルギーとして取り込むことが健康への近道なのです。

では、栄養のバランスの取れた安全な食品を食べていればよいのでしょうか。

答えはNOです。「食」は、心とカラダの両方が満たされ、癒されてようやく、あなたの細胞の中に本物の栄養となって取り入れられていきます。単に何を食べるのかが大切なのではなく、「どう食べるのか」を構成する全要素が栄養の質を決める因子となり、その質が高ければ高いほど、より心身共に健康になれるのです。

食べて癒すためには、心とカラダの内なる声を聴く必要があります。自然に対し真摯な姿勢で自分が口にするものの価値を受け止め、理解することで自分の価値が知り、それにより自分を大切にできるようになります。

今、この記事を読んでくださっている方の中には、子どもを持つ親御さんもたくさんいらっしゃると思います。そして、同じ効果を促す薬であっても、ある薬だけは何故か下痢を起こしてしまう。胃の調子が悪い時はいつも目眩がする。ここ数日、いつになく食欲が落ちた。何かがおかしい...…。

そういった、常に子どもの様子を観察し熟知している親の判断や直感が、子どもの危機を救ったという経験をされたことがあるのではないでしょうか。

何が言いたいのかというと、病気にならないための予防医学への人々の興味が高まる流れの中で、身体への負担が少なく、普段からあなたやあなたの大切な人の身体的・精神的な健康状態をよく知っているあなただからこそ、容易に無理なく暮らしの中に取り入れていくことができる健康法があるということです。

親から子へ受け継がれる家庭療法

ハーブやスパイスなど植物の持つ力により、人間本来の自然治癒力を引出し、免疫力を高める療法。それが、フィトテラピー(植物療法)と呼ばれるものです。

フィトテラピーは人類の歴史の中でも最も古い自然療法の一つです。日本でも、風邪を引いたら生姜湯。捻挫や炎症にはジャガイモ湿布。火傷にはアロエ湿布という昔ながらの家庭療法が存在したように、ヨーロッパではハーブはアロマテラピー、ハーブティーや調味料として摂取される他、その薬効効果の活用方法は人々の生活の中にしっかりと根付いています。

暮らしの中で親から子へ伝えられていく家庭療法がフィトテラピーなのです。


サスティナブルな人になる

地球環境を守り、ずっと先の世代にが安心して受け継ぐことのできるサスティナブルな(持続可能な)未来を育む義務が私たちにはあります。そのためにも、まず自分自身がサスティナブルな状態、つまり、「自分」という小さな地球上の生命体を持続可能な健康状態に保つ責任があると思うのです。

2040年にはスペインが世界一の長寿国になるという統計予測が発表されています。世界でも認知度の高い地中海ダイエットの国としても有名なスペイン。そのライフスタイルや食文化と、自然の力をそのまま取り入れるフィトテラピーを掛け合わせ、食べて癒す生き方のエッセンスを人々に伝えていくことに使命を感じます。

私自身、長年、乾癬や慢性便秘、生理不順、冷え性などに悩まされてきましたが、心とカラダの両方をメンテナンスし、それに合ったハーブをタイミングよく取り入れることで驚くほど症状は改善されていきました。

薬を常飲したり、通院するほどでもないプチ不調は、見逃してはならないあなたの内なる声です。その声にほんの少しだけ耳を傾けてくれるお手伝いをさせてください。


あなたとあなたの大切な人たちが健康な未来を手に入れられるように、『食べて癒すハーバルライフ&キッチンヒーリング』を発信します。

これは、自分に戻って生きることを楽しむ挑戦でもあります。私が出来る事なんてちっぽけな事かもしれない。

それでも、たとえ1人であっても、いつの日か「あの時に出会ってよかった」と心から笑って欲しい。

これが私の今の願いです。






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