見出し画像

特別ゼミ デザイナーが教えるマーケターこそ知るべき、UIの作り方

はじめまして!
ビタミンゼミのまっちゃ(@kuppaoishii)です。

ビタミンゼミでは、オンライン強化月間として講義を多数開催中です!今までは朝早くから会場に行って、リアルに講義を受けていましたがオンラインで講義を受けられるようになって余裕を持って講義に参加できるようになりましたし、ゼミの頻度も増えて本当にありがたい(泣)

いつもご協力してくださるマーケターの皆様本当にありがとうございます!

今回は、デザイン及びプロダクトマネジメントのプロフェッショナルである甲斐拓巳さん( @takumii_kai )を教授として迎え、マーケターが知るべきサービスUIの作り方について教えていただきました!

ビタミンゼミってなに?

恒例のビタミンゼミ紹介です!社内でマーケターを担当している人のために、マーケティングの情報格差を解消するべく株式会社リジョブ(現株式会社じげんグループ:東証一部)の創業メンバーで元取締役副社長の高梨さん(@dtakanashi)と、元代表取締役COOの高松さん(@_romihee_)が立ち上げたスタートアップのインハウスマーケターを対象としたコミュニティです。

画像10

株式会社ビタミンは、マーケターが抱える課題を解消するために2019年6月にはじまったマーケター専用のコミュニティです。現在までに、計20回行い50社以上のスタートアップのマーケティング支援を行ってきました。
完全にクローズドなコミュニティで、ゼミに参加できるスタートアップもVCからの紹介等で限られた企業のみが参加しています。
限られた時間で、大きな結果を出すために日々忙しくしているスタートアップのために朝早くからゼミははじまります。登壇される教授もマーケティング業界を代表する方々ばかりです!

今回のゼミが1枚でわかる!

LegalForceでマーケティング・PR担当をされているMiki Takashinaさん( @miki_takashina)のグラレコ。
「講義の内容をざっくり知りたい」という方や「講義の復習に活用したい」なんて方はぜひご覧ください!

画像2


スタートアップから上場まで経験したトップデザイナー 甲斐拓巳さん

スクリーンショット 2020-05-03 19.39.30

新卒で入ったmixiを経て、NewsPicksにサービス開始1年目にジョイン。iOS/Android両アプリのデザインとプロダクトマネジメントを上場までご経験されました。

その後MOSHを共同創業され、1年後にフリーランスとして独立。
デザインコミュニティサービス「Cocoda!」の運営、ミレニアル女性向けのスクール「SHE」のブランドとデザインなどを経験し、最近は「canal」というパッケージ受発注のプラットフォームサービスに携われたり、Youtubeでデザインを教えるチャンネルを運営中です!!

ちなみにこちらの動画を見ていただくと、甲斐さんのことがよくわかるかもしれません!

強いプロダクトを作るデザインフロー

特別ゼミ#3 マーケターこそ知るべき、サービスUIの作り方(2020.4.24)_pages-to-jpg-0010

超重要資料!
甲斐さん独自のデザインフローで、本講義における最も重要なポイントです。ダブルダイヤモンドと呼ばれる概念で、抽象と具体の行き来において何を意識すれば良いのかがひと目でわかる資料になっています。

①発散
②修正
③フィードバック
④定義

抽象と具体化のフェーズごとに、① ~ ④を回すことが強いプロダクトになる確率が増し、結果として事業にとって良いUIになりやすいでしょう。

甲斐さん
「プロダクトは作って壊しての連続です。大体、正式リリースまでにはこのサイクルを3回転くらいして普通に戦えるレベル。回転数をあげることで強固なプロダクトになります。まずは今あるベストな仮設を早く出して、再トライしていく意識を身に着けましょう!」

TTP "徹底的にパクる"意識を持とう!

