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小説【アコース・ティックブルー】夢を忘れたくない全ての人へ。

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※オリジナル小説※  伝説のロックバンド”Mor:c;wara (モルクワァラ) ”は人気絶頂の最中、ボーカルTASKの事故死により解散を余儀なくされた。  TASKの死後、彼… もっと読む
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#オリジナル小説

小説【アコース・ティックブルー】目次

track0: Introduction track1: SLOWDOWN #1     #2 track2: I still haven't what I'm …

G@ck
4年前
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小説【アコースティック・ブルー】track0: Introduction

 ステージを照らすスポットライトの光が弱まり、足元のフットライトが淡い光を放ち始める。 …

G@ck
4年前
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小説【アコースティック・ブルー】Track7: Message In A Bottle #1

「居なくなった!?」  セイイチがTom&Collimsに到着するとユウコが姿を消していた。 「昼…

G@ck
4年前
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小説【アコースティック・ブルー】Track7: Message In A Bottle#2

 窓口で案内されたフロアに辿り着き「刑事課」の看板を目にすると、とてつもなく大きな事件に…

G@ck
4年前
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小説【アコースティック・ブルー】Track8: HERO #2

 店の扉が開き、反射的にスタッフ達が「いらっしゃいませ」と呼びかける。  セイイチとユウ…

G@ck
4年前

小説【アコースティック・ブルー】Interlude

 狭いスタジオ内にはアンプやドラムセットが詰め込まれ、三人のメンバーが持ち込んだ機材でさ…

G@ck
4年前
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小説【アコースティック・ブルー】Track9: Desperado #1

 懐かしい歌声がヘッドホンを通して聞こえる。目の前に座るタスクはカフェのテラスからぼんやりと空を眺めているが、その横顔はどこか緊張していた。 「まだ持ってたんだ。恥ずかしいから消してよ」 「え、嫌だよ、良く録れてるのに」 「自分で歌えばいいじゃない。Mor:c;waraの曲にするんでしょ」 「いやいや、曲作りは兄貴とイチロウ君のセンスには遠く及ばないよ。  あの二人は天才だからね」 「うん、何度も聞いた」 「兄貴がいなかったら今の俺もいないから」  タスクは同じMor:c

小説【アコースティック・ブルー】Track9: Desperado #2

「ええーっと、確かこの辺にぃ~」  ガレージの中でケンジが残された荷物の山をかき分けてい…

G@ck
4年前
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小説【アコースティック・ブルー】Track9: Desperado #3

 小さな事務室の中でひしめき合いながら、コンピューターの画面を覗き込む四人。頭と頭がぶつ…

G@ck
3年前
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