あらゆる観点から昨今の企業は改革を迫られていますが、その改革を成功させるためには、現場で働く人々や、ステークホルダーへの深い理解が必要不可欠です。改革方針の柱となる社内外の人々のインサイトを発見し的確に意思決定をするためには、どのような調査方法が適切なのでしょうか。従来の課題を振り返るとともに、今後の展望を見据えて解説します。 DX推進、SDGs対応――その中心は「組織」と「人」昨今の企業は、あらゆる観点から抜本的な改革を求められています。DX推進やSDGs対応といった言葉
DXと並んで注目される、「DX人材」という言葉をご存知でしょうか。企業変革に必要不可欠と言われる「DX人材」とはどんな存在なのか、そしてなぜ多くの企業が採用に苦戦しているのかを解説すると共に、その解決手段として「DXクラウド」を紹介します。 DX成功の鍵を握るDX人材とは昨今、人事・採用領域では「DX人材」というキーワードが注目されています。業界を問わず多くの企業が求める「DX人材」ですが、そもそも「DX人材」とはどういった人材を指すのでしょうか。その定義を探るため、まずD
ESGの観点が企業の命題であることに加え、昨今はSDGsへの取り組みの重要性も高まりつつあります。社会と企業の関係性が密接になる中、新たに注目されているのが「SX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)」という概念です。目まぐるしく変わる情勢の渦中で、企業はどのような生存戦略をデザインすべきなのでしょうか。そのヒントを、SXをテーマに解説します。 SDGsとESGは企業の最重要課題SDGsとは、持続可能な世界を実現するために掲げられた、地球上すべての人々を対象とした長
昨今「メタバース」という言葉が注目されています。私達VISITSは企業とイノベーションに関するテーマに以前から取組んでいますが、「メタバース」もイノベーションを考える上でひとつの重要な概念です。メタバースとは何か、そしてメタバースの先にはどんなイノベーションが期待されているのか。その疑問に答えるべく、本記事ではメタバース関連のトピックを紹介するとともに、メタバースにおけるイノベーションのヒントについて考察します。 メタバースとはメタバースとは、広義における「インターネット上
DX(デジタルトランスフォーメーション)の需要が高まる昨今、DXを推進出来る人材の需要が業界問わず各所で高まっています。一方で「DX人材」とはどんな能力を持つ人材かをイメージできていない方も多いと思います。 そこで今回は、DX人材の本質や、DX人材に必要なスキルの1つ「デザイン思考力」をご紹介いたします。本質的な価値を生み出すDX推進のために必要な条件は何かを考えていきます。 DX(デジタルトランスフォーメーション)とは 経産省の定義するDXとは、企業がビジネス環境の
前回こちらでデザイン思考やイノベーション 創発について書かせていただきましたが今回は大企業のイノベーションについて、もう少し話をさせていただきます。 1. 長期視点が鍵となる「ローエンド型」破壊的イノベーション皆さんもご存知のように、破壊的イノベーションには「ローエンド型」と「新市場型」の2つがありますが、まさにクリステンセン教授のが指摘する「イノベーションのジレンマ」そのものが実際の現場で起こっていると思います。 1つ目の「ローエンド型」ですが、既存の製品・サービスより
先日、「破壊的イノベーションの起こし方」出版イベントとして「大企業の事業創造力を高めるー破壊的創造のアイデア創出プロセスのフレームワークを徹底解剖 」と題した講演を行いました。そこでお話しした内容の一部をこちらに書かせていただければと思います。 1. はじめに私自身は金融業界出身でアルゴリズムを専門とし、世の中で解明されていない事象を数式で解析する事業へ長きに渡り携わってきました。現在は、2014年に設立したVISITS Technologiesで、「イノベーションは、どう
※本投稿は2020年10月14日に作成した記事を再編集したものです こんにちはVISITSデータサイエンスチームです。 昨年秋、ヤフーニュースで『キングオブコント』三村マサカズの採点の妙 三村の「90点」が持つ意味 という記事が話題になっていました。記事は、お笑いコンテストでの採点の難しさに焦点を当てたもので、2020年『キングオブコント』において、さまぁ~ずの三村マサカズの採点と審査員コメントを例に、その難しさを解説したものでした。 審査結果の集計の難しさ この例に限
昨今イノベーター人材が必要とはよく聞きますが、「そもそもイノベーター人材の育成がなぜ今必要なのか」について考える必要があります。 人材育成という観点で見ると「AI技術が日々進歩している」からです。人材育成とAIは別々に議論されることが多いですが、実はこれらは密接に関係しています。 目的・プロセス両軸が創造的な人材人材を目的創造型⇄目的従属型、プロセス創造型⇄プロセス従属型の2軸で4パターンに分けると、各カテゴリで優秀とされる人材は、 ①目的従属&プロセス従属型 →問題
今回は、CI技術(コンセンサス・インテリジェンス技術)が既存の意思決定をアップデートする仕組みについて、データサイエンスチームより紹介させていただきます。 本記事のサマリ ・CI技術は、最善の意思決定をする上で、単独者・多数決のトレードオフを解消する技術 ・CIアルゴリズムは、投票結果から投票者の目利き力を数学的に算出し、投票に重み付けを行うことで、最善の選択肢を選ぶ精度を高めるアルゴリズム ・投票シミュレーションにより、CIアルゴリズムが最善の選択肢を選ぶ仕組みを解説した
2020年9月、新型コロナウイルスの影響が日々報道される中、世界の経済、人々の価値観は大きく揺れ動いています。一体誰が東京オリンピックが延期になり、リモート勤務がたった一年でここまで浸透することを予測できたことでしょうか。 はじめに今回の新型コロナウイルスのような特殊なケースを差し置いても、ビジネスのグローバル化、そしてAIを筆頭とする急激な技術革新が進む中、市場はかつて無い変化を遂げています。また、従来のビジネスにおいて業務の大半を占めていた「解決策の実行」をAIが実行し