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カップのキング

カードから連想したストーリー


その町はゆっくりゆっくり水没していった。
だからその町の民は一人、また一人と無事に逃れていった。

しかし彼だけは違った。

町の人に何を言われても、ここに残ると答えた。

彼は小高い丘にこれまた高く高く安定した石を積み上げ、てっぺんに立派な玉座を据えた。杯を手に玉座に腰かけると、やがて町はすっかり海に飲み込まれてしまった。


彼の足元には見渡す限りの海が広がっている。
彼は杯の一杯を飲み干すと、地平線の彼方を見つめるのだった。


自分なりのイメージ・解釈

穏やかな高杉晋作のようなイメージもあり。
風流で、物質的なものに価値を見出してない。
「足るを知る」人物な感じ。
視野は果てしない。



以上、初の試み。創作をしたいけど何も浮かばないので、タロットリーディング練習も兼ねてカードの絵から浮かぶストーリーを書いてみた。





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