スクリーンショット 2020-05-03 20.31.26

発散やフィードバックのフェーズにおいて、実際自分たちが作るプロダクトとどの様に向き合っていくべきなのでしょうか。

甲斐さんいわく、TTP "徹底的にパクる"意識が重要だといいます。というのも、アイディアは組み合わせです。まずは、類似サービスを徹底的に調べて、参考になる点を抽出していきましょう。

体験(情報の構造や、画面の遷移など)とスタイル(色、余白など)に分けることが重要なポイントです。

参考になるデジタルプロダクトの探し方として、

・スマホアプリの場合は、AppStoreやGoogle Play Storeのランキング / カテゴリすべてダウンロード
ProductHuntを使って最新のサービスをチェック
crunchbaseで海外の類似カテゴリサービスをチェック

サービス作りの初期って右も左もわからない状況ですから、調べ方まで教えてくださるのはとても勉強になりますよね!

方向性をブラさないようサービスを定義しよう!

特別ゼミ#3 マーケターこそ知るべき、サービスUIの作り方(2020.4.24)_pages-to-jpg-0029

アイディアを発散したあとは、定義していくフェーズです。
やっぱり自分たちが作るものが誰のために作っているのかを明確にすることは重要ですよね。これからのプロダクトづくりがブレないためにも、初期からステートメントシートを作ることが重要とのことです。

ステートメントシートで重要なポイントは「諦めること」を決めること。あったらいいな〜程度は削ることで開発工数の削減にも繋がりますし、これからのプロダクトづくりでぶれないポイントにもなります。

デザイナーが社内にいない時は、UIキットでTTP!

特別ゼミ#3 マーケターこそ知るべき、サービスUIの作り方(2020.4.24)_pages-to-jpg-0037

ビタミンゼミの参加者はシードやシリーズAぐらいの企業にいらっしゃる方が多く、サービス初期はデザイナーさんが社内にいないということもあり、社長自らUIを作るなんてこともざらにありますよね。見つけるコツを参考にまずはUIキットを探してみてはいかがでしょうか。

リリースして検証することが最も学びがある

特別ゼミ#3 マーケターこそ知るべき、サービスUIの作り方(2020.4.24)_pages-to-jpg-0058

プロダクトの検証には3種類あります。

①ユーザビリティテスト
②ソリューションテスト
③リリースする

なぜ、リリースすることが最も学びになるかと言うと隠し事ができないからだそうです。確かに、リリース前の検証では「リリース時にはしっかり作り込みますんで〜」とか言えちゃいますよね。

なので、なるべく早くリリースしてユーザーの声をしっかり聞くことが重要です!

もっとデザインやプロダクトづくりについて学びたい!

もっとデザインやプロダクトづくりについて学びたい方は、ぜひ甲斐さんのYoutubeをご覧ください!
デザイン初心者向けに、配色の仕方やLPのデザイン手順を後悔してくださっていたりライブWebデザインなどを公開されています。Twitterをチェックしておけば動画を見逃すことはないでしょう!

独学デザイナーCHANNEL - デザインYoutuberカイクン

最も効率的な学習方法を選択しよう

私が今回の講義で最も、納得したのはなるべく早くリリースすることが最も学習効率が良いと甲斐さんがおっしゃっていた点です。

甲斐さん
「ヒアリングしないと答えが出せないという声を聞くけれど、今リリースできない理由って何があるんだっけ、学びの量として何が効率的なんだっけってことをプロダクトのオーナーに問うことが多いです。出して滑っても誰も見ていないし忘れちゃうから、早めに滑ることがおすすめです。」

スタートアップは限られた時間で、結果を出すことが求められるため早期にリリースして改善していくサイクルが重要だということにあらためて気付かされました。
学びの量を意識して、効率的にプロダクトを成長させていこうと考えることはとても重要かもしれませんね。

最後に

講義終了後にはこんな質問が飛び交いました!
「NewsPicksでは何を諦めましたか?」
「諦める判断軸を教えて下さい!」
「UIを学ぶ上で、参考になるWeb記事などあれば教えて下さい!」
「リリースまでのスピード感って通常どれくらいになるものなのでしょうか」
などなど、どの質問にもしっかりお答えいただけるので明日からさっそくプロダクトに活かせそうですよね。ビタミンゼミでは、ゼミだけでなくグループ相談会も行っています。グループ相談会では、事業に関する壁打ちなど具体的な質問ができます。もしビタミンゼミに興味がある方はぜひご連絡ください!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?